日光荒山神社のお守りで縁結び祈願!ご利益やアクセスを紹介
栃木県の日光二荒山神社のご神体は、男体山・女峰山・太郎山という3つの山で、夫婦と子供に見立てられていることから、縁結びや家庭円満にご利益があるとされ、お守りが人気です。この記事では、日光二荒山神社のお守りについて詳しくご紹介します。
目次
日光二荒山神社のお守りを紹介!
日光二荒山神社は、日光東照宮や日光山輪王寺とともに世界遺産「日光の社寺」として登録されている、世界的に有名な神社です。こちらの神社は特に縁結びや子宝祈願にご利益があるとされ、お守りが人気を集めています。
この記事では、日光二荒山神社について、特にこちらで配られるお守りを中心に詳しくご紹介します。
日光二荒山神社とは?
日光二荒山神社は栃木県日光市にある神社で、世界遺産にも登録されている神社です。国宝の刀剣2件や重要文化財に指定されている建造物群など、江戸時代初期の寺社建築の貴重な史跡でもあります。
また、中禅寺湖畔にある中宮祠、そしてご神体である男体山にある奥宮とともに広大な神域を形成し、古代の山岳信仰を今に伝えています。
日光二荒山神社の御祭神
日光二荒山神社のご神体は、中禅寺湖から力強くそびえる男体山、その北東にある女峰山、北西にある太郎山です。それぞれ『日本書紀』に登場する大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命とされ、父、母、子の関係をなしています。
大己貴命は出雲大社のご祭神でもあり、日本の国の神様の代表です。別名大国主神ともいわれ、七福神の「大黒様」としても知られています。大黒様は五穀豊穣と富をもたらす神様として、日本全国で信仰されています。
田心姫神は大己貴命の妻の神様で、福岡県の宗像大社のご祭神でもあります。子供の神様である味耜高彦根命は農業・豊穣の神様であり、そこから派生して子孫繁栄にもご利益があるといわれています。
日光二荒山神社のご由緒
日光二荒山神社の創建は8世紀に遡るといわれています。勝道上人という修行僧がこの地に寺を建て、ついで767年に男体山の山頂に祠を建立したということです。当時は仏教の僧が日本の神様を祀ることは普通のことでした。
この考え方は「神仏習合」と呼ばれ、日本の神様を仏教の神様の変化した姿と見なして信仰するもので、特に密教の山伏たちの間で盛んに行われました。日本独自の仏教と神道が合体した特別な信仰の姿を体感することができます。
勝道上人以降、ここではこの神仏習合の考えに基づき、二荒修験道とよばれる山中での厳しい修行を行う信仰が行われ、江戸時代に東照宮が完成すると、日光二荒山神社も厚い崇敬を受けました。
明治時代に入り仏教と神道を厳しく分ける「廃仏毀釈」が起こると、修験道は徐々に廃れてしまいますが、日光二荒山神社への尊敬は変わることなく、今も多くの参拝者を集めています。
日光二荒山神社の神域
日光二荒山神社の神域は実はとても広大です。普段多くの人が訪れる、輪王寺や東照宮と隣接したエリア以外にも、日光二荒山神社は広大な区域に及んでいます。
まずは、華厳の滝の向こう側、中禅寺湖畔の「中宮祠」、そしてご神体そのものである男体山・女峰山・太郎山の3つの山全体が、日光二荒山神社に属します。
中宮祠は日光二荒山神社を創建した勝道上人が784年の建立したもので、 中門は重要文化財に指定されています。古くから男体山への登山口とされ、本殿横の登拝口は開山時(5月5日-10月25日)にのみ開かれます。また、樹齢1100年というイチイの木も見どころです。
奥宮は男体山本体の頂上に鎮座する日光二荒山神社の最も神聖なお宮で、勝道上人が782年に創建しました。奈良時代の遺物なども出土する古代からの聖域です。初心者向けの山と言われていますが、熊よけの鈴なども必要で、登山する場合はしっかりとした準備が必要です。
日光二荒山神社のご利益は?
