樽前山神社は苫小牧のパワースポット!例大祭やおみくじ・御朱印も紹介
北海道苫小牧市にある樽前山神社は、昔から多くの人に愛される有名なパワースポットです。自然以外に学業成就や商売繫盛の神様を祀っており、ご利益が多い事から御朱印やおみくじも人気があります。今回は樽前山神社の特徴、御朱印やおみくじといった見所について紹介します。
目次
苫小牧のパワースポット「樽前山神社」を紹介!
北海道苫小牧市のシンボルである樽前山には、100年以上前から伝わる神社があります。その名を「樽前山神社」と言い、古くから地元の人達に参拝されている場所です。
樽前山神社は学業成就などのご利益があるとされ、パワースポットとしても人気があります。今回は樽前山神社の由緒や特徴、見どころなどについて紹介しましょう。
樽前山神社とはどんな神社?
まずは樽前山神社がどんな神社なのか、その由緒について説明します。苫小牧市のシンボルである樽前山は、新千歳空港からでも西側に見える程の活火山です。
その麓に建てられた樽前山神社は、山の神を祀るための由緒正しい場所とされています。樽前山神社の由緒について見ていきましょう。
樽前山に山の神を祀ったのが始まり
樽前山神社の歴史は明治元年(1868年)、樽前山に山の神を祀ったのが始まりとされています。樽前山周辺の原野を開拓するべく、人々は樽前山の麓(おおやまつみのかみ)に大山津見神を祀りました。
1875年に明治天皇の勅命により、古くから山麓に祀られていた神祠が苫小牧の中心地に移され、多くの神々が祀られる勇払三郡の鎮守府となりました。
1992年7月に苫小牧市八代町から現在の高丘へと移転造営され、これが今日まで伝わる樽前山神社です。樽前山神社からは苫小牧市中心部がよく見えます。
厄払いや七五三におすすめ
樽前山神社には開運招福や厄除けなど、様々なご利益があります。そのため厄払いや七五三を行うのにおすすめな場所として、全国から北海道まで多くの人が訪れています。
樽前山神社の主なご利益は「開運招福」です。これは神様のお力添えにより、運を開いて福を授かるという意味があります。樽前山神社は山と水の力に満ちたパワースポットとして有名なので、参拝してご利益を得ようとする人は多いです。
住所 | 北海道苫小牧市高丘6-49 |
電話番号 | 0144-36-6661 |
営業時間・定休日 | 24時間営業 |
アクセス | 車:JR苫小牧駅から15分 バス:永福(三条)交通部線で交通部方面へ、バス停:工業高校下車、徒歩5分 |
駐車場の有無 | 普通自動車:200台 |
公式URL |
樽前山神社の見どころを紹介!
続いては樽前山神社の見どころについて紹介します。樽前山神社の鳥居を抜けると、美しく壮大な本殿や摂末社など、数々の見どころが参拝客を迎えます。
ご利益のあるパワースポットばかりなので、これを目当てに全国から大勢の参拝客が訪れているようです。樽前山神社にお越しの際は是非願いを込めていって下さい。
参拝客を迎える「大きな鳥居」
樽前山神社に来た参拝客を最初に出迎えるのが大きな鳥居です。鳥居には徒歩で行く事ができますが、社殿の前には駐車場が設けられています。
そのため車でアクセスした方が便利と言えるでしょう。駐車場は非常に広く、正月や七五三などの特定行事以外は駐車できる確率が高いです。社殿に向かって右側に社務所があり、お守りや厄払いの受付ができます。
本殿からすぐ近くにある「圓満石」
神社でよく見られる光景として、参拝客が石や置物を撫でて願い事をするというものがあります。樽前山神社の本殿近くにある圓満石はその1つです。
圓満石は家庭や会社、地域や世界の円満を祈って奉納されたものです。美しい球体の石に願いを込め、撫でてから周囲を回れば願いが叶うと言われています。
願いを叶えてくれる牛「願掛牛」
