大原のランチおすすめ店！三千院など人気スポットや京都グルメも紹介

京都市内から車で1時間、のどかな京の山里である大原には、京野菜や京ゆばを使った美味しいランチが食べられるお店が沢山あります。古民家風カフェや懐かしさを感じる茶屋でほっこりくつろいで食べるランチは格別です。

ずっと昔、都の生活に浸かれた人達が、やすらぎを求めて住み着いたのが大原です。自然に囲まれた京の山里には、京野菜の田畑が広がり、1000年以上続く由緒正しいお寺が点在します。昔も今も、都会の喧騒から逃れのどかな風景に癒しを求める人達が訪れるのが大原です。

大原には有名な天台宗・京都大原三千院があります。四季折々の美しさを堪能できる庭園は通年観光客が絶えません。大原三千院以外にも、ひっそりと佇む寂光院や樹齢800年の松がある宝泉院など、見所は満載です。

京都グルメといえば、京野菜をつかったおばんざいや湯葉・湯豆腐などが挙げられますが、大原では京野菜を栽培している田畑があるため新鮮な京野菜ふんだんに使い、お店自家製の湯葉や豆腐が味わえるお店が点在しています。

料理旅館「芹生」ではお食事処「ひな里」で京野菜をはじめとする旬の素材をふんだんに使ったランチを楽しむことができます。昼食で人気なのは生湯葉をつかった「京ゆば膳」や見た目もかわいい「三千草弁当（みちくさべんとう）」です。

温かい日には縁側で食事をすることもできます。自然の風と清流の音を聞きながら京都の味を堪能する、贅沢な時間を過ごせます。

おばあちゃん一人で切り盛りしているほのぼのとした雰囲気に包まれているお店です。大原地鶏の玉子を使ったたまごかけご飯を求めて訪れる人が後を絶ちません。

メニューは「ごはん定食」「うどん・そばセット」と単品 卵かけごはんのみ、ランチのみの営業です。一番人気は卵かけごはんにお味噌汁と小鉢が2品、つけものがついた「ごはん定食」です。日本一おいしい卵かけごはんだという人もいるくらい絶品の卵かけごはんは食べたら病みつきになるおいしいさです。

呂川茶屋（ろがわぢゃや）は呂川沿いにある茶屋です。うどんやそば、湯豆腐などの食事から、団子やソフトクリームなど甘味が楽しめます。ランチで人気なのが、ニンジン・しそ・かぼちゃを練り込んだうどんをつけだしととろろ汁で食べる「京野菜うどん」です。

甘味では店先で焼き上げる「炭火焼きだんご」がおすすめです。みそダレが香ばしく焼かれた団子を見たら足を止めるしかありません。

大原リバーサイドカフェ来麟（きりん）は地元大原の旬の野菜にこだわった、女性に人気のお店です。外観は古民家風ですが店内はソファーやテーブルがセンス良く配置され、落ち着いた雰囲気の中で大原野菜のランチを堪能できます。

人気のランチメニューは「里の恵みおにぎりランチ」です。8種類のおにぎりから自分の好きな物を5つ選びます。九条ネギや京のちりめん、漬物をつかったおにぎりなど京都ならではのおにぎりが並んでいます。

ランチを注文するとセットで利用できるのが大原野菜まるごとビュッフェです。10種類近くのおばんざいやサラダがおかわり自由で食べつくせます。食事以外でも豆にこだわったコーヒーや自家製アイスを添えたスイーツなど何回も通いたくなるお店です。

竈炊きたてごはん土井 本店（かまどたきたてごはん どいほんてん） は土井志ば漬け本舗が経営する食事処です。漬物屋さんらしく、食事は鮭やさわらの西京漬け膳が人気がありおすすめです。

6種類ある膳のいずれかを注文すると漬物ビュッフェが利用でき、旬の漬物や京のおばんざいがランチで心ゆくまで楽しめるます。

大原三千院へ向かう参道にはお茶屋が数軒ならんでいます。どのお店も風情があり、三千院を周って冷えた体を温めてくれたり、甘味で疲れをとるにはちょうど良いお店ばかりです。