日光二荒山神社のご神体は父、母、子の家族神であることから、家族や夫婦、男女の守り神であると考えられ、縁結びや家庭円満、子宝祈願などに特にご利益があるとされています。
縁結びのご利益が有名
中でも特に人気なのは縁結びのご利益で、日光を訪れる若い女性がこぞって恋愛についてお願いごとをする姿は後をたちません。カップルでの参拝も数多く、二人の末永い幸せを願う様子はとても微笑ましいものです。
子宝や安産のご利益も!
また、ご祭神が家族神であることから、結婚したあとのカップルにも人気の神社です。子宝祈願や安産祈願にお参りに来る若い夫婦の姿も目立ちます。
日光二荒山神社のお守りを紹介!
縁結びや子宝のため神社でご祈祷してもらうのもいいですが、世界遺産に指定されている人気の神社のため、予約の時間が詰まっていたりしてなかなかご祈祷はハードルが高いものです。また、神社から帰った後も、手元に何か残ればご利益を感じることができるかもしれません。
そんな方には、お守りをいただいて帰るのがおすすめです。日光二荒山神社のお守りはどれも見た目にも美しく、手元に置いておきたくなるものばかり。ここからは日光二荒山神社の人気のお守りをご紹介します。
可愛い縁結び守「良い縁結ぶ守」
きれいなブルーの地に打ち出の小槌が織り出されたかわいいお守りは、その名も「良い縁結ぶ守」です。組紐には小さな鈴がついていて、持っている人を元気づけてくれそう。
「良い縁」全般についてのお守りなので、恋人とのご縁だけではなく、上司や部下、友人などあらゆる人と良いご縁を結ぶことができるお守りです。
毎年秋には「良い縁まつり」が開催され、期間限定デザインのお守りも授与されるので、この期間中に訪れるのがおすすめです。
安産祈願のお守り「安産子種石守」
赤ちゃんができた方は、ハッピーな反面、おなか中の赤ちゃんがいつも心配になってしまうものです。そんなときは、日光二荒山神社の「安産子種石守」をいただいてはいかがでしょうか。
境内西側にある霊石「安産子種石」は、古くから子宝・安産の霊験あらたかな石とされてきました。その周囲の石を清めたこのお守りは、いつでも「安産子種石」のご利益を受けられるお守りです。
お腹の中の赤ちゃんが元気で生まれてくるようお願いすれば、妊娠中で不安いっぱいのママの心もゆったりと安定しそうです。赤・青の2色セットなので、パパとママが一つずつもって、赤ちゃんを迎える心の準備もバッチリです。
安定期に入ればちょっとした旅行もOKなので、日光へのリフレッシュ旅行がてら、「安産子種石守」をいただきにいってはいかがでしょうか。
女性に人気「美人愛情御守」
着物型の台紙に帯の形をしたお守り本体がセットされた、雅な「美人愛情御守」は、心身共に美しくいられるお守りです。
日光二荒山神社の神苑内にある二荒霊泉は、若返りや美容に効果があるとされています。こちらの霊泉で清められたお守りを身につければ、いつまでも若々しく美しくいられるかもしれません。
日光二荒山神社の見どころ
お守りをいただく際は、神社へのお参りもしっかりしたいものです。また、日光二荒山神社は世界遺産の神社でもあるので、境内にある貴重な文化遺産や自然に触れてみるのもおすすめです。
お守りだけではない、日光二荒山神社の魅力もご紹介します。
樹齢1100年のご神木
境内には日光の大自然がまだあちこちに残っていて、ご神木とされる古い木もたくさんあります。中でも最も古いのは、本社ではなく中禅寺湖畔にある中宮祠のそばの、樹齢1100年にもなるイチイの木は、栃木県指定天然記念物になっています。
また、本社の「縁結びのご神木」はスギの木にナラの木が宿り木として生えたとても珍しいもので、両方の木が枯れずに同居していることから、縁結びの霊木とされています。
更に、1つの株から2本の木が生えた「夫婦杉」も必見。夫婦円満という日光二荒山神社の神様の徳が現れたものとして、特に尊敬を集めています。
特に神聖なエリア「神苑」
