深泥池の心霊現象!京都最恐スポットの場所や怖い噂を紹介
深泥池は京都市の北部に位置する小さな池です。京都は有名観光スポットの華やかなイメージが強いですが、深泥池は最恐の心霊スポットとして知られています。この記事では深泥池がどのような場所なのかや深泥池で噂される怖い心霊の情報をご紹介します。
目次
京都の心霊スポット「深泥池」を紹介!
深泥池をご存知でしょうか。深泥池は京都市の北部に位置しており、観光スポットでは上賀茂神社の近くにあります。華やかな観光スポットのイメージが強い京都にありますが、深泥池については明るいイメージは皆無で最恐の心霊スポットとして知られています。
「深泥池伝説」とも呼ばれるほど怖い噂が次々と報告されています。この記事では京都最恐の呼び声高い心霊スポットとしての深泥池についてご紹介をします。
心霊スポットの深泥池ってどんなところ?
心霊スポットとして知られている深泥池はどんなところなのでしょうか。まずは深泥池という場所についての情報をご紹介します。
歴史ある日本最古の池
深泥池は京都市北区上賀茂にある周囲1.5kmほどの小さな池で、池の中央には浮島があります。池の3分の1ほどを占める浮島は夏に浮かび上がり、冬には冠水してなくなるという不思議な浮島です。
数千・数万年前の氷河期の頃から存在していたとされている古い池で、その頃から多くの水生植物や魚・野鳥などが生息していました。平安時代初期に菅原道真が編纂した「類聚国史」に深泥池についての記述があり、これが初めて深泥池の存在を示した文献とされています。
水生植物群を保護するために昭和2年に国の天然記念物に指定されました。希少な生物が共存しており、学術的にも貴重な池とされています。これにより池に立ち入ることは禁止されており、釣りなどもできなくなっています。
深泥池の場所
深泥池は京都府京都市北区上賀茂狭間町にあり、京都盆地の北部に位置しています。標高200mに達しない山に三方を囲まれた低地で、南西端のみが平地に開けていて京都盆地に繋がっています。京都の繁華街の賑やかな印象とは対照的で、自然豊かな静かな場所です。
天気が良い日は深泥池付近の散策を気持ちよくでき、大自然を満喫できるとも言われています。水面に映る空の青色と周りの山々の緑色のコントラストも素敵です。深泥池の近くにある深泥池児童公園では子供たちが楽しそうに遊ぶ声も聞かれます。
心霊スポットの深泥池はタクシー怪談発祥の地!
タクシーにまつわる心霊現象の噂は全国でよく聞かれるようになっています。タクシーに乗せていた客が消えた・消えた後濡れていたなどの事例は心霊現象を特集するメディアでも定番のように登場しています。
このタクシーにまつわる心霊現象の発端となったのが深泥池と言われています。1969年、京大病院前にいた濡れた髪の女性を乗せ、目的地の深泥池へ向かいましたが、深泥池の近くに来ると女性がいなくなっていたといいます。警察も動員してその女性の捜索を行いましたが見つかりませんでした。
その後、タクシーに乗せた同日に京大病院で亡くなっていた女性が深泥地周辺の出身者だったということがわかっています。この出来事は地元の新聞にも掲載され、全国のタクシー怪談の始まりとなったのです。
今でも京都のタクシードライバーには避けられている場所で、深泥池が目的地の客は乗せなくてよい・深泥池から乗ろうとする客には応じなくてもよいといった暗黙のルールがあるとも言われています。
深泥池の心霊現象の噂
深泥池の心霊現象はタクシー怪談が発端となりましたが、深泥池での心霊現象はこれだけにとどまりません。深泥池が京都最恐と言われるようになった数々の怖い心霊現象の噂をご紹介していきます。
底なし沼であるという噂
深泥池が底なし沼であるという噂がありました。これは実際に調査がされており、底なし沼というのは間違いではありましたが、決して浅い池ではないことはわかりました。水深20mはあるという調査結果が出ており、深泥池の中には多くの水草が生息しています。
