斎王とは?伊勢神宮の天照大神に使えた皇女が過ごした三重・明和町
明和町は、三重県に位置している地域です。伊勢神宮に存在した、天照大神に仕えていたといわれている皇女「斎王」が過ごしていたといわれている場所です。今回は、そんな明和町の観光スポットについてまとめました。斎王に興味があるという方は、是非ご覧ください。
目次
伊勢神宮に使えた「斎王」について紹介!
今回は、伊勢神宮の天照大神に仕えていた「斎王」についてご紹介していきます。
「斎王」とはどのような人物だったのか・どのような場所に住んでいたのかを中心に、詳しく解説していきます。そして、「斎王」に関係する、おすすめの観光スポットについてもご紹介していくので、興味のある方は是非ご覧ください。
それぞれの観光スポットの基本情報・観光地の特徴や魅力・どのような方におすすめの観光スポットなのかといった部分も、丁寧に解説していきます。「斎王」のことをより詳しく学びたい・歴史ある観光地に行ってみたいという方は、必見の内容になっています。
斎王(さいおう)とは?
「斎王」という言葉を聞いて、どんなものなのか理解ができるという方は、あまり多くはいないでしょう。「斎王」とは、伊勢神宮の天照大神に、天皇に代わって仕えるということを行っていた、未婚の皇族女性の方を意味します。
この「斎王」というルールは、飛鳥時代に誕生したといわれており、以来約660年も続いたとされている制度です。天照大神に仕えるということもあり、仕えていた「斎王」たちは、恋愛が禁じられていました。
斎王たちが過ごした三重の明和町
神に仕えた「斎王」たちは、現在の三重県明和町に住んでいたと言われています。三重県には、「伊勢神宮」があり、その他皇族との関係が深い場所がたくさんあるため、日本遺産に登録されています。
緑豊かな自然がたくさんあり、美しい風景・美味しいグルメなど、魅力あふれる街です。「斎王」について知るうえで、明和町より最適な場所はないでしょう。歴史・文化・自然が揃った、人気の観光スポットになっています。
斎王に関する明和町の観光スポット
ここでは、「斎王に関する明和町の観光スポット」をご紹介していきます。
「斎王」がかつて居住していた明和町では、「斎王」の暮らしや歴史を学ぶことができる施設・「斎王」が住んでいた「斎宮」を再現した建物など、「斎王」に関する場所がたくさんあります。
「斎王」に興味のある方・「斎王」のことをもっと学びたいという方・「斎王」がどんな場所で暮らしていたのか知りたいという方は、必ず訪れておきたい場所です。旅行に行ってみたいという方は、是非チェックしておきましょう。
斎王制度の歴史や暮らしを学べる「斎宮歴史博物館」
斎宮歴史博物館は、伊勢神宮から車で33分の場所に位置している、明和町で人気の観光スポットです。
斎王制度の歴史・斎王の暮らし・斎王の仕事などが、映像や資料で非常に分かりやすく解説されています。館内は非常に広々としており、展示されている物も多数存在するので、飽きることなく、ゆっくりと歴史について学ぶことができるでしょう。
斎王のあらゆることについて学びたいという方・ゆっくりとした空間で知識を吸収したいという方・なるべく分かりやすく歴史を学びたいという方に、ぴったりの観光スポットです。明和町で、斎王目的で観光するという方は、一番最初に訪れてみてもよいでしょう。
住所 | 三重県多気郡明和町大字竹川503 |
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電話番号 | 0596-52-3800 |
営業時間・定休日 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) 月曜日・祝日・休日の翌日・12月29日~12月31日が定休日 |
料金 | 大人:340円 大学生:230円 小・中・高校生:無料 |
アクセス | 伊勢神宮から車で33分 |
公式URL |
当時の斎宮を再現した「さいくう平安の杜」
さいくう平安の杜は、伊勢神宮から車で30分の場所に位置している、 明和町で人気の観光スポットです。
「さいくう平安の社」は、当時斎王たちが住んでいた「斎宮」が、忠実に再現されている建物です。当時の建築方式や間取り、規模感などが非常にリアルに再現されているので、迫力があります。なので、資料や模型などで見るよりも分かりやすく、当時の生活が思い浮かぶでしょう。
