オペラ座の魅力を紹介!フランス・パリの人気観光スポットで自由見学も
フランスのパリにあるオペラ座は、世界的人気を誇る歌劇場です。煌びやかな装飾品に彩られた館内を見学できる他、大スケールのバレエ・オペラ等の公演を鑑賞できます。オペラ座の見所やチケットの買い方、現地までの行き方などをまとめてみました。
目次
フランス旅行でパリのオペラ座に行きたい!
花の都ことフランスのパリには、ルーブル美術館やエッフェル塔など数々の美しい観光名所があります。
中でもおすすめは、小説「オペラ座の怪人」の舞台として有名な歌劇場「オペラ座」です。オペラ座にはパリの歴史や芸術文化の全てが結集しており、豪華絢爛たる施設内に足を踏み入れれば一生の思い出になることでしょう。
そこで今回は、フランス・パリのおすすめ観光スポット「オペラ座」の見所やチケットの購入の仕方、アクセス方法などをまとめてみました。パリの観光名所に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
ガルニエ宮とも呼ばれるオペラ座
フランスのパリには、オペラ座と呼ばれる歌劇場が二つあります。一つは、1989年に完成したパリ12区の「オペラ・バスティーユ」。ガラス張りの建築様式を採用している近代的な建物で、比較的歴史の浅い施設です。
そしてもう一つが、本記事で取り扱うパリ9区の「オペラ・ガルニエ」。19世紀のナポレオン三世の時代に建てられた施設で、設計者のシャルル=ガルニエ氏の名前にちなんで「ガルニエ宮」と呼ばれています。
ガルニエ宮はパリのほぼ中央にあり、フランスの芸術文化のシンボルとして世界中の人々から100年以上も愛されています。新オペラ座のオペラ・バスティーユが完成した現在でもなお、歴史ある劇場内でバレエや小規模なオペラが催され続けています。
【フランス・パリ】オペラ座見学の見どころ
フランスのパリに初めて行く方は、オペラ座のどこに注目すれば良いのか迷うことでしょう。
まずは、オペラ座観光の6つの見所を紹介していきます。
豪華な空間は見ごたえあり「グラン・フォワイエ」
オペラ座の一つ目のおすすめポイントは、グラン・フォワイエ(le Grand Foyer、大広間)です。
階段を上がった先にある広々とした空間には、ベルサイユ宮殿を彷彿させる煌びやかな装飾品の数々が展示されています。輝くシャンデリア。黄金の絵画。一歩足を踏み入れた瞬間、洋画でしか見たことのないような華麗な光景に息を呑むことでしょう。
脇にあるドアからバルコニーに出ると、オペラ座前の大通りを一望できます。基本的には公演時間中にしか開錠されませんが、いつもと違う視点から見るパリの街並みも素敵です。
迫力満点「大階段」
オペラ座の二つ目のおすすめポイントは、大階段です。
大ホールとつながっているオペラ座の大階段は、単に1階と2階を行き来するための経路ではありません。イタリア産の高品質な大理石で作られた真っ白な外観には、名門の歌劇場ならではの高潔な品格が漂っています。
大勢の人が同時に往来できるように幅が広く取られている社交的な空間。観客を2階にいざなう彫刻や燭台などの芸術品も必見です。
マルク・シャガールの「天井画」
オペラ座の三つ目のおすすめポイントは、天井画です。
一般的な芸術館では、絵画は来客と同じ高さの壁面にかけられています。しかし、オペラ座では10メートル以上の高さの天井にも美しい絵画が飾られています。
