京都名物料理･有名な食べ物ランキング！グルメで美味しいおすすめ店を紹介

歴史と伝統の都、京都は、洗練された食文化をもつ、世界中のグルメ垂涎の、美食の宝庫でもあります。「名物に旨い物なし」とは、よく聞く言葉で、旅先で名物料理やその土地の有名な食べ物を食べて、がっかりした経験がある人も少なくないでしょう。

しかし、京都に限っては、その定説は当てはまりません。京都には、わざわざ足を運んでも食べたい、とっておきの名物料理や、有名な食べ物がたくさんあります。

美食の都、京都でおすすめの美味しい名物料理や有名な食べ物をご紹介します。京都に行くならぜひ記憶にとどめておいてください。

今でこそ日本の首都は東京ですが、かつては京都が日本の政治経済、文化の中心でした。長い歴史と伝統をもつ古都、京都には、創業から100年を軽く超える料理屋や菓子処も少なくありません。そんな京都だからこそ、美味しい名物料理や有名な食べ物がいっぱいあります。

京都の名物料理はたくさんありますが、とくに美味しいおすすめの名物料理、有名な食べ物を、15位から1位まで潤のご紹介していきます。まずは、京都の名物料理おすすめグルメランキング第15位から第13位の発表です。

「いもぼう」とは、京都の伝統野菜「海老芋」と、じっくりと戻した棒鱈を炊き合わせた京都の名物料理で、その起源は江戸時代にまで遡ります。「平野屋本家」は、300年以上続く老舗で、看板料理の「いもぼう」の調理方法は一子相伝の秘伝の技です。

庶民的な定食屋から高級料亭まで、京都には名物料理の「いもぼう」を品書きにのせる店が何軒もありますが、伝統の味を堪能するなら本家本元「平野屋本家」がおすすめです。

「衣笠丼」とは、味付けした出汁で揚げを焚き、卵でとじたものにネギを加えてご飯にのせた、シンプルな丼物です。特別な食材は一切使わず、調理方法もいたってシンプルですが、しみじみと美味しい京都の名物料理です。

「本家尾張屋」は、500年以上の歴史を誇る京都でも有名な老舗の蕎麦処。蕎麦の美味しさはお墨付きですが、「衣笠丼」も人気メニュー。美味しい蕎麦出汁を含んだ「お揚げさん」が最高です。

京都はお茶の名産地。特産のお茶を使ったスイーツが人気です。とくに「抹茶」は世界的にも大ブーム。今や「抹茶スイーツ」は、京都の名物料理の一つです。「抹茶スイーツ」を売りにするお店は、数限りなくありますが、おすすめは、街中の喧騒を離れ、はんなりとした京都の雰囲気を味わいながら、美味しい創作スイーツやかき氷がいただける「和カフェ 季の音」です。

京都といえば、和食や和菓子のしっとりと上品な食べ物のイメージが強く、名物料理や有名な食べ物を提供するお店は、伝統のある名店が名を連ねます。そんな中で、京都の名物料理おすすめグルメランキング第12位には、創業からわずか6年の新顔がランクイン。

伝統に固執するのではなく、美味しいものは美味しいと素直に認める、食に対する京都の懐の深さを感じる結果になりました。お待ちかねの京都の名物料理おすすめグルメランキング第12位から第10位はこちらです。

老舗が鎬を削る京都の飲食業界に、颯爽と現れた「京都勝牛」。創業は2014年、極上の牛肉をミディアムレアに仕上げた「牛カツ」の専門店です。「肉」といえば「牛肉」が当たり前の京都から、「GYUKATU」を世界中に広めたいと、海外にも多数出展している意欲的なお店です。

関西圏以外の人にはあまりなじみがない「牛カツ」ですが、一度食べれば牛肉の旨味が凝縮されたジューシーな味わいに病みつきになること間違いなしです。京都の新名物料理「牛カツ」、おすすめです。

老若男女を問わず、喜ばれる京漬物は、お土産にも大人気です。とくに京都の伝統野菜、聖護院大根を使った千枚漬けや、壬生菜の漬物は、京都名物の一つです。八坂の塔を見上げる八坂通りに店を構える「伊勢屋」は、当代とって5代目を数える老舗の漬物屋さん。

旬の野菜を使った手作りの味は、大量生産の漬物とは比べものになりません。

海がない京都では、寿司といえば棒寿司。酢でしめて保存性を高めた鯖を使った「鯖寿司」は、お使い物やお土産にも喜ばれる京都の名物料理です。「いづ重」は、100年以上の伝統がある、人気の寿司処。職人が熟練の技で手作りする「鯖寿司」は絶品です。

続いての京都の名物料理おすすめグルメランキング第9位から第7位は、京都で有名なスイーツが揃い踏みです。どの品も京都ならでは、京都でしか食べられない絶品おすすめスイーツです。

