タンザニアの治安は悪い?観光での注意点や安全に旅行する方法を解説!
タンザニアと言えば治安の悪い国というイメージを持っている人が多いです、 毎年100万人の海外観光客が訪れており、観光地として有名な国の1つです。残念ながらタンザニアは、日本と比べると軽犯罪が多く治安の悪い地域が点在しています。
目次
東アフリカの「タンザニア」について紹介!
タンザニア(英語表記:Tanzania)は、東アフリカの広大な大自然を保有する国です。像やライオン・ヒョウ・サイ・バッファローのビッグ5動物が生息する「セレンゲティ国立公園」があり、アフリカの最高峰「キリマンジャロ山」があることでも有名です。
海洋資源も豊富で、ザンジバル諸島にある「マフィア島」では、サメやサンゴを保護する海洋公園があります。
タンザニアの世界遺産の1つ「ンゴロンゴロ保全地域」や、「ルアハ国立公園」など、動物たちの楽園を楽しむのに最適な観光国ですが、治安が悪いということでも有名な国。
次の章からは、タンザニアの治安の悪さや、危険を回避する方法を紹介していくので、是非参考にしてみましょう。なお、タンザニアに行く際は、事前に下記の日本外務省の海外安全サイトを確認し、海外情勢や治安情勢を加味した上で、渡航を決めましょう。
タンザニアの治安について
タンザニアの治安が悪いと述べましたが、すべてのエリアで悪いという訳ではありません。外務省のホームページでも、2020年では渡航警告が出ているエリアも少なく、大きな危険は少ないでしょう。
しかし、タンザニアはあくまでもアフリカの国々で情勢が安定せず、治安の悪い地域は多々あります。しっかりとタンザニアの危険地帯、治安の悪い場所を把握して、危険から見を守りましょう。
タンザニアの危険エリア
タンザニアの「旧首都ダル・エス・サラーム」では、スリ・窃盗の犯罪が多発・横行している状態です。バイクや車を使ったひったくりも横行しており、治安の悪い地域として知られています。
市街中心部やココビーチ、バスのりばなどで窃盗が多発している傾向にあるので、現地に行く際は十分に注意して観光を楽しみましょう。特に肩下げバッグなどひったくりの危険が高いバッグの持ち運びは控えておくことが重要です。
また、車道側を歩く際は、後ろから来る車やバイクには十分に注意し、極力歩道の車道側は歩かないようにすることをおすすめします。
万が一、窃盗やスリ、ひったくりにあった場合は、絶対に追いかけたり、抵抗したりしないようにしてくださいく。窃盗犯を追いかけたり、抵抗してしまうと大きな怪我や命の危険性があります。
滞在ホテルは、金庫付きの部屋を予約し、パスポートの原本や現金はホテルに置いておきましょう。必要な現金とパスポートのコピーだけを持ち歩き、高価なバッグやアクセサリーは持っていかないことが重要です。
ブルンジ国境周辺は特に治安が悪いので注意!