志野 松門（しの しょうもん）は地元の野菜を使った一汁八菜のランチが食べられるお店です。2013年秋にオープンした比較的新しいお店ですが、大原郷土資料館だった建物を改築し、古民家の風情が残る店内は雰囲気もよく落ち着いて食事ができます。

女性に特に人気でおすすめなのは「八菜ランチ」です。旬の野菜を使ったおばんざいがワンプレーとになっており、前菜としてサラダもつくので生野菜から煮物、あえ物などいろいろな野菜が楽しめます。

京美茶屋（きょうびぢゃや）は京都大原三千院門前で60年以上、豆腐や湯葉料理が食べられる、大原三千院御用達の茶屋です。湯葉は店内で1枚づつ丁寧に作られています。食事以外にも豆乳やゆばを使ったスイーツも人気があります。

冬季限定のあんかけゆばうどんは、ショウガが効いた優しい味のあんがたっぷりかかっており、三千院参拝で冷えた体を温めてくれます。

高級料理旅館芹生（せりょう）が経営する食事・甘味処です。お店では外の景色が堪能できる、窓際のカウンターか座敷に座ることをおすすめします。食事はそば中心のメニューが揃っており、京都名物のにしんそばなどもありますが、おすすめは香味カレーおろしそばです。

そばに特製スパイスのカレーがかかり、大根おろしと一緒にたべるのですが、一見変わっているように見えて絶妙な味を醸し出しています。

見た目のツヤにひかれて多くの人が注文するみたらし団子は、柔らかくムチっとした歯ごたえが病みつきになりリピーターが続出している隠れた人気商品です。

大原には食材だけでなく、古民家を改造したお店や木のぬくもりを感じられるお店など、空間にもこだわりのあるお店が沢山あります。そんな雰囲気が素敵なおすすめの人気店を紹介します。

わっぱ堂は市街からはかなり奥まった場所にある、新鮮な京野菜を使った料理が食べられる古民家レストランです。100年以上経った古民家は風情があり、とてものどかな雰囲気でくつろげます。

ディナーは完全予約制で、四季折々の食材を使って作られる前菜から始まり、オーナーシェフが自ら育てた有機野菜や地元の食材を使った料理が続きます。一釜で焼いた自家製パンもおいしいと好評です。

春と秋の金・土・日のみ営業するカフェです。大原三千院の参道を外れ旧道を7分ほど歩くと、明治時代の旅籠を改造したお店が見えてきます。落ち着いた照明でアンティークに囲まれながらゆっくりとした時間の流れに身を任せられます。

食事メニューは自家製ベーグルのサンドイッチがおすすめで人気です。パストラミビーフと自家製カッテージチーズ、スモークサーモンとクリームチーズの2種があります。どちらも丁寧に作られたベーグルサンドでポテトチップスとツナサラダがつきます。

松ヶ崎の左京区称号庁舎前にあるカフェジュノは、「図書館のような安らぎのある優しい空間」がコンセプトのカフェです。木材をふんだんに使い、控えめの照明にしてある店内はとても落ち着けます。

メニューはトーストやサンドイッチ、グラタン、カレーなどの喫茶店メニューが用意されており、どれもおいしいのですが、特に常連さん達のおすすめが自家製パンで作ったサンドイッチやトーストなどのパン系メニューです。

京都大原は京都市内からバスで60分ほど離れた距離にあります。観光客にとって気軽に立ち寄れる場所ではありませんが、1日かけて三千院を中心に回るだけの価値のある魅力ある場所です。

京都市内から大原へ行く場合、車以外のアクセス方法としては、京都バスを利用することになります。主な所要時間は、京都駅前より65分、四条河原町より46分、出町柳駅前より33分、国際会館駅前から23分程度です。

バスを利用しない場合、京都市営地下鉄烏丸線「国際会館前」まで行き、そこからタクシーにを利用するのが一番便利なアクセス方法となります。

自然豊かな静かな山里でほっこりくつろぎながら食べるランチは心も身体も癒されます。京都に行ったなら、少し足を延ばして大原を訪れ美味しい京グルメを堪能してみて下さい。