修那羅峠・修那羅山安宮神社(しょならさん)にある石神仏群を見に行こう
長野県にある修那羅峠(しょならとうげ)・修那羅山安宮神社(しょならさんやすみやじんじゃ)は、石神仏群を見ることができると話題のスポットです。この記事では、修那羅峠・修那羅山安宮神社にある石神仏群について、見どころやアクセス方法などをご紹介しましょう。
目次
修那羅峠・修那羅山安宮神社にある石神仏群を紹介!
長野県にある修那羅峠(しょならとうげ)には、修那羅山安宮神社(しょならさんやすみやじんじゃ)という、石神仏群を見ることができるスポットがあります。
あたり一面に広がる石神仏群は、圧巻の光景。神秘的な場所として、多くの人が観光に訪れるパワースポットです。
この記事では、長野県にある修那羅峠(しょならとうげ)・修那羅山安宮神社(しょならさんやすみやじんじゃ)はの石神仏群をはじめ、さまざまな見どころをご紹介します。
修那羅峠にある修那羅山安宮神社とは?
修那羅峠とは、長野県の筑北村から青木村につながる峠です。修那羅峠には、石神仏群があることで有名な「修那羅山安宮神社」があります。
修那羅山の読みには、「しゅならさん」と「しょならさん」の二つあり、どちらの読みでも大丈夫ですが、一般的には「しょならさん」と呼ばれることが多いようです。
まずは、修那羅峠にある修那羅山安宮神社についてご紹介しましょう。
境内奥にたくさんの石神仏がある神社
修那羅峠・修那羅山安宮神社は、江戸時代の末期の修験者「修那羅大天武」と名乗る人物がこのあたりに住みつくようになってからひらかれました。
安宮神社のすぐ近くには駐車場があり、そこから神社までは徒歩約10分。
鳥居をくぐるとすぐに見える拝殿の後ろには本殿があり、本殿の周りにはいくつもの石の祠があります。
石神仏は、石の祠と同じように本殿や拝殿の周囲にあり、約800体もあることから石神仏群と呼ばれています。
なぜこれほどに多くの石神仏があるのか
修那羅峠にある修那羅山安宮神社の石神仏は、なぜ「石神仏群」と呼ばれるほど数が多くなったのでしょうか。
それは、この神社をひらいた修那羅大天武の信奉者や、周辺に住む人々がこぞってこちらに石神仏を置いたから。
修那羅大天武は特別な力を持つ山伏として知らていたことや、修那羅山が信仰の場所であったことから、ここに多くの石神仏がお祀りされるようになったそうです。
石神仏群にある石仏は、約30~40センチほどの大きさのものが多く、表情や形はバリエーション豊か。土に埋まるようにあったり、木や葉、苔などに覆われていたりと自然とともにある姿が印象的です。
表情豊かな石神仏群
修那羅峠にある修那羅山安宮神社の石神仏群は、その1体1体をよく見るとさまざまな表情をしています。
にこやかに笑っているものもあれば、口を大きく開けて困ったような表情をしているものなどユニークなものが多いことが特徴です。
修那羅峠・修那羅山安宮神社にある石神仏群の見どころ2選!
修那羅峠・修那羅山安宮神社にある石神仏群には、多くの見どころがあります。ここでは厳選して2つのおすすめ見どころをご紹介します!
独特なポーズをした「修那羅調」
修那羅峠・修那羅山安宮神社にある石仏はどれも、ユニークで独特なポーズをしたものばかり。修那羅山安宮神社に見られる特別なものであることから、「修那羅調」と呼ばれています。
石神仏群は約800体から成るので、その中には必ずお気に入りの石神仏さまを見つけることができるはずです。それぞれをじっくり見ながらお参りすることもまた、興味深い体験となるでしょう。
有名なスポット「大岩の石神仏」
修那羅峠・修那羅山安宮神社の境内には、大きな岩があり、周りにはユニークな石神仏が並びます。
こちらは、安宮神社でも人気の高い見どころとして有名で、自然と石仏が自然と融合している素晴らしい光景を見ることができます。
修那羅峠・修那羅山安宮神社にあるユニークな石神仏6選!
修那羅峠・修那羅山安宮神社には約800体の石仏がありますが、中でも特に人気のあるユニークな石神仏を6体ご紹介します。
細かい造形が特徴「千手観音」
修那羅峠・修那羅山安宮神社にあるユニークな石神仏、1体目が、「千手観音」です。
胸の前で手を合わせる様子はよくある観音様ですが、背後をよく見るとたくさんの手が彫られ、ディテールにこだわった細かい造形が特徴的。丁寧に彫られた様子がわかります。
穏やかに目をつむる表情に優しさのオーラを感じられる石神仏です。
猫好きにおすすめ「猫神様」
猫が好きな人におすすめの石神仏が「猫神様」です。
一見すると表情は勇ましいのですが、小さな体と丸みを帯びたフォルムがどこかかわいらしさを感じさせます。
修那羅峠・修那羅山安宮神社には、本物の猫が境内を自由気ままに歩き回る様子を見ることもでき、眺めるだけで心が癒されます。
狛犬ならぬ狛猫!?