2020年1月現在、外務省から「レベル3/渡航中止勧告」が出ている「ブルンジ共和国」との国境エリア(タンザニアの西部)や、タンガニーカ湖付近にある「キゴマ」へは、行かないようにしましょう。
同エリアは、車両の武装強盗など凶悪犯罪が多数発生しており、舗装されていない道しかないので、不慣れなドライバーが自己を多発しているエリアでもあります。
付近には極力近づかないようにし、夜間の車移動は絶対にやめましょう。それ以外にもレベル2の危険地域やレベル1の危険地域が点在し、いずれもタンザニアから隣国への国境付近に危険地域が密集しているので、十分に注意してください。
タンザニアの観光・旅行で注意すべきこと
タンザニアの観光・旅行で注意すべきこと1 | 夜間や女性1人での行動はしない |
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タンザニアの観光・旅行で注意すべきこと2 | お金を引き出す場所・周りを気にする |
タンザニアの観光・旅行で注意すべきこと3 | 動物には近づかない |
タンザニアの観光・旅行で注意すべきこと4 | ワクチン接種など感染症対策をする |
タンザニアの観光・旅行で注意すべきこと5 | 空港などで撮影をしない |
夜間や女性1人での行動はしない
タンザニアだけでなく、アフリカ各国で言える注意点になりますが、夜間女性の一人歩きは絶対にしないようにしましょう。どうしても外出が必要なときは、タクシーを利用して移動してください。
また、次の章でも紹介していますが、タクシー強盗や事故も多発しています。商業登録している正式なタクシーをホテルで手配してもらい移動するようにしてください。
お金を引き出す場所・周りを気にする
タンザニアのATMではVISA、MASTER、JCBブランドのクレジットカードを利用して、現地の通貨を引き出すことができます。空港付近や市街中心部のガソリンスタンドやスーパー付近など、至るところにATMがありますが、十分に注意してお金を引き出しましょう。
ATMの場所や付近に怪しい人はいないかを十分にチェックし、一度に大きな金額を引き下ろさないようにしてください。
動物には近づかない
動物の楽園タンザニア、サファリパークなど動物達を観察することも多々あるでしょう。しかし、野生動物に一度噛まれると感染症にかかる危険性があります。
次の項目でも述べていますが、渡航前に必ずワクチンなどで感染症対策をしておきましょう。野犬も多く生息しており、コウモリや猿も狂犬病を持っていることがあります。狂犬病は致死率の高い病気なので、十分に注意が必要です。
また、ダニやノミからもペストが感染する可能性があり、赤痢・デング熱などの病気に感染することもあります。快適なタンザニア旅行にするためにも、しっかりと対処しておくことが重要なので、覚えておきましょう。
ワクチン接種など感染症対策をする
タンザニアでは、エボラ出血熱感染の危険性が高く、渡航前にかならずワクチン注射を打っておきましょう。エボラ出血熱のち市立は40%から90%と高く、非常に危険なウイルスとして有名です。
2014年に西アフリカで大流行したエボラ出血熱では、感染疑い例も含め28,512名が感染、11,313名が死亡したという、甚大な被害となりました。現在でも流行が一時的に収まっただけで、いつ大流行するかわかりません。
エボラ出血熱の大流行は、外務省のホームページでも確認できます。タンザニアに行く前にしっかりとウイルスの流行を確認しておきましょう。
空港などで撮影をしない
タンザニアの軍事施設の写真は絶対にやめましょう。また、駅や空港などの公共施設での撮影が禁止されているので十分に注意してください。これはテロ対策の一貫で、誤って撮影してしまうとテロに加担している人と判断される可能性があります。
これは、テロが多発しているアフリカでは良くあることなので、その他のアフリカ諸国へ旅行を計画している人は、覚えておきましょう。
タンザニアで起こる犯罪と回避方法
タンザニアで起こる犯罪その1 | ひったくり |
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タンザニアで起こる犯罪その2 | 短期誘拐 |
タンザニアで起こる犯罪その3 | タクシー強盗 |
タンザニアで起こる犯罪その4 | 睡眠薬強盗 |
タンザニアで起こる犯罪その5 | 首絞め強盗 |
ひったくり
前にも述べた通り、タンザニアではひったくりやスリの被害が多発しています。特に肩下げバッグなどひったくりの危険が高いバッグの持ち運びは控えておくことが重要です。
また、車道側を歩く際は、後ろから来る車やバイクには十分に注意し、極力歩道の車道側は歩かないようにすることをおすすめします。万が一、窃盗やスリ、ひったくりにあった場合は、絶対に追いかけたり、抵抗したりしないようにしてください。
