お数珠頂戴は善光寺の行事!時間やご利益•アクセス方法を紹介
東日本最大のお寺といわれている「善光寺」は、さまざまな人気の行事があります。その中でも功徳と授かれる「お数珠頂戴」という行事をご存じでしょうか。この記事では、善光寺の行事「お数珠頂戴」について時間やご利益、善光寺へのアクセス方法を紹介していきます。
早起きは三文の徳!善光寺のお数珠頂戴に参加しよう
善光寺の早朝に行われる「お数珠頂戴」という行事をご存じでしょうか。多い時には数百人が並ぶこちらの行事は、早起きは三文の徳といわれるように早起きをして善光寺に向かうことでご利益を授かることができます。
この記事では、善光寺の「お数珠頂戴」について開催時間やご利益、善光寺へのアクセス方法を紹介していきます。
善光寺について
善光寺は、長野県にある東日本最大といわれているお寺です。善光寺の仁王門から山門までの仲見世通りには旅館や仏具店、お土産屋が60軒ほどあり、本堂の敷地面積は日本国内でも有数の広さを誇る善光寺は、敷地内を全て周るには時間が相当かかるといわれています。
ここからは、善光寺とはどのような歴史をもつお寺なのかを境内にある見どころと共に紹介をしていきます。
創建1400年以上の歴史を誇る
「一生に一度は善光寺詣り」と言われる日本でも屈指の寺院である善光寺は、創建が1400年以上の歴史をもち、当時の天皇の勅願を受けて本田善光卿が開山したのが名前の由来となっています。
寺院は宗教によっては訪れることができない場所もありますが、善光寺は無宗教派のため、国内外問わず多くの人が参拝をし信仰を深めることができます。
また、善光寺には様々なパワースポットもあるのでパワースポット巡りの名所としても人気が高く、男性女性問わず幅広い世代の人たちが参拝をしに訪れています。
歴史を感じる建造物や像
創建1400年以上ある歴史ある寺院の善光寺には、歴史的価値のある建造物や像を色々な場所で拝見することができます。
参道の先にある「仁王門」を守る金剛力士像は、高村光雲・米原雲海が製作をした木像です。厄除けや身体健全のパワースポットとしても有名で、参拝の際に礼をしてからくぐるのが良いとされています。
再建されてから300年以上の歴史を持つ本堂には御本尊である「一行三尊阿弥陀如(いっこうさんぞんあみだにょらい)」という仏像が安置されています。日本最古の仏像と言わrテイルご本尊は歴史的価値が認められ1953年には国宝に指定されています。
宿坊での宿泊も人気
善光寺には39の宿坊があり、宿坊に宿泊をするという人も多くいます。宿坊にはそれぞれ御堂があり住職がおり、善光寺如来へ奉仕をしています。
食事には精進料理を楽しむことができ、宿坊によって趣向を凝らした料理は宿泊する際の楽しみのひとつといえるでしょう。
また、宿坊に宿泊をすると都合に合わせてお数珠頂戴などのお朝事や参拝などの案内をしてくれるので善光寺に初めて参拝するという人の利用におすすめです。
お数珠頂戴とは?
善光寺でも人気の高い行事「お数珠頂戴」は、7年に一度行われる「御開帳」など特別なイベントに参加が難しいという人でも参加がしやすい行事となっています。ここからは、「お数珠頂戴」がどういった行事なのかについて紹介をしていきます。
善光寺では365日毎日「お朝事」が行われている
お数珠頂戴とは、善光寺の本堂で365日毎日行われる「お朝事(おあさじ)」です。早朝の日の出の時刻に合わせ夏季は午前5時、冬季は午前7時頃に大勧進主や大本願上人が参拝者にご利益を授けてくださるイベントです。
かつては「お籠り朝詣で」といわれていたこの行事は、全国傘参拝者が本堂で一夜を明かし、翌朝のお朝事にそのまま参列することが一般的でした。
しかし、善光寺には国宝は文化財がかず多くあることから保護の関係上、明治末期に本堂での寝泊まりが禁止され、現在でゃ宿坊が参拝者の宿泊手配と案内を担っています。
導師が本堂へ向かう途中で行われる「お数珠頂戴」
善光寺の「朝活」として一日のスタートに善光寺の真髄を丸ごと体験できるといわれているお数珠頂戴は、善光寺を護持運営している天台宗と浄土宗の順番に2回行われる朝のお勤め行事です。
開始時間になると、善光寺の本堂から鐘がなり、大勧進からお導師が本堂に向かいます。参拝者は本堂に向かう途中の参拝の左側で跪いて待っていると頭の上に数珠を頂戴して功徳をさずかれるといわれています。