修那羅峠・修那羅山安宮神社には猫をモチーフにした石神仏がほかにもあります。
狛犬のような佇まいのこちらは、実は猫をモデルにして作られたもの。養蚕の際の鼠による被害を防ぐ神様をお守りするためのものとしてたてられました。
祠の前に対になってある狛猫様は、修那羅山安宮神社でしか見ることのできないオリジナルです。
狛犬に由来している「山犬」
遠吠えをしているように見える山犬は、アニメのキャラクターのような愛らしさのある石神仏様です。
石神仏群の中でも特に目立つ特徴的なデザインと可愛さで、屈指の人気を誇ります。
埼玉県秩父・三峯神社に由来する狛犬
こちらの山犬、実は、埼玉県秩父市にある三峯神社(みつみねじんじゃ)の狛犬に由来するものだそうです。
三峯神社では、狛犬の代わりにオオカミ像が多くある神社としてよく知られています。
修那羅山安宮神社にある山犬の石神仏が「犬」とは言いながらもどこかオオカミのような顔をしているのは、そのせいです。
お金の神様「銭謹金神」
お金の神様としておまつりされているのが、「銭謹金神」。手には、中央に穴の開いたお金を持っています。
金運向上などのご利益があるかどうかは定かではありませんが、お金に関する悩みやお願い事があるのであれば、ぜひお参りしましょう。
半分は人間の見た目をした「人面獣身神」
人面獣身神は、顔が人間で体が獣(動物)の姿をした石神仏様。伝説や神話の中に出てきそうな見た目が特徴です。
ブナの木の穴から見える「ブナ観音・樹胎仏」
一見すると単なるブナの大木ですが、根本付近をよく見ると、なんとそのくぼみの中に石神仏が鎮座しています。
こちらは「ブナ観音・樹胎仏」と呼ばれています。
穏やかな表情でお座りになる様子は、誰が見ても尊い姿に見えます。奥まったところにいることにより感じられる謙虚さや、光が奥に鎮座する石神仏さまに届いたときの特別は神々しさなど、何もかもがスペシャルに見えます。
ブナの木に抱かれるように一体化した石神仏様は、どこか親しみやすさを感じさせる優しさにあふれるオーラが魅力です。
6月頃には美しい花で彩られる
修那羅山安宮神社では、毎年6月頃になると、境内一面にミヤコワスレの花が咲き誇ります。
薄紫色をした可憐な花は、石仏のすぐそばにも多くあり、初夏らしい美しい風景を見せてくれます。
ミヤコワスレの花が咲く時期は、修那羅山安宮神社の散策を気持ちよくすることができる最適な時期。花の鑑賞と合わせて石神仏群のお参りに訪れることもおすすめです。
修那羅峠・修那羅山安宮神社へのアクセス
修那羅峠にある修那羅山安宮神社へのアクセスは、車なら長野自動車道も「麻績IC」が最寄り。ここから車で約20分の所にあります。
公共交通機関を利用するのであれば、最寄り駅は、JR「聖高原」駅からバスに乗車して約35分、バス停「真田」で下車してから徒歩約30分です。
公共交通機関を利用すると、修那羅山安宮神社までは結構大変なので、車やレンタカーを利用すると便利でしょう。
名称 | 修那羅山安宮神社 (しゅならさんやすみやじんじゃ) 石神仏群 |
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所在地 | 〒399-7711 長野県東筑摩郡筑北村坂井真田11572ロ |
電話番号 | --- |
拝観時間等 | 24時間 |
アクセス | 長野自動車道麻績ICから約20分 JR聖高原駅からバス約35分、真田下車、徒歩約30分 |
駐車場の有無 | あり 最寄りの駐車場から神社までは徒歩約10分(無料) |
公式サイト | |
ガイドマップ(PDF) | http://chikuhoku.jp/wp/wp-content/uploads/2016/03/syunara_guide_map.pdf |
修那羅峠にある修那羅山安宮神社の石神仏群を見てみよう
長野県の修那羅峠にある「修那羅山安宮神社」は、境内に約800体もの石神仏群がある個性的なスポットです。
ユニークな石神仏群は、眺めているだけでも楽しむことができます。
ぜひ修那羅峠にある「修那羅山安宮神社」に足を運んでみてはいかがでしょうか。