願掛牛は圓満石と同様に参拝客の願いを叶えるための置物です。菅原道真公が祀られている天満社の近くにあり、非常に縁起のいい置物とされています。
天満社にある理由は菅原道真公が命を狙われた時、夜鳴きをしていた牛に窮地を救われたという故事が由来となっています。樽前山神社にお越しの際は、願いを込めながら願掛牛の頭や体を撫でれば願いが叶うかもしれません。
学問にご利益がある「天満社」
天満社は1986年、樽前山神社が別表社(神社本庁が包括している神社)に加えられた事を記念して建てられました。九州の太宰府天満宮から北海道まで、かなりの時間と費用をかけたようです。
学問の神様とされる菅原道真公を祀っており、他にも強度の教育や文化の振興を祈っています。正月や受験シーズンなど年始は参拝客が多いので、早めのお越しをおすすめします。
商売繁盛の神様「稲荷社」
京都の伏見稲荷大社を本社とする、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を祀るための神社です。明治24年(1891年)に食事を司る神様として奉斎されたのが始まりです。
ご利益は商売繁盛、産業殖産の効果があると言われています。また樽前山神社の境内には、地元の食品業など調理業界の人々が業界の発展を願って建立した包丁塚もあります。
金運アップに「聖徳神社」
樽前山神社にある小規模な3社のうち1つで、金運アップのご利益がある摂末社です。聖徳太子をご祭神として祀っており、1927年に北海道苫小牧市幸町の太子堂として建てられました。
その後1966年、現在の樽前山神社の境内に摂末社として移遷されました。聖徳太子は土木・建築の神様として信仰され、これは生前に日本建築の基礎を築いた功績にちなんでいます。
赤色が美しい「本殿」
樽前山神社の本殿は、赤い色で塗られた姿が印象的です。青空や雪景色でも非常に映えるので、美しい本殿の姿はいつ訪れても見応えがあります。
本殿はいつもキレイに整備されており、小高い立地と相まって気持ち良く感じられます。美しい赤色には桜など季節の草花もよく似合うでしょう。
樽前山神社はおみくじや御朱印もおすすめ!
樽前山神社ではおみくじや御朱印を授かる事もできます。様々な種類があるのはもちろん、ご利益も多種多様なので期待できる効果は多いです。
北海道の特徴を活かしたご当地アイテムばかりなので、いい思い出の品としても残せます。樽前山神社にお越しの際はおみくじや御朱印も購入してみて下さい。
樽前山神社のおみくじ
樽前山神社のおみくじには、七福神福寄せおみくじとえぞみくじの2種類があります。えぞみくじは北海道各地の特産品を模した張り子の中に、おみくじが入っている仕組みです。
えぞみくじの文章は北海道弁で書かれており、「なまら(とても)」や「~っしょ(~です)」といった言葉もあります。元々は北海道の若手住職6人が企画したもので、神社間で連携したご当地おみくじは全国初です。
樽前山神社の御朱印
樽前山神社の御朱印は社務所にて受け付けています。社務所の営業時間は9時から16時であり、初穂料300円を支払えば授与できます。
樽前山神社で手に入る御朱印は1種類だけです。ただしシンプルな御朱印ながら種類と言いデザインと言い、北海道らしさ溢れるデザインなので人気があります。
樽前山神社にお越しの際は、参拝や厄払いと合わせて御朱印も購入しましょう。パワースポットとしてのご利益が強くなるかもしれません。
オリジナルの御朱印帳もある
また樽前山神社では御朱印帳も用意しており、1,300円で購入可能です。紅色に白い桜や樽前山神社がデザインされた、非常に華やかな御朱印帳ばかりです。
樽前山神社では御朱印の授与、お守りやおみくじの受付も社務所の営業時間内に行っています。御朱印の授与や御祈祷の受付には余裕を持ってお越し下さい。
樽前山神社で行われているお祭りを紹介!
