岩木山神社は珍しい狛犬のいるパワースポット!ご利益やお守りについて紹介
青森県にある岩木山神社は珍しい狛犬がいることで有名な神社。最近ではパワースポットであるとも言われていて参拝者も増加しています。そこで今回はそんな岩木山神社についてまとめてみました。珍しい狛犬の詳細情報や授与しているお守りなどについてもご紹介しています。
目次
弘前のパワースポット「岩木山神社」について紹介!
青森県の弘前にある岩木山神社は人気のパワースポット。ご利益を求めて全国からたくさんの人が訪れています。そこで今回はそんな岩木山神社について詳しくまとめてみました。
岩木山神社にいる珍しい狛犬に関しての情報や、授与している御朱印・お守りについてもご紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
岩木山神社のご利益は?
ではさっそく岩木山神社についてご紹介していきましょう。岩木山神社は昔から「お岩木さま」「お山」と呼ばれ親しまれている神社。陸奥津軽の開拓の神、農海産物の守護神、また祖霊が宿る場所として崇められてきました。
今から約1200年前の宝亀11年(780)に社殿が建てられたのが岩木山神社の始まりです。その後の延暦19年(800)に、征夷大将軍 坂上田村麿がこれを再建。また、山麓である十腰内の里に下居宮を建立して、山頂を奥宮とした際に下居宮を現在地に奉遷しました。
岩木山神社は地頭や領主から深く信仰されており、その心を表すかのように大造営が行われてきました。近代になる頃には建物も施設も大きくなり、日本の北門鎮護の名社として有名になっていたと言います。
このように人々を動かす力を持つ岩木山神社は農業・漁業・商工業・医薬・交通関係、とりわけ開運福の神として有名に。宗派を問わず様々な人から信仰される神社です。
岩木山神社の御祭神
そんな岩木山神社にお祀りされている神様は、顕國魂神(うつしくにたまのかみ)・多都比姫神(たつひひめのかみ)・宇賀能賣神(うがのめのかみ)・大山祇神(おおやまづみのかみ)・坂上刈田麿命(さかのうえのかりたまろのみこと)の5柱です。
このお祀りされている神様たちは、国を守る神様の顕國魂神、水の神様である多都比姫神、稲荷の神様である宇賀能賣神、山の神様である大山祇神と津軽の発展に大きな力を貸してくださった神様だと言われています。
またこの4柱の神様の他に、岩木山神社を発展させた坂上刈田麿命(坂野上田村麿)が祀られており、その深い信仰の意を表しています。
岩木山神社には珍しい狛犬がいる?
様々な見所がある岩木山神社ですが、その中でも特に有名なのが二匹の狛犬。神社で見かけても珍しくはない狛犬ですが、なんと岩木山神社の狛犬は逆立ちをしているのです。このような狛犬はほかの神社ではなかなか見かけないのではないでしょうか?
珍しい2匹の狛犬
この珍しい狛犬は岩木山神社の鳥居をくぐって山道を直進し、楼門へと続く道を登った先にあります。楼門を囲うような形で石の柵が設置されているのですが、その柵に捕まるような形で二匹の狛犬がいるのです。
通常の狛犬であれば正面を向いて座っているか、体は横に顔は前にして座っていることが多いです。しかし岩木山神社の狛犬は一体は頭を下向きに、もう一体は頭を上向きにして作詞しがみつくような形になっているのです。
この狛犬たちにはそれぞれご利益があると言われており、頭を上にしている狛犬は金運アップに、頭を下向きにしている狛犬は恋愛運アップに効果があるとされています。
狛犬の写真を待ち受けにするといい?
