エアーズロック(ウルル)の行き方や安い移動方法は？現在は登山禁止？

オーストラリアのエアーズロックは、世界で2番目に大きい一枚岩です。

先住民のアボリジニからはウルルと呼ばれているオーストラリアのエアーズロックですが、この記事ではエアーズロックの魅力や行き方について紹介していきます。

ここからは、日本からエアーズロック空港への行き方を紹介していきます。オーストラリアのエアーズロックの近くにはエアーズロック空港があるので、まずエアーズロック空港に行く事を考える必要があります。

日本からエアーズロック空港へは残念ながら直行便がありません。日本からエアーズロック空港まで、ケアンズを経由した行き方とシドニーを経由した行き方の2つがあります。

2つの行き方を見てみましょう。

ケアンズ空港を経由してエアーズロック空港への行き方ですが、日本からケアンズ空港へは2カ所から直行便が出ています。その2カ所が関西国際空港と成田空港です。

関西国際空港からケアンズ空港へは、木曜日以外は直行便が出ています。機中で1泊する便になり、関西国際空港を午後8時55分に出発して、ケアンズ空港に現地時間の朝5時15分に到着する予定です。

この便はオーストラリアを拠点とするLCCジェットスター航空が運航している飛行機になります。日本語・ウェブで飛行機の予約ができるのでとても便利です。

成田空港からもケアンズ空港への直行便が出ていますが、関西国際空港から向かうのと同じように機中で1泊する便で、成田空港を午後8時10分に出発しケアンズ空港に翌日の午前4時40分の早朝に到着します。

ケアンズに到着したのであれば、エアーズロック空港へ向かいましょう。ケアンズ空港からエアーズロック空港への便は毎日1日1便だけです。運行しているのはカンタス航空になるので、チケットを別で購入しましょう。

カンタス航空で、ケアンズ空港からエアーズロック空港への便は毎日1便出ているのですが、朝6時25分出発でエアーズロック空港に午前8時40分に到着する便となっています。

関西国際空港でケアンズまで来た場合、朝5時15分に到着する予定なので、乗り継ぎの時間が1時間ちょっとしかなく、同日に乗り継ぐのは難しいかもしれません。

また、成田空港を使った場合も乗り継ぎ時間が1時間半ほどなので、遅延などがあった場合は同日の乗り継ぎができません。

そのため、1日はケアンズ観光をして、翌日に飛行機でケアンズ空港からエアーズロック空港へ向かうのがおすすめです。

ここからは、シドニーを経由したエアーズロック空港への行き方を見ていきましょう。日本からはシドニー空港への直行便は、関西国際空港・成田空港・羽田空港から出ています。

関西国際空港はシドニーへの直行便が週4便出ていて、航空会社はカンタス航空です。日曜・火曜・木曜・土曜の午後7時に関西国際空港を出発し、シドニー空港に午前6時45分に到着します。

成田空港からはシドニー行きの直行便が1日1便出ていて、航空会社はJALです。午後6時55分出発でシドニーに到着するのが午前6時40分予定になっています。羽田空港からは直行便が1日2便出ていて、航空会社はカンタス航空とANAです。

カンタス航空は午後10時に羽田空港を出発し、シドニーに到着するのが翌日午前9時35分となっています。ANAは羽田空港を午後10時20分に出発し、シドニーに到着するのが翌日の午前9時55分です。

長時間のフライトになるので、安眠グッズを持って登場するようにしましょう。

シドニーからはエアーズロック空港へ直行便が出ていますが、ヴァージンオーストラリア（LCC）が毎日午前9時55分にシドニー出発、エアーズロック空港に到着が午後12時予定という便を出しています。

ジェットスターも土曜以外の週6日運航していて、午前10時30分出発で午後12時30分到着する便になります。

羽田空港からシドニーに来た場合、同日にエアーズロック空港行きの便への乗り継ぐことは難しいでしょう。ただ、成田空港や関西空港からシドニーに来た場合は、乗り継ぎは可能かと思います。

ここからは、エアーズロック空港からエアーズロックまでの行き方を紹介します。

エアーズロック空港のあたりに滞在するのであれば、エアーズロック・リゾートがおすすめです。このエアーズロック・リゾートは、エアーズロック（ウルル）観光のために作られた小さな街です。

エアーズロック空港からは5キロほどの場所にあり、車で20分で行けます。エアーズロック空港からエアーズロック・リゾートまではシャトルバスが出ているので、そちらに乗るようにしましょう。

エアーズロック・リゾート内の、各ホテルを回るシャトルバスは無料になっています。エアーズロック・リゾートも本当に小さな街なので、1周歩いて回るのに30分くらいしかかかりません。

観光する時間があるのであれば、アリススプリングスからのバスツアーもおすすめです。

オーストラリアのアリススプリングスは、日本で大ヒットした映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地にもなった場所になります。観光スポットとして人気なのがアンザックヒルです。

アンザックヒルは、アリススプリングスの町とマクドネル山脈を見渡せる場所です。展望台もあり、絶景スポットとして知られています。

ここからは、エアーズロック（ウルル）に現在登山ができるのか見ていきましょう。

実は、エアーズロック（ウルル）に辿り着いたからといって、登山できるというわけではないのです。温度が36度以上の日や雨の日は、エアーズロック（ウルル）に登山することはできません。

登山できない時には、エアーズロック（ウルル）登頂ルートのゲートが閉鎖されてしまいます。エアーズロック（ウルル）の山頂に行く道はそのゲートだけなので、そこが封鎖されてしまうとエアーズロック（ウルル）には登れないのです。

また、エアーズロック（ウルル）上空が強風の時や、レスキュー隊の訓練日、アボリジニの文化的なイベントのある日も、エアーズロック（ウルル）には登山できません。

以前あったこととしては、アボジリニの長老が亡くなってしまった時にも、エアーズロック（ウルル）登山は3日間ほど閉鎖されました。エアーズロック（ウルル）は365日のうち300日は登れない日があるようです。

そして、2019年10月26日にはエアーズロック（ウルル）が登頂が完全に「禁止」されました。これは、先住民アボリジニにとって聖地であるエアーズロック（ウルル）に観光客がなんのリスペクトもなく登ることを防ぐためです。

今後、エアーズロック（ウルル）が登ることができるようになるのかは、かなり微妙なところと言われています。

ここからは、エアーズロックへの安い移動方法と行き方を紹介します。

エアーズロック（ウルル）へ出来るだけ安く行きたいという方は、航空会社のプロモーションを利用して行きましょう。

航空会社は期間限定で、オーストラリアへの往復チケットが2万円以下で購入できるキャンペーンをやっていることもあります。

こうした情報は、航空会社のメール会員になっているとすぐに知らせてくれるので興味がある方はメール会員になっておきましょう。

エアーズロック・リゾートまで来たのであれば、そこからはリロケーション（レンタカー）を利用するのもありです。

レンタカーでエアーズロック（ウルル）までの道を楽しみながら自由に散策するのも良いですし、エアーズロック（ウルル）の近くにはキャンプスタイルの宿泊施設もあります。

そこに宿泊して、エアーズロックを毎日眺めて楽しむのもおすすめです。

エアーズロックを見るのであれば、シドニー経由でエアーズロック空港に行くのがおすすめです。ケアンズ経由だと同日の乗り継ぎが難しいですが、シドニー経由であれば同日の乗り継ぎも可能になってきます。

エアーズロックは2019年10月から登頂が禁止されているので、眺めて楽しみましょう。