姫川源流自然探勝園で源流を見よう!周辺の植物やアクセス方法を紹介

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姫川源流は長野県白馬にある全国的にも珍しい一級河川の源流です。源流を身近に見れるという珍しい場所は姫川源流以外にも自然探勝園を散策すると白馬の美しい景色を見れるため人気の観光スポットとなっています。この記事では自然探勝園の周辺の植物やアクセス方法を紹介します。

姫川源流自然探勝園で源流を見よう!周辺の植物やアクセス方法を紹介

目次

  1. 全国的にも珍しい!一級河川の源流を見にいこう
  2. 長野の一級河川•姫川とは?
  3. 姫川の源流が見られるのは「姫川源流自然探勝公園」
  4. 姫川源流自然探勝公園で見られる植物
  5. 姫川源流自然探勝園へのアクセス方法
  6. 自然探勝園で珍しい源水と自然を満喫しよう!

全国的にも珍しい!一級河川の源流を見にいこう

自然探勝園では、全国的にも珍しい一級河川の姫川源流を見ることができる自然公園です。長野県の自然環境保全地域に指定され、環境保護がされているため自然そのままの四季の花々を見ることもできます。

この記事では、全国的にも珍しい源流が見られる自然探勝園のアクセス方法や見ることができる植物を紹介していきます。

長野の一級河川•姫川とは?

一級河川とは、人々の暮らしを守り産業を発展させるのに非常に重要なかかわりを持っている河川の中でも国が管理している河川のことをいいます。ここからは、長野の一級河川・姫川とはどのような河川なのかを紹介していきます。

長野県から新潟県を流れる一級河川

姫川とは、長野県から新潟県を流れる一級河川です。長野県北安曇群から国道148号線と並行をして58kmの距離を流れ、県をまたぎ新潟県の糸魚川市の河口から日本海へと続いています。

古事記や出雲国風土記にも河川の存在が記されており、高忘国を治めていた豪族の娘「奴奈川姫」に大国主命が出雲から求婚をしにきたという神話も残されています。また、姫川という河川の名前は「奴奈川姫」から由来されているといわれています。

姫川の近くには、親海湿原や姫川源流自然探勝園があり周辺を散策すれば姫川河川だけではなく、花々や木々など豊かな自然に触れることができます。

水質ランキング日本一にも輝いた

姫川は、国土交通省が公表している一級河川の水質調査で、1999年(平成11年)以降4回にわたって水質ランキング日本一にも輝いています。

国土交通省では、昭和33年から一級河川で水質調査を行っていて、有機汚濁の指標である値や、環境基準を満たした調査をおこなっています。

ゴミの量や水の臭い、河川のある環境基準を調査をし過去最高の数値を更新したこともある姫川は、泳ぎたいと思うきれいな川ともいえるでしょう。

姫川の源流が見られるのは「姫川源流自然探勝公園」

姫川の源流が見られる「姫川源流自然探勝公園」は、姫川源流をみることができる自然公園で周辺に親海(およみ)湿原もあります。

「姫川源流自然探勝公園」は、親海湿原の北側にある荒神の森を隔てて姫川河川の源流をみることができます。源流部から下流にかけて季節ごとに花が模様替えをしたようにさまざまな花をみることができます。

親海湿原は木道やウッドチップの干そうの周回路が整備されていて1周を約20分ほどで探勝することができます。現在は湿原ですが、江戸自体から昭和初期には田んぼとして開懇されていた歴史もありますので、時間があれば親海湿原もぜひ巡ってみて下さい。

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湧水は名水百選にも選ばれている

姫川源流自然探勝公園で見ることができる姫川源流湧水は、水温が8℃から10℃ほどの冷水が湧き出ていて硬度は平均17.0mgの軟水に分類され名水百選に選ばれています。

名水百選とは、全国にある清澄な水の再発見に努めて、広く人々に紹介をして普及するとともに水質保全への認識を深めて優良な水環境を積極的に保護するなど水質保全行政の進展を目的に昭和60年3月に環境省が選定をしました。

名水百選に指定されている姫川の湧水を飲んでみたいという人もいるかと思いますが、残念ながら姫川の湧水源水は採水地での飲用も持ち帰りも認められていないため、見るだけに留めておくようにしましょう。

季節ごとの草花の観察もおすすめ

姫川源水から下流にかけては、季節ごとの草花が咲くので植物観察にもおすすめです。源流部は川床が細かい礫になっていて、冬の冷水中には「アオハナゴケ」や「バカイモ」を見ることができ、夏には小さな花を川面咲かせる姿などをみることができます。

また、源流から1kmほど下流には小姫川左岸一帯の湿地帯でも様々な花をみることができますので、ゆっくり時間をかけて散策をしてみてはいかがでしょうか。

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姫川源流自然探勝公園で見られる植物

ここからは、姫川源流自然探勝公園で見られる植物を4つ紹介していきます。

①バイカモ

姫川源流自然探勝公園で見られる植物1つめは、「バイカモ」です。バイカモは漢字で書くと「梅花藻」と書くキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草の水草です。