またこのご利益のある狛犬を写真に撮って待ち受けにしておくことで、さらなる効果が期待できるとも言われています。金運のご利益を期待する人は上向きの狛犬を、恋愛運のご利益を期待する人は下向きの狛犬を写真に撮って待ち受けに設定してみましょう。
岩木山神社の御朱印やお守り
では続いては、岩木山神社で授与してもらえる御朱印やお守りについて見てみましょう。神社を巡っている際の楽しみの一つでもある御朱印やお守り。ご利益を分けてもらえるのはもちろん、旅の思い出として形に残るものがあるのは嬉しいものです。
特に最近では御朱印集めが女性の間で流行しており、全国各地の神社仏閣の御朱印を収集するのが趣味という人も少なくないでしょう。各神社によってデザインなども大きく変わってきますので、どんなものがいただけるのか事前にチェックしておくのがおすすめです。
御朱印の受付時間と場所
ではまずは、御朱印の受付時間と場所を見ておきましょう。岩木山神社では鳥居をくぐったあとに直線の参道があります。こちらをしばらく進んでいくと左手には守札授与所がありますので、こちらで御朱印をいただきましょう。
鳥居をくぐったあと一番に目につく場所にありますが、最初に御朱印をいただくというのはタブー。必ず身を清めたあとに参拝をして神様に挨拶を済まし、そのあとに御朱印をいただくようにしてください。
また御朱印の受付時間は4月〜10月なら午前8時 〜 午後5時まで、11月〜3月なら午前8時30分 〜 午後4時までとなっています。季節や時期によって受付時間が変わってきますので、確認してから岩木山神社へと向かいましょう。
お守りの種類
では続いては岩木山神社で授与してもらえるお守りについてご紹介しましょう。様々なご利益がある岩木山神社。お守りの種類も豊富なのですが、一番人気があるのはやはり縁結びのお守りです。
ちりめんでできた素材を結んで作ってあるお守りは一つ一つ手作りしているようで、少しずつ形や柄が違っています。青とピンクの鈴がついており、可愛らしい音がなるのも人気のポイントです。
またその他にも金運のお守りや家内安全のお守り、また誕生月で選ぶ花まもりも人気です。岩木山神社のある弘前市は桜の名所。そのためお守りのデザインにも桜があしらわれているものが多く、とっても華やかなんです。
岩木山神社を参拝した記念になるのはもちろん、お土産にも喜ばれる可愛いデザインのものがたくさんありますので、参拝後にはぜひ授与所へと立ち寄ってみてお守りを購入してみましょう。家族はもちろん、友人などに渡しても喜ばれますよ。
岩木山神社の見どころ
では続いては、岩木山神社の見どころについてご紹介していきましょう。パワースポットとしても有名な岩木山神社。狛犬やお守りに目がいきがちですが、それ以外にもご利益を分けてもらえる場所があるんです。
参拝する前に見どころについて知っておくことで、より一層パワースポットを楽しむことができます。またご利益があるポイントを知っておくことで、自分にあった恩恵を受けることができますので、是非チェックしてみてください。
幹が5本に分かれた神木「五本杉」
まず最初にご紹介したいのは「五本杉」です。こちらは岩木山神社に入ってすぐの白い鳥居(二の鳥居)をくぐった右側にある大きな杉の木。名前の通り幹が五本に分かれている珍しい御神木です。
この御神木がパワースポットだと言われているのは、岩木山神社の御祭神に関係があります。先ほどご紹介した岩木山神社の御祭神は五柱で顕國魂神・多都比姫神・宇賀能賣神 ・大山祇神・坂上刈田麿命だとご紹介しました。
この五人の神様をお祭りしたことによって、木の幹が五本に分かれたのではないかという不思議な言い伝えがあるそうです。聞いただけでもご利益がありそうなこの御神木。インパクトも抜群ですので、参拝の際にはぜひ見ておきましょう。
ご神水としてご利益がある「手水舎」
続いて見ておきたいのは「手水舎(ちょうずや)」です。こちらは参道を進んだ先にある楼門の手前にあります。こちらで手や口を清めてから参拝するのですが、なんとこの手水舎の水は250年以上も前の水が濾過されて出てきているそう。
岩木山に降った雨や雪がゆっくりと地中で濾過されて、こちらへと出てきているそうです。じっくりと濾過されたお水は不純物がないため飲み水としても美味しくいただけます。