 つるんとしたのどごしが魅力の「くずきり」。原料となる葛の減少から、本物の葛粉を使った「くずきり」は、なかなか口にできない逸品です。

京都の花街祇園に店を構える「鍵善良房」は、江戸時代に創業した老舗の和菓子処。希少品の本葛粉を使った名物の「くずきり」は一度は食べておきたい名品です。

「くずきり」と同じく、原材料のわらび粉の減少で、滅多に本物にはお目にかかれなくなった「わらび餅」も、京都の名物料理（菓子）のひとつです。

「笹屋昌園」は、大正7年創業の和菓子処。国産のわらび粉をふんだんに使った、看板商品の「本わらび餅」は、スーパーなどで売っているわらび餅とは全くの別物です。

京都市北区にある今宮神社を訪れたほとんどの人が口にする「あぶり餅」。旅番組、情報番組でもたびたび取り上げられるので、知っている人も多いのではないでしょうか。一口大のお餅を串に刺し、火であぶって白みそのたれをつけていただきます。

食べるとご利益があるそうなので、今宮神社参拝の折にはぜひ食べてほしいおすすめの一品です。参道に店を構える「かざりや」は、江戸時代から続く老舗。柔らかい餅に甘めのたれがよく合います。

京都の名物料理おすすめグルメランキングも佳境に入ってきました。いよいよ、これぞ京都というべき、名物料理の登場です。磨き抜かれた伝統の技が光る老舗の味を、見逃す手はありません。京都の名物料理おすすめグルメランキング第6位から第4位はこちらです。

半身の鰊がどんとのった「にしんそば」。生臭そうと敬遠する人もいますが、身欠きにしんの甘露煮をのせた「にしんそば」は、京都名物。京都で年越しそばといえばにしんそばというくらい、京都市民にはなじみの深い味です。騙されたと思って食べてみてください。

「総本家にしんそば松葉」は、文久元年1861年創業の老舗で、「にしんそば」発祥の店として知られています。

大正初期創業、当時の面影を残す趣のある建物も魅力のうなぎ屋「京極かねよ」。そこの名物料理が「きんし丼」です。丼を覆い尽くす焼いたままの京風卵焼きはインパクト十分。

出汁をたっぷり含んだジューシーな卵焼きと、関東風にさっぱりと焼き上げられたうなぎに、甘すぎないたれがベストマッチ。素材の味を大切にする京都ならではの名物丼です。

夏の京都のご馳走といえば「鱧料理」。鱧を調理する際は、骨切りという独特の技法が必要なため、職人の腕が問われる食材です。京都の夏の風物詩、貴船川の川床でいただく「鱧料理」は、グルメの憧れです。

「割烹寿司 三栄」は、昭和9年創業。100年くらいでは老舗と呼ばれない京都では、まだ新しい店の部類に入りますが、大人の隠れ家的な落ち着いた雰囲気が魅力で、昼夜問わず多くの客を集めています。注文が入ってから骨切りする鱧を使った料理はどれも絶品です。

京都は日本料理の礎となる食の歴史が今もなお大切に受け継がれ、人々の生活に根差しています。京料理というと、豪奢で特別なものと思うかもしれませんが、ごくごく当たり前の、素朴な食材を、素材の味を大切にしながら美味しく仕上げるのが、京都の料理の神髄です。

京都の名物料理おすすめグルメランキング堂々のトップ3は、そんな京都らしい、美味しい料理が並びました。

京都では家庭的なお惣菜のことを総じて「おばんざい」と呼びます。肉じゃがも、お浸しも、天ぷらも「おばんざい」です。京都らしい上品な味付けの「おばんざい」は、京都ならではの名物料理。京都の台所「錦市場」には、「おばんざい」を売るお店がたくさんあります。

「居様（IZAMA）」は、ホテルの中にある趣のある和食レストラン。シックでモダンな雰囲気の中で、丁寧に作られた「おばんざい」をあれこれいただきたいときにおすすめのお店です。

高たんぱく低カロリー、栄養豊富な美容食として、女性に人気の「湯葉」も京都の有名な食べ物の一つです。

「ゆばんざいこ豆や 錦店」は、「湯葉」と「おばんざい」を掛けた店名からもわかるように、湯葉を使った家庭料理、創作料理がいただけるお店です。

水が美味しい京都は、豆腐も美味しいと有名です。豆腐本来の美味しさを堪能したいなら「湯豆腐」が一番。「南禅寺 順正」では、江戸時代医学所だった趣のある建物で、美しい庭を眺めながら絶品の「ゆどうふ」をいただくことができます。

京都にはまだまだ美味しい食べ物やおすすめの名物料理がたくさんあります。美食のワンダーランド京都で、美味しいグルメを堪能しましょう。