牛首トンネルは石川の最恐心霊スポット!怖い噂や場所を紹介
牛首トンネルは、石川県の地元民でも必要以上に近づかない最恐心霊スポットといわれています。今や全国的に有名な心霊スポットとなった牛首トンネルとはどのようなトンネルなのか、どうして心霊スポットと言われるようになったのか、また、実際どのような心霊現象が起きたのか
目次
石川の心霊スポット「牛首トンネル」を紹介!
石川県にある「牛首トンネル」は県内でも最恐の心霊スポットと言われています。一体牛首トンネルとはどのような心霊スポットなのか、心霊スポットと言われるようになった由来や実際の恐怖体験など牛首トンネルについて詳しく紹介していきます。
牛首トンネルとは?
石川県の牛首トンネルについて、場所や由来を紹介していきます。
牛首トンネルの場所
牛首トンネルとは、正式名称を「宮島隧道」という石川県北郡津幡町字牛首と富山県小矢部市桜町をつなぐ県道74号線上にあるトンネルです。1928年(昭和3年)に竣工で90年以上経った今でも使用されている現役のトンネルです。
”隧道(ずいどう)”というのは”トンネル”という意味の中国語で、第二次世界大戦以降に一般的にはトンネルと言われるようになったが、正式名称に”隧道”と記載されることも多い言葉です。
牛首トンネルの名前の由来
牛首トンネルの名前は、牛首村という地名に由来しています。717年泰澄第四が白山を山開した際に、守護神として牛頭天王・十二神将を祀りました。この牛の頭を持ち、人間の身体をもつ牛頭天王(ごずてんのう)の”牛頭”を語源として”牛首”という地名が生まれました。
牛首村は合併により津幡町牛首となりましたが、石川県白峰村の特産品”牛首袖”のように地元に根差した言葉です。牛首トンネルも「宮島隧道」という正式名称はあるものの、牛首にあるトンネルということで、通称「牛首トンネル」と呼ばれています。
牛首トンネルが心霊スポットになったきっかけとは?
守護神・牛頭大王に由来し、魔除けや厄除けの象徴である”牛首”の名がついたトンネルが最怖の心霊スポットとなってしまったきっかけについて紹介します。
一般的に心霊スポットというのは、何かしら悲しい・いたましい事故や事件が起きた場所が心霊スポットとなる傾向にあります。牛首トンネルも同様に実際に痛ましい事件と出来事がありました。
実際にあった殺人事件と自殺
牛首トンネルが心霊スポットとなった由来は、40年以上前に発生した事件とそれに伴う出来事がきっかけとされています。当時とある男性が友人とトラブルを起こしました。そしてそのトラブルをきっかけに男性はその友人を殺害してしまいます。
この友人を殺害した男性はその後牛首トンネル内で焼身自殺を図り亡くなってしまいました。さらにその男性の母親が、殺害事件と息子の焼身自殺という痛ましい出来事から、牛首トンネル近くの木で首を吊って後追い自殺した、という事件・出来事です。
さらには、現在も牛首トンネル内に設置されているお地蔵様は、当時この母親をかわいそうに思った牛首村の人達が、霊を慰めるために安置したものだとされています。
この一連の事件は実際に起こったものとされ語られ続けていますが40年以上前とはいつからさかのぼった40年前なのか等の詳細は不明です。また、牛首トンネル内のお地蔵様は地上に安置されていたものが、トンネルができたために、トンネル内の同じ場所に安置された、という説もあります。
メディアでも取り上げられ有名スポットに!
