龍岡城五稜郭(長野県佐久市)は全国に2つしかない五稜郭!見どころも紹介
長野県佐久市にある龍岡城五稜郭は、全国に2つしかない五稜郭が有名な観光スポットです。この記事では、長野・龍岡城五稜郭の見どころや歴史について紹介しました。龍岡城五稜郭について興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
長野県佐久市にある龍岡城五稜郭は全国でも珍しいスポット!
長野県佐久市にある龍岡城五稜郭は、全国でも珍しいスポットです。
龍岡城五稜郭といえば、星形をした洋式築城・龍岡城が有名です。五稜郭は、龍岡城と函館にあるものとで日本に2つしかありません。龍岡城は、国指定の史跡にもなっています。
この記事では、長野県佐久市にある龍岡城五稜郭について詳しく紹介していきます。
北海道函館が有名な五稜郭とは?
五稜郭といえば、北海道函館が有名です。五稜郭は、堀で囲んだ星型の先端に砲台を設置できるようになっています。五稜郭は屯所として利用される場所です。
龍岡城の五稜郭は、フランスのボーヴァン将軍が考案したといわれる稜堡式築城法によるものです。突角部に砲座を設けて、各稜堡から十字砲火することで攻防するということを目的としています。
また、北海道函館にある五稜郭も、本拠地である箱館奉行所を敵から守るためです。北海道函館の五稜郭は戦場ではなく、本拠地であり屯所です。土方歳三を始めとした新選組が戦ったのは北海道函館にある五稜郭ではなく、「弁天台場」「一本木関門」です。
なぜ星の形をしているの?
五稜郭がなぜ星の形をしているのかという理由ですが、堀で囲んだ星型の先端に砲台を設置できるようになっていて、本拠地を敵から守れるようにするためです。
五稜郭の星の形には死角がなく、稜堡の石垣や土塁に取り付こうとする敵を、側面から射撃することもできます。
長野・龍岡城五稜郭の見どころ3選!
ここからは、長野・龍岡城五稜郭の見どころ3選を紹介していきます。
①春は満開の桜が美しい「周囲の堀」
長野・龍岡城五稜郭の見どころ1つ目は、春は満開の桜が美しい「周囲の堀」です。
春・桜が咲く時期になると、龍岡城五稜郭の堀に沿って植えられた桜が咲き誇ります。龍岡城五稜郭の堀に沿って植えられた桜の種類ですが、ソメイヨシノだけでなくベニヤマザクラも植えられているので、長い間花見を楽しむことができます。
また、桜が散る様子も美しく、散った花びらが堀の水面に浮かび水面を埋め尽くします。ぜひ、桜が咲く時期に龍岡城五稜郭を訪れてみてください。
②事前予約をすれば内部も見学できる「御台所櫓」
長野・龍岡城五稜郭の見どころ2つ目は、事前予約をすれば内部も見学することができる「御台所櫓」です。
「御台所櫓」は、龍岡城の数少ない現存遺構です。「御台所櫓」のある場所は、運動場の脇にあります。
龍岡城が廃城となった後は、農機具倉庫として使用されていたことが分かっています。また、1875年より後で、「御台所櫓」は小学校の校舎として利用されていたことも分かっています。そして1929年に、現在の場所に移築されました。「御台所櫓」は、築城当時は今「御台所櫓」がある場所とは反対側にありました。
「御台所櫓」の内部は、事前予約をすれば見学することができるので、ぜひ事前予約をしてみてください。事前予約は数日前までに電話で連絡するようにしてください。平日の場合は、佐久市教育委員会文化財課に連絡してください。電話番号は0267-68-7321です。
休日の場合は、川村吾蔵記念館に連絡してください。電話番号は0267-81-5353です。
③龍岡城五稜郭の歴史が分かる「五稜郭であいの館」
長野・龍岡城五稜郭の見どころ3つ目は、龍岡城五稜郭の歴史が分かる「五稜郭であいの館」です。
「五稜郭であいの館」は、龍岡城五稜郭のすぐ隣に位置しています。「五稜郭であいの館」の内部には龍岡城関連の資料の展示室があり、五稜郭に関する写真・図も展示されています。龍岡城の五稜郭について詳しく知りたいという方にはとてもオススメです。
「五稜郭であいの館」の施設の中では、五稜郭保存会の方がおもてなしをしてくれています。五稜郭のお話しを詳しく聞くことができ、お茶を出したり地元の情報を教えてくれたりします。ぜひ、「五稜郭であいの館」を訪れてみてください。
住所 | 〒384-0412 長野県佐久市田口2975−1 |
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電話番号 | 0267-82-0230 |
営業時間・定休日 | 9:30~16:00 定休日は火曜日 |
料金 | 無料 |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 佐久南ICから車で20分 龍岡城駅徒歩20分 臼田駅徒歩20分 |
長野・龍岡城五稜郭の歴史について!
