有馬温泉のお土産人気ランキング!名物のお菓子から雑貨まで紹介
秘湯から日帰り温泉まで楽しめる有馬温泉は、たくさんの観光客、行楽客が押し寄せる人気の観光地です。そんな有馬温泉には、ぜひ手に入れたいおすすめのお土産も盛りだくさん。有馬温泉のお土産として昔から親しまれている名物お菓子から新手の人気商品まで一挙にご紹介します。
目次
日本屈指の名湯!有馬温泉のお土産をチェックしよう
豊富な効能効果を持つ有馬温泉は、日本屈指の名湯。高級旅館も立ち並び、湯治場としてだけでなく、観光地としても有名です。関西の大都市からのアクセスもよく、気軽に立ち寄れるのも人気の理由の一つです。
そんな有馬温泉には、有馬温泉ならではの素敵なお土産品がいっぱい。どれにしようか目移りするほどです。そこで、有馬温泉で人気のお土産品を大公開。名物お菓子から新作スイーツ、人気の温泉グッズまで、買い忘れが無いように、チェックしてみてください。
兵庫•有馬温泉とは?
関西の奥座敷、有馬温泉。豊臣秀吉もたびたび訪れた有馬温泉は、その起源を神代にまで遡る日本最古の温泉です。有馬温泉は、古くからその効能が知られ、古墳時代の天皇も行幸されたと、『日本書紀』に記されています。
有馬温泉は、療養泉として指定されている9つの主成分のうち、7つもの成分が含まれた、世界的にも珍しい温泉です。泉質は、湧きだし口により異なりますが、有馬温泉では、鉄分と塩分を多く含んだ鉄錆色の温泉を「金泉」、それ以外の透明な温泉を「銀泉」と呼んでいます。
「金泉」は、傷ややけど、じんましん、アレルギー性皮膚炎、慢性の皮膚疾患、腰痛、血行不良などに効果が期待できるとして、人気を博しています。「銀泉」は、その成分によって効能が変わりますが、炭酸泉は美肌の湯として知られ、放射能泉は、免疫力のアップに効果が期待されています。
人気の温泉宿もたくさんある
比較的浅い場所からも温泉が噴き出す有馬温泉は、近代的なリゾートホテルから、こぢんまりとした温泉宿まで、新旧たくさんの宿泊施設が建ち並ぶ大温泉街です。
鎌倉時代からの伝統がある老舗旅館や、江戸時代の豪商の別邸を利用した旅館、太閤秀吉から名を授かった名旅館など、歴史のある人気旅館もたくさんあります。
さすがは人気の観光地だけあってサービスはどこも行き届いています。ペットOKのホテル、子ども連れに優しいホテル、料理自慢の宿など、お好みに合わせて選べます。
有馬温泉のおすすめお土産ランキングベスト3【お菓子】
有馬温泉のお土産で、まず最初にご紹介するのは、誰もが知っている名物お菓子です。長く愛されている有馬温泉の名物お菓子は、お土産にぴったり。一目見ただけで「有馬温泉のお土産」とわかるのもいいですね。
第3位.明治時代から受け継がれる「炭酸せんべい」
強い鉄分と塩分を含んだ含鉄塩化物泉(金泉)、ラジウムを含んだラジウム泉、炭酸を含んだ炭酸泉など、さまざまな泉質の温泉が湧く有馬温泉。「炭酸せんべい」は、炭酸泉を使って作る、薄焼きせんべいです。
現在も有馬温泉で「炭酸せんべい」一筋に商う「三津森本舗」の創業者が、明治末期に考案したのが始まりです。
卵もバターも使わない「炭酸せんべい」は、パリパリと軽く、ほのかな甘さが後を引きます。子どもからお年寄りまで誰にでも喜ばれる「炭酸せんべい」は、有馬温泉土産の大定番。昔から変わらない一番人気のお土産です。
第2位.黄金の湯•金泉をイメージした和菓子「金泉焼」
有馬温泉のお土産は、「炭酸せんべい」が圧倒的な知名度を誇りますが、新しい名物として考え出されたのが「きんせん堂」の「金泉焼」です。国産のモチ米を使った餅で、餡を包み、醤油を染みこませてこんがりと焼いた和菓子です。
有馬温泉名物の鉄錆色の「含鉄塩化物泉(金泉)」をイメージして作られました。有馬温泉の多くの宿泊施設でお茶菓子として提供され、その美味しさが知れ渡ると、新たな有馬温泉の人気のお土産として定着しました。
第1位.上品な甘さで大人にも人気「酒まんじゅう」
小麦粉に酒種を混ぜて発酵させ、餡を包んで蒸した「酒まんじゅう」。スーパーなどでも売っているので食べたことがある人も多いでしょう。有馬温泉では、「炭酸せんべい」の元祖「三津森本舗」が手がける「菓子工房ありま」の蒸したて、出来立ての「酒まんじゅう」の食べ歩きが大人気。
