オロロンラインをドライブ!稚内までの観光スポットやグルメを紹介
北海道のオロロンラインで快適にドライブが楽しめます。オロロンラインは日本海沿いのドライブウェイで、道央から道北に向けて、ひたすら走ることができます。今回はオロロンラインの観光スポットやグルメなど、魅力あるスポットを併せてご紹介します。
目次
小樽から稚内までを繋ぐドライブコース「日本海オロロンライン」を紹介!
「日本海オロロンライン」は、北海道の小樽から稚内まで、日本海沿いに伸びるドライブウェイです。大自然を観光しながら車を快適に運転できますし、ドライブウェイには見どころが沢山あります。絶景観光地を臨むことができる魅了あふれる場所、それがオロロンラインです。
オロロンラインの距離
小樽から最北の稚内まで、約380㎞にわたる観光地とグルメ料理が堪能できるドライブウェイです。全区間をドライブするには、約7時間ほどかかるといわれるロングウェイになります。
道民の間ではオロロンラインを、石狩市から留萌間の国道231号、留萌から天塩間の国道232号、天塩~稚内間の県道106号の3区間に分けていることもあります。
オロロンラインは北海道の春夏秋冬を堪能できる!
見どころが満載のオロロンラインは、春夏秋冬の一年を通して、色々な楽しみ方ができるルートになっています。
春は北海道の山々や原野に、少しだけ残る残雪を見ながらドライブ出来ますし、夏になると日本海の潮の香りを楽しみながら、秋には早々に沈む夕日に感動しながら車を走らせることができます。冬は走行に注意が必要ですが、日本海の荒波を見ることができます。
一年を通してオロロンラインの楽しみ方は、景色だけではありません。オロロンラインのドライブで楽しみのひとつとなる絶品料理にも変化があります。新鮮な旬の魚介類や、その土地ならではのグルメ料理をいただくこともできます。
自分の目で美しい景色を見ながら四季を感じて、絶品料理で日本の春夏秋冬を実感できるのも、オロロンラインンならではの楽しみ方とになっています。
オロロンラインでおすすめのルートは?
ロングウェイとなるオロロンラインですが、特におすすめとなっているルートが北上ルートです。自分の目の前に、直接海が広がるので、その海を見た時の感動は何にも代えがたいものとなります。
ドライブコースの多くでは、日本海側車線を走りながら島々を見たり、海に落ちる夕日をじっくり見ることもできます。また天気が良い日は、海の上に利尻富士を見るチャンスもあります。
オロロンラインのドライブにおすすめの観光スポット
オロロンラインのドライブを楽しみながら、おすすめの観光地に立ち寄ることができます。絶対に見逃すことができない、人気の観光地を5選ご紹介します。立ち寄る際のベスト時間が決まっている観光スポットもあるので、チェックしてから立ち寄ってください。
沈む夕日が眺められる「黄金岬」
海に沈む夕日が見られる「黄金岬」は、オロロンラインをドライブする際に見逃せないスポットになっています。かつてはニシンの群来を知るための見張り台とされていました。ニシンが集まると黄金の輝きを放って美しく見えたことから、黄金岬の名前がつけられたと言われています。
黄金岬に足を向けるなら、夕日の時間がベストです。目の前の落陽を楽しむことができます。また、時間に余裕あれば早めに到着して、海岸に降りてみることもできます。
日本一の高層湿原「サロベツ原野」
北海度の大地の広さを感じることができるのも、オロロンラインのドライブの醍醐味になります。特に、サロベツ原野のドライブコースは、原野の中に一直線に伸びる道路をひたすら走るドライブコースになります。
ベストシーズンは5月から9月で、この時期のサロベツ原野は緑の中に色とりどりの花が咲き、それらを楽しみながらドライブができます。空と海の青さも堪能できますよ。
日本最古の酒蔵「国稀酒造」
北上するオロロンラインをドライブするにあたって、最初におすすめしたい観光地は、増毛町にある「国稀酒造」です。日本最北の酒造ですし、道民の間では有名なお酒を造っている場所なので、見逃せないスポットになります。