一度深泥池に落ちてしまうと、泳げない人が溺れてしまうことは考えられるでしょう。さらに生息している水草が足に絡まってしまうと、水底に吸い込まれていってしまうだろうという推測から底なし沼という噂が広がっているものと思われます。
ただ、深泥池の付近を歩いているだけでも足を引っ張られる感覚に見舞われる人もいるようで、霊的な力が働いていることは確かなのかもしれません。あまり水際を歩かないようにした方が賢明です。
自殺が多いスポットという噂
深泥池は夜になると暗くて人気もなく不気味な場所になりますが、入水自殺が多いことでも有名です。これは噂のレベルではなく、実際地元には入水自殺を止めたという人や深泥池に浮かんでいる自殺者を発見したという人もいます。
昔は今よりも入水自殺をする人が多かったようで、一人で深泥池へ向かう人を見かけたら声をかけようと地元の人々が認識を合わせていたと言います。深泥池の近くに自殺の名所があるため、深泥池自体は自殺の名所とまでは言われていませんが、入水自殺者が一定数発生しているということは確かな情報です。
近隣にあった病院の噂
近隣にあった病院の噂は深泥池の心霊現象の噂の中でも最も有名と言えるかもしれません。昔、深泥池の近くに精神病院があり、錯乱状態に陥った患者が近くの深泥池へ入水自殺をしたと噂されています。ただ、これは噂のレベルを超えておらず、当時そのような報道がなかったことも信憑性には欠けると言われています。
さらに病院の噂があり、精神病院と言われていた近隣の病院ですが、実は遺体安置所があったという噂があります。この病院自体が当時不治の病と言われていた結核患者を受け入れる施設で、亡くなる患者数が特に多かったことから、通常の病院の霊安室以上の規模で遺体が安置されていたとか。
あまりの死体の多さからきちんと埋葬がされず、深泥池へ沈めていたという噂もあります。そのため深泥池の底自体が遺体安置所という見方もされています。
心霊スポットの深泥池の詳細情報
心霊スポットの深泥池へはどのように行けばいいのかなど深泥池自体の基本情報と合わせてご紹介をします。車の他、公共交通機関でもアクセスができる場所にあります。
興味本位で足を運ぶことはおすすめしませんが、興味のある方は細心の注意を払って行くようにしましょう。夜になると雰囲気が一変しとても暗い場所になるので、特に注意が必要です。
深泥池へのアクセス
公共交通機関を利用する場合、最寄り駅は京都市営地下鉄烏丸線の北山駅となります。北山駅で下車し、2番出口を出て、北へ向かって15分程歩いたところにあります。
京都バスや京都市営バスを利用する場合は、「深泥池」が最寄りのバス停となります。バス停からは徒歩3分程度なので、電車を利用するより歩く時間が短くおすすめです。
車を利用する場合は、名神高速道路の京都東I.Cが最寄りとなり、インターを降りてから約20分で到着します。ただし深泥池に駐車場はないため、車を利用する際はご注意ください。
深泥池の基本情報
深泥池の基本情報をご紹介します。目的地へ向かうために必要な住所やアクセス方法の情報をチェックしてみてください。営業時間がある場所ではないので、いつでも訪問できますが、日中の時間帯に行くことをおすすめします。
住所 | 京都府京都市北区上賀茂深泥池町67-1 |
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アクセス | 京都市営地下鉄烏丸線「北山」駅2番出口より徒歩15分 |
深泥池の心霊現象に注意しよう!
京都最恐の心霊スポットである深泥池についてご紹介をしてきました。信憑性の高い心霊現象の噂が多く、実際に足を運ぶとより恐さが増すことは間違いありません。夜は特に危険と言われているので、極力足を踏み入れないことをおすすめします。
もし池の中へ霊により足を引っ張られてしまったら、水深20mの池から自力で這い上がることは不可能でしょう。充分注意してください。天然記念物に指定されていることもあり、自然豊かで風光明媚な側面を持っていることも確かです。貴重な自然を静かに楽しむという意味合いでも神聖な気持ちで訪れるようにしましょう。