南アフリカの治安は世界でも悪い？安全？ヨハネスブルグなど旅行での注意点も紹介

アフリカ大陸の最南端に位置する南アフリカには、大自然とたくさんの野生動物が存在しているイメージがありませんか？南アフリカは、実は思った以上に発展している都市もあります。

南アフリカは、日本から約18時間ほどかかり、直行便はありません。そのため、旅行に行くだけでも大変です。しかし、世界遺産も多々ある南アフリカなので、自分の目でその魅力を見たいと感じるでしょう。

今回は、南アフリカの治安や注意したいこと、安全な旅行をする方法などについて紹介します。南アフリカには、日本にはあまり起きていないような凶悪犯罪も多々あります。その点にも注目して治安情報を取り入れてください。

「南アフリカ共和国」は、イギリス連邦に加盟している国です。エスワティニやモザンビーク、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエと隣接しています。最大都市はヨハネスブルグです。

南アフリカは、首都が3つある珍しい国です。1つはプレトリアで、プレトリアが首都だと認識する人が多いでしょう。他にも、ケープタウンとブルームフォンティーンも首都に定められています。

人口は約5600万人ですが、難民が流れてきています。プロテスタント信者が多いですが、カトリックやイスラム教、無宗教の人もいます。南アフリカは、同性婚を認めている国です。

南アフリカの言語は英語です。他にもアフリカーンス語やコサ語など様々な言語が使用されていますが、主な公用語は英語とされています。都市部や観光都市では比較的英語が通じやすいでしょう。

ただ、南アフリカで英語を話すことができるのは、イギリス系の国民ばかりです。その他の人は教育で英語を学んでいます。しかし、国民の半数ぐらいしか英語が通じないでしょう。

政府などが英語を使っているので、南アフリカでは全員英語が話せると思いがちですが、貧困層には通じないこともあります。

南アフリカの通貨は、「南アフリカランド」です。投資をしている人にとっては激しく動くときもある怖い通貨でしょう。2019年12月現在の1南アフリカランドは、約7.6円です。

南アフリカでは、ジンバブエやヨハネスブルグなどの都市部ではアメリカドルを使うことができます。田舎のほうに行くと、南アフリカランドでないと使えないこともあるでしょう。

旅行に行くときは、アメリカドルが使える場所が多いでしょう。アメリカドルと南アフリカランド、クレジットカードを上手に使ってください。

南アフリカは、世界的に治安が悪い国と言われています。しかし、現在の治安をチェックすると危険レベル1が一部の都市に出ているだけで、全体的には危険レベルがついていません。世界にはもっと治安が悪い国は存在しているでしょう。

ただ、南アフリカは凶悪な犯罪も起きています。殺人や強盗の発生率は世界的に見ても多いため、治安が悪いというイメージが強いのでしょう。また、テロが起きるかもしれないと注意喚起が出たこともあります。

また、失業や貧困が理由で治安が悪くなっている面もあるでしょう。危険レベルはそんなに出ていないものの、治安には十分に注意しなければなりません。一番怖いのは、殺人などの凶悪犯罪です。

南アフリカには、危険レベル1がついている危険な地域があります。危険レベル1というのは、旅行に行くのをストップしなければならないほどの治安の悪化が見られるということはありません。

しかし、注意していないと何かしらの犯罪に巻き込まれる可能性が高いということを意味しているため、安全な旅行が確実にできるとは言えないのです。

南アフリカの治安は危険レベル1のエリアが一番悪い場所です。治安が悪いエリアを把握した観光をしましょう。日本よりも圧倒的な治安の悪さがあります。

ヨハネスブルグは最大都市であり観光客が集まる場所です。しかし、ヨハネスブルグは世界で一番怖い都市とか、世界で一番犯罪が起きている都市という噂があります。ヨハネスブルグこそ、世界的に治安が悪い場所なのです。

実際に、ヨハネスブルグでは、殺人、強盗、強姦、窃盗、車上荒らしなど様々な犯罪が多発しています。また、麻薬犯罪もヨハネスブルグで起きているため、確かに世界的に見て治安が悪いと言われるのも納得できることです。

貧困や失業が目立つ南アフリカなので、ヨハネスブルグに来る観光客が狙われることも多いのです。複数人から暴行されて貴重品を奪われるという事件も起きています。

セントラル地区の治安に注意したい都市です。ダーバンも危険レベル1です。セントラル地区周辺では、殺人や強盗、ひったくり、カージャックが起きています。

治安が悪いと認識されている地域なので、昼でも近づかないほうがいいでしょう。一人歩きは昼間でも避けるようにと注意喚起されています。

アジア人が標的にされている犯罪もあるため、日本人旅行者にも多くの危険が及ぶ都市でしょう。

西ケープ州にあるケープタウンは世界的に有名な都市です。ケープタウンも危険レベル1なので治安が悪い都市です。他の都市よりも犯罪発生率が高いので、ヨハネスブルグ同様に世界的に治安が悪い都市にもなるでしょう。

特に多い犯罪が殺人です。また、デモなどが起きることもあるため、暴動にも注意しなければなりません。地域によっては、とても静かで治安が悪いというのが一目見て分かることもあるでしょう。

ケープタウンは、昼でも夜でも治安が悪いので複数人であっても行動するのは危険でしょう。

ツワネというのは、首都の1つでもあるプレトリアのことです。この地域では、強盗や窃盗、殺人、車上荒らしなどの犯罪が多発しています。強盗においては、武装した集団により行われることもあります。また、強姦も多発してます。

さらには、スマッシュ・アンド・グラブという停まっている車を襲う犯罪も多発しています。路上強盗も起きているため、歩くのが危険と判断した人が車移動をしていても被害に遭う可能性がある怖い地域です。

