カピバラが温泉に入るのはなぜ?かわいいカピバラに会える動物園を紹介
今では冬の風物詩として有名なカピバラ温泉ですが、なぜカピバラが温泉に入るのが気になる人も多いハズです。カピバラ温泉は全国各地にあり、動物園に行けば手軽に見られるのが大きな強みです。そこで今回は可愛いカピバラに会える動物園を紹介します。
目次
かわいいカピバラに会える!温泉に入る癒しの姿を見よう
愛嬌のある顔立ちをしたカピバラが温泉で過ごす姿は、見ていて思わず癒されます。冬の風物詩としてすっかり有名になった光景ですが、カピバラがお風呂に入る理由は何なのでしょうか?
今回は可愛いカピバラの生態や、可愛いカピバラと触れ合える動物園について紹介します。日本全国にはカピバラのいる動物園が点在しているので、実際にお越しの際は参考にしてみて下さい。
カピバラってどんな動物?
まずはカピバラの生態について紹介していきます。世界最大級のネズミの仲間とされるカピバラは、生態についても面白い要素が目白押しです。例えば学名を「hydrochaeris(水のブタ)」と言い、時折「南アフリカのカバ」と呼ばれたりしています。
カピバラの生態についてもある程度知っておくと、実際に訪れた際に興味が増すかもしれません。またカピバラをモチーフにしたキャラクターも話題を集めています。旅行前にカピバラの生態やグッズについて調べておきましょう。
世界最大級のネズミの仲間
カピバラは世界最大級のネズミの仲間とされています。その名前は「草原の支配者」という意味から来ており、「ポンチョ」や「カルピンチョ」といった可愛らしい呼び方もされているようです。
大人になるとタワシのように硬く長い毛がまばらに生えてきますが、子供のうちは短く柔らかい毛がビッシリと生えていたりと真逆です。またげっ歯類の一種だけあって、歯は一生に渡って伸び続けます。
南アメリカ東部を中心に生息している
日本だと動物園でよく見かけますが、南米アマゾン川流域には野生のカピバラが生息しています。そのためカピバラを見に南米まで行く人も少なくないようです。性別の見分け方は、鼻の上に「モリージョ」という突起物がある方がオスです。
主な活動時期は朝・夕方であり、川辺で水中の草や木の葉を食べながら過ごしています。また泳ぎが得意であり、それを活かして天敵のワニやジャガーから逃げ切ってしまう場合も多いです。
カピバラをモチーフにしたキャラクターも人気!
近年人気を集めているのがカピバラをモチーフとしたキャラクター「カピバラさん」です。ミドリノ草原で暮らすカピバラさんや仲間達の日常を緩い世界観で描いています。
グッズの種類も多く、ご当地限定商品やコラボ商品も多数展開されています。女性人気が高く、和んだり癒されたりする見た目が人気の理由だそうです。
カピバラが温泉に入る理由
カピバラが温泉に入るようになったのは割と近年です。1982年の伊豆シャボテン公園で初めてカピバラ温泉が確認され、以来冬の風物詩として親しまれるようになりました。
始まりは偶然に過ぎない出来事でしたが、それが全国的な人気を集める要因となります。カピバラ温泉誕生の経緯について説明しましょう。
始まりは掃除中にできた小さなお湯溜まりだった
カピバラ温泉の始まりは1982年の事です。カピバラの展示場を掃除中に、スタッフが小さなお湯溜まりに浸かっているカピバラを偶然目撃しました。
そこから「寒い冬はカピバラにもお風呂で温まってもらおう」と、露天風呂の設立に至ったそうです。露天風呂は老若男女を問わず人気があり、時折カピバラも湯船に入ってきます。
今では冬の風物詩に!
