むさしやでジンギスカン！長野･信州新町の名店で人気メニューを味わおう

ジンギスカンはマトンやラムなどの羊の肉を使った焼肉料理です。鉄板焼きと同様の調理方法をします。一番有名なのが北海道で、郷土料理ともいわれています。その他には岩手県遠野市や長野県がジンギスカン料理で有名です。

長野県では遠山郷と長野市信州新町でジンギスカン料理が盛んとなっています。それぞれのエリアはジンギスカンで人が呼べるくらいに有名です。

これから紹介するのは信州新町のエリアです。長野県でジンギスカンといえば「むさしや」と言われるくらい有名なのが、信州新町にある「むさしや」となります。

信州新町(しんしゅうしんまち)は、長野県長野市にある地区です。元もとは上水内郡の地方自治体の町だったのですが、2010年1月1日に長野市に編入したのです。その際に地名に「町」を残しているので現在もそのまま使っています。

信州新町の名産物としては、最初に「ジンギスカン」が挙げられます。その他には蕎麦、おやき、梅、美寿々錦などの日本酒となっています。このようなところにジンギスカンの「むさしや」があります。

それでは長野県でジンギスカンで有名なむさしやはどんなお店なのでしょうか。

むさしやは信州新町のジンギスカン街道にある人気店なのです。信州新町地区を通っている国道19号線沿いにはジンギスカンの店がいくつもあるので、ジンギスカン街道という名前で呼ばれています。

信州新町のジンギスカン街道には、羊の肉を独特のたれに漬け込んで食べるという文化があります。このようなジンギスカンを食べられる店は街道の中に7店舗あり、その中には地元で育てたサフォーク種の羊肉を食べられる店もあるのです。

これらの店の中で長野市から一番近いところにあるのが「むさしや」で、しかもむさしや食品はスーパーで真空パックの「ジンギスカン」を販売しているので知名度が高いのです。

日本では羊肉といえばあまりなじみがないかも知れません。そして少ない体験の中で、羊肉の独特の匂いが苦手だという先入観を植え付けられてしまった人も少なくないでしょう。ところで海外に目を向けると羊肉への見方が変わります。

イギリスの王室やフランス料理およびイタリア料理では、子羊の肉は最高の食材だともてはやされているのです。そして牛肉以上の評価を得ています。羊肉は世界的に認められている美味しい食材となります。

さらに羊肉が見直されているのは、栄養面も優れているからです。信州新町のジンギスカン街道へ来てむさしやへ入れば、美味しさと栄養とのハーモニーを理解できるでしょう。

むさしや食品が販売している真空パック入りの「ジンギスカン」はスーパーで2個で700円から800円で売っています。これがまたクセがなくて美味しいと評判になっているので、「むさしや」というと長野県では知らない人がいないほど有名なのです。

小さい頃から、むさしや食品のジンギスカンで育ってきたと言う人も多くいます。むさしやの真空パック入りのジンギスカンは、信州新町の人のソウルフードでもあります。そんなむさしや食品の直営店が、ジンギスカン街道にある「むさしや」です。

むさしやでは、タレに漬け込んだジンギスカン以外に、生の肉のまま塩のみの味付けで焼いて食べるサフォーク種の羊肉も扱っています。このサフォーク種の羊肉はもちろん地元産です。

羊肉は美味しいだけではなく、栄養価も高いのです。高タンパクかつアミノ酸やミネラル、ビタミン類を豊富に保持している食品です。また羊肉の特徴として牛肉同様にレアで食べられるので栄養素を破壊しないで摂取可能となります。

羊肉に含まれている栄養素はタンパク質、アミノ酸、鉄分、亜鉛、ビタミンB12、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、カルシウム、カルニチンなどです。

レストランむさしやは、10種類以上のスパイスをブレンドした特製のタレが人気です。また食肉用に品種改良したサフォーク種の羊肉を使った、くさみのない肉のファンが多くいます。

サフォーク種の羊は品数が少ない事から幻の羊肉とも言われ、希少価値が高いのです。そんなサフォーク種にはリピーターが多く、むさしやは地元ではかなり愛されている名店なのです。混雑時は待つこともありますが、待ってでも食べたい美味しさです。

羊の肉は羊の年齢によって区分されています。生後12ヶ月まではラム、12から24ヶ月まではホゲット、24ヶ月以降がマトンです。ラムはくせがなくて食べやすく、マトンは2歳以上の成羊で肉質が硬く、臭みが強い傾向があります。

日本国内で消費されている羊肉の99％以上は輸入ものです。この中で顔と四肢が黒いサフォーク種の羊肉は高級羊肉とされており、特に信州産サフォーク種は人気があるので品薄状態になり幻の羊肉とさえ言われています。

羊肉独特の臭みは牧草地の青草を食することが原因です。信州産サフォーク種の羊肉は出荷されるまで屋内で穀物飼料で育成されているので臭みが少なく、美味しい肉質となるのです。

それでは地元長野ではスーパーの「ジンギスカン」商品で抜群の知名度があり、信州新町のジンギスカン街道で人気を誇っている「むさしや」のおすすめジンギスカンメニューを紹介します。

伝統の漬け込み肉のジンギスカンを、マトンとラムで食べ比べができる「ハーフ＆ハーフ」はお客さんが必ずと言って良いほど注文する品です。マトンは2歳以上の成羊の肉で、羊肉ならではの深い味わいや香り、歯ごたえがあります。

一方ラム肉は生後1年未満の子羊の羊肉を指します。マトンとは異なり臭みが少なく脂分もサッパリしているマイルドな味わいで肉質がとても柔らかなのが特徴です。見た目もマトンに比べて淡いピンク色をしています。

