ピピ島(タイ)のおすすめ観光スポットとプーケットからの行き方を紹介
タイのプーケットの近くにあるピピ島が世界中の注目の的になっています。どうしてこの島がそんなに人気があるのでしょうか。それはまさしく楽園といってよい美しさを備えているからなのです。タイのピピ島について、行き方から魅力までをまとめてみました。
目次
タイのピピ島について紹介!
約20年ほど前から、ピピ島という島が世界的に知られるようになり、毎年大勢の人たちが押しかけるようになりました。もともと美しい景観の島だったのですが、言わば知る人ぞ知るという謎めいた島でした。
いったいピピ島というところは、どのようなところなのでしょうか。
ピピ島は映画「ザ・ビーチ」の舞台となった場所!
タイのピピ島は確かに美しい島なのですが、ほんの20年ほど前まではほとんど知られていませんでした。ピピ島が一気にブレイクしたのは、アレックス・ガーランドの小説を元に2000年にレオナルド・ディカプリオ主演で映画化されたからなのです。
映画の中では、タイに一人で旅にやって来たリチャード(レオナルド・ディカプリオ)が、ひょんなことから「伝説のビーチ」を知ります。そのビーチは信じられないほど美しい所で、日常から解放される夢のような所なのだという話を聞かされます。
その後紆余曲折はありますが、とうとうリチャードは話しに出ていた夢のビーチを突き止めるのです。この映画はサウンドトラックのできもよく、大ヒットをしました。そして、この舞台となったタイのピピ島が世界的に有名になったのです。
楽園と言われるほど美しい「マヤベイ」
ピピ島というのは、正確に言えばピピ群島とでもいう6つの島が集合した地域を指しています。そして人が住んでいて比較的大きな島がピピドン島で、ここはプーケットまたはクラビからスピードボートで45分程度で到着します。
そして、映画の「ビーチ」が撮影されたのはピピレイ島で、この島はピピドン島から少し離れた小さな無人島なのです。ここのマヤベイという湾がまさに撮影の現場で、楽園というのがふさわしい美しさを誇っています。
なお、映画が公開されてから世界中の人たちが押しかけたために、環境破壊が進んでしまい、現在は閉鎖されて立ち入ることができません。環境の回復が待たれます。
住所 | Koh Phi Phi Le Ko Phi Phi Phi Phi Island, Krabi 81000THailand |
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アクセス | プーケットかクラビ からスピードボート |
公式URL | ピピのマヤベイ |
断崖絶壁の洞窟「ヴァンキングケープ」
映画「ビーチ」の舞台となった楽園、ピピレイ島のマヤベイは断崖絶壁に囲まれた湾になっており、ここの海面は淡いエメラルドグリーンに輝いています。またこの断崖絶壁には「ヴァンキングケープ」という洞窟もあるのです。
この洞窟にはツバメの巣もあるようで、自然の作り出した造形美を楽しめます。まさに無人島の中で、楽園に迷い込んでいくような錯覚を覚えてしまうかも知れません。
ピピ島でおすすめの観光スポット
ピピレイ島のマヤベイという世界中に知られた超人気スポット以外にも、ピピ島にはおすすめの観光スポットがあるのです。その中から4箇所のおすすめスポットを選んで紹介します。
昼も夜も楽しめる「ロー・ダラム・ビーチ」
ロー・ダラム・ビーチはピピ群島の中でも一番大きなピピドン島にあります。プーケットなどから船に乗ると、たいがいはピピドン島のトンサイ岬に着きます。そこから近いところにロー・ダラム・ビーチがあります。
このロー・ダラム・ビーチは朝から晩まで一日中楽しめる美しいビーチです。日中はきれいな海を前にして日光浴をしたり、海水浴を楽しめます。また、カヤックを漕ぐこともできるのです。
さらに夜になると、ビーチの近くには雰囲気の良いレストランやバーがあるので、ファイヤーダンスショーを楽しみながら、ゆっくりと食事ができます。
海は遠浅になっていて、昼間は水温も高くて安心して水辺で遊べます。水に身体を浸して美しい風景をただいつまででも見つめているのも魅力的な過ごし方です。やはりここの景色は絶品だからこそ、身体全体で感じましょう。
夕方になってくると、海はいつの間にか沖へと引いていき、砂浜が広がってきます。砂浜の近くにはレストランやバーが何件かあるので、昼間とは違った美しさを見せていく海の風景を見ながらくつろぐのも素敵な過ごし方です。
住所 | Loh Dalum Beach Thailand |