夏になると怪談話や心霊体験がテレビや雑誌で盛んに取り上げられるようになりますが、この牛首トンネルも心霊スポットとしてメディアで紹介され、一躍全国的に名の知られる心霊スポットとなりました。
これまでに有名ユーチューバーなどもこの牛首トンネルを訪れ動画をアップしたことから、YoutubeやTwitterで頻繁にアップされるようになり、知名度に拍車がかかっています。
牛首トンネルの心霊現象
石川県最恐の心霊スポットといわれる「牛首トンネル」の心霊現象について紹介していきます。
血の涙を流すお地蔵様
「牛首トンネルが心霊スポットになったきっかけとは?」でお話ししたように、牛首トンネルには事件後にお地蔵様が安置されました。そのお地蔵様が血の涙を流していた、という心霊現象が語り継がれています。
なぜ”語り継がれている”という言い方をするかというと、この牛首トンネル内のお地蔵様は何回にも渡って首が折られているからです。誰かのイタズラで首が折られたまま数年歩地されるものの、それを悲しむ人の手によって改めて首のあるお地蔵様が安置されます。
そして安置されるたびに、心無い誰かによってお地蔵様の首が折られ続け、牛首トンネルのお地蔵様は常に首のない状態だからです。2019年にも4体目のお地蔵様が安置されましたが、2020年にはすでにお地蔵様ごと台座から倒し落されている状態です。
お地蔵様が血の涙を流していた、という目撃談はお地蔵様が安置されてから最恐心霊スポットとして注目を浴びる前、つまりお地蔵様がまだちゃんと安置されていたころの話だと考えるのが妥当です。
いずれにしてもお地蔵様の首を落とす、お地蔵様を倒すという行為は慎むべき行為でイタズラとしても度を越えているといえます。
喪服を着た老婆の霊
男性2人が牛首トンネルを深夜に車で走行中、ふと窓の外を見てみると昔の葬式の行列らしい風景を目にしました。行列の最後尾には喪服姿の老婆がおり、背中には落ち武者の生首と背負っていたといいます。
男性2人は怖くなり、車のスピードを上げたところ、葬式の列の最後尾にいた老婆が突然車に向かって落ち武者の生首を背負ったまま走り寄ってきましたが、車がトンネルを抜けると同時に老婆の姿は見えなくなった、という恐怖談です。
喪服姿の老婆は、牛首トンネル内で焼身自殺した息子の母親だろうと推測されますが、ではなぜ老婆は落ち武者の生首を背負ったいたのかまでは場所による老婆と落ち武者の共通点がなく、裏付けや納得のいく説明はありません。
もし、老婆の背負ったいた首が、トンネルないで悪質なイタズラのために落とされたお地蔵様の首なら、同じ場所での出来事ですし、多少の納得はできます。
いないはずの人の気配
すでに牛首トンネルが心霊スポットとして有名になってからの話ですが、数人のグループが肝試しにトンネルに向かいました。そしてトンネル内で写真を撮ろうとしたところ、シャッターが硬くなってしまい写真を撮ることができません。
このことを他の仲間に伝えたところ急に全員怖くなり、トンネルの外に向かって走り始めました。その際に一番後ろを走っていた人が、自分が最後尾のはずなのに首筋あたりに誰かの気配を感じたといいます。
トンネルを出きってから改めて後ろを向いても、トンネルの中はしんと静まり返っており、誰の姿も見えませんでした。
牛首トンネルの怖い噂
心霊現象に続いて、牛首トンネルの怖い噂を紹介します。
車に乗り込んでくる老婆
牛首トンネル内で車を停止させると、老婆が車に乗り込んでくる、という怖い噂があります。この老婆は当然ながら、牛首トンネル内で焼身自殺を図った息子の母親で、夜な夜な息子の姿を追い求めてトンネル内をさまよっている、または息子が恋しくて息子の最後の場所にとどまっている、という話です。
そして車の中に男性の姿を見ると息子と想い、車に乗り込んでくるという噂です。そしてそうならないためにもトンネル内で車を止めない方が良い、と言われています。
壁に書かれた謎の電話番号
牛久トンネル内にはスプレー缶で沢山落書きがされています。この落書きの中に誰のものか不明な電話番号が4つ書かれています。この4つの電話番号の内、3つ目の番号に電話するとか細いうなり声のような、うめき声のようなものが聞こえる、という噂です。
ユーチューバーが面白がって全てに電話して以降、耳鳴りが止まなくなった、携帯電話が急に再起動するようになった、といった噂話もあります。
いずれにしても、面白半分で電話をかけたり、SNSにアップしたりしないようにしておいた方がよさそうです。
いたずらをすると祟りがある
冒頭から何度か話に登場する、トンネル内のお地蔵様にまつわる話です。牛首トンネルに安置されたお地蔵様はすぐに誰かの手によって首が落とされ、しばらくそのままになっており、何度お地蔵様を安置し直してもすぐにイタズラされてしまいます。
