鹿児島のゆるキャラ一覧!人気のさくらじまん・ぐりぶーや怖いキャラも紹介
九州の最南端鹿児島は、明治維新の立役者・旧薩摩藩のゆかりの地です。最近は大河ドラマでも取り上げられるなど、注目が集まっています。そんな鹿児島県にはご当地のゆるキャラもいろいろいます。この記事では、鹿児島県の人気のゆるキャラを一挙にご紹介します!
目次
鹿児島で人気のゆるキャラ達を紹介!
旧薩摩藩の領地だった鹿児島県は、桜島や開聞岳、霧島温泉や屋久島など、大地の恵みの魅力に溢れた場所です。最近は大河ドラマ「せごどん!」でもフィーチャーされ、独特の薩摩弁や薩摩切子、アジア初の近代式工場・集成館などの鹿児島の文化にも注目が集まっています。
そんな鹿児島県の各地は、それぞれ豊かな特徴をもっていて、それぞれの魅力をアピールするために自治体や企業がゆるキャラを作り出しています。
この記事では、そんな鹿児島県のゆるキャラの中でも、特に人気のキャラクターをご紹介します。定番の可愛いキャラから、ちょっとクセのある怖いキャラまで、お気に入りを見つけてください!
鹿児島ってどんなところ?
鹿児島は九州の最南端、大隅半島・鹿児島半島と、それら2つの半島に囲まれた錦江湾という逆U字の形をした県です。また、種子島、屋久島、奄美諸島といった東シナ海の離島も含みます。
古くは薩摩隼人といって勇猛な一族がこの地に住み、中世には戦国武将の雄・島津氏が貿易を行って繁栄しました。日本に初めて鉄砲が伝来したのも、種子島の地です。
江戸時代末期には倒幕運動の一大勢力となった薩摩藩は、西郷隆盛や大久保利通、篤姫といった幕末の偉人を輩出し、明治時代にも大きな影響力を保ちました。
鹿児島の観光スポットは?
現代の鹿児島は観光スポットとしても人気です。2つの半島に挟まれて錦江湾にそびえる桜島は、鹿児島のシンボル的存在。今も活動を続ける活火山ですが、一部の危険区域を除けば観光も可能です。大地の活動を肌で感じられる人気スポットです。
また、指宿温泉や屋久島の縄文杉、開聞岳など、大自然を感じられるスポットも豊富。本州とはまた違った気候風土が織りなす圧巻の自然は、人生で一度は体験したいものです。
江戸時代に薩摩藩主によって作られた「仙巌園」は大河ドラマのロケ地にもなりました。美しい日本庭園の中には、反射炉跡や尚古集成館など幕末の薩摩藩による近代化政策の成果も残っていて、これらは世界遺産にも登録されています。
鹿児島のゆるキャラ一覧3選!【有名編】
まずは、鹿児島の代名詞ともいえるものをモチーフにした有名なゆるキャラたちをご紹介します。
鹿児島のPRキャラクター「さくらじまん」
「さくらじまん」は、鹿児島県の公式ゆるキャラとして、県の「かごしまPR課」所属の「かごしまPRサポーター」として活動するキャラクターです。全国の百貨店で開催される物産観光展など、鹿児島の魅力をPRして人気を博しています。
2008年に開催された「全国健康福祉祭 かごしま大会」のマスコットキャラクターとして登場し、その後県の公式キャラクターに就任しました。
モチーフはもちろん、鹿児島県のシンボルともいえる桜島です。桜島は鹿児島県の中心に大きく広がる錦江湾の中にそびえる活火山です。活火山というと怖いイメージですが、一部は観光も可能です。
緑化かごしまフェアで誕生「ぐりぶー」
鹿児島県観光課のプロモーション課長という設定の「ぐりぶー」も、鹿児島県の公式ゆるキャラという位置付けです。かごしま黒豚をモチーフにしていて、顔は鹿児島出身の幕末の偉人・西郷隆盛がモデルです。
「花かごしま2011(第28回全国都市緑化かごしまフェア)」のマスコットキャラクターとして誕生しました。ピンク色が可愛いお嫁さんの「さくら」、2匹の可愛い子供たち「まなぶー」ら9人も人気です。
西郷隆盛の愛犬ゆるキャラ「西郷つん」
鹿児島出身の偉人といえば、江戸城を無血開城に導くも、最後は反徒として散った西郷隆盛です。最近は大河ドラマ「西郷どん」にも取り上げられ、鈴木亮平さんの好演が人気を博しました。
そんな西郷隆盛の愛犬をモデルにしたゆるキャラが「西郷つん」です。西郷隆盛は愛犬家としても知られています。東京の上野公園内にある西郷隆盛像が、犬を連れているのをご存知の方も多いのではないでしょうか。
「西郷つん」は鹿児島県東部の薩摩川内市のゆるキャラで、西郷隆盛の愛犬「つん」がこの地の出身であることに由来しています。可愛い梅の花が目印の女の子です。
鹿児島のゆるキャラ一覧3選!【人気編】
他にも鹿児島には個性豊かな人気ゆるキャラがいます!