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アクセス | ピピドン島のトンサイ岬 から徒歩5分 |
公式URL | ロー・ダラム・ビーチ |
エメラルドグリーンの海が広がる「ピレ・ラグーン」
切り立った崖がそそり立つ、島の東側には大自然が作り出したラグーンがあります。エメラルドグリーンの海は美しく輝いており、ここでシュノーケリングをすると、海中には色とりどりの魚が見えます。
美しくも神秘的な海を十分に楽しみましょう。
シュノーケリングにおすすめ!「ローサマ・ベイ」
ローサマ・はベイはピピレイ島にあります。例の映画撮影の舞台となったマヤベイとは反対川の入り江なのです。ところが、マヤベイのような砂浜を想像すると全く異なった景色が出現します。
断崖絶壁のようなところからボートに乗って海に出てから、シュノーケルを装着して海に入ります。しかしながら、一旦海に入るとシュノーケリングの醍醐味を最大限に味わうことができます。
色とりどりの熱帯魚たちが目の保養になります。シュノーケリングに夢中になって、ボートに乗り遅れないように注意しましょう。
美しい大自然を堪能できる「バンブー島」
ピピ島というのは、実は6つの島があるピピ群島であるというのは説明したとおりです。これらの6つの島で一番大きいのがピピドン島で、映画ビーチの撮影場所がピピレイ島です。
他にはモスキート島、ビダノック島、ビダナイ島、そしてバンブー島があるのです。このバンブー島というのは観光開発されていない無人島で、白い砂浜とエメラルドグリーンの海が自然豊かに広がっています。
このバンブー島は観光客が滅多に来ないので、ほとんど手つかずの自然が残っているのです。ここに来てシュノーケリングをしたら気持ちよいでしょう。なお、一つ注意することはこの島には宿泊施設がありませんので、日暮れ前にはボートで帰ることです。
ピピ島でのおすすめの楽しみ方
ピピ島に来ると、今まで憧れていた美しいビーチが、現実のものとして目の前に広がります。こういうのを楽園というのだと心から喜びがこみ上げてくるでしょう。ただ目の前の絶景を見ているだけでも優雅な時間が過ぎていきます。
景色に圧倒されているばかりではもったいないので、ピピ島でのおすすめの楽しみ方をいくつか紹介します。
ダイビング・シュノーケリング体験
ピピ島には海上だけでなく、海中も楽しめるスポットがたくさんあるので、特に透明度が高くて魚が集まって来るエリアならば、海の中を見てみると最高です。ピピ群島にはシュノーケリングやダイビングに適したスポットがあちこちにあります。
自分だけの力で海に潜って楽しめる場所もあれば、ボートに乗っていって海に入るエリアもあります。だいたいはエメラルドグリーンが美しい海ですが、場所によって美しさも変化しますので、いくつかのスポットを試してみると良いでしょう。
アイランドホッピングツアー
ピピ島、つまりピピ群島の島々をボートで巡るのも面白いです。ピピドン島に宿をとって、そこでロングテールボートをチャーターすれば、自由きままに島々を巡ることができます。
このようにロングテールボートに乗って、好きな島へ向かう観光客がけっこういます。ツアーに入って大人数で島巡りをしてもよいですが、もしものんびりと気ままにアイランドホッピングツアーを楽しむならば、個人ツアーがおすすめです。
ピピ島への行き方
ピピ島はタイのプーケットやクラビから船に乗って行くというのが一般的な行き方になります。プーケットからフェリーが出ていますので、日本の感覚だと楽勝で行けるように思えますが、少し注意が必要になります。
プーケットからフェリーで行く時の注意点
フェリー乗船時に注意すべきことは、大きな荷物は預けたあと下船するまでは取り出すことができません。必要なものや貴重品は手元に置いておくようにしましょう。
次に注意すべきことは、プーケットのラサダ港からピピ島へは3時間くらいはゆうにかかってしまいます。従って例えば日帰りをしようとすると、スケジュールがタイトで現地で過ごす時間が取れません。
どうしても日帰りをするのならば、朝早い便で行って夕方できるだけ遅い便で帰ってきましょう。できるならば宿泊したほうがピピ島をゆっくり楽しめます。
タイのピピ島で美しい海を思い切り楽しもう!
世界には楽園と呼ばれる美しい海のリゾート地がいくつかありますが、タイのピピ島はおそらく21世紀に入って最も美しいと評判になったビーチでしょう。世界中の人たちが憧れる美しい海のあるピピ島へ行ってみましょう。
きっと神秘的で魅力的な世界を、十分に堪能できるはずです。