ここからは、長野・龍岡城五稜郭の歴史について紹介していきます。
慶応3年に龍岡藩主松平乗謨によって造られた
長野・龍岡城五稜郭は、慶応3年(1867年)に龍岡藩主・松平乗謨(のりかた)によって造られました。
松平乗謨は西洋の軍学に関心を寄せていたため、砲撃戦に対処するための築城法を学んでいたのです。
函館の五稜郭とどっちが先にできたの?
函館の五稜郭と龍岡城五稜郭、どっちが先にできたのかですが、函館の五稜郭は安政4年(1857年)に着工し、元治元年(1864年)にほぼ工事が完了しました。
長野・龍岡城五稜郭は元治元年(1864年)に田野口藩新陣屋として着工し、慶應3年(1867年)に竣工したので、函館の五稜郭の方が先にできたことが分かります。
長野・龍岡城五稜郭の全景を見る方法は?
長野・龍岡城五稜郭の全景を見る方法はあるのでしょうか。
長野・龍岡城五稜郭は周囲を歩くことができるようになっているので、五稜郭の形を感じながら散策することはできます。ただ、上から五稜郭の星の形・全景を見たいと思っている方は多いです。
ただ、長野・龍岡城五稜郭には函館とは異なって、展望施設やタワーはありません。どうしても長野・龍岡城五稜郭の全景を見たいという方には、近くの山にある「五稜郭展望台」から五稜郭を見るのがおすすめです。
「五稜郭展望台」の位置・場所は分かりにくく、「五稜郭展望台」へ向かう道は未舗装で狭い林道となっています。そのため、最初から「五稜郭展望台」へ向かうつもりで色々と準備していくようにしてください。
「五稜郭展望台」の場所が分かるかどうか不安という方は、「五稜郭であいの館」を訪れて場所を確認するようにしてください。
長野・龍岡城五稜郭のアクセス・駐車場など基本情報!
長野・龍岡城五稜郭のアクセス・駐車場などの基本情報を紹介していきます。龍岡城五稜郭の住所は、長野県佐久市田口下町3000−1です。
龍岡城五稜郭のアクセス方法ですが、車か電車でアクセスするのが便利です。佐久南インターチェンジで降りて、車を20分ほど走らせると龍岡城五稜郭に着きます。龍岡城五稜郭の駐車場もあるので、ぜひ利用してください。駐車場は、普通車が15台ほど停められるスペースがあります。
長野・龍岡城五稜郭の電車でアクセスする場合は、龍岡城駅と臼田駅が最寄駅です。龍岡城駅からは歩いて20分で行けます。臼田駅からも歩いて20分で行けます。
住所 | 〒384-0412 長野県佐久市田口下町3000−1 |
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電話番号 | 0267-63-5321 |
営業時間・定休日 | 24時間 |
料金 | 無料 |
駐車場の有無 | 有り 普通車が15台 停められるスペースがある |
アクセス | 佐久南ICから車で20分 龍岡城駅徒歩20分 |
長野県佐久市にある龍岡城五稜郭に行ってみよう!
全国に2つしかない五稜郭・龍岡城五稜郭の見どころや歴史、アクセス方法について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。五稜郭は、堀で囲んだ星型の先端に砲台を設置できるようになっています。五稜郭は屯所として利用される場所です。
五稜郭がなぜ星型になっているのかという理由ですが、堀で囲んだ星型の先端に砲台を設置できるようになっていて、本拠地を敵から守れるようにするためです。五稜郭の星の形には死角がなく、稜堡の石垣や土塁に取り付こうとする敵を、側面から射撃することもできます。
ぜひ、長野県佐久市にある龍岡城五稜郭に行ってみてください。