滞在ホテルは、金庫付きの部屋を予約し、パスポートの原本や現金はホテルに置いておきましょう。必要な現金とパスポートのコピーだけを持ち歩き、高価なバッグやアクセサリーは持っていかないことが重要です。
短期誘拐
短期誘拐などの重犯罪が発生した過去があり、十分に注意する必要があります。こういった重犯罪に巻き込まれないためには、観光客らしい服装を避けたり、一人での外出はせず複数人で行動するのが良いでしょう。
また、公式のツアーを利用することで、安全にタンザニア旅行が楽しめます。ツアーを使わずに単体で旅行しないことが、重犯罪に巻き込まれない対処法なので覚えておきましょう。
タクシー強盗
ダルエスサラームは、タクシーに乗るたびに強盗に遭うのでは?と言われるほど頻繁にタクシー強盗が行われている街です。声をかけられて、格安でタクシーに乗れることが分かり、乗り込むと途中で違う人も乗ってきます。
そのまま、人気がないところにつれていかれて刃物や銃などで脅され、金品を奪われてしまうという強盗が多発しているのです。そのため、タクシーに乗るときは十分な注意が必要です。
怖いからタクシーは使わないと思っても、移動が大変になるため、タクシーは必要でしょう。ホテルや、日本の旅行会社で信用できるタクシーを教えてもらい、そのタクシーのみを利用するようにしてください。
タクシーを利用するときは、きちんと商業登録されたタクシーにしましょう。ポイントは、流しのタクシーは使わないことです。
また、相乗りするタクシーも避けてください。アプリで呼び出せるタクシーやホテルで呼んでもらうタクシーを使いましょう。
ダルエスサラームには、バイクタクシーもあります。ボダボダというバイクタクシーや、バジャージという三輪バイクタクシーがあります。これらは、事故の危険性が高いので避けてください。
睡眠薬強盗
ドリンクや料理に睡眠薬を混ぜて、旅行客を眠らせて強盗するグループも存在します。知らない人からもらったドリンクや食べ物は絶対に口に入れてないで下さい。
また、飲んでいる最中のドリンクから目を離さないようにしましょう。目を離した隙に睡眠薬が混ぜ込まれるケースもあります。
首絞め強盗
首絞め強盗など、非常に危険な強盗事件も発生しています。これも、夜間での一人歩きはやめて、危険なエリアに絶対に近づかないようにすることで回避できます。また、大量の現金を持ち運ばず、強盗にあったら素直に現金を手渡しましょう。
パスポートは原本をホテルに保管し、コピーを持参して下さい。
タンザニアの観光・旅行で注意すべきこと
タンザニアは治安が悪いと述べてきましたが、安全にタンザニアの旅を楽しむこともできます。ここでは、タンザニア観光を安心・安全に楽しむ方法とポイントを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
正規のツアーを利用しよう
タンザニア旅行を安全に楽しむためには、現地の正規ツアー会社を利用する必要があります。タンザニア郊外に向けて、サファリパークへ足を運ぶ際も、現地のツアー会社を利用すれば、危険地帯を回避してくれます。
また、危険地帯の最新情報をキャッチしているため、トラブルに合う前にツアーが中止になったり、代替えプランを提供してくれることもあるので安全です。
サファリパーク内には、野生動物の危険が多数潜んでいますが、現地の正規ツアー会社には経験豊富やガイドが在籍しています。こちらもトラブルを事前に回避できるので、必ずツアー会社を利用しましょう。
タンザニアの危険エリアはこちら!行く前に危険を回避して快適な旅を楽しもう!
最後にタンザニアにある治安の悪い地域、危険地域をリストで紹介します。リストを確認し、危険地域には足を運ばないように注意しましょう。
タンザニアの危険地域・治安の悪い地域1 | リアコー地区 |
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タンザニアの危険地域・治安の悪い地域2 | ザンジバル行きフェリー乗り場周辺 |
タンザニアの危険地域・治安の悪い地域3 | シティーセンター |
タンザニアの危険地域・治安の悪い地域4 | ムササニ半島のトゥーレ・ドライブ/ココ・ビーチ |
タンザニアの危険地域・治安の悪い地域5 | 市内長距離バス停留所近辺 |
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タンザニアの危険地域・治安の悪い地域6 | セレンダー橋周辺 |
タンザニアの危険地域・治安の悪い地域7 | オーシャン・ロード |
タンザニアの危険地域・治安の悪い地域8 | ウブンゴ・バスターミナル |