ですが、このお地蔵様にイタズラをした多くの人が祟りにあっている、という噂です。一番有名な噂話としては、この牛首トンネルのお地蔵様におしっこをかけた男性が、翌日彼女とドライブデート中に、2人揃ってダムに転落し、2人とも命を落とした、という噂話です。
他にもトンネル内の首なしお地蔵様を面白がって一緒に写真をとったり、無い首の代わりに何かを置いて遊んだりした人は翌日何かしら体調を崩したり、命を落とさないまでも事故にあっている、という噂もあります。
これに関しては牛首トンネルで起きた事故に関わらず、お地蔵様に対して不道徳な行為を行った罰と見ることもできます。または、お地蔵さまへのイタズラを快く思わない人が、イタズラを辞めさせるために流した噂だとも言われています。
牛首トンネルの詳細情報
牛首トンネルについてのアクセス方法や場所、基本情報などの詳細を紹介します。
牛首トンネルへのアクセス
牛首トンネルは山の中の県道にあるトンネルです。そのためトンネルへは車・バイクで向かう以外にアクセス方法はありません。
金沢駅をスタート地点とすると、牛首トンネルまでは車で約40分、28.3kmの道のりです。金沢駅から東インター大通り(県道200号線)を走り金沢バイパス(国道8号線)まで走ります。
そのまま金沢バイパス(国道8号線)を県道59号線にぶつかるまで進み、加茂ICで国道8号線を出ます。字下河合で国道471号線(国道8号線・小矢部の表示有り)に入り、字牛首の県道74号線まで走ります。県道74号線に入ったら約4分(2km)ほど進むと牛首トンネルに到着します。
北陸道金沢森本インターからは国道8号線を富山方面に走り、 倶利伽羅トンネルで富山県に入り、国道471号線との分岐点が出てきたら、国道471号線を七尾方面に進みます。再度石川県に入ったところで県道74号線との交差点があります。
富山県側から牛首トンネルにアクセスする場合は、北陸自動車道「福岡IC」より富山区間・能越自動車道(国道470)を出ます。約30分(40.6km)の距離に桜町の県道74号線にぶつかるので、そのまま県道74号線を走ると、富山側の牛首トンネルに到着します。
県道47号線は、県道とはいえ、車1台がようやく通れる険しい山のなかにある山道です。心霊スポット巡りは日没後に行くことが多くなりますが、夜間の山道走行になりますので車の運転に自信のない人はやめておいた方がよいでしょう。
牛首トンネルの基本情報
牛首トンネルは延長55m(石川県側27m、富山県側28m)と短く、幅3m、高さ3.1mと狭小トンネルです。また、山の中という場所柄、街灯などの灯りは全くなく、ガードレールもほとんど設置されていません。
そのため、単独事故が頻発する通行上あまり安全とはいえないトンネルです。また、場所が山の中なので、野生動物との事故も注意喚起がなされています。牛首トンネルを含む、石川県北郡津幡町牛首から茶間健小矢部市久利須・出合橋までの2.4kmは冬期閉鎖区間となっています。
住所 | 石川県河北郡津幡町 |
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アクセス | 県道74号線(石川県北郡津幡町・富山県小矢部市桜町間) |
牛首トンネルからの帰り道にやった方が良い事
牛首トンネルに限らず、心霊スポットへは日没後、夜に行くことがほとんどです。つまり心霊スポットからそのまま自宅へ戻る人も多くいます。ですが、心霊スポット、特に牛首トンネルには悲しい事件・事故が発生し、現在でもお地蔵様へのイタズラのために多くの心霊現象体験者がいる恐ろしい心霊スポットです。
霊感が強い・弱いにかかわらず心霊スポットには霊がおり、その場所を離れてもそのまま霊が一緒についてきてしまうことが多々あります。この霊を一緒に自宅に連れ帰ってしまうのはとても危険です。
そこでおすすめなのが、牛首トンネルからの帰り道にかならずどこかに寄り道する、ということです。繁華街や深夜のコンビニなど、人が多く集まる場所ならどこでも構いません。こういった多くの人の中には自分よりも霊感の強い人がいるものです。
そして霊は霊感の強い人に引かれていきがちです。言い方はよくありませんが、自分に憑いた霊を霊感の強い人に移動させることで、霊を一緒に自宅に連れ帰らずに済む、ということです。
牛首トンネルへは遊び半分では行ってはいけない!
牛首トンネルも不幸な事件にまつわる心霊スポットです。トンネル内で大声をあげて騒いだり、ましてやイタズラをするような行為は慎み、霊を刺激しないようにしましょう。また、牛首トンネルを訪れる際は何か起きても自己責任だということを忘れずにいてください。