テレビCMにも出演「くすみん」
「くすみん」は鹿児島県姶良市のゆるキャラです。姶良市内にある「蒲生の大クス」は、日本で一番大きな樹木として有名で、その大きさは、樹齢約1500年、根周りが33.5メートル、幹囲が24.22メートル、高さは約30メートルだそうです。
この「蒲生の大クス」をモチーフにしたのが「くすみん」で、過去にはアサヒ飲料の「十六茶」のCMにも出演したことのある人気キャラクターです。
南種子町のキャラクター「宙太くん」
鹿児島県の種子島は宇宙ファンの憧れの的。日本の宇宙開発の最先端基地である「種子島宇宙センター」がある場所です。鹿児島県本土から南東に約40km、南北に大きく伸びる種子島の南東に、ロケット発射場やその関連施設があります。
この「種子島宇宙センター」をモチーフにしたのが「宙太くん」で、南種子町のPRなどを行っています。ロケットに乗って宇宙飛行士のヘルメットをかぶった可愛い男の子で、両サイドには1543年に種子島に伝来した火縄銃がついています。
推定418歳のゆるキャラ「なた豆マン」
鹿児島県の特産品であるなた豆をPRするのは「なた豆マン」です。なた豆茶やなた豆歯磨き粉などを製造・販売する「ヨシトメ産業株式会社」のゆるキャラです。
大河ドラマ「篤姫」では、登場人物の一人が薩摩から江戸に旅立つときに、なた豆を贈られるシーンがありました。なた豆は縁起物としても鹿児島で親しまれていたそうです。
「なた豆マン」は紅茶好きの推定年齢418歳で、なた豆を研究する「フナミちゃん」、なた豆農家の「なた豆おじさん」、「しゃちょー」とともになた豆の良さをPRしています。
鹿児島のゆるキャラ一覧3選!【可愛い編】
ゆるキャラはやっぱり可愛いのが好き!という方におすすめの鹿児島のゆるキャラはこちら!
奄美市公式のキャラクター「コクトくん」
鹿児島本土から南西に約300kmの海上にある奄美大島は、独特の生態系や琉球方言の一部である奄美方言が魅力的な離島です。その奄美大島の中央にある奄美市のゆるキャラが「コクトくん」です。
奄美市の2つの名物である天然記念物アマミノクロウサギと黒糖をモチーフにしていて、可愛いウサギの見た目が人気です。でも実は、普通のアマミノウサギだったところを交通事故で瀕死の重傷を負い、奄美大島の大自然パワーで復活したという悲しい過去が。
ガールフレンドの「ロビンちゃん」は天然記念物アカヒゲをモチーフにした可愛いキャラで、2匹揃って奄美市の魅力をPR中です。
可愛いバラの妖精「ばららちゃん」
錦江湾の右側、大隅半島の中央にある鹿屋市には有名な「かのやばら園」があります。このバラ園の人気マスコットキャラクターが「ばららちゃん」です。
「かのやばら園」は8haの敷地に約5万株のバラが栽培されている、日本最大級のバラ園です。このバラ園で生まれたオリジナルの四季咲きのバラ「プリンセスかのや」から誕生したという「ばららちゃん」は、バラ園と鹿屋市のPR活動を行っています。
妹の「ばらみちゃん」、母親の「ばららママ」、お友達の「ばらおくん」と4人で「ばららファミリー」として活躍中です。
吹上浜砂の祭典でお馴染み「サンディーくん」
日本三大砂丘のひとつ、吹上浜のゆるキャラが「サンディーくん」です。砂丘といえば日本では鳥取砂丘を思い浮かべがちですが、薩摩半島の西部、南さつま市の吹上浜にも大きな砂丘があります。
「サンディーくん」は吹上浜に住む海亀で、「吹上浜砂の祭典」などのイベントを通して自然環境ほ保護や吹上浜の保全活動をPRしています。黄色いボディとニッカリ笑った口元が可愛いゆるキャラです。
鹿児島のゆるキャラ一覧3選!【その他編】
その他にも、多面的な鹿児島の魅力を伝えてくれるゆるキャラがたくさん!
