宮古島と石垣島はどっちがおすすめ?違いを比較してみた!
沖縄の中でも人気の宮古島と石垣島には、どんな違いがあるのでしょうか。どっちに行こうか迷っている人のために、宮古島と石垣島それぞれのおすすめポイントを比較しました。ひとり旅や子連れなど、旅のスタイル別の楽しみ方も紹介します。離島選びの参考にしてください。
目次
宮古島と石垣島はどっちがいいの?違いを比較!
沖縄本島の南西部に位置する宮古島と石垣島は、どっちも沖縄の離島の中で人気の高いスポットです。
どっちも魅力的な宮古島と石垣島ですが、どんな違いがあるのでしょうか。2つの島を比較しながら、その違いと魅力をを紹介します。
宮古島と石垣島の特徴
海に囲まれ、ゆったりした雰囲気が流れる宮古島と石垣島ですが、2つの島にはそれぞれ違いがあります。まずはアクセスや観光地などの特徴を見てみましょう。
宮古島の特徴
宮古島はプライベート感のあるリゾートホテルが多く、ゆったりとした時間をすごしたい人におすすめです。アクセスは飛行機がメインですが、全国の主要な空港からの直行便は少なく、那覇空港で乗り継ぎが必要になります。那覇空港からの所要時間は約50分です。
高い山のある石垣島と違い、サンゴ礁が隆起してできた宮古島は川や山がないのが特徴。陸地から雨水や川の水が流れこまないため、海の透明度がひときわ高く、息をのむような青さがすばらしいビーチが多く点在します。
手付かずの自然が残る一方、伊良部大橋や来間大橋、17ENDなど、人工物と自然がマッチした風景もフォトスポットとして人気です。
石垣島の特徴
宮古島からさらに120㎞ほど南西にある石垣島は、沖縄本島から飛行機で約1時間。全国の主要な空港からの直行便も多く、宮古島と比較するとアクセスがいいといえます。
宮古島と石垣島、どっちもマリンレジャーが代表的な楽しみ方ですが、なかでも石垣島はダイビングのメッカとも言われるほどシュノーケリングやダイビングがさかんです。
さらに河口付近ではマングローブ、内陸では鍾乳洞や亜熱帯特有の原生林が楽しめるので、海と山どっちの自然も楽しみたい人にもおすすめです。
魅力ある宮古島VS石垣島の楽しみ方を比較
旅行のスタイルはひとり旅やカップル、子連れと様々。どっちの離島にどのような楽しみ方があるのでしょうか。宮古島と石垣島の楽しみ方の違いを紹介します。
ひとり旅編!宮古島VS石垣島の楽しみ方
宮古島と石垣島は、どっちもゆっくり流れる時間と、美しい自然を満喫できるのが魅力です。自由気ままに観光できるひとり旅では、GWや夏期など、人が集まる時期を外して訪れるとより離島らしい雰囲気を味わえるでしょう。
【宮古島】ひとり旅の楽しみ方
海の抜群の透明度が魅力の宮古島では、シュノーケリングやダイビングで海の美しさに触れてみましょう。ダイビングツアーでも、ビーチでの海水浴でも、どっちでもサンゴや熱帯魚を見て楽しめるのが宮古島の魅力です。
宮古島沿岸には「魔王の宮殿」や「通り池」のように、サンゴ礁によってできた入り組んだ地形が楽しめるダイビングスポットがたくさんあります。ダイビングで海に出れば、ビーチの美しさからは想像できない、力強い自然を感じられるでしょう。
また「新城海岸」や「吉野海岸」など、ビーチから数メートルでサンゴ礁が見られるビーチもあり、浅瀬で自由にシュノーケリングを楽しむのもおすすめです。
【石垣島】ひとり旅の楽しみ方
「川平湾」や「平久保崎」などをはじめとする景勝地が多い石垣島では、絶景スポット巡りがおすすめです。車だと3時間ほどで1周できる石垣島。レンタカーで美しい景色を眺めながらドライブすれば、ビーチからの眺めとは一味違う壮大な自然を感じられるでしょう。
宮古島と比較して、近隣に離島が多いのも石垣島の魅力です。竹富島や西表島など、石垣島から日帰りで行ける離島もあります。自由なひとり旅なら、気ままに離島巡りをするのも楽しみ方のひとつです。
カップル編!宮古島VS石垣島の楽しみ方
カップルで宮古島や石垣島に行くなら、2人の絆が深まるロマンチックなスポットがおすすめです。大切な人と心地よい時間が味わえる楽しみ方を紹介します。
【宮古島】カップル旅行の楽しみ方
どこまでも透き通るような海の青さが宮古島最大の魅力ですが、カップル旅行なら、海に沈む夕日を眺めにビーチへ行くのもおすすめです。
宮古島の西側には「17END」や「与那覇前浜ビーチ」など、夕日の美しさを感じられるスポットが点在しています。暗闇へ変わる直前のマジックアワーはまさに神秘的。昼間とはまったく違う海の表情を2人で感じてみましょう。
【石垣島】カップル旅行の楽しみ方