中でも、ホールの天井に設置されているマルク・シャガールの「夢の花束」は必見。パリの名所やクラシック音楽をモチーフとした幻想的な光景が描かれていて、いつまでも天井を見上げていたくなります。
オペラ座の歴史を感じる「図書館」
オペラ座の四つ目のおすすめポイントは、図書館です。オペラ座には、バレエやオペラなどを鑑賞できる劇場以外にも様々な施設が併設されています。
図書館内には、オペラ座で上演された演目等に関する資料が8万冊も保管されています。天井まで埋め尽くされた蔵書は圧巻です。
フランス語を読めない方でも、館内の知的な雰囲気を楽しめることでしょう。
ブロンズ像が印象的「ピュティアの泉」
オペラ座の五つ目のおすすめポイントは、ピュティアの泉です。
大階段の裏側にあるブロンズ像で、水に足を浸す巫女の姿が表現されています。実際に水が張られているわけではありませんが、パープルの照明を当てて彫刻を妖艶にライトアップしていることもあります。
充実な品揃え「ショップ」
オペラ座の六つ目のおすすめポイントは、ショップです。
入場券無しでも入店できる併設ショップでは、オルゴールやキーホルダーなどお土産に最適な商品が多数販売されています。クラシック系のCD・DVD・絵本なども提供されていて、芸術品が好きな方へのプレゼントにもおすすめです。
【フランス・パリ】オペラ座で公演を観る場合
パリのオペラ座は、海外からも多くの観光客が集まる世界的人気の歌劇場です。音楽やバレエはフランス語の分からない方でも十分に楽しめるイベントなので、現地に行ったらぜひ公演を鑑賞しましょう。
ここでは、オペラ座で公演を観る方法を解説していきます。
オペラ座のホールで観るバレエやオペラは圧巻!
オペラ座では、夏場を除けばほぼ一年中オペラやバレエ等のイベントが開催されています。
2,000人近い人数を収容できる巨大な観客席は、クリスタルのシャンデリアや天井画によって高尚な雰囲気に彩られています。日々血のにじむような厳しい訓練を経て舞台に立っている演者さん達の迫真のライブパフォーマンスを見れば、ドラマや映画とは一線を画す感動を味わえることでしょう。
チケットの予約方法
オペラ座の公演をホールで観るためには、チケットを購入する必要があります。
チケットは現地で購入できますが、満席の場合は入場できません。事前に公式サイトにアクセスして、オンライン予約しておくことをおすすめします。
オペラ座の公式ウェブサイトにアクセスしたら、画面右上の人型アイコンをクリックしてログインしてください。
Facebookアカウントと紐付けてログイン出来る他、メールアドレスを使ってサインアップ(新規アカウント登録)することも出来ます。
人型アイコンの隣にあるカレンダーアイコンをクリックすると、各公演のスケジュールが一覧表示されます。
「All venues(すべての場所)」をクリックして「Palais Garnier(ガルニエ宮)」を選択し、観たいジャンルを指定しましょう。
任意の公演の「Réserver(予約)」をクリックし、料金を確認しながら座席とチケット枚数を決定します。
予約内容に間違いがないことを確認した後、画面の指示に従ってクレジットカード決済すれば予約完了。
後は、プリントアウトしたチケットまたはスマホの画面上に表示されるQRコードタイプのモバイルチケットを当日受付に提示すればOKです。
【フランス・パリ】オペラ座の内部を見学しよう!
