和倉温泉で足湯･温泉卵が作れる場所は総湯！無料スポットを紹介

和倉温泉は石川県七尾市にある人気温泉で、全国でも有数の高級温泉街として知られています。能登観光の拠点としても最適で、絶えず観光客が訪れています。和倉温泉には総湯という日帰り温浴施設があり、源泉100%の和倉温泉のお湯を低価格で楽しめます。

総湯では足湯や温泉卵作りもできるため、人気観光スポットにもなっています。この記事では総湯について詳しくご紹介します。また、和倉温泉・総湯以外で足湯や温泉卵作りを楽しめるスポットもご紹介するので、合わせてチェックしてみてください。

足湯や温泉卵作りスポットとして人気のある和倉温泉・総湯について詳しくご紹介をしていきます。まずは総湯という施設がどのような場所なのかをチェックしてみましょう。

総湯は和倉温泉にある日帰り温浴施設です。和倉温泉街の中心に位置しており、1641年に湯治の湯として作られました。2011年にリニューアルされて現在の姿となっています。和倉温泉にある温泉宿と同様に源泉100%の和倉の湯を引いており、低価格で手軽に和倉温泉を楽しめます。

館内には大浴槽・小浴槽・立ち浴槽・露天風呂・サウナ・水風呂があり、充実した温泉タイムを過ごせるでしょう。

ほんのりと塩辛いのが和倉温泉の特徴で、殺菌作用・保温効果・美肌効果に優れているとされており、リウマチや神経痛などにも効果があると言われています。1881年にドイツで開かれた万国鉱泉博覧会では「世界三等鉱泉」に選出されました。

総湯は屋内の温浴施設のみではなく、屋外で足湯や温泉卵作りも楽しめるようになっています。総湯の入り口付近に屋内の浴場と同じ泉質の足湯が設置されており、足だけ浸かって気軽に温泉気分を味わえます。足湯だけであれば無料で入れます。

総湯の館内で卵が販売されており、温泉卵エリアで実際に温泉卵を作ることもできます。備え付けのカゴの中に卵を入れて15～20分程待つと完成。先に卵を購入して湯に入れておき、待っている間に足湯を楽しむというのが定番の流れです。温泉卵作りという貴重な体験ができ足湯も楽しめ、一石二鳥なのでおすすめです。

総湯では「飲める温泉」として温泉を実際口にすることができるのも人気となっています。足湯の一画に飲泉所が設けられており、ひしゃくが置いてあるので、ひしゃくに入れて飲んでみましょう。

和倉温泉の特徴である少しの苦みを伴う塩辛さを体感できます。飲むと健康に良いとされていますが、温泉なのでかなり高温になっており塩分も強いので、飲泉所の横に掲げられている注意書きを読みながら気を付けて飲みましょう。源泉持ち帰り用ペットボトルなども販売されているので合わせてチェックしてみてください。

和倉温泉・総湯では温泉卵作りができることをご紹介しました。温泉卵はその土地の泉質によって全く異なる温泉卵ができるので、和倉温泉ならではの温泉卵作りが楽しめます。ここからは和倉温泉・総湯での温泉卵の作り方をご紹介します。

まずは生卵の準備しましょう。生卵は特別のものを用意する必要はなく、近隣の食料品店やお土産屋などで販売しているネットに入った生卵で問題ありません。総湯の受付カウンターでも生卵の販売を行っているので持参できなくても大丈夫です。

総湯の足湯の隣に温泉卵作りが出来る石造りの専用湯船が設置されています。この湯船は温泉卵用に設置されており、80～90℃ほどの超高温になっているのでご注意ください。この湯の中に卵を浸して、そのまま15～20分程待ちます。

卵の入ったネットのまま入れてもOKですし、卵をそのまま入れてもOKですが、同時に何人も温泉卵作りをしているケースが多いので、どれが自分の卵かわからなくならないように目印などを付けておくと良いでしょう。

お湯につけて15～20分程経ったら、茹で上がっている頃なので卵を取り出していきます。取り出すタイミングは重要で、より生に近い状態が良ければ15分程、中までしっかり火を通したい方は20分程がベストタイムです。

お湯は高温なので取り出す際気を付けましょう。和倉温泉のお湯は塩辛い泉質のため、お湯に浸しておくだけでほのかに塩味が付きます。味付けをする必要がなく、素朴な和倉温泉の味わいを楽しめます。

塩気が足りないと感じる方は塩を振って食べましょう。熱々のうちに殻をむきながら、クリーミーな温泉卵を味わってみてください。

足湯・温泉卵も作れる和倉温泉・総湯へのアクセス方法をご紹介します。公共交通機関を利用する場合、JR七尾線・和倉温泉駅で七尾バス・和倉温泉行きに乗り換え、5分程行った終点で下車します。 下車するとすぐ到着します。

車を利用する場合、能越自動車道・高田I.Cが最寄りの高速出口となり、高田I.Cからは約5kmになります。駐車場は無料で90台まで止められるので車でも安心です。

和倉温泉・総湯以外でも足湯・温泉卵作りが楽しめるスポットがあるので、番外編としてご紹介していきます。無料で楽しめる施設ばかりなので、気軽に立ち寄りやすいのがおすすめポイントです。

「和倉温泉 湯っ足りパーク」は和倉温泉の海に面した場所にある無料施設で、湯っ足りパーク内にある足湯施設・妻恋舟の湯で足湯を楽しめます。純和風の木づくりで、舟をモチーフに建てられており、雰囲気も抜群です。

和倉温泉と能登島を繋ぐ能登島大橋や穏やかな七尾湾を眺めながらゆっくりと寛げるため人気の立ち寄り施設になっています。足湯から上がって裸足のまま歩けるウッドデッキも開放感抜群です。タオルは用意されていないので忘れずに持参しましょう。夕暮れ時になるとライトアップがされるため、ロマンチックな雰囲気に包まれます。

「弁天崎源泉公園」は能登湾沿いにある公園で、足湯ならぬ手湯が楽しめる珍しい施設です。足湯だとストッキングやタイツを履いている女性は気軽に入りにくいですが、手湯であれば女性でも気軽に楽しめるので人気があります。

舟をかたどった湯飲み場では温泉卵も作れます。卵を持参してぜひ温泉卵作りにチャレンジしてみてください。高浜虚子や佐佐木信綱の歌碑もあり、手湯・温泉卵作り以外にも見どころ満載です。夜はライトアップされてロマンチックな雰囲気が漂うので、デートにもおすすめです。

和倉温泉・総湯についてご紹介をしてきました。総湯は和倉温泉を安く手軽に楽しめる日帰り温浴施設です。朝は7:00からやっているので、和倉温泉宿に宿泊した方でも朝風呂は総湯に行ってみるということもできます。足湯や温泉卵作りなど和倉温泉をたっぷり感じられる体験を存分に楽しんでみてください。