日光二荒山神社の神苑は、日光二荒山神社の中でも特に神門より内側の特に神聖な区域を指します。ここには本殿や拝殿、神輿舎など、国の重要文化財に指定されている建物が集中しており、江戸時代初期の貴重な木造建築を見ることができます。
「日本のバロック」とも呼ばれ、鮮やかで豪華絢爛な日光東照宮の建造物群と比べると、日光二荒山神社の建物はどれも質素なように見えます。しかし、こちらの神社も江戸期の職人の最高の技術が投入され、質素な分清々しい、神聖な雰囲気が漂います。
神苑内にある鎌倉時代に奉納された古い灯籠は「化け灯籠」と呼ばれ、怪奇現象が古くから記録されています。「美人愛情御守」ゆかりの二荒霊水の泉も、神苑の奥にあります。
国の重要文化財「神輿舎」
1617年、元々日光東照宮の仮拝殿として建てられましたが、現在は日光二荒山神社に移築され、御神輿を納める神輿舎として利用されています。
殿舎の木材は伐採されたままの木材を用いて塗装を施さない「素木造り」で、出雲大社や伊勢神宮と同じ手法です。日光二荒山神社では古式の神道が重んじられていることがわかります。
一方、垂木と呼ばれる軒下の支えの部分は金色に塗装され、質素な本体部分との対比が、全体をより美しく感じさせます。
日光二荒山神社へのアクセス
日光二荒山神社までは、自家用車または電車とバスでアクセスできます。観光地なので、バスの本数も多く、混雑を避ける意味でも公共交通機関でいくのもおすすめです。
公共交通機関でのアクセス
日光駅まではJR・東武鉄道が共同運行する特急列車が便利です。「日光号」、「スペーシア日光号(不定期)」の2種類の特急列車があり、いずれも新宿から池袋を経由して日光駅直通の便利な特急です。
また、宇都宮駅から出発の「いろは」も内装に工夫がこらされた観光列車として人気です。
JR・東部日光駅からは、東武バスの「中禅寺温泉」または「湯元温泉」行きに乗り、約7分で「西参道」バス停に到着です。「西参道」からは徒歩7分で本社に到着します。
ただし、公共交通機関で来た場合、他の観光スポットへのアクセスは多少面倒です。中禅寺湖や華厳の滝、日光金谷ホテルなど、他のスポットにも行きたい場合、車の方が便利な場合もあります。プランに応じて使い分けましょう。
車でのアクセス
車でのアクセスは山がちな日光での移動に便利で、日光二荒山神社をはじめとした世界遺産エリアだけではなく、中禅寺湖や華厳の滝、日光江戸村などの他の観光スポットも訪れたいという方におすすめの交通手段です。
一方、観光シーズンには駐車場の確保が難しかったり、渋滞に巻き込まれたりするなどのデメリットもあります。
車では、各方面から日光宇都宮道の日光ICを下り、日光の市街地を経由して車で約10分です。
駐車場は?
日光二荒山神社には普通車100台が駐車できる大きな駐車場が併設されています。しかし、夏や紅葉の観光シーズンや、「良いご縁まつり」の開催される9月ごろには駐車場が早い時間から満車になってしまうこともあります。
日光二荒山神社の公式ホームページからは、駐車場の空き状況がリアルタイムでわかるサイトに飛ぶことができるので、随時チェックしながら、必要に応じて周辺の駐車場を探すこともおすすめします。
住所 | 〒321-1431 栃木県日光市山内2307 |
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電話番号 | (0288)54-0535 |
拝観時間 | 4月~10月 8:00~17:00 |
アクセス | JR日光駅・東武日光駅からバスで 中禅寺温泉または湯元温泉行き乗車 西参道バス停下車徒歩7分 |
駐車場の有無 | 有り |
公式URL |
日光二荒山神社で縁結びのお守りをゲットしよう!
日光二荒山神社は世界遺産に登録された由緒ある神社で、家族やカップルの守り神です。そんな日光二荒山神社でお守りをいただき、良縁や子宝、安産など家族に関するお願いをしてみましょう。
きっと素敵なご縁がもたらされ、素敵な恋人やかわいい赤ちゃんとともに幸せな暮らしが送れそうです!