長野県上高地の場所や観光の見どころ！おすすめの季節やコースも紹介

長野県上高地の観光を楽しみませんか。長野県の人気観光スポットとして知られる上高地には、絶景を目の当たりにできる大自然や、観光の途中で足を止めてみたい施設など、魅力あふれる観光スポットがたくさんあります。

そこでこの記事では、長野県上高地のおすすめの見どころや、おすすめの季節、アクセス方法などをご紹介していきます。次に上高地を訪れる際に、今回のこの記事を参考にしていただければ幸いです。

長野県「上高地」は、標高1500mに位置する豊かな自然が満喫できる日本有数の景勝地です。手付かずの自然が豊富に残り、大自然の宝庫として知られていることから、国の特別名勝・特別天然記念物に指定されています。

長野県上高地には、河童橋や明神池、大正池などの魅力あふれる観光スポットがあちらこちらに点在しています。一度でも上高地へと足を踏み入れれば、その絶大なる大自然の魅力に魅了されること間違い無しです。

長野県上高地は、全域が長野県松本市に属しています。中部山岳国立公園の一部でもあり、3000メートル級の山々がそびえる穂高連峰の麓に位置しています。また、それらの山から流れでる雪解け水でできた清流・梓川が流れています。

長野県上高地では、残雪・雪解けの４月上旬から、山々の木々が茜色に染まる紅葉が楽しめる10月下旬までの約7ヶ月に渡り、それぞれの季節の魅力が堪能できます。

特に人気なのが、7月下旬から8月初旬にかけての時期です。青々とした空や木々の緑、残雪の白など、絵具を散りばめたような美しい光景が見られます。また、運が良ければ、朝霧に包まれる幻想的な絵葉書のような光景を目の当たりにできます。

また、山々の木々が黄金色に染まる、9月下旬～10月末の紅葉の季節も人気です。連休や週末には、盛夏に負けず劣らずの人で賑わいます。

長野県上高地内には、ホテルなどの宿泊施設があるので、日帰りはもちろん宿泊でも楽しめます。ただし、上高地内の宿泊施設はとても人気なので、出かけたい日付が決まったら、早めに予約することをおすすめします。

長野県上高地で、ガイドブック片手に散策を楽しむのも良いですが、時には、上高地を熟知したベテランのガイドと一緒に上高地の散策を楽しんでみませんか。次に、長野県上高地で気軽に参加できるガイドツアーをご紹介します。

「上高地ビジターセンター」では、大正池（中千丈沢）への片道コース、小梨平を巡るコースといったガイドウォークを毎日実施しています。参加費は500円で、先着4組もしくは6名の少人数で行っています。

また、「上高地白樺自然学校」による60分ネイチャーガイドでは、河童橋周辺のおすすめの見どころを60分で巡ることができます。早朝ガイドウォークでは、上高地にいる鳥たちの鳴き声を楽しんだり、双眼鏡でその姿を観察できます。

そのほか、上高地の満天の星を観察できるナイトウォークや、原生林に囲まれたパワースポットに出かける明神池ネイチャートレイルが用意されています。

「上高地登山案内人組合」では、上高地周辺の自然豊かな山々の登山・山岳ガイドを行ったり、上高地バスターミナルの一角での手荷物の預かりなどを請け負っています。個人向け団体向けの両方のガイドに対応しています。

「信州まつもと山岳ガイド協会 やまたみ」では、上高地を中心と北アルプス南部のガイドをはじめ、松本市周辺の自然公園などのガイドを実施しています。個人をはじめ学校関係者向けにも対応しています。

そして、上高地で唯一の常駐民間ガイドである「ネイチャーガイド ファイブセンス」では、四季折々の草花や鳥のさえずり、空の色など、上高地に特化したガイドを行っています。少人数でゆっくりとしたペースなので子供から年配者まで楽しめます。

ご紹介してきた中から、あなたが参加してみたいガイドツアーを見つけて事前に申し込めば、誰でも参加することができます。また、上高地ビジターセンターのガイドツアーでは、出発15分前まで先着順による申し込みが実施されているので、直接足を運んでください。

そのほか、「上高地白樺自然学校」の連絡先は0263-95-2131、「上高地登山案内人組合」は0263-95-2044、「信州まつもと山岳ガイド協会 やまたみ」は0263-34-1543、「ネイチャーガイド ファイブセンス」は080-8808-5466となっています。

また、それぞれホームページが開設されているので、そちらでもガイドツアーの詳しい内容を確認できます。気になる人はぜひ参照してみてください。

上高地ビジターセンターに出かける際に、あらかじめ知っていただきたい基本情報をお伝えします。

長野県上高地で、ぜひとも立ち寄っていただきたいおすすめの観光スポットを3つご紹介します。

「河童橋」は、上高地の定番にふさわしい上高地のシンボル的存在です。梓川にかかるカラマツでできた全長36.3mの吊り橋からは、誰もが一度は絵葉書などで見た記憶がある穂高連峰の雄大な姿や、振り返れば時折噴煙を噴く焼岳の勇姿などを展望できます。