むさしやのジンギスカンは、10種類以上のスパイスをミックスさせて作り上げた自慢のたれに漬け込んであり、ご飯に合うと好評です。ハーフ＆ハーフでお肉の味比べと伝統のたれの味を楽しんで下さい。

信州新町では伝統的なタレに漬け込むジンギスカン以外に、ステーキや骨付きのままで食べることのできる「サフォーク」の羊肉があります。サフォーク種の羊肉の特徴は、臭みやクセがない事です。

臭みが苦手でジンギスカンを敬遠してきた人の間で、サフォーク種の羊肉は美味しいと評判になり、「サフォーク」は一躍ブランドとして定着していきました。

むさしやの「サフォークラム盛り合わせ」ならサフォーク種の羊肉の各部位が楽しめるようになっていてお得です。味付けは塩のみとシンプルです。外側をカリッと焼いて、ジュ－シーな肉の味を堪能してみて下さい。

羊肉はダイエット食としても優れた特質を持っているのです。それは羊肉に含まれている脂肪分は牛肉や豚肉に比して融点が高く44℃にもなるため、人間の体内に入っても吸収されにくいのです。

また、「カルニチン」という脂肪燃焼効果のある成分が含まれており、この割合は食肉の中では最高レベルとなります。ちなみに牛肉や豚肉と比較すると3倍から10倍と驚異的に多いのです。

羊肉内に含まれているビタミンやミネラルが相乗効果をして美容にもよい優れものです。

むさしやのランチの定食メニューもおすすめです。ジンギスカンがどうしても苦手という人のために「牛カルビ定食」などもあります。平日のランチタイムならば、席を待たずにすむかもしれません。

サフォークラムジンギスカン定食も1010円とお手頃価格ですので、むさしやに初めて行くのなら、ランチからチャレンジしてみるのも良いかもしれません。お肉の量を1.5倍にしてくれて値段は1500円とお得なメニューもあります。

ジンギスカンにあまり慣れていない人ならば、ランチ定食を試してみて、これならいけると思ったら、肉を追加でオーダーしてみたら良いでしょう。

羊肉は栄養価が高いのは既に説明した通りですが、身体を温める作用もあるのです。これは漢方で古くから知られていることなのです。羊肉は血を増やし、気力を高め、弱った身体機能を丈夫に回復させてくれる働きをするのです。

このように羊肉は冷え性の人にはとっておきの栄養となりますが、それ以外にも生理不順、精力減退、疲れやすいなどの症状に悩んでいる人は、四季を通じて羊肉を食すると良いのです。

何かと話題の多い人気のむさしやですが、ジンギスカン以外にもおすすめ情報があるので紹介します。

お肉を沢山食べた後のお口直しのデザートに、可愛らしいアイスクリームもあります。価格は280円とお手頃です。食べてしまうのがもったいないくらい、キレイな色合いのアイスクリームです。

他にもバニラ、チョコレート、季節のアイスクリームと種類も豊富に揃っていて、食後はお約束事のように皆が食べています。特に味付けが濃いジンギスカンを食べた後は、アイスクリームが食べたくなるのがうなづけます。

むさしやではテイクアウトもできます。サフォークラムジンギスカン100gで375円、マトンロースジンギスカン100g250円となっています。(一人前の目安は200g)お店の味をそのまま自宅で味わえるので、テイクアウトも好評です。

むさしやは知名度が高いこともあり、また長野市内から国道19号線で信州新町へ向かうと道の駅信州新町がありそこからすぐ見つかるので、信州新町が初めての人も訪問しやすいスポットです。

そのためか、食事時ともなると客が溢れて店の外まで並んでいることも珍しくありません。美味しいジンギスカンを食べたいという人がそんなにいるのかと驚くほどの人数です。土日は広い駐車場も一杯になります。

むさしやのような有名店はどうしてもリピーター以外に、メディアで情報を得て遠くから訪ねてくる人がいるので混雑しがちです。少しでも空いているのを望むのならば、昼食や夕食の時間帯をはずすと良いでしょう。

むさしやへ行くには、電車･バスを利用する場合はまずJR長野駅へ行きます。長野駅へは北陸新幹線や信越本線を使用して行けます。長野駅に着いたらアルピコ交通信州新町行きのバスへ乗ると、35分で花倉口へ着くのでここで下車です。

花倉口バス停からは徒歩10分ほどでむさしやへ到着するのです。むさしやがある信州新町のジンギスカン街道は長野市からみると南西方向にあり、千曲川から分かれた犀川沿いの国道19号線を走れば長野市から車で30分ほどで着きます。

車で行くと、まず道の駅信州新町がありますので、これが見えたらもうすぐむさしやに着くと予測できるので便利です。なおむさしやには無料の駐車場があり、30台駐車可能です。

美味しいジンギスカンが食べられる「むさしや」で、お肉を沢山食べて、しっかりスタミナをつけましょう。品種改良したサフォーク種なら、これまでジンギスカンを敬遠してきた人でも、くさみのない肉の美味しさに、驚くことでしょう。

食べず嫌いをしていた事を後悔する前に、信州へ行って「むさしや」の美味しいジンギスカンを食べて、大いに盛り上がってみましょう。本家の北海道と比べれば後発になりますが、北海道よりも安くおいしいジンギスカンが味わえます。

さらに信州新町のお店で楽しんだら、むさしやのパック入りのジンギスカンをお土産に買って帰って、友人たちにも分けてあげましょう。そうすればジンギスカンを食わず嫌いだった人も心変わりして熱烈なファンになるはずです。