続いては樽前山神社で行われているお祭りを紹介します。造船起工式など、港湾都市である苫小牧市ならではのユニークなお祭りも多いです。
このように樽前山神社は産業の発展に深く関わりがあるという事で、強く注目されています。参拝の際はこういった点も意識するといいでしょう。
樽前山神社で最大の行事「例大祭」
樽前山神社で毎年7月14~16日にかけて行われるイベントが例大祭です。昨年の例大祭は元号が「令和」に変わった事もあり、苫小牧市内の商店や掲示板にチラシが貼られるなどの盛況ぶりでした。
例大祭は宵宮祭・本祭・後日祭の3つに分けられ、3日間に渡って行われます。花形とも言える神輿を担ぐ姿は、担ぎ手のみならず周囲の老若男女も合わせて賑やかに感じられる光景です。威勢の良い掛け声も夜の街に響き渡ります。
開催時期 | 7月14~16日 |
どんど焼きが行われる「どんど祭」
どんど焼きとは毎年の1月15日、正月飾りを燃やして祈る神事です。樽前山神社でも毎年どんど祭が行われており、炎に当たりながら見送る事でその1年の招福や無病息災を願います。
どんど祭では納められるものが決まっており、人形や仏具などは燃やしてはいけないとされています。いずれも神社によって異なるので、わからなければ事前に電話などで確認するようにしましょう。
開催時期 | 1月15日 |
厄払いをする「夏越の大祓・年越しの大祓」
上半期と下半期に一度ずつ迎える厄払いの大きなイベントが「大祓」です。半年間で心に付いた様々な罪や穢れを祓いやり、心身ともに新年を迎えられるように行われます。
年越しの大祓では、除夜祭にて1年間の感謝の祈りを捧げ、新しい年の訪れを祈ります。神事の後にはそのまま初詣に参加する事ができ、多くの人で賑わいを見せるイベントの1つです。
開催時期 | 夏越の大祓:6月30日 年越しの大祓:12月31日 |
樽前山の山頂には奥宮がある!
樽前山の山頂には「奥宮」と呼ばれる場所があり、より強力なご利益を授かれるパワースポットとして注目されています。ただし山頂までは道が険しく、辿り着くのが難しいです。
ここでは樽前山山頂にある奥宮の特徴や、その行き方について解説します。樽前山を登ってご利益を授かろうと考えている人は是非参考にして下さい。
樽前山山頂を目指す際は、七合目から登る事になります。登り始めてすぐに風不死岳や支笏湖といった、周囲の観光スポットが目に入ります。決して焦る事なく、落ち浮いて一歩ずつ登っていきましょう。
頂上には神社の小さな祠が建てられており、そこが樽前山神社の奥宮です。樽前山の登山にかかる時間は登り2時間・下り1時間の計3時間ですが、初心者向けなので親子連れも多く訪れています。
樽前山神社周辺のおすすめスポットを紹介!
ここでは樽前山神社の周辺にあるおすすめスポットを2つ紹介します。樽前山神社の社務所は営業時間が16時までなので、参拝を終えたら飲食店や他の施設にも足を運ぶ事が可能です。
樽前山神社から半径5km圏内には苫小牧市の名店が多く、参拝前後で色々な楽しみ方があるのが嬉しい点です。樽前山神社と一緒に苫小牧市内にも足を運んでみましょう。
おすすめスポット①:苫小牧市科学センター
苫小牧市科学センターはロシアの宇宙ステーション「ミール」の実物予備機など、宇宙好きなら嬉しい展示品が目白押しです。プラネタリウムや星空観察会も行っており、誰でも気軽に足を運ぶ事ができます。
苫小牧市科学センターの営業時間は9時半から17時まで、休館日は月曜日です。入場料は必要なく、館内の展示品やプログラムは全て無料で見られるようになっています。
おすすめスポット②:マルトマ食堂
マルトマ食堂は早朝から行列ができる程の盛況ぶりで、苫小牧市の有名な漁師食堂です。北寄カレーや北寄丼といった苫小牧市の名物料理はここで食べられます。
マルトマ食堂の営業時間は5時から14時まで、日曜日と祝日が定休日です。開店時間が早い事から朝一番で北寄カレーを食べるといった方法もあります。ここで食事を済ませてから樽前山神社を訪れるのがおすすめです。
苫小牧にある樽前山神社へ参拝に行こう!
北海道の大自然に囲まれた樽前山神社は、強いご利益を得られるパワースポットです。学業成就や商売繁盛の神様を祀っており、ご利益を求めて毎年多くの人が参拝に来ています。
北海道ならではの要素が溢れるおみくじや御朱印も販売しているので、可愛らしいアイテムとして飾っておけば更なる効果を得られるでしょう。北海道にお越しの際は樽前山神社で運気を上げていって下さい。