また、供養や御祈願を申し込めば数珠を頂戴したあとに、本堂の中で仏教音楽の「声明(しょうみょう)」を聞き、お導師による読経を清聴したあと本堂を退堂して、参道の右側に跪き再び数珠を頂戴することができます。初めてお数珠頂戴を体験する人はぜひ、御祈願も申し込んでみてはいかがでしょうか。
多い日は数百人が参道に並ぶ
毎日行われてるお数珠頂戴は、善光寺の中でももっとも気軽に体験できる行事のため多い日には数百人が並んで待っていることもあります。
日の出に合わせてお数珠頂戴は行われるため、朝も暗いうちに本堂に続く道を歩くと地元の人や観光客の人を多くみかけます。予定時刻の30分前には参道にすでに人がいっぱいということもあるので訪れる日によっては本堂近くでなく山門辺りで住職を待つこともあるそうです。
特に、人が混み合う年末年始は並ぶのも困難という状態にあるためお数珠頂戴を体験したいという場合は、人が混み合う年末年始や御開帳の時期は避けておくとよいでしょう。
善光寺•お数珠頂戴のご利益
ここからは、善光寺とお数珠頂戴のご利益について紹介をしていきます。
善光寺は厄除のご利益があると有名
善光寺は「遠くとも一度は参れ善光寺」という江戸時代から方率かがれている言葉があります。一度お詣りすれば極楽往生が約束されるとも言われている善光寺は、厄除けのご利益があることで全国的にも有名です。
善光寺の本堂は特定の宗派に属せず無宗派なため、参拝する人々の願いを成就するともいわれています。また、本堂の中には「びんずる尊者」という体の悪い所と同じところをなでると治るといわれている仏像が祀られています。
善光寺のご利益をさらに感じたいという人は内陣券を購入してご本尊の近くで手を合わせるとよいでしょう。内陣券を購入すると 「お戒壇巡り」 という真っ黒な回廊を手探りで歩き戻ってくる地新たに生まれ変われることができるという、本堂の中でもご本尊に最も近づけるありがいたい場所へ行くことができます。
お数珠頂戴は功徳を授かれると言われている
善光寺のご利益はお朝事のお数珠頂戴でも授かることができます。お数珠頂戴のご利益は、大勧進貫主や大本願上人が参道を往復される際に、頭を数珠で撫でてもらうことで功徳(くどく)を授かることができるといわれています。
参道に大勢いる参拝客一人一人の頭に触れて功徳を授けるというのは大変と感じますが、説法だけではなく、行動で仏の道を説く身業説法を行う住職の姿にありがたみを感じることでしょう。
お数珠頂戴自体は一瞬で終わってしまいますが、早朝の善光寺で新鮮な空気を吸って普段お会いすることができない住職から直接功徳と授かれることは貴重な体験となることでしょう。
善光寺へのアクセス方法
ここからは、善光寺へのアクセス方法を紹介していきます。
善光寺下駅から車で約5分
善光寺は全国から多くの人が訪れるためアクセスもしやすくなっています。最寄り駅は「善光寺下駅」となっていて、駅から徒歩で行く場合は約30分。バスでアクセスする場合は150円で循環バスを利用し約5分~10分ほどで善光寺に着くことができます。
善光寺は車でアクセスすることも可能ですが、駐車場が非常に混み合うためおすすめできないのと、お数珠頂戴を体験したいという場合は駐車場が空いていない時間なため徒歩やバス、タクシーを利用するのがよいでしょう。
住所 | 〒380-0851 長野県長野市長野元善町491 |
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電話番号 | 026-264-3591 |
営業時間・定休日 | [参拝時間] 通常/4:30~16:30 冬季/6:00~16:00 [定休日] 年中無休 |
駐車場の有無 | 駐車場あり |
アクセス | ●善光寺下駅から車で約5分 |
公式URL | 善光寺 |
善光寺のお数珠頂戴で貴重な体験をしよう!
善光寺のお数珠頂戴いについて紹介をしてきましたが、いかがだったでしょうか。一生に一度は詣でたい善光寺は早朝に訪れれば貴重なお朝事を体験することができます。また、日にちによっては人も少なく静かな境内を散策することができるので、善光寺に行く場合はぜひ、お数珠頂戴にも参加をしてみてください。