千曲公園は上田市の心霊スポット!過去の事件や噂•夜景情報も紹介
千曲公園は長野県上田市にある風光明媚な公園で、上田市を見渡せる絶景が人気ですが、実は千曲公園には怖い噂もあるのをご存知でしょうか。この記事では千曲公園が心霊スポットと言われる過去の事件や噂をご紹介します。千曲公園の陰と陽に触れていくのでチェックしてみましょう。
自然豊かな人気スポット!千曲公園をチェック
千曲公園は長野県上田市にある公園で、岩鼻と呼ばれる断崖の上にあることで知られています。天然記念物のモイワナズナ・イワナデシコの自生地やハヤブサ科の鳥チョウゲンボウの生息地としても知られている自然豊かな公園です。
そんな千曲公園について詳しくご紹介をしていきます。風光明媚で絶景が見られるスポットとしての千曲公園、過去の事件や噂から心霊スポットとしての千曲公園、両方の側面でチェックしてみてください。
千曲公園とは?
千曲公園は長野県の上田盆地の西側に位置している公園です。まずは千曲公園の概要やおすすめポイントをご紹介していきます。
岩鼻と呼ばれる断崖の上にある
千曲公園は岩鼻と呼ばれる断崖の上にあります。断崖の一部が鼻の奥のような形に見えることから岩鼻と呼ばれており、長野県の天然記念物にも指定されています。
岩鼻は切り立った半過岩鼻と川を挟んで向かい側にある下塩尻岩鼻がありますが、元々1つの山だったものが千曲川の浸食によって奇形な姿になったと言われています。
誰もが目を奪われるその岩鼻の形は見どころの一つです。半過岩鼻のほぼ真下にある道の駅からは圧倒的な大きさや迫力を捉えることができるため、おすすめのビュースポットです。
上田市の人気絶景スポット
岩鼻の上に小さな東屋が建っており、そこが千曲公園になっています。千曲公園の登り口から頂上までの標高差は490m程度です。高台にある千曲公園には展望台を設置しており、上田市を一望する絶景が見られます。浅間山の美しい裾野が広がり、中央には千曲川がゆっくりと流れています。
反対側に目をやると坂城や千曲方面の景色が広がっており、のどかで自然豊かな風景が見られます。風が吹き抜ける気持ちの良い場所なので、お弁当を持ってハイキングをするのもおすすめです。
大パノラマの夜景もおすすめ
日中は上田市を一望する絶景が見られることをご紹介しましたが、夜は夜景が大パノラマで見られるため、夜景スポットとしても人気です。千曲公園内に2か所のビューポイントがあり、それらを合わせると270度の大パノラマ夜景を楽しめます。
上田市街地の夜景に対して、千曲川に架かるオレンジ色の橋が映え、心を穏やかにしてくれます。千曲公園までの道路は砂利道が続き初心者ドライバーにとっては悪路と言えますが、辿り着いた時の夜景の感動は全ての苦労を忘れられると言ってもよいでしょう。
実は心霊スポット?千曲公園の噂
自然豊かな絶景スポットとしての千曲公園をご紹介してきましたが、実は心霊スポットととも呼ばれていることをご存知でしょうか。心霊スポットと呼ばれるに至った噂や過去の事故についてご紹介していきます。千曲公園の陰の部分をチェックしてみましょう。
公園内には無数の石碑のような物がある
千曲公園内にはいくつもの石碑のような物が立っていますが、大変古い石碑のようで石に刻まれた文字が読めなくなってしまっているため、石碑について詳しいことはわかっていません。
岩鼻の辺りには何かを供養するためにお供えのようなものもたくさんあります。自殺の名所としても知られていることから石碑とも何か関わりがあるのかもしれません。
自殺の名所としても知られている
千曲公園は自殺の名所としても知られています。岩鼻という断崖絶壁の上にあるため、断崖の頂上からたくさんの人が飛び降り自殺をしたと言われています。岩鼻の下に門という県道77号線の覆道がありますが、断崖の頂上から飛び降りた人の大半がこの半過洞門の屋根にぶつかり命を落としたと言われています。
半過洞門は落石から人々を守るために作られましたが、半過洞門によって命を落とすという皮肉な結果になってしまいました。そのため、岩鼻や半過洞門付近では自殺者と思しき霊が度々目撃されており、心霊スポットとして有名になったのです。