海だけでなく内陸にも見どころが多い石垣島は、宮古島に比較すると亜熱帯の自然を楽しめるアクティビティが充実しています。
ダイビング、シュノーケリングはもちろん、マングローブ地帯のカヌー体験や石垣島内陸のジャングルトレッキングなど、石垣島ならではのアクティビティで、非日常な体験をするのもおすすめです。
また石垣島は、星空保護区に指定されている地域があるほど星がよく見える場所でもあります。夜は都会の空とはひと味違う星空を眺めるのもロマンチックです。
子連れ編!宮古島VS石垣島の楽しみ方
遊びざかりの子供と行く子連れ旅行は、アクティブな自然体験に挑戦するのがおすすめです。子連れ旅行の楽しみ方は、宮古島と石垣島でどんな違いがあるのでしょうか。自然あふれる離島で、子供を飽きさせないすごし方を紹介します。
【宮古島】子連れ旅行の楽しみ方
子連れで宮古島へ行くなら、海水浴がおすすめです。透き通った海やサラサラの砂浜の感触は、子供にとってもとっておきの思い出になるでしょう。
マリンスポーツも充実している「与那覇前浜ビーチ」や、ウォータースライダーが併設された「保良泉(ボラガー)ビーチ」などは子連れに人気のビーチです。
自然そのままのビーチが美しい宮古島ですが、手つかずゆえに海水浴に向いていないビーチも存在します。子連れで海水浴をするなら、設備がそろい、監視員もいるビーチを選ぶようにしましょう。
【石垣島】子連れ旅行の楽しみ方
マリンアクティビティ以外の観光も楽しむなら、石垣島がおすすめです。石垣市街地から比較的近い場所には、石垣島特有の自然とアスレチックが楽しめる「バンナ公園」や、シーサーの絵付け、琉球の衣装が体験できる「石垣やいま村」などがあります。
宮古島と比較して内陸にも観光スポットが多い石垣島では、海のレジャーに加え、緑あふれる自然や沖縄ならではの文化にも触れてみましょう。
宮古島のおすすめポイント
海の美しさは言うまでもない宮古島ですが、石垣島とはどんな違いがあるのでしょうか。石垣島と比較しながら、宮古島の魅力を紹介します。
1.とにかく海が綺麗
宮古島も石垣島も、どっちも息をのむような海の青さが魅力的ですが、宮古島の海は特に透明度が高いといわれています。
その透明度の秘密は、宮古島は石垣島と違い川や沼の水が流れ込まないことと、サンゴの光合成によって海が浄化されていることです。
宮古島の海の美しさは「宮古ブルー」とも呼ばれ、国内外の人々を魅了しています。
2.シュノーケリングポイントが豊富
透明度の高い宮古島の海には、サンゴや色とりどりの熱帯魚を見られるスポットがたくさんあります。シュノーケリングツアーの種類も豊富で、鍾乳洞の探検ができたり、ウミガメと泳げたりすることも。
またビーチによっては波打ち際から近いところにサンゴ礁が広がっていて、海水浴をかねて、気軽にサンゴや熱帯魚が泳ぐ姿を楽しめるのも宮古島の魅力です。
宮古島のビーチには、人の手が入っていない場所や潮の流れが早い場所もあります。ビーチで個人的にシュノーケリングを楽しむ場合は、安全面に十分注意しましょう。
3.うっとりする程景色が綺麗!2つの橋
宮古島には橋を渡って行ける島がいくつかあり、その橋も絶景スポットとして人気です。エメラルドグリーンの海にゆるやかな起伏を描きながら伸びる橋は、宮古島を代表する風景といっても過言ではないでしょう。
無料で渡れる橋の中で日本最長の「伊良部大橋」や与那覇前浜ビーチから見える「来間大橋」は高台から眺められる展望台もあり、宮古島屈指のフォトスポットにもなっています。
4.ロマンチックな雰囲気!サンセットビーチ
宮古島でビーチをめぐるなら、夕方に訪れるのもおすすめです。宮古島は石垣島と比較すると土地のアップダウンが少なく、海に沈む夕日を大パノラマで眺められるビーチが豊富です。
夕焼けに浮かぶ伊良部大橋のシルエットが美しい「宮古サンセットビーチ」や、何もない水平線へ沈んでいく夕日が神々しい「長間浜」など、昼間の表情とは違うビーチは神秘的です。
5.宮古島から行ける下地島や来間島
近隣の離島へ飛行機やフェリーなどで移動しなければならない石垣島とは違い、宮古島には橋を渡って気軽に行ける島があります。
フォトスポットとして人気の17ENDがある「下地島」や、市街地から比較的アクセスのいい「来間島」は、海を眺めながらのドライブにぴったりです。
6.インスタ映えな島カフェが豊富
ゆったりした雰囲気が漂う宮古島では、おしゃれなカフェ巡りもおすすめです。宮古島には、沖縄県産の食材を使った「おきなわ食材の店」として県から認定された飲食店も多いのがポイント。
