ハイド・パーク(ロンドン)は観光におすすめ!見所やイベントも紹介
ハイドパークはロンドンの中心部にあるおすすめの観光スポットです。「緑のオアシス」ともいわれ、王室公園の1つでもあります。今回はハイドパークの厳選した見どころや、イベントを紹介しましょう。ロンドン旅行を考えている、情報収集したいという方はぜひご覧ください。
目次
ロンドンにあるハイド・パークを紹介!
ロンドンにあるハイドパークは、現地の方はもちろん、観光客でもにぎわうおすすめの観光名所です。そしてこのハイドパーク内では、有名なイベントも行われています。ハイドパークについて詳しく紹介していきましょう。
ハイド・パークとはどんな場所?
ロンドンのハイドパークは大きい公園で、ウェストミンスター地区からケンジントン地区にかけて存在しています。ロンドンで有数の広さを誇るハイド パークは、ロンドンで一番有名な公園です。
ハイドパークは隣のケンジントン ガーデンズとくっついていますが、合わせて総面積 253 ヘクタールもの大きさで「ロンドンの緑の肺」として知られています。一連の公園の中核がこの 2 つの公園なのです。
現在では庭園やモニュメントとして、そして音楽パフォーマンスを楽しむ場所として人々の憩いの場になっています。
ロンドンにある王立公園の1つ
ロンドンには8つの王立公園がありますが、ハイド・パークはそのうちの1つです。 最初は ジェームズ1世が王位に就き、制限付きのアクセスを許可するまで、個人の狩猟場でしたが、その後チャールズ1世により1637年に公園を一般に開放しました。
それがきっかけとなり、ハイドパークは全国的なお祝いの会場になっていくのです。 今では多くの人がロンドン都市の中心部でゆっくりできる場所となりました。
ロンドン万国博覧会の会場にもなった
ハイドパークは、世界初の万国博覧会の会場になった場所でもあります。1851年に総ガラス張りのクリスタル=パレス「水晶宮」を主会場に開かれ、40カ国が参加しました。
その「水晶宮」はパクストンの設計によるもので、29万3655枚のガラスや鉄鋼が使用されるなどイギリスの素晴らしい技術で他国を圧倒し、経済的優位を見せつけたといわれています。
現在はロック・コンサートも開催されている
ハイドパーク(ロンドン)では、Great British Summer Time (グレート・プリティッシュ・サマータイム)フェスティバルが毎年7月に開催されています。ビックアーチストをゲストに迎えるのがおなじみの大きなおすすめイベントです。
過去にはローリング・ストーンズ、カイリー・ミノーグ、テイク・ザット、スティーヴィー・ワンダー、テイラー・スウィフト、ザ・キラーズなどのステージがありました。足跡をたどりながらイギリスの夏の長い夜は野外で盛り上がりましょう。
ハイド・パークの見所を紹介!