このエリアも世界で最も治安が悪いと言われている場所です。ポートエリザベスでは、ストライキやデモが起こることがあり、暴動に発展すると危険です。

強盗などの路上犯罪、殺人発生率の高さが治安を悪くしています。綺麗な都市というイメージもありますが、実は危険が満ちています。

南アフリカでは、とても怖い事件が多発しています。殺人の発生率が高いというのは、旅行も命がけと言う事ではないか？と感じるものでしょう。

観光客が狙われる犯罪について紹介します。南アフリカ旅行が安全な旅行になるためにも観光客である自分の身を守るためにも、どんな犯罪が起きているのか見ておきましょう。

とても多い犯罪に強盗があります。特に暴行などが加わる凶悪強盗が多発しています。銃器などが蔓延しているため、銃器を突きつけられる強盗も起きています。

待ち伏せしていたかのように、数人に囲まれて強盗されるという被害もあります。南アフリカでは、抵抗すると殺害される危険性があるため、強盗に遭ったときは抵抗していはいけません。

ATMの機械にスキミングができる装置をつけられて情報を抜き取られるものや、ATMで現金を引き出したときにすかさず現金を奪われてしまう犯罪も起きています。

ショッピングのときにもスキミングが行われる可能性があるので注意してください。また、ATMで現金の引き出しが出来ずに困っていたら、親切そうに助けるふりをしてくる人がいます。

その人から、暗証番号などを把握されてしまい、カード情報も抜かれてその後に使われるという悪質な犯罪もあるので注意しましょう。

ブルーライトギャングという手口を使った犯罪を偽警官がしてきます。車で近づいてきて、IDのようなものを見せて警察だと信じさせます。その後、銃器や薬物がないかという荷物検査をされるのです。

荷物検査をしながらも、本当は金品探しをしており、現金やカードを抜き取ってきます。偽警官の手口を知っている旅行者が、騙されない姿勢を貫いていると、強盗に転じることもあります。

車移動をしているときに、急に襲撃してくる犯罪も多発しています。スマッシュ・アンド・グラブという窓ガラスなどを割って運転手に襲いかかり、車の中にある貴重品を奪う強盗もあります。

南アメリカでは、車が狙われることが非常に多く、車上荒らしだけでなく運転中にも注意しなければなりません。

ショッピング帰りなどに家の前で強盗に遭ったという被害者もいます。

南アフリカで日本人は非常に目立つ存在でしょう。アジア人が狙われる事件もあるため、日本人が安全に旅行するには、厳重な注意をしなければならないのです。

日本人旅行者に対しても、優しい南アフリカの人もいます。しかし、全員が安全な人とは限りません。安全度を高めた旅行の方法について紹介します。

貧困率が高い南アフリカでは、日本人旅行者が高価なものを身につけていると、お金を持ったアジア人と把握するでしょう。そのため、強盗に遭う可能性があります。

高価なものは一切身につけないようにしてください。キラキラ光っているのが遠めからでも分かるようなものをつけていたら、すぐにターゲットにされてしまうでしょう。

高価なものを身につけるというのは、自ら目立つ行動をしているのと同じことです。

強姦が起きている南アフリカなので、女性が安全に旅行するためには単独行動を控えることをおすすめします。女性の単独行動は、昼間であっても避けてください。

南アフリカでは、様々な犯罪が昼でも夜でも関係なしに起きています。そのため、強姦も昼間に起きる可能性があるのです。

男性も、できるだけ単独行動はやめてください。男性であっても銃器をつきつけられた犯罪に遭う可能性があるでしょう。

南アフリカでは、車を使った移動であっても、強盗に遭う可能性があり危険です。しかし、公共の交通機関も危険が多くあります。

まず注意したいのがスリなどの窃盗です。また、集団の強盗犯が乗り込んでくることもあるでしょう。できるだけ、安全な移動手段をとって、安全性を高めた行動をしましょう。

ATMを利用するときは、銀行などの安全性が高い場所のみにしてください。街中にあるATMなどを利用すると、どこかで犯罪者が見ていたり、カード挿入口に仕掛けがある可能性があります。

しかし、銀行のATMであっても、利用した後に人がついてきていないかなどもチェックしておきましょう。銀行から出てくる観光客を狙う可能性もあります。本来なら、南アフリカではATMを使わなくていい状態にしておいたほうがいいでしょう。

どうしてもATMの利用が必要になったときに限り、銀行にあるATMを使うようにしてください。

南アフリカの現在の治安は、危険レベルがほとんどの地域で出ていません。しかし、主要都市などで危険レベル1が出ています。主要都市となると、旅行でも訪れたくなる場所です。しかし、より危険が多いと言われている場所には近づかないようにしてください。

特に、殺人事件や強姦、強盗が多発しているエリアは避けるようにしましょう。強盗であっても、そこから殺人に発展することもあります。強姦は、命を落とすのと同じぐらいのショックを受ける上に殺人に発展する危険性もあるでしょう。

治安について多くの情報を集めましょう。安全に旅行できないと誰もが判断できるようなエリアには、自分から近づかず、安全度が高いエリアでの観光にしてください。

南アフリカには、とても美しい風景があって多くの自然は世界的にも大事にしなければならないものでしょう。しかし、旅行に行くとなると、非常に多くの危険が潜んでいるのも確かなことです。治安は確かに悪いでしょう。

南アフリカに行くときは、治安だけでなく、そのエリアごとの危険情報についても調べてください。殺人事件などの凶悪犯罪がとても多いため、直近で殺人事件が多発したときには、旅行を延期することも必要でしょう。

南アフリカ旅行を計画するのであれば、安全性を高める情報や安全な地域を中心にした観光にしましょう。安全な旅行ができれば、スケールの大きい風景に感動することができ、魅力を多く感じる観光になるでしょう。