国稀酒造のお酒は、精錬されたのど越した楽しめる湯名な日本酒を沢山造っています。この国稀酒造の中では、人気の利き酒コーナーもあり、店内で16種類のお酒を無料で試飲できるようにななっています。
インターネットのオンラインショップでお酒を購入できますが、自分の舌で確かめてから購入できますし、限定のお酒などを手に入れることもできます。ただし、ドライブ中に飲酒はできないので、何本か購入してホテルなどでいただくことをおすすめします。
巨大な風車が並ぶ「オトンルイ風力発電所」
オロロンラインを走っていると、海岸線の丘陵部に並ぶ巨大な風力発電所を見ることもできます。この場所は直径約50m、高さ100mある28基の羽が回っているところで、その巨大さに思わず息をのんでしまいます。
この「オトンルイ風力発電所」を楽しむには、サロベツ原野駐車公園に車を停めてから見ることができます。青空の中に真っ白な風力発電の羽がクルクルと回り、とってもきれいです。
名峰「利尻富士」
天気が良い日に一望できる「利尻富士」は、絶対に見ておきたい観光スポットになります。海の上に浮かびあがる富士山に似たきれいな形の山は、日本最北の富士と呼ばれ、幻想的な姿に多くの人がひと目見ようと集まってくるほどです。
この利尻富士は、利尻島にある独立峰で標高1,721mの山です。海を挟んだ利尻島の山をオロロンラインから見ると、幻想的な雰囲気に浸ることができます。昼と夕方で見る利尻富士の様子は違っています。じっくり腰を据えて、利尻富士の美しさを写真におさめている方もいます。
オロロンライン周辺の美味しいグルメスポット
オロロンラインは目で美しさを堪能するだけでなく、味覚で楽しむこともできます。北海道の大自然が生み出した美味しい料理を堪能できる、オロロンライン周辺のグルメスポットをご紹介します。
【羽幌】甘エビ好きにはたまらない「おろろん食堂」
羽幌は甘エビで有名な場所ですが、その羽幌の中でも「おろろん食堂」はグルメ通が足を向ける場所となっています。おろろん食堂では、甘エビとつぶ貝をたっぷりと丼に入れた海鮮丼の他に、珍しい甘エビラーメンも人気です。
おろろん食堂は、「道の駅ほっとはぼろ」が目印になっています。また、営業時間ですが、5月から11月は9:00~18:00。12月~4月は10:00~16:00です。駐車場スペースも20台あるので、ドライブ途中でも安心して立ち寄れます。
店内には座席が132席あり、小上がり席が40席あるので、子供連れの家族でもゆっくりできそうです。ランチに訪れる方が多いお店です。
【小平町】溢れるほどの海鮮丼が堪能できる「すみれ」
丼からあふれるように、贅沢に海鮮が盛られてでてくる「すみれ」も、オロロンラインで人気のグルメスポットになります。訪れた始めてのお客の多くは、丼ぶりに盛られた海鮮の量に喜びの声をあげるほどです。新鮮な海鮮が堪能できますよ。
海鮮丼の他にも、ムラサキウニとバフンウニが半分ずつ入っている「うにうに丼」も人気です。新鮮なうにを、すみれでは思いっきり食べることができます。
お店の営業時間は11:00~21:00となっていて、予約ができるようになっています。駐車場はお店の前に4台、お店向かいに8台あります。
【増毛】新鮮な甘えびやウニを食べるなら「寿司のまつくら」
オロロンラインをドライブしながら、新鮮な甘えびやうにを堪能したいけれど、コスパが気になる人におすすめのグルメスポットが、この「寿司のまつくら」です。お寿司と聞くと、どうしても気になるのが値段ですが、このお店はコスパが良すぎるとのことで人気になっています。
お店で提供されているメニューは、どれもとれたて新鮮な海鮮ばかりです。お寿司をはじめ、海鮮丼、定食と色々なメニューがあるので、どれにしようか迷ってしまいそうです。
お店では、新鮮な刺身や海鮮丼と一緒に、北海道の名酒である国稀を一緒にいただけるのも人気の理由になっています。地元の新鮮魚と一緒に、地酒が飲めることほど、贅沢なグルメはありません。