40年近い歴史の間にカピバラ達は世代交代していますが、幸せそうに入浴する姿は毎年人気を集めています。今やカピバラ温泉は冬の風物詩として、旅行客に愛されています。
発祥の地である伊豆シャボテン公園を始め、日本各地の動物園でカピバラ温泉が見られるようになりました。冬の風物詩としては欠かせない恒例行事の1つです。
カピバラ温泉【伊豆シャボテン公園】
ここからはカピバラ温泉の紹介に入ります。1つ目はカピバラ温泉発祥の地と言われる伊豆シャボテン公園です。今や伊豆で行われる冬の風物詩としても知られています。
カピバラ温泉はこの伊豆シャボテン公園がキッカケとなり、全国でもカピバラ温泉が見られるようになりました。カピバラを見に来る人は実際多く、施設の立派な人気要因としても機能しています。
元祖!カピバラ温泉
伊豆シャボテン公園は、全国に数あるカピバラ温泉の元祖です。人気と共にカピバラ温泉が広がるにつれて、ゆず湯やグレープフルーツ湯などのバリエーションも増えていきました。
毎日正午から午後2時まで打たせ湯も行っており、6頭のカピバラ達が入れ替わりしながら湯に打たれる姿を見られます。お湯の温度は42~43度と、カピバラはお風呂好きなようです。
他にも「カピバラ虹の広場」など、カピバラの生態について学べる場所も充実しています。ワークショップや公式オンラインショップにはカピバラにちなんだグッズも販売しているので、お土産に購入してみてはいかがでしょうか?
カピバラや他の動物たちと触れ合える
伊豆シャボテン公園ではカピバラを始め、約140種類の動物が飼育されています。動物達との距離は思いのほか近く、触れ合いは忘れられない体験となるでしょう。
特にアニマルボートツアーズはここだけの施設であり、数種類のサルにエサやり体験ができます。沿岸にはフラミンゴやカピバラがいるので、南米の自然を彷彿とさせる風景を手軽に体験できるでしょう。
伊豆シャボテン公園の基本情報とアクセス方法
伊豆シャボテン公園には、世界中のサボテンや多肉植物が1500種類栽培されています。サボテン狩り工房など、園内のサボテンと触れ合う施設も豊富です。
また別途料金となりますが、温室の好きなサボテンを鉢植えにして持ち帰る事もできます。屋内施設も多く、雨や雪が降っても楽しめるのは魅力的です。
住所 | 静岡県伊東市富戸1317-13 |
電話番号 | 0557-51-1111 |
営業時間・定休日 | 9:00~17:00 |
料金 | 大人/2,400円 子供/1,200円 |
駐車場の有無 | あり(乗用車:500円) |
アクセス | JR伊東駅からバスで約35分 |
公式URL |
カピバラ温泉【埼玉県こども動物自然公園】
2つ目は埼玉県こども動物自然公園です。カピバラ温泉はもちろんの事、親子で遊べるスポットもかなりの人気を誇ります。
この動物園の特徴として、象やライオンなど定番の動物がいない事が挙げられます。カピバラなど小動物ばかり集められているので、子供連れで訪れる場合でも安心です。
親子で1日遊べる人気スポット
乗馬やエサやり体験ができる動物園を始め、埼玉県こども動物自然公園には1日中楽しめる人気スポットが充実しています。どれも親子で楽しむのにオススメな場所ばかりです。週末にはトークライブや体験系のイベントも多数開催しています。
アスレチックやジャブジャブ池のある「みんなの広場」など、子供が自然の中で成長していく事に重点を置いた作りのスポットが目立ちます。世界最大級のフンボルトペンギン生体圏「ペンギンヒルズ」など、動物触れ合いコーナーも見逃せません。
カピバラの打たせ湯が見られる
埼玉県こども動物自然公園のカピバラ温泉では、時折カピバラの打たせ湯も実施しています。打たせ湯付きの岩風呂でリラックスするカピバラ達の姿は、見る者を和ませます。
また多彩なイベント湯を毎月行っており、時期によって温泉の香りや効能が異なるのが特徴です。そのため様々な効能の温泉を体感できます。
埼玉県こども動物自然公園の基本情報とアクセス方法
定番の動物がいない分、動物園として少し寂しさを感じるかもしれませんが、どこでも動物と触れ合えるようにそこかしこに動物と触れ合うコーナーが設けられています。
