御神渡りは諏訪湖の凍結現象!氷の出現条件や場所・時期などを紹介
諏訪湖の御神渡りは希少な凍結減少になります。発生条件や時期などといった情報を織り交ぜながら、見どころに触れていきます。御神渡りを眺めに、諏訪湖に出かけてみませんか。諏訪湖以外の御神渡りが眺められる場所にも触れていきます。
目次
貴重な自然現象「御神渡り」について紹介!
諏訪湖周辺で「御神渡り」といった貴重な現象を眺めることができます。諏訪市内や諏訪湖南東岸より承知川河口付近で発生します。
ですが、近年においては 諏訪湖が温暖化になったといったことから冬場でも全面凍結する日が減ってきており、御神渡りの現象が発生していません。2018年に発生したのが最後となります。
御神渡りとは?
御神渡りとは、湖面が凍結して盛り上がってできた道の事で気象条件が重なってできる世界的にも珍しい現象です。諏訪湖畔においても、御神渡りの現象が起こる年があります。御神渡りはどういったものなのかを詳しく紹介していきます。
自然の神秘を確かめたいといった方は、発生の宣言が行われたら諏訪湖畔に出かけてみましょう。神秘的な光景をぜひ楽しみましょう。
冬の寒冷地で見られる現象
冬の寒冷地で見られる現象で、発生する時期は1月から2月の間となっています。数日から数週間にかけて「御神渡り」の現象が見られます。毎年必ず現象が起こるといったわけではないので、注意が必要です。
暖冬となった2020年と2019年においては現象が見られませんでした。2018年には2月1日に宣言が行われ、2月27日に現象がほぼ見られなくなりました。
世界的にも珍しい絶景
凍結した氷の山脈は最高で50cmから1mほどの高さとなっており、数kmにも及ぶ道のりの「氷の道」といった光景が楽しめるのも世界的にも珍しいとされています。素敵な絶景を目に焼き付けてみませんか。
諏訪湖でも自然現象の確認ができるので、発生条件が一致したらぜひ鑑賞にでかけてみましょう。寒さ対策を行い、しっかりと準備をしておきましょう。
諏訪大社の伝説が由来
御神渡りについては、諏訪大社上社にいる男神が下社にいる女神のところへ行く際に渡る恋の道といった言い伝えもあります。ロマンティックな伝説も残っているので、カップルのデートスポットとしていかがでしょうか。
神秘的な光景を楽しむことができるので、心を和ませることができます。声を失うほどの絶景を眺めにでかけてみましょう。
諏訪湖では豊作を占う神事が行われる
諏訪湖においては、神官が御神渡りが起きているかの認定をするといった拝観式も行われます。湖面の状態を確認しながら、天候に農作物のでき具合や時世の吉凶についても占うといった儀式です。
御神渡りの現象が起こらない年については「明けの海」といった名前で呼ばれます。諏訪湖ならではといった光景になります。
神秘的な感じもあるので、伝説が好きといった方も実際の目で確かめにでかけてみるのもおすすめとなっています。世界的に珍しい現象がみられるといったところも諏訪湖ならではの魅力といっていいのではないでしょうか。
諏訪湖観光も楽しみながら、御神渡りについても実際に眺めてみましょう。寒い時期となっているので、風邪などをひかぬように工夫をしましょう。
御神渡りの出現条件
御神渡りの発生条件についても紹介していきます。おもに冬場に発生し、気象条件が大きく作用します。御神渡りを実際に見学してみたいといった方はぜひ参考にしてみてください。発生のメカニズムや気候など条件に触れていきます。
防寒着をしっかりと着用し、立ち入り禁止となっている湖上には近づかないといったことも大切です。しっかりとマナーを守って見学するようにしましょう。
気温と気候
諏訪湖の風物詩といった感じとなっていますが、温暖化の影響もあってか近年ではみられる機会が少なくなりました。諏訪湖の湖面が全面凍結することが条件です。氷の厚さが10cmにも及んで零下10℃ほどの冷え込みが数日続いたときに起こります。
湖面の氷が激しく音を立てて、山脈のような感じで盛り上っていくといった自然現象です。条件が厳しいといったこともあり、全国的にも出現する場所は限られています。