開店時間から行列のできるお店なので、少し早めの到着が望ましいです。お店の始業時間は11:00~21:00となっていて、座席は100席あります。また、駐車場は10台分用意されています。
オロロンラインをドライブときの注意点
オロロンラインの絶景を楽しみながらドライブをするにあたって、注意すべき点がいくつかあります。道民でない人や、初めて北海道で運転する人は、特に注意が必要です。オロロンラインで運転する前、気をつけるべき注意点を取り上げます。
オロロンラインは、小樽から留萌に至る道に沢山のカーブがあります。北海道の一直線の道を想像する方もいますが、オロロンラインを北上する際に、走りにくいと感じる人も少なくありません。対向車が急に出てきたりすることもありますし、自分自身が景色に見とれてしまって、ラインをはみださないように注意する必要があります。
また、留萌を過ぎると、海沿いの一直線道路に変わります。景色が良いのですが、単調な直線道路になるので、居眠り運転やスピードの出し過ぎに注意しましょう。
オロロンラインを冬の時期に走る際には、もっと注意が必要になります。海沿いの道路は風邪が強く吹くこともしばしばあります。また、太平洋側に比べて日本海側の道路は、大雪で通行が困難になることもあります。
道がホワイトアウトすることもあるので、天気と相談しながらドライブすることをおすすめします。また、雪国に慣れていない人の冬場のドライブは、特に慎重になってください。
オロロンラインのおすすめの楽しみ方
普通のドライブでは物足りない方は、もっと別の方法でオロロンラインのドライブを楽しんでみませんか。オロロンラインには、ドライブとグルメの他にも、思い出に残るオロロンラインの楽しみ方があります。おすすめの楽しみ方をピックアップします。
キャンプで大自然を満喫する
オロロンラインで宿泊しながらドライブを楽しむのもいいですが、キャンプをするならもっと大自然を満喫することができます。実際、夏場のオロロンラインには幾つかのキャンプ場がありますし、宿泊費用も浮かせることができる、一石二鳥の楽しみ方ができる方法です。
おすすめのキャンプ場は、留萌市にある「留萌黄金岬キャンプ場」や、苫前町にある「とままえ夕陽ヶ丘オートキャンプ場」があります。落陽を見ながらゆっくりと時間を過ごすことが出来ますし、夜には都会でなかなか見られない満点の星を見ることもできます。
景色を楽しみたいなら高速バスもおすすめ!
オロロンラインで景色をしっかりと堪能したいのであれば、高速バスを利用することができます。札幌と稚内を結ぶ高速バス「はなます号」は、留萌市から稚内間のオロロンラインを北上します。
午後便で札幌を出発することで、オロロンラインの醍醐味である日本海に夕陽がゆっくりと沈む様子を見ることができます。
オロロンラインの南半分である、札幌市から豊富町を結ぶ「はぼろ号」もあります。このバスはいくつかの停留所に停車しながらの、ゆっくりとした旅になります。日本海を堪能したい方におすすめです。
高速バスを利用することで、車より高い座席で、大自然をゆっくりと鑑賞てきますし、運転の心配もいらずにドライブが楽しめます。
高速バスの料金は、「はまなす号」は片道6,200円ほどとなります。回数券を利用すると、1回5,150円ほどなので、大人数の利用では回数券を使うとお得です。また「はぼろ号」は、札幌と留萌間の料金が2,400円ほどとなっています。
どちらの区間も、大自然を満喫できることを考えると、リーズナブルな価格といえます。高速バスでオロロンラインを旅行する方法は、時間に余裕があって、のんびり旅行したい方におすすめの楽しみ方です。
オロロンラインのドライブで大自然を満喫しよう!
手つかずの大自然が満喫できるオロロンラインは、絶好のドライブコースです。絶景を見ながら、美味しい料理をいただいて、家族や友人、カップルで自然を満喫してください。