弥彦神社(札幌)は人気パワースポット!ご利益やお守りなどを紹介
札幌市の中島公園内には、弥彦神社(いやひこじんじゃ)という神社があります。学業成就や商売繁盛だけでなく縁結びのご利益もあり、カップルの間でも人気のパワースポットになっています。弥彦神社(札幌市)の見所や御朱印・お守り・お祭り情報などをまとめてみました。
目次
札幌・中島公園内のパワースポット弥彦神社はどんな神社なの?
札幌最大の繁華街・すすきのエリアから南に1kmほど離れた中島公園内には、弥彦神社(いやひこじんじゃ)と呼ばれる神社があります。
緑豊かな自然の中、創成川を挟んで反対側には札幌護国神社や多賀神社もあり、定期的に遠方から参拝しに訪れる方もいるほどの人気スポットになっています。
そこで今回は、札幌市にある弥彦神社の特徴や御朱印・お守り・お祭り情報等をまとめてみました。札幌のパワースポットに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
弥彦神社の由緒・歴史
弥彦神社は、新潟県の彌彦神社を本社とする郷社です。新潟から北海道に移住した有志の方々が1912年(明治45年)に小さなお宮を建てて分霊を祀り、1918年(大正7年)に現在地に移転しました。
1920年(大正9年)には60坪の社殿を造営。1985年(昭和60年)には御鎮座75年を記念し、神殿・大鳥居・手水舎などが整備されました。
札幌市民をはじめ、北海道内の多くの人々に広く信仰されており、札幌を代表する参拝スポットとなっています。
弥彦神社の御祭神
弥彦神社は、彌彦神社の祭神である新潟県の開拓神・天香山命(あめのかぐやまのみこと)を祀っています。
また、1970年(昭和45年)には福岡の太宰府天満宮より学問の神様である菅原道真公(すがわらみちざねこう)の御分霊を拝戴。太宰府天満宮のシンボルでもある紅梅・白梅が献花され、「札幌の天神さま」という通り名で呼ばれることもあります。
結婚式が行える神社としても有名
弥彦神社では、一般の方でも神前結婚式を挙げられます。料金は、普通結婚式なら玉串料込みで50,000円。巫女舞や雅楽生演奏込みのプランなら100,000円です。
その他、着付け代やDVD撮影など様々な有料オプションもあり、予算に合わせて一生に一度のイベントを盛大に演出できます。興味のある方は、ぜひ弥彦神社の社務所に問い合わせてみてください。
札幌・弥彦神社でおすすめの見どころ4選!
弥彦神社はそれほど広い神社ではありませんが、境内にたくさんの見所があります。お参りしない方でも、境内を散策するだけで癒しの時間を過ごせることでしょう。
ここでは、札幌の弥彦神社の主な見所を紹介していきます。
①赤い大きな鳥居「両部鳥居」
札幌・弥彦神社の一つ目の見所は、弥彦神社の入り口に建っている両部鳥居式の大鳥居です。
ちなみに両部鳥居(りょうぶとりい)とは、本体の鳥居の柱を支える形で稚児柱(稚児鳥居)を組み、その笠木の上に屋根を取り付けた構造の鳥居のことです。広島の厳島神社など一部の神社でしか見られないユニークな造りの鳥居で、真っ赤に彩られたカラーリングも印象的です。
冬には弥彦神社内に雪が積もり、真っ白な雪景色の中で大鳥居の朱色が映えて芸術的な美しさを観賞できます。
②威厳のある雰囲気「社殿前の狛犬」
札幌・弥彦神社の二つ目の見所は、狛犬です。
大鳥居、第二鳥居をくぐり抜けて直進すると、社殿の前に石灯籠と一対の狛犬像が置かれています。体に独特の模様が入った狛犬様には貫禄と威厳があり、厳しくも優しい瞳で参拝者を迎え入れてくれます。弥彦神社をお参りする際には、狛犬像への一礼も忘れないようにしましょう。
また、参道の右側には手水舎があり、傍らに龍の像が置かれています。龍の口から出る水で手を洗い、心身を清めてから奥に進んでください。
③初代宮司を勤めていた方を偲んで建てられた「小唄塚」
札幌・弥彦神社の三つ目の見所は、小唄塚です。
第二鳥居の脇の小屋の横に置かれている石碑に注連縄が飾られており、碑面に大きく「小唄塚」と刻まれています。小唄四流派の一つ・蓼派だった初代宮司を偲んで建てられたもので、見ているだけでも身が引き締まります。
弥彦神社を参拝する際は、神様だけでなく蓼派小唄師匠の霊に対してもしっかり敬意を払ってください。
④秋に行くと美しい様子にうっとり「紅葉」
札幌・弥彦神社の四つ目の見所は、自然景観です。中島公園内に建っている弥彦神社は豊富な自然に恵まれており、春の桜、夏の蝉、冬の雪景色と、四季折々の表情を楽しめます。
中でもおすすめは、秋の紅葉シーズン。夏の暑さも落ち着いた10月~11月頃になると、辺りの木々の葉が真っ赤に染まり、言葉を失うほど美しい光景が広がります。
霊験あらたかな弥彦神社と物憂げな紅葉は、何物にも代えがたいほど相性抜群な組み合わせ。写真を撮っておけば、一生の宝物になることでしょう。
札幌・弥彦神社のご利益と人気のお守り!