河童橋を訪れたら、穂高連峰をバックに記念写真を撮影しましょう。シーズンになれば多くの観光客が訪れるので、比較的人が少ない早朝がおすすめです。

「大正池」は、焼岳の噴火によりできた、長野県上高地の有名絶景スポットとして知られる池です。穏やかに水をたたえる湖面には、穂高連峰や焼岳の美しい姿が映し出されます。

また、季節によっては、池の中に立ち枯れ木が佇む光景が見られます。その光景は、まるでこの世のものとは思えない美しく幻想的な光景です。そんな大正池は、上高地では絶対外すことができない、おすすめの観光スポットです。

「明神池」は、日本有数の景勝地として知られる上高地にあり、一之池と二之池、大小2つからなる池です。池のほとりには穂高神社奥宮が鎮座し、池自体が神社の神域にあります。

そのことから、上高地のパワースポットとして人気で、明神池の写真をスマートフォンの待ち受けにすると、運気がアップするといわれています。

明神池は、明神岳の湧水が溜まってでき、常に伏流水が湧き出てきるため、真冬でも湖面が全面凍結することがありません。穏やかな湖面には澄み切った青空が映り、あたりには都会の喧騒を忘れさせる静寂が漂っています。

先ほどご紹介した大正池とは、異なる趣が感じられるので、ぜひ足を運んでいただくことをおすすめします。

上高地を訪れたなら、ランチや休憩などで立ち寄っていただきたい、おすすめの寄り道スポットを3つ厳選しました。

「嘉門次小屋」は、日本近代登山の父といわれるウォルター・ウェストンの山案内人として知られている上條嘉門次が、1880年に上高地の明神池のほとりに建てたのが始まりと伝えられています。

もともと嘉門次小屋は、猟のための小屋として建てられました。そんな昔ながらの趣のある山小屋の中には、嘉門次が愛用した猟銃と、友情の記念としてウェストンが贈ったピッケルなどの、当時の面影を忍ばせる品が飾られています。

嘉門次小屋に立ち寄ったらぜひ味わっていただきたいのが、囲炉裏でじっくりと焼かれた岩魚の塩焼きです。炭火の遠赤外線効果により中までしっかり火が通り、頭から尻尾まで残すところなく全て味わえます。

また、こちらでしか買えない品物を販売するお土産屋さんもあります。もちろん立ち寄るだけで十分魅力が感じられますが、ゆっくりと嘉門次小屋の雰囲気を楽しみたい人には宿泊施設が用意されています。気になる人は問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

「上高地ルミエスタホテル」は、ウェストンレリーフに程近い、梓川に面した美しいロケーションの中に佇むリゾートホテルです。全室梓川に面した客室から、上高地の山々などの自然が四季折々に移り変わる様子を眺められます。

こちらでは、上高地の散策の途中でランチで立ち寄ることをおすすめします。国産牛のローストビーフ丼や山の海鮮丼、ビーフステーキカレーなどの1品メニューのほか、メインディッシュやサラダ、デザートなどがセットになった本日のランチコースが楽しめます。

また、時間に余裕がある人なら、本日のランチコースと入浴がセットになったスパ＆ランチはいかがでしょうか。旅の疲れを落とした後にリゾートにおすすめなランチが満喫できて、3800円（税込み）ととてもリーゾナブルです。

お風呂は地下150mから湧き出した自家厳選のお湯で、混じりっ気が一切ない源泉掛け流し100％の天然温泉を満喫できます。長野県上高地観光の途中でランチと温泉を思いっきり楽しんでいただきたい、おすすめの立ち寄りスポットです。

「上高地温泉ホテル」は、有名な多くの文人墨客や、登山家などが宿泊した、文政13年創業の老舗ホテルです。こちらでは、このホテル自慢の自家源泉掛け流しの天然温泉を立ち寄り湯で満喫できます。

館内には、大自然を満喫できる開放的な露天風呂や、大きな樽の中に極上の温泉が満ち満ちている樽風呂など楽しめます。料金は、源泉掛け流しの温泉が利用できて大人800円（税込み）と大変リーゾナブルです。

また、時間があまりない人には、日帰り温泉入口近くにある足湯がおすすめです。上高地での散策の疲れを癒すときに、ちょっとした温泉気分が味わえると、訪れた人に人気の施設です。無料で利用できるのも嬉しいポイントです。

標高1500mの高地でありながら、源泉掛け流しの温泉を長野県上高地の散策の途中で楽しめる上高地温泉ホテルに、ぜひ立ち寄ってみてください。

長野県上高地は、美しく豊かな自然を維持していくために、マイカーでの乗り入れが禁止されています。そのため、松本市方面からは手前の沢渡（さわんど）駐車場、高山市方面からは、あかんだな駐車場に車を停めて、シャトルバスやタクシーで乗り入れします。

また、公共交通機関を利用する場合は、JR松本駅から松本電鉄で新島々駅まで行き、そこから路線バスやタクシーなどで上高地へと乗り入れます。

いかがでしたか。ご紹介してきたように、長野県の人気観光スポットとして有名な上高地には、一度は足を運んでいただきたいおすすめの観光スポットがたくさんあります。

ぜひ、今回の記事を参考にしていただき、長野県上高地の魅力を余すことなく満喫してください。きっと、いつまでも忘れられない思い出に残る旅が体験できるでしょう。