芝生広場でもポニーの乗馬コーナーがあり、広々とした敷地で馬と走れるのが魅力的です。丘陵ならではの起伏に富んだ豊かな自然を活かしており、贅沢な自然公園としても知られています。
住所 | 埼玉県東松山市岩殿554 |
電話番号 | 0493-35-1234 |
営業時間・定休日 | 9:30~17:00 |
料金 | 大人/510円 子供/210円 |
駐車場の有無 | あり(乗用車:600円) |
アクセス | 東武東上線高坂駅からバスで約30分 |
公式URL |
カピバラ温泉【那須どうぶつ王国】
最後はカピバラ温泉を満喫できる那須どうぶつ王国です。カピバラ以外に羊やアルパカなどの動物も放し飼いされており、雄大な自然の中で動物達と思う存分触れ合えます。
スカイスタジアムで繰り広げられる猛禽類のショーも見応えがあり、迫力満点のフライトショーを楽しむ際にオススメです。
カピバラが自由に動き回るエリアがある
那須の広大な自然で建てられた那須どうぶつ王国は、様々な動物達のショーや触れ合い体験を楽しめる施設です。またカピバラが自由に動き回るエリアがあり、そこではカピバラと思う存分に触れ合えます。
更にカピバラの生態などを飼育係が説明する「カピバラトーク」も開催されているので、カピバラについてより詳しく知りたい人は足を運んでみて下さい。
足湯に浸かりながらカピバラ温泉を観察
「カピバラの森」では園内のカピバラが自由に暮らすだけでなく、カピバラがかけ流しの天然温泉に入る姿が見られます。カピバラが湯船に浸かる姿を見ているだけでも癒されると好評です。
また近くには足湯が設けられており、そのままカピバラ温泉を観察する事もできます。動物に癒されながら温まりたい人にはうってつけの施設です。
那須どうぶつ王国の基本情報とアクセス方法
カピバラの湯はガラス越しになっており、屋内の温泉から触れる事はできません。ただし、カピバラの湯船でくつろぐ姿は非常に魅力的で、見ているだけで和むでしょう。
2016年4月23日のオープン以来、男女問わず様々な観光客から人気を集めてきました。温泉に入って裸の付き合いをしているうちに、カピバラと友達気分になれるかもしれません。
住所 | 栃木県那須郡那須町大字大島1042-1 |
電話番号 | 0287-77-1110 |
営業時間・定休日 | 平日/10:00~16:00 土日祝/9:00~17:00 定休日/毎週水曜 |
料金 | 大人/2,400円 子供/1,000円 |
駐車場の有無 | あり(乗用車:700円) |
アクセス | 那須高原サービスエリアより車で15分 |
公式URL |
まだあるカピバラ温泉を紹介!
カピバラ温泉はこれだけではありません。日本全国にはまだまだカピバラ温泉があり、車などでアクセスする事ができます。
草津熱帯圏
群馬県の草津温泉に位置するトロピカルドームです。熱帯ドームにはカピバラコーナーが設けられており、その中にはカピバラ温泉もあります。
変わった特徴として順路が半地下の構造となっており、まるで人間からカピバラを見上げるような視点でじっくりと観察できます。園内のカピバラはつがいで飼育されているので、日々成長していくのも見所です。
アロハガーデンたてやま
千葉県で最大規模を誇る動植物園です。動物との触れ合いから南国フルーツの観察まで、様々な体験ができます。国内で南国の楽園気分を味わえる場所としても有名です。
動物エリアではカピバラも飼育されており、人に慣れているようでエサをあげようとしても自ら寄ってきてくれます。プールでは時折お湯も張っており、温泉としてカピバラと混浴できる場合があります。
カピバラ温泉に行って癒されよう!
カピバラ温泉は全国の動物園で行われており、気軽に行けるのが強みです。愛嬌ある顔立ちのカピバラと一緒にお湯に浸かっているうちに、疲れた心と体はほぐれていくでしょう。
些細な出来事から始まったカピバラ温泉ですが、今や全国にその光景は知れ渡っています。休日には動物園に足を運び、カピバラ温泉でリラックスしていきましょう。