2020年には子供の転落事故も発生
千曲公園では2020年に子供の転落事故も報告されています。2020年6月、小学5年生の10歳の少年が岩鼻の下で倒れているのが発見され、その後死亡が確認されました。断崖から転落したものとみられています。
公園の崖に面した部分には高さ150cm程の転落防止フェンスが張り巡らされていますが、景色を撮影するために金網が広げられている部分があったと言います。とはいえ少年が行方不明になったのは夜間とされており、夜に一人で行けるような場所ではないことから、理解し難い事件として扱われています。
千曲公園に伝わる猫とねずみの伝説
千曲公園のある地域では猫とねずみにまつわる伝説があります。ここからは猫とねずみの伝説についてご紹介するので、千曲公園の歴史への理解を深めてみましょう。
千曲公園にある面白い説明書
千曲公園には千曲公園のある地域に伝わる伝説として、面白い説明書が立てられています。遠い昔、上田の西側には岩山が続いていて、上田盆地は満々と水をたたえた湖でした。岩山のさらに西には豊かな田畑が続いていて、いつからかねずみの大群が現れ、作物を荒らすようになったと言います。
「中国には、ねずみの怖がる猫がいるそうな。」この言葉の元、里の人が苦心して連れてきた猫に追われたねずみが、湖の岸の岩山を食い破り湖の水は千曲川となり、一帯は陸地になったと言われています。この壮大な伝説を聞いた後に千曲公園から千曲川方面を見渡すと、見方や感じ方も変わるでしょう。
坂城には今も「ねずみ」という地名がある
坂城町には今も「ねずみ」という地名が残っています。上田宿と坂木宿の間に鼠宿という場所がありますが、鼠宿は宿場ではなく松代藩が設けた私宿とされています。
「ねずみ」という地名の由来は、先にご紹介した猫とねずみの伝説からともされていますが、関所並みに厳しい口留番所だったことから「寝ずに見張っていた」が「不寝見(ねずみ)」となったとも言われています。
千曲公園へのアクセス方法
最後に千曲公園へのアクセス方法をご紹介します。公共交通機関では行きにくい場所にあり、山道もあり歩きにくいので、車を利用して行くことをおすすめします。
上田菅平ICから車で約30分
車を利用して千曲公園へ行く場合、最寄りのインターチェンジは上信越自動車道の上田菅平I.Cになります。上田菅平I.Cを降りたら国道144号線を進み、住吉交差点を左折して上田バイパス(国道18号線)に入ります。上田バイパス(国道18号線)を約30分進むと千曲公園が見えてきます。
千曲公園への入り口は上田バイパスを降りて、バイパスを横切るような方向にある山に向かって細い道を上っていきます。立て看板がありますが、小さくて見落としやすいのでご注意ください。登り口には民家や食事処がありますが、登って行くとどんどん道は舗装されていないでこぼこ道になっていきます。
車1台しか通れないほどの狭い道を登っていくとNTTの電波塔が見えてくるので、そこでやっと到着になります。電波塔の裏手が広い駐車場になっているのでそこに車を止めましょう。
住所 | 長野県上田市小泉2670 |
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電話番号 | 0268-23-5127(上田市都市建設部都市計画課) |
営業時間・定休日 | 24時間年中無休 |
駐車場の有無 | 有 |
アクセス | 上信越自動車道「上田菅平I.C」より車で約30分 JR北陸(長野)新幹線「上田」駅よりバスで約16分、もしくは徒歩約30分。 |
公式URL |
千曲公園へは気を付けて行こう
千曲公園についてご紹介をしてきました。断崖絶壁の岩鼻の上にある公園で、展望台からは最高の景色が臨めます。夜景がきれいなことでも有名なので、カップルで訪れる方も多いです。
ただし、自殺の名所としても有名なため、心霊の目撃談や噂は後を絶ちません。千曲公園では十分に注意を払って、危険なことをしたり悪ふざけをしたりすることなく、神聖な気持ちで素晴らしい景色を拝みましょう。