お水をいただく時は備え付けてある柄杓からお水を手に取りいただくか、ペットボトルなどの容器を用意するようにしましょう。くれぐれも柄杓から直接お水を飲まないように気をつけてください。
竜神様の昇る気を頂ける「白雲大神社」
続いてのご紹介するのは「白雲大神社」です。岩木山神社には5柱の神様がいるとお伝えしてきましたが、その中でも特に農業の神様である稲荷様(宇賀能賣神)と水の神様である龍神様(多都比姫神)は特別に扱われています。
この二人の神様は地域の発展のために大きな働きをしたと考えられており、そのためそれぞれに社殿を儲けようということになっているのです。これを末社というのですが、そのそれぞれの末社が「白雲大神社」と「稲荷神社」なのです。
この龍神様(多都比姫神)が祀られている「白雲大神社」は竜神様の登る気をいただけるパワースポットとしても人気の場所。ぜひ立ち寄った際には参拝してみましょう。またこの白雲大神社の近くには「白蛇の池」と呼ばれている白い池があります。
白濁した不思議な池で見るからにパワーを秘めていそうなこの白蛇の池。蛇は龍と同じように昔から神様として扱われてきた動物です。龍神様のいる白雲大神社と同じようにパワースポットになりますので、参拝のあと一緒に立ち寄ってみましょう。
穀物・農業の神様が祀られている「稲荷神社」
続いてご紹介するのは「稲荷神社」です。こちらは先ほどご紹介した末社のうちの一つ。穀物・農業の神様である宇賀能賣神が祀られています。
稲荷神社がある場所は先ほどの白雲大神社の隣。赤いのぼりがたくさんあるのでそちらを目印に向かいましょう。社殿の前には小さな狛犬が二匹いるのですぐにわかります。
農業の神様がいる場所ですので、農業関係者の方が多く訪れる場所ですがご利益があるのには違いありません。せっかく岩木山神社を訪れたのならば見ておきたい見どころの一つです。
岩木山神社へのアクセス方法
では続いては、岩木山神社へのアクセス方法をご紹介しておきましょう。青森県弘前市にある岩木山神社。弘前駅からのアクセスが便利ですので、確認しておきましょう。
公共交通機関を利用する場合
ではまずは公共交通機関を利用する場合をご紹介しましょう。東京から岩木山神社へと向かう場合は新幹線を利用します。東京駅から東北・北海道新幹線の「はやぶさ新函館北斗行」へ乗車し、新青森駅へと向かいます。
新青森駅からは奥羽本線の快速弘前行きへ乗車し「弘前駅」で下車しましょう。弘前駅で下車した後は、弘前~岩木庁舎線・枯木平線(高岡経由)のバスへと乗車します。そのままバスで約40分ほどすると岩木山神社前のバス停に到着するのでそこで降りましょう。
バス停から岩木山神社までは徒歩すぐです。バスの料金は770円となっています。
車で行く場合
続いては車でのアクセス方法をご紹介しましょう。東京方面から岩木山神社に向かう際は東北自動車道を利用します。大鰐弘前ICまで東北自動車道を進み、有料道路を降りた後は弘前市平岡の弘前バイパス/国道7号へと向かいましょう。
弘前バイパス/国道7号線へと入ったら岩館(交差点)を左折して県道13号 へと入ります。そのままアップルロード/県道127号をしばらく直進し、その後左折して青柳橋/県道28号に入りましょう。
ここまでくれば岩木山神社はもうすぐです。県道3号線に向かって走り二度右折したら到着。駐車場がありますのでそちらに駐車して参拝へと向かいましょう。
住所 | 青森県弘前市大字百沢字寺沢27 |
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電話番号 | 0172-83-2135 |
営業時間・定休日 | 【参拝時間】 4月〜10月 午前8時 〜 午後5時 11月〜3月 午前8時30分 〜 午後4時 【定休日】 なし |
アクセス | JR弘前駅からバスで約40分 |
駐車場の有無 | あり |
公式URL |
岩木山神社へ行ってみよう!
今回は青森県弘前市にある岩木山神社についてご紹介しました。青森県を代表する歴史のある神社で、昔から地域の人々に信仰されてきたことがわかったと思います。
顕國魂神・多都比姫神・宇賀能賣神・大山祇神・坂上刈田麿命の5柱によるご利益は効果抜群。恋愛や金運・家内安全など幅広い物事に効果があります。パワースポットとしても近年は有名になってきているので興味がある人はぜひ足を運んでみてください。