ハイドパークは公園というだけではなく、見どころが多数あります。いくつかの人気スポットを厳選しました。紹介しましょう。
美しい噴水「ダイアナ妃記念噴水」
ダイアナ妃記念噴水は、2004年に女王によって開かれました。噴水は最高の素材と才能や技術で建てられています。
545個のコーニッシュの花こう岩が含まれ、最新のコンピューター制御機械で成形されているのです。伝統的なスキルを使用している噴水を楽しみましょう。
設計はダイアナ妃の生活を反映することを目的としています。水はカスケード・渦巻き・泡のように2つの方向の最高点から流れ、常にリフレッシュされているのです。
ロンドンの地下水面から引き出されていることから、ダイアナ妃の品質と開放性も象徴しているといわれています。
公園内にある演説台「スピーカーズ・コーナー」
スピーカーズ・コーナーは、抗議とデモがハイドパークで行われた1880年代半ば以降の公開スピーチと討論の伝統的な場所です。1866年、エドモンドビールズ改革リーグがハイドパークで行進した際に、警察との間で大きな乱闘が勃発しました。
その後の1872年以来、人々は、話したいコーナー「スピーカーズコーナー」で話すことを許可されたのです。
スピーカーズコーナーは、ハイドパークの北東側の端にあり、マーブルアーチとオックスフォードストリートに最も近い場所にあります。
カール・マルクス、ウラジミール・レーニン、ジョージ・オーウェルなどの歴史上の人物は、この地域を言論の自由を示すために使用していました。
今でも、日曜日の朝になるとスピーカーズ・コーナーに集まった観客が、自分の意見を説明する愛好家の話を聞くのがおなじみの光景です。警察がスピーチを合法とみなす限り、誰でも告知せずにあらゆる主題について話すことができます。
中見出し:乗馬用の道路「ロットン・ロウ」
ハイドパークには、専門の乗馬競技場または馬術学校と、2つの指定乗馬ルート(ノースライドとサウスライド)があります。ロットン・ロウ (Rotten Row) はロンドンの中心部ハイドパーク内に存在する乗馬用道路です。
公園の西ハイドパーク・コーナーからサーペンタイン・レイクの南岸に沿って続いており、ハイドパークの南側の境界を形成しています。 使用については、お客様や地元の近衛騎馬隊、警視庁、世帯騎兵のメンバーが利用できます。
ロンドンの上流階級がかつて社交を楽しんだ乗馬道ロットン ロウでは、ガイドが付いて乗馬を楽しむことができます。近くにある厩舎にいる馬を借りるため、まずはツアーを予約しましょう。 週末は混みあうため事前に予約することがポイントです。
また、ハイド・パーク・ステーブルズ(Hyde Park Stables)は、ハイド・パークで乗馬レッスンを行っています。トレーナーが指導についているので、以前の経験の必要はありません。大人から子供まで初心者でも気軽に乗馬体験ができることで人気です。
乗馬の馬はおとなしい気質の馬、またはポニーがいて、乗り方を教わったら、かわいい馬とともにパーク内を5マイル(8km)の距離を乗ることができます。乗馬に必要な帽子やブーツ、雨天時の雨具などのウエアや道具類はすべて無料の貸出です。
他にもよりフォーマルな乗馬レッスンや馬術のための野外で乗馬ができるアリーナがあります。なお、グッズなどが販売されているので、気に入ったものがあったら記念にお土産として購入してみましょう。
手漕ぎボートに乗れる「サーペンタインレイク」
1730年代に、ジョージ2世の妻が大規模な改修を行い、サーペンタインレイクが作られました。 ハイドパークにある高さ20メートルのロンドンマスタバは、フローティングプラットフォーム上に7,506個の水平に積み重ねられた樽で構成されています。
樽はこの彫刻のために特別に製造され塗装されました。作者のクリスト・ウラジミロフ・ジャバチェフとジャンヌ・クロードは、環境芸術作品を作成した夫婦で、1995年に夫婦で日本美術協会のPraemium Imperiale賞を受賞しました。
ハイドパークのサーペンタインには、英国初のソーラーシャトルで動作する手漕ぎボートとペダルボートがあり、太陽光線のみで湖を静かに滑走します
。3 ~ 10 月のあいだは手漕ぎボートがレンタルできます。ソーラーシャトルは最大40人の乗客を乗せ、ペダルボートと手漕ぎボートはそれぞれ最大6人を収容できます。
ハイド・パークの期間限定で開催されているイベントは?
ハイドパークには、期間限定で行われている有名なイベントがあります。このイベントを狙って毎年訪ねる観光客もいるでしょう。
クリスマスマーケット
ウィンターワンダーランドハイドパークでは、冬になるとクリスマスマーケットが開催されます。ロンドンでクリスマスを祝うなら、お気に入りのイベントに含めることは間違いなく必須です。 あらゆる年齢層のすべての人を歓迎しています。
クリスマスマーケットでは、ユニークなお土産から素晴らしいギフト、おいしいお料理、古代のクリスマスデコレーション、魔法のようなオーラを放つ石があります。クリスマスマーケットでのお祝いやお祭りの本質を味わいましょう。
クリスマスマーケットが開催されるハイドパークウィンターワンダーランドは、ハイドパークに位置し、ロンドンの壮大なクリスマスでにぎわう場所です。11月から1月までの6週間は、お祭り気分に浸りましょう。
ナインブリッジからマーブルアーチまでの出入口ゲートは多数あり、ゲートでは鞄の中のセキュリティチェックがあります。ウィンターワンダーランドは無料で入場でき、クリスマスマーケットを散策したり、お祝いの雰囲気を満喫したりができます。
ハイド・パーク内には食事ができるお店も!