オペラ座では、館内の見学専用のチケットも販売されています。
夜の部のバレエやオペラが終わる頃には22時を過ぎているため、パリの夜間の治安が気になる方には館内見学の方がおすすめ。ガルニエ宮の芸術的な内装をたっぷりご堪能ください。
ここでは、オペラ座の館内見学チケットの購入方法を紹介していきます。
事前予約の購入方法
オペラ座の館内見学チケットは、GET YOUR GUIDEというWebサイトでオンライン予約可能です。
手数料が無料な上に、日本語に完全対応。海外旅行慣れしていない日本人でも簡単にチケットを発券できます。
参加者数と日付を指定し、料金や営業時間を確認したら「カートに入れる」をクリックしてください。
予約内容に間違いが無いことを確認したら、「チェックアウトする」をクリックします。
画面の指示に従って個人情報や支払い方法を入力し、決済を完了すれば予約完了。
後は、プリントアウトしたチケットまたはスマホの画面上に表示されるモバイルチケットを当日受付に提示すればOKです。
当日のチケット購入方法
事前にオンライン予約するのを忘れてしまっても、現地で当日分の館内見学チケットを購入できるので心配いりません。
「BILLETTERIE(チケット売り場)」と書かれた所で販売している他、自動券売機で発券することも出来ます。日本語表示には対応していませんが、タッチパネルを操作してクレジットカード決済するだけなので難しくはありません。
ガイド付きの見学もおすすめ
オペラ座の館内見学には、自分一人で散策する「セルフツアー」と専門のスタッフが案内してくれる「ガイドツアー」の2種類があります。広々としたガルニエ宮を素人が一人でまわるのは大変なので、初心者の方にはプロのガイドに付き添ってもらうことをおすすめします。
GET YOUR GIDEでオンライン予約できる他、「Guided tours」と書かれた窓口でもチケットを購入できます。ガイド員の言語は英語・フランス語・スペイン語のみで日本語には対応していませんが、至高の芸術を前に多くの言葉は不要でしょう。
なお、自動券売機ではガイドツアーのチケットは購入できません。ご注意ください。
オペラ座へのアクセス
フランスは日本人の間でも人気の観光地であり、例年50~60万人程度の日本人旅行者数が観測されています。日本とパリの直通空路もあり、初めてフランスに行く方でも比較的簡単にオペラ座に辿り着けます。
ここでは、日本からパリのオペラ座までの行き方を見ていきましょう。
日本からパリへの行き方
成田空港からパリ=シャルル・ド・ゴール空港まで、直行便で約10万円(往復)かかります。
フライト時間はおよそ12時間。長旅になるので、機内ではゆっくりくつろいで英気を養っておきましょう。
パリからメトロ・RERでの行き方
パリ市内にはRER(Réseau express régional d'Île-de-France、イル=ド=フランス)という鉄道が走っており、オペラ座まで簡単に移動できます。
シャルル・ド・ゴール国際空港第2ターミナルのRoissypoleからRER B線に乗り、Châtelet - Les Halles(シャトレ-レ・アル駅)で下車。その後、RER A線に乗り換え、Auber(オーベール駅)で降りたら、ガルニエ宮が徒歩圏内にあります。
乗車運賃は10€(およそ1,200円)程度ですが、RER B線は治安の悪い地域も通過するため、日本人観光旅行客が犯罪被害に遭いやすいことで有名です。車内で居眠りなどせず、常に周囲に警戒してください。
オペラ座の基本情報
特定の祝日を除けば、オペラ座はほぼ一年中オープンしています。ただし、チケット料金や営業時間・公演スケジュール等は時期によって大きく異なります。
また、ストライキが決行されて平日でもサービスが提供されていない場合があります。事前に公式サイトやSNSでオペラ座の情報をチェックしておきましょう。
住所 | 8 Rue Scribe 75009 Paris |
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電話番号 | +33 1 58 05 49 42 |
営業時間・定休日 | 館内見学は10:00~16:30 ※夏は18:30まで 定休日:1月1日、5月1日、12月25日、その他不定休 |
料金 | 入場料金:10〜14€ ガイドツアー:10~17€ |
アクセス | RER A線 Auber駅から徒歩数分 |
公式URL | https://www.operadeparis.fr/ |
見どころいっぱいのパリ・オペラ座を見学しよう!
今回は、パリのおすすめ観光スポット・オペラ座(ガルニエ宮)の見所やチケットの買い方、アクセス方法などを紹介いたしました。
フランスを代表する観光名所・オペラ座は、パリに行ったらぜひ訪れるべき文化施設です。本記事を参考にして、館内の芸術品やオペラ等を見学しに行ってみてはいかがでしょうか。