金沢の紅葉の時期や見頃！兼六園など人気スポットのライトアップも紹介

日本には「世界遺産」にすでに登録されている「世界の宝」が数多くあります。その一方で、世界遺産には登録されていないものの、世界中の人々から賞賛されているものもあります。その一つが、日本の「美」の象徴である秋の紅葉です。

京都を始め、日本には紅葉の名所が数多くあります。中でも秋のシーズンになる多くの観光客が、訪れる人気の紅葉スポットがあります。それがこの記事で紹介する金沢です。この記事で金沢の紅葉スポットや、ベストシーズンなどを紹介します。

最初に紹介する、金沢のおすすめの紅葉スポットは、「兼六園」です。兼六園は、日本三大名園として、国の特別名勝に指定されています。庭園の広さは11.7ヘクタールもあり、その広大な敷地に、築山、池、茶屋などが点在しています。四季を通じて、その時々の自然美を楽しむことができます。

特に秋のシーズンはおすすめです。美しい紅葉は日本でも屈指の美しさを誇り、夜にライトアップされると、その美しさはきらびやかな「宝石」のように映ります。

金沢の兼六園の紅葉の時期は11月から12月ですが、紅葉の見頃は 11月中旬～12月上旬です。その時期には夜のライトアップも行われます。ライトアップされる期間は、 11月2日～24日で、17:30PM～21:00PMの間行われます。

江戸時代の代表的な大名庭園として、加賀100万石を守り続けた、加賀藩歴代藩主により、長い歳月をかけて形づくられ守られてきたのが兼六園です。廻遊式の庭園として、兼六園は、様々な時代の庭園手法を取り入れながら総合的につくられた、日本が世界に誇る庭園です。

日本の庭園技術の推移を集めて作られた兼六園を訪れ、世界に誇る「日本の美」をぜひご覧ください。料金は大人320円、6歳以上18歳未満100円、65歳以上は無料です。

2番目に紹介する、金沢のおすすめの紅葉スポットは、「玉泉園」です。玉泉園は、加賀藩ゆかりの武家庭園です。兼六園よりも古いと言われる玉泉園には、金沢で最も古く歴史がある茶室「灑雪亭」があります。

この灑雪亭は、一般開放されていて、有料ではありますが、茶道の体験ができます。 紅葉を楽しみながら、抹茶や和菓子を楽しむことができます。

玉泉園の紅葉は、11月が時期と言われています。最も紅葉が美しく見頃なのは、11月下旬です。石川県紅葉三名所の一つである玉泉園のモミジの美しさは類を見ず、多くの外国からの観光客に人気です。

石川県紅葉三名所の一つである玉泉園は、加賀藩の上級武士だった脇田家が4代をかけて作庭しました。名前の由来は、加賀藩二代藩主前田利長の正室玉泉院であると言われています。

玉泉園は、全国で六例しかない、「玉澗流庭園」を採用しています。入場料は、大人700円、高校生600円、そして小中学生が500円です。

3番目に紹介する、金沢のおすすめの紅葉スポットは、「太陽丘の並木通り」です。太陽丘の並木通りには、大きなメタセコイヤの木が四列並び、紅葉の時期に、オータムカラーに包まれたこの並木通りを歩くと、心癒やされる気分になります。

特におすすめなのは、朝日に照らされた並木道を歩いてみることで、映画のワンシーンに自分が登場している気分が味わえます。

太陽丘の並木通りの紅葉の時期は、11月です。最も紅葉が美しく見頃なのは、11月中旬から下旬です。夜間にはライトアップされ、デートスポットとして多くのカップルが訪れます。

太陽が丘ニュータウンの入り口にあるのが、四列に並ぶメタセコイヤの並木通りです。太陽が丘には、「ゆうひみ公園」と「詩の木公園」の2つの公園があり、この四列セコイヤがあるのは、ゆうみ公園の近くです。

太陽が丘のゆうひみ公園に沿って「メタセ大通」があり、綺麗な並木道を眺めながら散策を楽しめます。太陽が丘には「ケヤキ通り」もあり、違う顔を見せるオータムカラーを楽しめます。

4番目に紹介する、金沢のおすすめの紅葉スポットは、「アメリカ楓通り」です。アメリカ楓通りは、金沢市内の中心にある「石川県政記念しいのき迎賓館」に面しています。

アメリカ楓通りは、中央公園通りとしても知られています。全長250mの並木道で、そこを歩くと、まるでオータムブルーのトンネルの中を歩いているかのような気分になります。

アメリカ楓通りのモミジバフウは、9月下旬から少しずつ色づき始めます。最も紅葉が美しく見頃なのは、11月中旬～12月上旬にかけてです。緑、赤、オレンジという色のグラデーションを楽しみたいのであれば、10月中旬～11月上旬がおすすめです。

アメリカ楓通りは、金沢市内の中心にあり、近くには 中央公園、石川四高記念館、金沢城公園などがあります。夜にはライトアップされ、多くのカップルたちのデートスポットとして利用されています。金沢に旅行に来た際には、必ず通る場所であるため、多くの観光客に人気のあるスポットです。

アメリカ楓通りの左右には公園があり、そこに設置されているベンチに座って、紅葉を楽しみながら、温かいコーヒーを飲み、くつろぎの一時を楽しむのはいかがでしょうか。

5番目に紹介する、金沢のおすすめの紅葉スポットは、「東香山 大乘寺」です。東香山 大乘寺は、金沢市内から車で20分の距離にあります。市内の喧騒から離れた場所にあるため、落ち着いて紅葉を楽しみたい人にはおすすめです。また、空気が澄んだ早朝に、紅葉を楽しみながら参拝するのもおすすめです。

東香山 大乘寺のモミジが色づき始めるのは、11月上旬頃です。最も紅葉が美しく見頃なのは、11月下旬頃です。東香山 大乘寺の紅葉の特徴は、県指定文化財になっている「山門」と黄色やオレンジ色に染まったモミジの葉との絶妙なコントラストです。日本の詫び寂びを象徴する、真の「日本の美」を見学できます。

東香山 大乘寺は、加賀100万石の礎を築いた、前田家の初代藩主である前田利家が埋葬された野田山の近くにある、曹洞宗の由緒あるお寺です。江戸時代に建立された、県指定文化財でもある「山門」は、東香山 大乘寺の「顔」とも言える建物で、最も紅葉が美しいスポットです。

東香山 大乘寺は、一般の人にも開放され、希望者は 毎朝4:15AM～9:00AMの間、修行僧と共に座禅の体験ができます。紅葉だけでなく、心身のリラックスのスポットとしても人気があります。 

加賀100万石の繁栄を今に伝える金沢には、観光客を魅了して止まない、紅葉スポットがたくさんあります。紅葉の美しさだけを楽しむのではなく、その美しさを400年以上守り続けている人々の努力を感じることも大切です。

私たち日本人が誇りとすべき、「日本の美」を大切に今に伝える、金沢の紅葉をぜひ見に行きましょう。