逃げ場を失った表面化にある水がエネルギーを発散して、凍結した表面を突き破り山脈上におり上がっていくといった現象です。近年は温暖化の影響もうけて、発生条件を満たさず2018年を最後に御神渡りが出現していません。
諏訪湖をはじめ、屈斜路湖でも御神渡りの現象を確認することができましたが、御神渡りを見学することが年々難しくなってきているのも現状です。
出現のメカニズム
諏訪湖では毎年冬には湖面が全面結氷しまが、年によっては氷の厚みが10cm以上を超えることがあります。零下10℃ほどの冷え込みが数日間続いた場合には湖面の氷が山脈のような感じに盛り上がるといった「御神渡り」といった現象が起こります。
気温の変化によって、氷が膨張したり収縮したりといったことを繰り返すため起こるとされています。
水は凍ると膨れ上がるといった性質があります。狭い場所に入り込んだ水は凍ると周囲を押し上げるといった特徴があり、表面に亀裂が入り更に押し上げます。かつては表面の氷を突き破る音が諏訪盆地一帯に響き渡ったともいわれています。
静けさがある夜明け前に遠くより大きな音が鳴り響き、 神々しいといった声もあります。はっきりとしたメカニズムにおいてはまだ解明中となっています。
確認できない年もある
暖冬となった2020年と2019年においては宣言が行われずに、御神渡りの現象が見られませんでした。2018年には2月1日に宣言が行われ、2月27日に現象がほぼ見られなくなりました。毎年出現するといったものではありません。
1990年以降では出現した都市は1991年・1997年・2003年・2004年・2006年・2008年・2012年・2013年・2018年となってます。
近年では発生しないといったことのほうが多くなってきているので、更に貴重な現象ともいえます。諏訪湖をはじめ、国内にはいくつかの御神渡りが発生するスポットもあるのでチェックしておきましょう。
国内のみならず、世界的にも珍しいとされてる自然現象ですので神秘的な感じの雰囲気を満喫したいといった方に最適です。
御神渡りが観測できる場所と時期
諏訪湖畔で御神渡りが観測することができる場所と時期については年により異なります。おもに1月から2月にかけての冬場に出現して、数日から数週間程度御神渡りが観測できます。詳細についても紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
近年は暖冬といった傾向もあるので、2020年と2019年においては御神渡りが観測できていません。事前に確認を行ってから、でかけるようにしましょう。
諏訪湖畔で観測できる
北海道においては屈斜路湖などでも御神渡りが観測できますが、本州で本格的に御神渡りの現象がみられるのは諏訪湖だけではないでしょうか。諏訪湖の舟渡川河口すわっこランド付近において御神渡りの現象が確認できます。
毎年発生するといったことではなく、気象条件があるので詳細についてしっかりと確認しておきましょう。近年においては2018年を最後に御神渡りが発生していません。
その年によって場所が異なる
自然現象も影響するといったこともあり、御神渡りが観測できる場所についても年々変化するといった特徴があります。おもに諏訪湖畔となっていますが、御神渡りが観測できるようになると宣言もなされるので、報告された具体的な場所にでかけるようにしましょう。
広い範囲でみられるので、お気に入りのスポットを探しておくのもおすすめの鑑賞の仕方ではないでしょうか。氷結しているので、しっかりと防寒着を着用するようにしましょう。立入禁止となっている場所もあるので、入らないようにしましょう。
御神渡りが観測できる時期
御神渡りが観測で着る時期は年により異なるものの、1月から2月頃の間に出現します。現象が起こってから数日から数週程度現象が継続します。発生時期についても年によって違いがあります。御神渡りの観測が報告されたら、できる限り早めにでかけるのがおすすめです。