ハイドパークは公園ですが、すてきなレストランやカフェがあります。その中でも人気のある定番のお店をご紹介しましょう。
湖を眺められる「The Serpentine Bar&Kitchen」
ハイドパークのサーペンタインの東端にあるパトリックグウィンの象徴的な建物には、サーペンタインバー&キッチンがあります。Serpentine Bar&Kitchenでは、さまざまなおいしい温かい食事とスナックを毎日提供しています。
そのほか、作りたてのサンドイッチとサラダ、ベーカリーのケーキ、バーのホット&コールドドリンクも人気があり、おすすめです。イギリスの田舎の生活に刺激されたこのレストランは、ロンドン市民と観光客の両方の隠れ家のような存在になることを目指しています。
電話番号 | 020 7706 8114 |
営業時間・定休日 | 月曜日~日曜日 AM8:00~PM17:00 ただし、7月・8月・9月はPM20:00まで 定休日 無し |
平均予算 | 1,845円~3,549円 |
お散歩途中の休憩に「Lido Cafe Bar」
見事な景色と広い屋外ダイニングエリアを備えて、新しく改装されたカフェは、サーペンタインリド(Lido=屋外水泳プールの意)の世界を眺めながらドリンクや食事を楽しむのに理想的な環境です。
幅広いベジタリアン料理やビーガン料理など、さまざまな温菜と冷菜を選ぶことができます。Serpentine Lidoのカフェでは、厳選された紅茶、特製コーヒーを提供しており、アルコールの認可を受けています。
施設には、トイレ、ベビー用着替えユニット、ハイチェア、屋内と屋外の座席があり充実しているのでおすすめです。店舗は、ダイアナ妃記念噴水の近くの蛇紋岩の南側にあります。ダイアナ妃記念噴水に来た折りに、ちょっと一服ひと休みをするカフェにはぴったりです。
電話番号 | 020 7706 7098 |
営業時間・定休日 | 12月・1月 AM8:00~PM16:00まで |
平均予算 | ~1,500円 |
ハイド・パークのアクセス方法をチェック!
ハイドパークの周りには、北西角にマーブルアーチ、南東角にウェリントンアーチ、南東部に衛兵交代式で有名なバッキンガム宮殿、西部にあるのはケンジントン宮殿です。アクセス方法を確認してみましょう。
ハイド・パークへの行き方は?
ロンドンの中心部にあるので、ハイドパークの周りにはすぐ近くに5つの地下鉄駅があります。ランカスター・ゲート駅、マーブル・アーチ駅、クイーンウェイ駅、ハイド・パーク・コーナー駅または、ナイツブリッジ駅を出てすぐの場所にあります。
住所 | W2 2UHGreater LondonLondonW Carriage Drive |
営業時間・定休日 | AM5:00~AM0:00 定休日 無し |
料金 | 入場料 無料 |
駐車場の有無 | 有り |
公式URL |
ロンドンのハイド・パークを訪れてみよう!
ロンドンのハイドパークのおすすめの観光スポットを紹介しましたが、訪れてみたい場所は見つかったでしょうか。もちろんロンドンを代表する公園でのんびりくつろぐのもいいですが、イベントに合わせて訪れてみるのもおすすめです。
ロンドンにはたくさんの観光スポットがありますが、公園内に設置された数々のメモリアルを見て回りながら、ハイドパークで思いっきり楽しみましょう。