兼六園の見どころを紹介!季節の景色や金沢のおすすめ観光スポットも
金沢で人気の観光地である兼六園。季節によって表情を変える景色は見どころたっぷりです。そこで今回はそんな見どころ溢れるの兼六園についてご紹介します。また、兼六園付近の人気観光地についてもご紹介していますので、金沢旅行の際には参考にしてみてください。
目次
金沢の大名庭園【兼六園】の魅力に迫る!
金沢の大名庭園である兼六園。昔から金沢の観光地として人気がある場所です。そこで今回はそんな兼六園の見どころについてまとめてみました。兼六園とは一体どんな場所なのか、また季節によって変化するおすすめの見どころも一緒にご紹介していきます。
兼六園とは
ではまずは兼六園がどのような場所なのかご紹介しましょう。金沢について調べたら必ずと言って耳にする兼六園。名前は聞いたことがあるけれども、どんな場所なのかは知らないという人も多いのではないでしょうか?
金沢を訪れた際には必ず立ち寄りたいおすすめスポットですので、これをきっかけにどんな場所なのか、また兼六園の見どころはどんなところなのか確認しておきましょう。
石川県金沢市の人気観光スポット
まず最初に押さえておきたいのは、兼六園は石川県金沢市にある人気観光スポットだということです。北陸地方の中でも特に人気のある石川県。美味しい食事や温泉など、旅の楽しみがたくさんある地域になります。
そしてその旅の間に立ち寄りたい場所が兼六園。数ある金沢の観光地の中でも圧倒的な人気を誇っています。旅行サイトなどでも必ずと言っていいほど名の上がる有名な場所ですので、一度は足を運んでおきましょう。
日本三大名園の一つ
そんな人気の兼六園は、日本三大名園の一つです。茨城県の水戸偕楽園(かいらくえん)、岡山県の岡山後楽園(こうらくえん)と並んで日本三大名園の一つである兼六園。江戸時代の代表的な大名庭園として造られました。
繁華街である金沢の中心に位置し、四季折々の美しさを楽しめるとあって日本人はもちろん海外の観光客からも人気の観光スポットとなっています。
兼六園の詳細情報
ではここで兼六園の詳細情報をまとめておきましょう。旅行の際にはアクセス方法や開演時間を事前に調べておくのがおすすめ。突然のスケジュール変更がないように、事前に下調べしておきましょう。
住所 | 石川県金沢市丸の内1番1号 |
電話番号 | 076-234-3800 |
営業時間・休業日 | 【3月1日~10月15日】 7:00~18:00 (退園時間) 【10月16日~2月末日】 8:00~17:00 (退園時間) 年中無休 |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | タクシーで金沢駅より約10分 |
公式HP |
金沢・兼六園を楽しむための豆知識
では続いては、金沢・兼六園を楽しむための豆知識についてご紹介しましょう。何も知らなくても十分に楽しむことができる兼六園ですが、成り立ちや歴史を知ることによって新たな楽しみが生まれます。
自分が楽しめるのはもちろん、一緒に旅行する人との話題作りにもなりますので旅行の前に兼六園の見どころをチェックしておきましょう。
兼六園の歴史
まずは兼六園の歴史について知っておきましょう、兼六園は加賀百万石の文化を映す歴史的文化遺産です。何代もの加賀藩主の願いが投影されている庭園で、神仙思想と呼ばれる長寿と永劫の繁栄の願いを込めて造られました。
広大な敷地の中には池・築山・御亭が配置されており、庭園内を遊覧できる廻遊式の庭園となっています。これは様々な時代の庭園手法を使用した造りで、広い土地を活かした造りとなっています。
7つの出入り口(料金所)
広大な敷地を持つ兼六園には7つの出入り口が設けられています。これらの出入り口はそれぞれ料金所となっており、入場する際には料金の支払いが必要です。
兼六園にある出入り口は「桂坂口(かつらざかぐち)」「蓮池門口(れんちもんぐち)」「真弓坂口(まゆみざかぐち)」「随身坂口(ずいしんざかぐち)」「小立野口(こだつのぐち)」「上坂口(かみさかぐち)」「桜ヶ岡口(さくらがおかぐち)」の7つ。