実物大の「斎宮」が見たいという方・当時の生活をより分かりやすく知りたいという方に、ぴったりの観光スポットです。無料で見ることができるので、興味のある方は気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
住所 | 三重県多気郡明和町大字斎宮2800 |
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電話番号 | 0596-52-7126 |
営業時間・定休日 | 3月~10月 9:30~17:00 11月~2月 9:30~16:00 月曜日・月曜日が祝日の場合は、翌日が定休日 |
料金 | 無料 |
アクセス | 伊勢神宮から車で30分 |
公式URL | http://www.town.meiwa.mie.jp/kanko/meguru/saiku/1456195302776.html |
斎王の御殿があったとされる「斎王の森」
斎王の森は、斎宮駅から車で2分の場所に位置している、 明和町で有名な観光スポットです。
「斎王の森」は、「斎王の御殿」が存在したと言われている場所です。自然に囲まれている場所に位置しているので、静かな場所に行きたいという方・空気がきれいな場所に行きたいという方に、おすすめの観光スポットでしょう。
発掘調査により判明した、建物の跡・復元された井戸などを見ることができます。実際に訪れることで、より斎王に対する理解が深まるでしょう。
住所 | 三重県多気郡明和町大字斎宮 |
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電話番号 | 0596-52-7138 |
営業時間・定休日 | 24時間営業・不定休 |
料金 | 無料 |
アクセス | 斎宮駅から車で2分 |
公式URL |
平安時代の歴史や文化を体験できる「いつきのみや歴史体験館」
いつきのみや歴史体験館は、斎宮駅から車で2分の場所に位置している、明和町で大人気の観光スポットです。
こちらの施設では、斎王に関する様々な情報・斎宮での暮らし・斎王制度が栄えた平安時代の歴史や文化を、体系的に学ぶことができます。
そして、この施設最大の魅力は、平安時代の着物・遊びが実際に体験できるという点です。普段着ることができない平安時代の装束が、大人から子供まで、実際に着用することができます。その他、「火起こし」「糸づくり」といった、古き良き体験がたくさん提供されています。
斎王に関することを学びたいという方・平安時代の人々の暮らしを体験してみたいという方に、非常におすすめのスポットです。
斎王が乗った輦を体験できる「貴族の日常体験」
斎王が乗っていた輦を体験することができます。
輦とは、神輿のような見た目をしている乗り物です。一度は目にしたことがあるという方が多いですが、実際に乗ったことがあるという方は珍しいでしょう。
明和町に訪れた際は、ぜひ一度体験してみましょう。
十二単の試着ができる「平安装束試着体験」
平安時代の人々が着用していた「十二単」を試着することができます。自分で十二単を用意すると、非常に高額になります。体験を通して、当時の人々の生活に対する理解がより深まるでしょう。
平安時代の遊びが体験できる「古代の遊び」
平安時代は、当時の遊びとは全く違う遊び方をしていました。
「蹴鞠」「土器づくり」「ぎっちょう」といった遊びを体験することができます。当時の人々の遊びを理解することで、どのような考えを持っていたのか・どのような暮らしをしていたのかを、自分なりに発見してみると良いでしょう。
住所 | 三重県多気郡明和町大字斎宮3046-25 |
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電話番号 | 0596-52-3890 |
営業時間・定休日 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) 月曜日・休日の翌日・12月29日~1月3日が定休日 |
料金 | 入館料は無料 体験ごとにより、料金は異なる |
アクセス | 斎宮駅から車で2分 |
公式URL |
明和町を探検してみよう
今回は、「斎王」に関する情報・明和町でおすすめの観光スポットについてご紹介しました。
「斎王」を知らなかったという方は、ご紹介した内容だけでも多くの発見があったでしょう。そして、解説した観光地に訪れて、斎王に関する歴史・暮らしに対する理解をより深めてみてください。
今回ご紹介した情報を参考に、明和町を探索してみよう。