ホアヒン(タイ)のおすすめ観光スポット！周辺ホテルや行き方も紹介

ホアヒンはバンコクの南西200kmに位置するタイの一大ビーチリゾートです。ホアヒンは王室の保養地として古くから発展してきました。そのため、プーケット等のビーチリゾートとは雰囲気が違い、とても優雅で気品の漂うリゾート地です。

バンコクから車で3時間というアクセスの良さも手伝い、外国人にも人気の高いビーチリゾートです。ホアヒンではゆっくりと浜辺で読書をするなど静かに過ごすこともできますが、ホアヒンにも見どころの観光スポットが沢山あります。今回はホアヒンで人気の観光スポットを厳選して紹介していきます。

まずは、ホアヒンで人気のおすすめ観光スポットから紹介します。

約5kmの砂浜が続いているホアヒンのメインビーチです。タイのビーチというとバナナボートなどアクティビティが盛んですが、ホアヒンビーチではエンジン音を出すジェットスキーなどを禁止しているためとても静かに過ごせます。

ホアヒンビーチのアクティビティといえば、乗馬体験です。乗馬体験中には係員がしっかり手綱を引いてくれますので安全です。ただし、安易に馬に近づくのは危険ですので、気をつけましょう。 

 ワットとはタイ語で寺院という意味です。ワット・カオタキアップはカオ・タキアップと呼ばれる小高い山の上にある寺院です。長い階段を上がるとお寺があり、多くの人々がお祈りに訪れています。

頂上には、寺院以外にパラソルと金色のヤカンを持った金色の僧侶の長身の像があり、人気の記念撮影場所になっています。なぜヤカンなのか、なぜパラソルを肩に担いでいるのか、ホアヒン滞在中に考えてみてはいかがでしょうか。

ホアヒン市街から南へ30kmほど下ったプランブリ駅を降りると、ノスタルジック感にあふれたローカル色豊かなオールドマーケットがあります。このオールドマーケット内にあるウォーキングストリートが旅行者に密かな人気となっています。

オールドマーケットは築200年の2階建て木造住宅で構成される市場です。カフェや雑貨店、昔ながらのバナナの葉や蓮の葉で包まれたお菓子やおかず屋などが並びます。以前は100％タイ人でしたが、最近はそのレトロな雰囲気が人気となり、旅行者も多く訪れるようになった市場です。 

タイには多くのエレファント・ビレッジがありますが、歴史あるホアヒンにも像の村があり、バンコクでは見られなくなった像と触れ合える場所となっています。特に人気なのが、ジャングルを進むエレファント・トレッキングツアーです。

山道や小川などを像の背中から見渡す、貴重な体験ができます。もちろん像によるミニショーも開催されており、あらためて像の賢さを実感できます。

優雅なホアヒンで、少しアクティブな観光をしたい人に子供も楽しめるおすすめの場所がサイアム・ミルシムです。四輪バギーに乗ってゾンビを倒すシューティングゲームは家族でも大人だけでも楽しめます。

ワット・フアイモンコンはJuang Phr Thuatという高僧の大きな像があるお寺です。像はタイ国内最大級の大きさで、高さ11.5m、座幅9.9mと、鎌倉の大仏とほぼ同じ大きさです。

なぜこれほど大きな像が建立されているかというと、アユタヤ中期にタイ南部に生まれたこの高僧は、民衆のために様々な軌跡を起こしたという伝説の僧だからです。

そのためお参りするタイ人が途絶えることはなく、逆に仏教徒ではない外国人の姿はあまり見られない場所でもあります。敷地内に3つの頭を持つエラワン像があり、この下をくぐると願い事が叶うとされていますので、訪れた際は忘れずにくぐりましょう。

ヨーロッパとタイの建築様式がミックスされた高床式の宮殿です。1923年にラマ6世の命で、イタリア人によって設計されました。長い渡り廊下、オープンエアの劇場など、シンプルな作りですが夏の宮殿らしさを讃えた優雅な宮殿です。

建物の中には王座や王女のベッドなどがそのまま残されていますが、1時間程度で見て回れる大きさです。

続いては、ホアヒンのおすすめの人気穴場観光スポットを紹介していきます。

「ホアヒンのおすすめ観光スポット7選」で紹介した、ワット・カオタキアップのある小高い丘が、カオ・タキアップです。別名「モンキー・マウンテン」と呼ばれるだけあり、至る所で猿達がくつろいでいるのが見られます。

タイの寺院では野良犬や野良猫など、動物の面倒をみる傾向があります。ワット・カオタキアップも麓のあたりは猫、中腹から頂上までは猿が沢山います。タイの動物達は緊張感がないことでも知られていますが、このカオタキアップの猿たちは緊張感とは無縁なので自由すぎる猿たちを存分に眺めることができます。

日が沈み、暑さから解放される夜の市場はタイで定番ともいえます。ホアヒンにも大きなナイトマーケットが3カ所ありますが、その中でも人気なのがタマリンド・ナイトマーケットです。マーケット自体が小綺麗な印象で、食べ物屋台にも清潔感があるため旅行者にも人気です。

ステージ前には共同の椅子とテーブルが用意されていますので、色々な屋台で買ったものをゆっくり座って楽しむことができます。

ホアヒンの中央の西の丘にあるアートビレッジ又はアーティストビレッジ（Baan Sillapin）は1998年にオープンしたオリジナルアートセンターです。絵画や彫刻、骨とう品ギャラリー、アーティストスタジオ、カフェ、ギルトショップ、アート教室がところ狭しと詰め込まれています。