最も利用者が多いのは桂坂口。駐車場が広くお土産どころも多いので観光客が利用しやすいのがポイントです。また真弓坂口も21世紀美術館や金沢城公園が近いこともあり、利用者が多い出入り口となっています。
兼六園の2つのコース
兼六園には代表的な見どころを回れる六勝コース(バリアフリー)と、庭園をじっくり味わえる堪能コースの2種類があります。
六勝コースは霞が池や菊桜などを見て回るコース。坂道もないので車椅子の方でも楽に散策することができます。一方の堪能コースは兼六園内の見どころを網羅するコース。移動距離は長くなりますが、その分じっくりと兼六園を楽しむことができます。
金沢・兼六園の四季折々の見どころ
では続いては、金沢・兼六園の四季折々の見どころについて見ていきましょう。春夏秋冬いつ訪れても美しい兼六園ですが、季節によって見どころが変わります。一体どの季節にどんなところを見るのがおすすめなのかをまとめましたので、是非ご覧ください。
季節を彩る花
兼六園には様々な花が咲きますが、その中でもおすすめは桜。春になるとたくさんの桜が園内を埋め尽くします。中でも兼六園菊桜は日本に一つしかなかった天然記念物。現在は2代目が園内で咲いています。
この花の特徴は1つの花に花びらが300枚以上もつくこと。その豪華絢爛な見た目が菊の花に似ていることから、菊桜と呼ばれるようになったそうです。
開花の時期は4月の下旬から5月の上旬ごろまで。咲き始めの濃いピンク色からどんどん白色に変化していく花の様子を楽しむことができます。
さまざまな野鳥
美しい風景が印象的な兼六園ですが、自然だけではなく様々な野鳥が見られることでも有名です。金沢という市街地であるにも関わらず、カワセミや鶯・鴨・オオルリなどが観測できます。
警戒心が強い野鳥などは人影が少ない早朝なら出会うことができるかもしれません。一年を通じて様々な野鳥がいますので、木々の間をよく観察してみましょう。
ライトアップされる夜の景色
さらにおすすめなのは日が落ちてからの兼六園です。兼六園では辺りが暗くなった頃に、霞が池や菊桜などの見所がライトアップされます。ライトアップされると一気に表情が変わって夜の景色に。昼間とは雰囲気がガラッと変わり、また違った趣を感じられます。
特に秋頃は紅葉している木々がライトアップされるので一気に幻想的な風景に。水面に反射した紅葉は美しく、何度でもみたくなる風景です。他の季節とはまた違う美しさを楽しむことができますので、是非ライトアップされている時期にも訪れてみてください。
金沢・兼六園の見どころポイント
では続いては、金沢・兼六園の見どころポイントについて見ていきましょう。広い敷地を持つ兼六園。全て回りきるのには時間も体力も必要なので、要所だけをみて回りたいという人も多いはず。
そこでここではサクッと観光したい・時間を短縮したいという人向けの情報をまとめました。見どころポイントに絞って散策することで、時間を有効活用できますので、事前にどのルートで回るのか検討してみましょう。
兼六園のシンボル「徽軫灯籠(ことじとうろう)」
まず最初にご紹介するのは「徽軫灯籠(ことじとうろう)」です。徽軫灯籠は霞が池の北川にある兼六園を代表する景観の一つ。二股になっている灯篭の足がお琴の琴柱(ことじ)に似ていることから、この名前がつけられました。
昔は暗くなると灯籠が点灯し、霞が池周辺を明るく照らしていました。その明かりは水面に反射して辺りを照らし出し、非常に美しかったと言われています。現在でも曲水に架かる虹橋と一体となり優れた風景を作り出しています。
兼六園最大の池「霞ヶ池(かすみがいけ)」
さらに兼六園を代表する見どころといえば「霞が池」です。この霞が池は兼六園の中心にある大きな池。兼六園の中では最大の大きさで、約5,800㎡の面積があります。
霞が池の周辺には、栄螺山・内橋亭・先ほどご紹介した徽軫灯籠など、様々な見どころが霞ヶ池の周辺に配置されています。池の周辺を一周するだけでも十分に兼六園の景色を楽しむことができる造りとなっています。
花見の絶景スポット「花見橋(はなみばし)」
続いての見どころは「花見橋(はなみばし)」です。こちらは擬宝珠(ぎぼうし)の欄干がある木橋。橋の下に緩やかな曲水が流れており、花々と素晴しい調和を生み出しています。