海を眺めながらくつろげるカフェや、南国フルーツを使ったメニューなど、フォトジェニックなご当地グルメを楽しみましょう。
石垣島のおすすめポイント
宮古島と比較すると主要空港からの直行便が多く、アクセスのいい石垣島には、どんなおすすめポイントがあるのでしょうか。宮古島にはない石垣島の魅力を紹介します。
1.綺麗なビーチが豊富
石垣島のビーチは遠浅で波が穏やかなのが特徴です。宮古島と比較すると設備が整ったビーチも多いので、子連れや海に慣れていない人でも安心して海水浴を楽しめます。
ゆったりとした雰囲気のビーチは海水浴だけでなく、冬の時期に散策するのもおすすめです。
2.マンタに会えるシュノーケリング
石垣島は、日本でマンタに会える数少ないダイビングスポット。石垣島の北西部には「川平石崎マンタスクランブル」と呼ばれる海域があり、高確率でマンタを見られるスポットとして世界的にも人気を集めています。
マンタを目玉にしたシュノーケリング、ダイビングツアーは、石垣島で海を楽しむなら押さえておきたいアクティビティです。
3.マングローブ広がる熱帯ジャングル
宮古島と比較すると、島の内陸にも見どころが多い石垣島。河口付近に広がるマングローブや、亜熱帯の気候が感じられるスポットも豊富です。
天然記念物にも指定されている「宮良川のヒルギ林」やマングローブの自生地として世界的に有名な「名蔵アンパル」などでは、カヌーやマングローブ探検などのアクティビティも楽しめます。
4.ひんやり涼しい鍾乳洞
石垣島の自然を味い尽くすなら、鍾乳洞もおすすめです。石垣島にはおもに「石垣島鍾乳洞」と「サビチ鍾乳洞」の2つの鍾乳洞があります。
海底やサンゴ礁が隆起してできた鍾乳洞ではサンゴや貝の化石も見ることができ、膨大な時の流れを感じさせてくれるでしょう。
5.歴史的建造物も豊富
石垣島は3万年近く前の人骨や日本最古の遺跡が見つかるなど、古くから人々が暮らしてきた土地でもあります。そのため島内には、沖縄最古の木造建築「権現堂」や、琉球王朝時代の士族屋敷「宮良殿内(ミヤラドゥンチ)」など、歴史の深い建造物も豊富です。
6.石垣島から行ける離島が豊富
八重山諸島の玄関口とも言える石垣島は、竹富島や西表島など、近隣の離島へのアクセスも良好です。石垣島からフェリーで30分ほどで行ける島もあるので、石垣島を起点に離島を訪れるのもいいでしょう。
石垣島周辺の離島には、沖縄伝統の赤瓦の集落や海を渡る水牛体験など、島によってそれぞれ違う魅力があります。石垣島に行くなら離島めぐりもおすすめの楽しみ方です。
宮古島や石垣島などの離島に行くときの注意点
日本の主要都市からは遠く離れた宮古島と石垣島。亜熱帯気候で1年中暖かいのは魅力的ですが、気温や交通機関などの違いには注意が必要です。
離島に行くときに気をつけるべきポイントを紹介します。
旅行カバンの中には日焼け止めは必須!
1年を通して比較的すごしやすい沖縄の離島ですが、日差しの強さには注意が必要です。冬でも半袖や薄手の服ですごせるほど暖かい日もあるので、思わぬ日焼けで肌を痛めてしまわないよう、日焼け止めは必ず持っていくようにしましょう。
肌を守るための日焼け止めですが、その成分がサンゴに悪影響を与えてしまうという研究結果もあります。シュノーケリングなどで海に入る機会がある場合には、紫外線吸収剤が含まれていないノンケミカルの日焼け止めを選べるとベターです。
湿度が高く洗濯物が乾きにくい
日本列島とは違い、宮古島や石垣島は湿度が高い亜熱帯気候です。そのため日差しがあっても、厚手の洗濯物は思うように乾かないこともあります。
また、突然のスコールが多いのも離島の特徴。ちょっと目を離したすきに洗濯物がびしょ濡れ、ということもあるかもしれません。
服を多めに持って行く、乾きやすい素材の服にするなどの工夫をすると、より快適にすごせるでしょう。
移動手段はレンタカーかレンタサイクル
宮古島、石垣島には鉄道がありません。路線バスはありますが、本数が限られているので観光であちこち回るには不便でしょう。島内での行動をスムーズにするためにも、移動手段はレンタカーやレンタサイクルがベストです。
宮古島や石垣島へ行くときは、レンタカーなど移動手段の確保も忘れずにするようにしましょう。
石垣島と宮古島を満喫しよう
宮古島と石垣島の楽しみ方を、2つの島を比較しながら紹介しました。
海のレジャーに加え、観光地やアクティビティも豊富な離島。どっちにも捨てがたい魅力がありますが、旅のスタイルにあわせてどっちの島に行くか、何をするかを考えるのも楽しみのひとつです。あなただけの宮古島、石垣島のすごしかたを見つけてみましょう。