建物自体がアートになっていて、建物に描かれた模様やトイレの標識、カフェの雰囲気、どれをとっても可愛らしくオシャレですので敷地内を色々探索してみましょう。アーティスト達や店員さんはしつこく売り込みをしてくることもせず、放っておいてくれるのでゆっくり見て回れます。

ホテルのプールはあまり遊ぶための設備がありません。せっかく水着になるなら思いっきり遊びたい、という人や家族連れにおすすめなのが、ウォーターパークです。ホアヒンから車で20分ほどの少し外れたエリアにありますが、丘の上にあるため眺めは抜群です。

17mの高さから滑り降りるウォータースライダーを始めとする9つの滑り台やタイ国内最大の波のプールがあります。アルコールが楽しめるプールバーも併設されており、一日中思いっきり水遊びができます。

2015年8月タイ陸軍の敷地内に建設された公園です。35ヘクタールもある敷地は3つのエリアに分けられており、エリア1が7大王の銅像、エリア2はスコータイ王朝～ラッタナコーシン王朝までの史、エリア3は多目的広場という作りです。

エリア1のタイ歴代の王の中でも特に名君とされている7人の青銅像が並ぶ姿は圧巻で人気のあるエリアです。

タイの代表的な避暑地であるホアヒンのホテルは、どこも各ホテルの特徴を生かしつつ優雅な作りになっています。そのなかでもおすすめのホテルを紹介します。

インターコンチネンタルホテルというと、洗練された都会的なホテルというイメージがありますが、そんなインターコンチネンタルが初めてリゾートタイプのホテルに進出したのがインターコンチネンタルホアヒンリゾートです。

豪華なラウンジやタイテイストを取り入れた部屋は白い砂浜や海が見渡せるロケーションにあり、食事・サービスともに超一流ととても人気のホテルです。

このホテルは王室の命令で建てられた、王室御用達のホテルとして長年ホアヒンでリゾートホテルの老舗としての地位を築いてきました。木造建築でありながら宮殿のような一番格式の高いホテルは、もちろんビーチフロントのロケーションに位置しながら、ホアヒン中心部まで徒歩5分と好立地でもあります。

アナンタラホテルはリゾートホテルとして有名ですが、ホアヒンのアナンタラもクラシックでありながら洗練されたホテルです。定評のあるスタッフのサービスはホアヒンリゾートでも健在で、最高の気分でタイリゾート気分を満喫できると満足度の高いホテルとして人気です。

ホアヒンの観光スポットはどれも徒歩圏内というわけではありません。また、夜は涼しくても、昼間は東南アジアだけあり少し歩くだけで汗だくになってしまいます。

ホテルから目的地はタクシーを利用するのがほとんどですが、ホアヒンにはソンテウという庶民の乗り物が街中至る所を走っています。折角なので風を感じながら走るソンテウに挑戦してみてはいかがでしょうか。

ソンテウはピックアップ車の荷台に座席を取り付けた乗り合いトラックバスです。ホアヒンでは緑色のソンテウに乗れば大体目的地へたどり着けます。起点はナイトマーケットの交差点ですが、どこでも乗り降り自由です。

乗りたい場合は、手を斜め下でヒラヒラとさせれば停まってくれます。降りたい場合は、車内のベルを鳴らせばどこでも停まってくれます。乗車賃は距離に関係なく10バーツ（夜間は15バーツ）で、降りる時に助手席側から運転手へ支払います。

ホアヒンはバンコクから南西に約200km下ったところに位置します。バンコクからホアヒンへ行く場合、電車かバスを利用することになります。ロットゥーという乗り合いバンもありますが、バックパッカー以外の人には勧められませんので、今回は割愛します。

日本からバンコクへ到着し、そのままホアヒンへ向かう場合、スワンナプーム空港から直接バスに乗ることができます。スワンナプーム空港1階8番出口に「PATTAYA-HUA HIN」と看板のあるカウンターがありますので、チケットを購入（294バーツ）し、バスに乗り込むだけです。

ホアヒンへは3時間30分ほどで到着します。バスは大型のキレイな観光バスなのでゆったり座ることができます。

バスはホアヒン空港の近く、RRC BUS SUTATIONに到着します。このバスステーションは市街地から7km離れた場所にあるので、このバスステーションからはミニバスのチケットを購入し、市内へ向かいます。ミニバスの料金は一律100バーツです。

バンコク市内からホアヒンへ電車で向かう場合、国鉄フアランポーン駅から乗り換えなしで行くことができます。国鉄ホアランポーン駅へは地下鉄MRTが接続していますので、大きな荷物を持っていてもそれほど疲れません。

泰国鉄道局HPで事前に時刻表や料金を確認できますが、時期によってはタイ人の帰省ラッシュに重なることがあります。年末年始やタイ旧正月前はとても混み合いますので、事前にフアランポーン駅で列車の予約をしておいた方が良いでしょう。

王室の避暑地ホアヒンは他のビーチリゾートとは違い。優雅なひとときを過ごせる場所です。海辺でのんびり過ごしたり、少し郊外へ出向いて思いっきりはしゃいだり、贅沢な休日を過ごしてみてください。