アツアツの「酒まんじゅう」は、しっかりと酒の香りがしてふっくらと甘く、得も言われぬ美味しさです。お店で出来たてを味わうのが一番ですが、お土産にも人気です。ただし、あまり日持ちがしないので、その点だけは要注意です。
冷めてしまった「酒まんじゅう」は、電子レンジで加熱すると出来たてのふっくら感がよみがえります。
有馬温泉のおすすめお土産ランキングベスト3【スイーツ】
有馬温泉は、美味しい洋菓子屋さんがたくさんあることで知られる神戸からも目と鼻の先。口の肥えた神戸っ子もうならせる、有馬温泉スイーツはこちらです。
第3位.金泉塩を使った特製ケーキ「有馬ロール」
有馬温泉にあるレトロな雰囲気の洋菓子店「Cafe De Beau(カフェドボウ)」の名物スイーツが、「有馬ロール」です。海水の何倍もの円分を含む、有馬温泉の「金泉」を煮詰めて作った「金泉塩」を使ったロールケーキです。
ふわふわのロールケーキが巷では人気を博していますが、「有馬ロール」のスポンジはちょっと硬めのクラシックタイプ。ほのかに感じる塩味が特徴的です。
第2位.可愛らしいお店の本格的なケーキ「スイーツガーデン有馬•神戸」
有馬温泉のすぐ近くの田舎道にポツンとある「スイーツガーデン有馬・神戸」は、山奥とは思えないハイクオリティのスイーツがいただける素敵なカフェです。うっかりすると通り過ぎてしまいそうなほど目立たない場所にあります。
メディアでもたびたび紹介され、お取り寄せも可能ですが、周りに何もない静かな環境でいただく本格的なスイーツはまた格別です。お土産には日持ちがする焼き菓子がおすすめです。
第1.豆腐の風味を感じるクリーム「まめ清 シュークリーム」
「まめ清」は、有馬温泉で長年続いた豆腐屋さんでしたが、豆乳を使った大判焼き屋さんとしてリニューアル。定番の餡だけでなく、スイートポテトや甘辛ポークなどの変わり種の大判焼きもあり人気です。豆乳ベースのソフトクリームもおすすめ。
次いで、オープンさせたのが、豆乳や豆腐を使った創作菓子の店「豆腐屋の洋菓子店」。こちらでは、豆乳とおからを使ったドーナツが人気です。おすすめは、クリームに豆腐を加えた土日限定の窯焼きシュークリーム。すぐ近くにある「Cafe De Beau」とのコラボ商品です。
クリームは木綿豆腐そのものなのに、ちゃんと美味しいスイーツになっているから驚きです。シューは甘めのクッキーシュー。サクサク食感が豆腐クリームとベストマッチです。
有馬温泉のおすすめお土産ランキングベスト3【グルメ】
いかがでしょうか、昔ながらの名物お菓子や工夫を凝らしたニューウェーブ。どれも美味しくて目移りしてしまいます。でも、おすすめの有馬温泉土産はまだまだあります。
ここでは、年配の方や目上の方へのお土産にも喜ばれる、これぞ有馬温泉、有馬温泉ならではの名物グルメのお土産をご紹介します。
第3位.有馬温泉名物の佃煮「松茸昆布」
有馬温泉の名物グルメ、1つ目は、ご飯のお供にぴったりの「松茸昆布」です。国産の松茸と北海道産の昆布を炊き合わせた「松茸昆布」は、創業1559年の佃煮の老舗「川上商店」の一番人気です。「松茸昆布」は、甘口と辛口の2種類がありますので、お好みでどうぞ。
第2位.千成ひょうたんを漬けた珍しい漬物「千成ひょうたん漬け」
次にご紹介する有馬温泉の名物グルメは、豊臣秀吉の馬印として知られる「千成ひょうたん」を使った「千成ひょうたん漬け」です。秀吉にゆかりの深い有馬温泉だからこその名物グルメです。
全国的にもひょうたんの漬物は珍しいので、お土産にぴったり。ひょうたんそのものの見た目も何だかとてもかわいいです。
「ひょうたんなんて食べられるの?」と思う人もいるかもしれませんが、灘の酒味醂粕を贅沢に使い、秘伝の技で漬けた「千成ひょうたん漬け」は、ウケ狙いのキワモノではなく、ちゃんと美味しいので安心してください。
第1位.山椒のアクセントでごはんが進む「国産黒毛和牛の有馬煮(山椒入り)」
有馬温泉の付近は昔から山椒の産地でもあり、明治時代には山椒を醤油で煮た「有馬山椒」が大ヒットしました。「有馬山椒」は、今でも有馬温泉の人気のお土産物の一つです。