春には桜やカキツバタ・皐月・ツツジなどが咲き誇り、通りかかる人々を楽しませてくれます。また春以外でも紅葉な雪景色を楽しむことができるので、一年を通じて景色を楽しむことができる兼六園の見どころです。
金沢・兼六園周辺のおすすめ観光スポット
ではここからは、金沢・兼六園周辺のおすすめ観光スポットについてご紹介しましょう。兼六園の周辺にはたくさんの観光地があります。散策が終わったら少し足を伸ばして、他のおすすめ観光スポットに出かけてみましょう。
金沢市民の台所「近江町市場」
まず最初にご紹介するのは、金沢市民の台所「近江町市場」です。近江町市場は約300年の歴史を持つ小売市場。海産物や生鮮食品などを中心に小売店がたくさん並んでいます。
また小売店以外にも飲食店がずらり。金沢の新鮮な魚を使った海鮮丼やお寿司が食べられるお店がたくさんあります。買い物はもちろん、市場の中を歩くだけでも楽しいので是非立ち寄ってみましょう。
住所 | 石川県金沢市上近江町50 |
電話番号 | 076-231-1462 |
営業時間・休業日 | 【営業時間】 9:00~17:00(店舗により異なる) 【定休日】 年始(店舗により異なる) |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 金沢駅からバスで10分 |
公式HP |
フォトジェニックな街並み「ひがし茶屋街」
東茶屋街とは金沢を代表する茶屋街の一つ。歴史を感じることができる建物が続く町並みはフォトジェニックで写真撮影にぴったり。着物のレンタル店もたくさんあるので、着飾って街を散策するのがおすすめです。
茶屋街の中には割烹やカフェ、セレクトショップなどがたくさんあり、買い物や食事するのにぴったり。金箔を使用した贅沢なソフトクリームなど名物もたくさんありますので、いきたいお店をチェックしておきましょう。
住所 | 石川県金沢市東山 |
電話番号 | なし |
営業時間・休業日 | 【営業時間】 店舗により異なる 【定休日】 店舗により異なる |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 【車の場合】 金沢駅から約10分 金沢東IC・金沢森本ICから約15分、金沢西ICから約25分 城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「橋場町」バス停から徒歩約5分 金沢ふらっとバス材木ルート「浅野川大橋」バス停から徒歩約5分 |
公式HP | https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10212.html |
兼六園と並ぶ定番観光スポット「金沢城公園」
最後にご紹介するのは「金沢城公園」です。金沢城公園は加賀藩前田家の居城跡につくられた公園。菱櫓(ひしやぐら)や五十間長屋(ごじっけんながや)などの建物が当時に忠実に再現されています。
金曜・土曜・祝日の前日には夜間ライトアップも実施されており、美しく幻想的な姿を楽しむことも。家族での利用はもちろん、カップルで訪れるのもおすすめの観光スポットです。
住所 | 石川県金沢市丸の内1-1 |
電話番号 | 076-234-3800 |
営業時間・休業日 | 【営業時間】 (3月~10月15日) 7:00~18:00 (10月16日~2月) 8:00~17:00 9:00~16:30 【定休日】 年中無休 |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 金沢駅からバスで15分(北陸鉄道路線バス、城下まち金沢周遊バス、兼六園シャトル) |
公式HP |
金沢・兼六園で季節ごとの景色を楽しもう!
今回は人気の観光地である金沢・兼六園についてご紹介しました。四季の変化に合わせて様々な表情を見ることができる兼六園は、いつ訪れても楽しい健康地であることがわかったと思います。春の花見や、秋の紅葉など見どころ満載の兼六園。金沢旅行の際には是非立ち寄ってみましょう。