弥彦神社の第二鳥居横にある社務所に行けば、様々な種類のお守りや開運グッズを購入できます。遠方から弥彦神社をお参りする際は、カラフルなお守りを入手してご利益にあやかりましょう。
ここでは、札幌の弥彦神社で得られるご利益や人気のお守りについて紹介していきます。
【ご利益】学問・仕事運・縁結びなど
弥彦神社は「万能の神様」とも呼ばれる天香山命(あめのかぐやまのみこと)を祀っており、商売繁盛や金運アップなど仕事関係のご利益があると言われています。開拓の神の御力添えがあれば、新規プロジェクトなど未知の分野にチャレンジする際の後押しになることでしょう。
また、菅原道真公(すがわらみちざねこう)も祭神の一柱であるため、学問成就・試験合格など学生にとって魅力的なご利益にもあやかれます。
弥彦神社内で神前結婚式が催されていることから、恋愛成就・縁結びのご利益があるとの評判も上がっています。多岐にわたるご利益を得られる弥彦神社は、迷える人々の心の支えと言えるでしょう。
【お守り】「えんむすび守」から「学業守」など種類が豊富
弥彦神社の社務所では、各種お守りが一つ500円~1,000円程度の料金で提供されています。金運お守り・縁結びお守り・旅行安全お守り・受験合格お守りなど、自分の求めるご利益にあったお守りを選択できます。
基本的に弥彦神社のお守りは第二鳥居左横の社務所で販売されていますが、年末年始の期間は非常に込み合うため、第二鳥居右横の小屋が販売所として別途開設されます。
初詣の際に弥彦神社のお守りを購入する時には、どちらか人の少ない方に行けば短時間で開運アイテムを入手出来ておすすめです。
札幌・弥彦神社の御朱印はどこでもらえるの?
御朱印(ごしゅいん)とは、寺社を参拝した際にいただける墨書きのことです。寺社名や参拝日時などが記帳されています。
御朱印は参拝証明書の一種であり、社務所や文房具店などで購入した御朱印帳に全国各地の寺社の御朱印を集めてコレクションしている方が少なくありません。高貴な御朱印は、写真や動画とはひと味違う旅の思い出になります。
弥彦神社の御朱印は、第二鳥居左横の社務所にていただけます。料金(初穂料)は500円程度。厄払いや安産祈願などの御祈祷を依頼すると5,000~15,000円程度の初穂料がかかりますが、御朱印だけなら安く済みます。
なお、社務所が閉まっている時間帯、あるいは御朱印をしたためる神職が不在の場合は、残念ながら御朱印をいただけません。その時は縁が無かったと諦めて、また別の機会に御朱印をいただきに参りましょう。
札幌・弥彦神社へのアクセス・駐車場について!