そんなことから、有馬は山椒の里として全国的に知られるようになり、山椒を使った料理には、「有馬焼き」「有馬漬け」「有馬煮」など、「有馬」の名がつけられています。
有馬温泉のお土産には、「有馬山椒」ももちろんいいですが、有馬の名物グルメというには一般的すぎです。そこでおすすめは、有馬温泉きっての老舗佃煮屋の「川上商店」が、有馬温泉のお肉屋さんと共同開発した「国産黒毛和牛の有馬煮」です。ピリッとした山椒の風味が後を引く絶品グルメです。
有馬温泉のおすすめお土産ランキングTOP2【温泉グッズ】
美味しいお菓子やグルメのあとは、人気の温泉グッズをご紹介します。効能豊かな有馬温泉の効果を自宅でも実感できる、おすすめのお土産です。購入は、老舗の土産物屋「吉高屋」とその支店の「温泉堂」がおすすめ。
「吉高屋」では、石鹸やフェイスマスク、タオル、さらには「てっぽうすいサイダー」など、有馬温泉にちなんだ、いろいろな種類の温泉グッズを取り扱っていますが、断トツで人気があるのは次の2品です。
第2位.レトロなパッケージがかわいい「カメ印 自宅湯原料 金湯・銀湯」
明治元創業の土産物屋「吉高屋」の人気商品「カメ印自宅湯原料」は、有馬温泉の泉質分析をもとに開発された薬用入浴剤です。最初に発売されたのは1893年、明治26年のことです。当時は「カメ印湯の花」の名前で売られていました。
1947年にいったん「カメ印湯の花」の製造は中止されますが、2004年に金泉の成分をもとに「カメ印湯の花」を復刻させました。
2008年に医薬部外品の認可を受け、商品名を「カメ印自宅湯原料」に変更、2011年には、銀泉の成分分析に基づく「銀湯」も発売されました。レトロなパッケージは、明治時代の発売当初のデザインがもとになっています。自宅でも温泉を楽しみたい人にはとくにおすすめのお土産です。
第1位.100%無添加の化粧水「カメ印 炭酸泉ミスト」
「吉高屋」では、薬用入浴剤のほか、温泉成分を利用した、たくさんの美容化粧品を開発し、製造販売しています。2015年に発売された「カメ印炭酸泉ミスト」もその一つ。
有馬温泉の炭酸泉には、肌の新陳代謝を促進して、ツルツルの美肌にしてくれるメタケイ酸と、カルシウムイオンが豊富に含まれており、昔から美人の湯、美肌の湯として知られています。そんな有馬温泉の源泉を100%使用した「カメ印炭酸泉ミスト」は、天然の化粧水として大人気です。
添加物をいっさい含んでいないので、肌が敏感な人でも安心して使えます。顔だけでなく全身に使えるので、持ち歩ける温泉としておすすめです。
有馬温泉へのアクセス方法
山奥のイメージがあるかもしれませんが、有馬温泉は大阪や神戸からもほど近い、アクセス抜群の温泉地です。ここでは、大阪から有馬温泉までのアクセス方法をご紹介します。大阪まで来れば、有馬温泉はもうすぐそこです。
大阪から60分で行ける癒しの場所
車でなくても行けるのも有馬温泉のいいところです。JR「大阪」駅 から有馬温泉までは、電車を乗り継いでわずか1時間で行くことができます。
JR神戸線で「三ノ宮」駅まで行き、市営地下鉄に乗り換えて「谷上」駅でさらに神戸電鉄に乗り換えます。「有馬口」駅まで来たらもう一息。神戸電鉄有馬線に乗り継いで「有馬温泉」駅で下車します。
乗り換えが面倒かもしれませんが、時間帯によっては「有馬温泉」駅直通の神戸電鉄もありますから、思ったほど大変ではありません。「三ノ宮」駅からは、高速バス「有馬エクスプレス」も便利です。 「三宮バスターミナル」から 「有馬温泉」まで、乗車時間は45分です。
住所 | 兵庫県神戸市北区有馬町 |
---|---|
公式URL | http://www.arima-onsen.com/ |
名湯有馬温泉でお湯とお土産を楽しもう
有馬温泉では、人気の高級旅館やリゾートホテルに泊まってリッチな気分を味わうのも、日帰り温泉や足湯で気軽に温泉を楽しむのもお好み次第です。
日本屈指の名湯を楽しんだら、お土産を買うのもお忘れなく。有馬温泉には、有馬温泉にしかない素敵なお土産がたくさんあります。買わないと後悔するかもしれませんよ。