珍しいお寺のマスコットキャラクター「チーたん」
鹿児島市内にある「西本願寺鹿児島別院」は、浄土真宗本願寺派のお寺です。京都にある西本願寺の別院として明治10年に建立されました。こちらのお寺のゆるキャラが「チーたん」です。
お寺の河原が近代的なチタン屋根であることにちなんで名付けられた「チーたん」は、鹿児島銘菓の「かるかんまんじゅう」のお顔のふっくら可愛いキャラクターです。
お寺や付属の幼稚園の行事に登場し、小さい子供たちにも大人気です。
長い髭と眉毛が特徴「エコとん」
鹿児島県鹿児島市に本社を構える「康正産業株式会社」は外食業界で初めて農林水産省、及び環境省による「再生利用事業計画認定」を受けた、エコフレンドリーな企業です。
店舗から出た食品の余りを養豚に使用する飼料として加工し、指定契約牧場で黒豚の飼育に利用し、その黒豚を店舗で提供するというサイクルを確立し、食品リサイクルを推進しています。
この活動のイメージマスコットが「エコとん」です。鹿児島の黒豚をモチーフに、地元の専門学校の学生たちと協力して作り上げたキャラクターで、白いひげと眉毛が優しげなおじいちゃんです。
ライオンの男の子「志武士ししまる」
「志武士ししまる」は、鹿児島県東部、宮崎県との県境にある志布志市の観光特産品協会公式キャラクターです。右手には志布志市の特産品であるハモの剣を持ち、芋焼酎が入った黒ぢょかを斜めがけにし、特産品PRも抜かりありません。
実はこのキャラ、LINEスタンプで人気の「自分ツッコミくま」シリーズの作者ナガノさんが制作されたものです。人気イラストレーターの作品だけあって、可愛くて完成度も高いキャラです。
助ダチ(助太刀)の黒豚・トン助くんも連れて、全国に志布志市の特産品の魅力を伝えています。
鹿児島のゆるキャラで話題の怖いキャラ2選!
ゆるキャラの中にはちょっとクセの強い、ある意味怖いキャラクターもあります。鹿児島のゆるキャラも例外ではなく、かわいいだけではない、一味違ったキャラも存在します。最後に、ちょっとひとクセある怖いキャラクターをご紹介します。
怖い顔で話題のゆるキャラ「やごじい」
大隅半島の北部、曽於市の「非公認」キャラクター「やごじい」は、怖いお顔が強烈な印象のゆる(?)キャラです。曽於市に伝わる「弥五郎どん」という名前の巨人をモチーフにしていて、道の駅「大隅弥五郎伝説の里」などでグッズを販売しています。
「弥五郎どん」は山に腰をかけ、海の水で顔を洗うほどの巨人だったといわれていて、「洪水で土手が決壊したとき、大岩を持ち上げて水をせき止めた」、「高い山に登って、雲をかき回し、村人を驚かせた」など、悪戯好きだが優しい面のある人物と伝えられています。
「やごじい」は、太いまゆと濃いひげ、大きな牙というちょっと怖い顔をしていますが、地元の番組にも出演するなど、非公認ながら勢力的に活動しています。
怖いと言われることもある「イーサキング」
鹿児島県北部の内陸にある伊佐市のゆるキャラ「イーサキング」は、伊佐市の1と3にかけて、トランプの13であるキングの札にかけてイメージされたキャラクターです。伊佐市のキングとして、ふるさとを誇らしげに自慢するため誕生しました。
ちょっとダンディに「ドヤ顔」をしているイーサキングは、特産品の「伊佐米」や、日本一の滝幅を誇る「曽木の滝」、「日本桜の名所百選」に選定された「忠元公園」の千本桜などをPRするために活動しています。
ちょっと顔が怖いと言われることもありますが、子どもたちやご年配の方には優しいそうです。
ゆるキャラで鹿児島に親しもう!
大自然と明治維新の史跡が人気の鹿児島には、バリエーション豊かなゆるキャラがいます。かわいい王道のキャラクターから、ちょっと怖いクセのあるキャラまで、お好みのキャラクターを見つけて、鹿児島に親しんでみてはいかがでしょうか。