冷たく流れのある清流に生息をする「バイカモ」は、初夏から初秋にかけてウメの花のような白い花を水中につける姿を眺めることができます。

水中に藻のように生えている葉は濃緑色で分裂をし流れに沿って1mほどに伸びています。流れのある場所でしか育たない「バイカモ」は山菜として食用にもなりますが、姫川源水周辺は保護地区となっているため採取はしないようにしましょう。

②福寿草

姫川源流自然探勝公園で見られる植物2つめは、「福寿草(ふくじゅそう)」です。「福寿草」は、別名元日草(ガンジツソウ)とも呼ばれ1月1日の誕生花でもあります。

自生地が北海道から九州と全国的にみることができる「福寿草」は、キンポウゲ科の多年草で、早春に3~4cmの黄色い花を咲かせます。黄色い花は花弁を使って日光を花の中心に集めるため、日光が当たっていない時は花を閉じてしまいます。

夏になると地上部を枯らす「福寿草」は、早春に花を咲かせたあと夏までに光合成をおこない、次の春まで地下で過ごす植物となっています。

③水芭蕉

姫川源流自然探勝公園で見られる植物3つめは、「水芭蕉(みずばしょう)」です。「水芭蕉」の和名である「バショウ」とは「イトバショウ」の葉に似ていることから由来したサトイモ科ミズバショウ属の多年草です。

「水芭蕉」は、日本各地に多数の群生がある花で、「夏の思い出」の歌詞にも登場します。「水芭蕉」の花は低地で4月から5月、高地で融雪後の5月から7月にかけてみることができます。

花びらのように見える「水芭蕉」の白い部分は、実は花ではなく葉が変化した「 仏炎苞 (ぶつえんぼう) 」と呼ばれています。正しい花の部分は中央の黄色い円柱状の部分となるので、開花時期に訪れた際はぜひ、花の部分にも注目してみてください。

④ヒメザゼンソウ

姫川源流自然探勝公園で見られる植物4つめは、「ヒメザゼンソウ」です。「ヒメザゼンソウ」は、サトイモ科ザゼンソウ属の多年草で、仏像の光背に似た形の花弁が重なる姿が僧侶の座禅を組む姿に見えたことから名前が由来されています。

「ヒメザゼンソウ」は、雪解けと共に地上に姿をあらわしますが花が咲くのは6月から8月上旬までとなっています。「ヒメザゼンソウ」の花は数センチと小さく枯れ葉に紛れていると気づかないため、注目しないと見落としてしまいます。

「ヒメザゼンソウ」の葉は食品サンプルのようなツヤがあるので、葉だけでしたら春に見つけやすいので、歩きながら探してみてはいかがでしょうか。

姫川源流自然探勝園へのアクセス方法

ここからは、姫川源流自然探勝園へのアクセス方法について紹介をしていきます。

南神城駅から徒歩約20分

姫川源流自然探勝園へのアクセスは徒歩の場合はJR大糸線南神城駅から約20分ほどで着くことができます。南神城駅から国道148号線に沿って歩くと着くことができます。

車でアクセスする場合は、安曇野ICから車で50分、長野ICから車で50分で駐車場までアクセスすることが可能となっています。

姫川源流自然探勝園内は広いため散策をしたいという場合は、車やタクシーなどを使って訪れるのがおすすめです。

白馬さのさかスキー場の駐車場を使用

姫川源流自然探勝園は、駐車場もあるため車で訪れても安心です。駐車場は、白馬さのさかスキー場の第1駐車場を使用することになります。普通車は無料で停められ収容台数は100台可能となっています。

姫川源流自然探勝園の内部にはトイレがありませんが、駐車場内にトイレがあるため源水を見に行く前に立ち寄っておくとよいでしょう。

第1駐車場から、姫川源水までは徒歩7分で着くことができ、源流周回は約20分ほどで周ることができます。また、親海湿原には駐車場から10分ほどで行けますので、時間があれば源水と共に巡ってみてはいかがでしょうか。

住所

〒399-9211

長野県北安曇郡白馬村

電話番号

0261-75-2811 

営業時間・定休日

[営業時間]

24時間入園可能

[定休日]

年中無休

駐車場の有無

駐車場あり

アクセス

●安曇野ICから車で50分
●長野ICから車で50分、駐車場から徒歩約20分
●JR大糸線南神城駅から徒歩約20分

公式URL

姫川源流自然探勝園

自然探勝園で珍しい源水と自然を満喫しよう!

長野県にある姫川源水について紹介をしていきましたが、いかがだったでしょうか。姫川源水がみれる自然探勝園周辺には四季折々の植物も観察することができるので、家族やカップルで訪れても楽しむことができます。長野観光の際には美しい姫川源水を見に自然探勝園に足を運んでみて下さい。

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