電車を利用する場合、地下鉄南北線・幌平橋駅の1番出口を出て、斜め左方向に進んでください。
大通りを道なりに歩くと、途中に中央バス幌平橋停留所があります。そのまま直進すれば、左側に真っ赤な大鳥居が見えてきます。
幌平橋駅から徒歩数分の距離なので、初めて参拝する方でも道に迷うことはないでしょう。
自動車で行く場合は、札幌最大の繁華街・すすきのエリア南方の中島公園を目指してください。南13西1信号の南側に、弥彦神社の大鳥居があります。
弥彦神社の入り口の近くには、約10台分の車を停められる無料駐車場があります。神前結婚式などのイベントが実施されている時は満車になっていることもあるので、出来れば車より公共の交通機関を使って現地に行った方が良いでしょう。
住所 | 北海道札幌市中央区中島公園1-8 |
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電話番号 | 011-521-2565 |
参拝時間・定休日 | 社務所受付時間:9:00~17:00 1月1日は0:00~2:30、8:00~20:00 1月2日は8:00~19:00 1月3日は8:00~18:00 参拝は24時間可能 定休日:無し |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | ・地下鉄南北線「幌平橋駅」1番出口から徒歩約3分 ・幌平橋バス停から徒歩約1分 |
札幌・弥彦神社で参加したい年間行事2選!
札幌の弥彦神社は、年中いつでも好きな時に参拝できます。
しかし、1月1日の新春祈願祭をはじめ、1月末に菅原道真公を祀る献花祭や6月末の夏越しの大祓など様々な年中行事が実施されており、当日に行けば札幌観光の良い思い出になります。
ここでは、弥彦神社のおすすめ年中行事を見ていきましょう。
①正月に飾った門松などを焼納「ドンド焼き」
札幌・弥彦神社の一つ目のおすすめ年中行事は、ドンド焼きです。ドンド焼きとは、正月に飾った門松、注連縄、注連飾りなどを1か所に集め、小正月の1月15日にまとめて焼納するイベントのことです。
ドンド焼きは日本全国各地で行われている年中行事の一つで、「どんと焼き」、「とんど焼き」など、地域によって呼び名が微妙に異なります。正確な由来は不明ですが、飾り物がどんどん燃える様子から「ドンド焼き」と呼ばれるようになったとも言われています。
もともとは、平安時代に行われていた左義長(さぎちょう)という宮中行事が起源。陰陽師が謡い囃しながら正月の飾り物などを燃やすイベントが民間に伝わり、こんにちのドンド焼きになったそうです。
境内に集められた飾り物に火がつけられると、天に到達しそうなほどの勢いで焔が燃え上がります。その様子には、何度見ても飽きない迫力があります。
ドンド焼きを行うと、正月の神様が煙と共に帰っていかれると言われています。正月休みでたるんだ気持ちを引き締め直したい時には、ドンド焼きの火炎を観賞すると良いでしょう。
②屋台も出る夏のお祭り「例大祭」
札幌・弥彦神社の二つ目のおすすめ年中行事は、例大祭です。例大祭とは、各神社が1年に1回(または2回)開催する大きな祭りイベントのことです。
弥彦神社は、毎年7月26・27日に例大祭を実施しています。2日間の間、境内周辺にたくさんの露店が立ち並び、多くの来場客でにぎわいます。こども神輿も行われ、地域の子供たちの勇ましい掛け声と共に巡業する神輿が札幌の街を盛り上げてくれます。
中島公園で開催されるイベントは札幌市民にとってかけがえのないお祭りですが、昨今の社会情勢を鑑み、三密を避けるために2020年度の札幌まつりの露店・屋台出店は軒並み中止。何とも味気ない夏になってしまいました。
2021年度の開催については、今のところ未定です。来年までには、たくさんの人でにぎわうイベントを平常時通りに開催できるようになってもらいたいものです。
札幌にある人気のパワースポット弥彦神社に行ってみよう!
今回は、札幌の弥彦神社の見所や現地への行き方、お守り・御朱印の入手方法などを紹介いたしました。
中島公園内にある弥彦神社は、若い方から年配の方まで幅広い年齢層に敬愛されているパワースポットです。アクセス性にも長けていて、札幌観光の際に参拝しやすいメリットもあります。
神社巡りが好きな方は、ぜひ本記事を参考にして弥彦神社に足を運んでみてください。学業成就・縁結びなど素敵なご利益があることを願っています。