2018年は2月1日に出現が宣言されてから期間は長く2月27日まで続きました。2013年においては、1月22日に出現し、1月28日には現象が見られなくなりました。
その他国内で御神渡り現象が観測できる場所
諏訪湖が御神渡り現象が起こる場所として有名ですが、やや規模は劣るものの御神渡り現象が起こる場所があります。近隣の方はぜひともでかけてみましょう。諏訪湖とはまた違った感じの御神渡りが楽しめます。
諏訪湖に限らず、各地でも温暖化の影響もあってか御神渡り現象が発生しづらくなっています。情報を確認しながら出かけるようにしましょう。
屈斜路湖/北海道
北海道にある屈斜路湖においても御神渡りの現象を確認することができます。凍結した氷が大きな音とともに山脈状に盛り上がります。冬場には最低気温が零下10℃ほどといったことも多々ある屈斜路湖ならではです。JR釧路駅前より車で90分ほどでアクセスができます。
屈斜路湖は巨大な生物が住んでいるといった言い伝えが、アイヌ人の中ではありました。 屈斜路湖に住むとされている謎の生物のクッシーの仕業といった声さえあります。
屈斜路湖の東側にる砂湯付近で御神渡り現象を確認することができることが多いので、屈斜路湖に観光にでかけてみたいといった方は発生時期に合わせてでかけてみましょう。砂湯付近には無料で利用ができる大きな駐車場もあるので、おすすめです。
屈斜路湖においては、2月から3月にかけての厳冬期に御神渡り現象が起こります。阿寒摩周国立公園内においても最大の湖ですので、見ごたえもあります。
摩周湖/北海道
摩周湖は北海道東北部にある淡水湖で都市によっては、諏訪湖と同様に湖全体が凍結しないといったこともあります。摩周湖でも屈斜路湖と同様に零下10℃ほどとなることがあります。
摩周湖でも湖面に白い線が走っているといった現象が見られ、御神渡りの確認ができます。ですが、屈斜路湖ほどのスケールは感じられないのも特徴となります。川湯温泉よりバスで40分ほどでアクセスができます。
山中湖/山梨県
山中湖にも湖の凍結が進むと御神渡りの現象が起こります。諏訪湖や屈斜路湖と比べるとややスケールが劣るといったこともあります。明神山山頂の奥宮より山中諏訪神社にかけては、神様が通るための道といった言い伝えもあります。
御神渡りですが、山中湖が凍結するといったことが近年ではあまりないといったこともあり、現象が見られないのも現状です。中央道自動車道大月ICより車で20分でアクセスできます。
御神渡りが観測できる諏訪湖へのアクセス
長野県諏訪市にある諏訪湖は、大ヒットアニメでもある「君の名は。」の映画に登場する「糸守湖」のモデルともなっています。素敵な光景を楽しむことができるので、ぜひ足を運んでみましょう。
中央道諏訪ICより車で20分ほどでアクセスができます。上諏訪駅から徒歩の場合は、数十分ほど、バス・タクシーといった交通機関を使ってのアクセスもできます。
さまざまな方法でアクセスができますが、諏訪湖へのアクセスは比較的便利となっています。東京都内からも比較的簡単にアクセスができるので、休日の余暇を利用しながら出かけてみてはいかがでしょうか。素敵な雰囲気が楽しめます。
ロマンティックな感じもあるので、デートなどにも利用してみましょう。ご家族でドライブを兼ねながらでかけてみるのも良いのではないでしょうか。
住所 | 長野県諏訪市諏訪湖畔 |
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電話番号 | 0266-52-4141 |
アクセス | 中央道諏訪ICより車で20分 |
駐車場の有無 | 有 |
公式URL |
条件をチェックして御神渡りを見に行こう!
御神渡りの発生するメカニズムや発生情報についての情報を公開してきました。世界的にも珍しい現象が諏訪湖でも眺めることができます。貴重な現象を確かめに出かけてみましょう。発生の宣言が行われたらぜひとも足を運んでみませんか。
凍結した氷の道が続いて見えるといった不思議な現象で、ロマンティックな雰囲気に浸ることができるので、デートスポットとしてもおすすめです。