すき焼きのカロリー！糖質やダイエットにおすすめの食べ方も紹介

すき焼きは、日本人なら誰もが好きな贅沢メニュー。世界に誇る、日本を代表する和食料理でもあります。

すき焼きは脂肪分の多い牛肉と砂糖たっぷりの甘い味付けが特徴で、いくらでもご飯が進むメニューとして大人気！　しかし、ダイエット中の人にはカロリーや糖質が気になるという人が多いでしょう。

では、すき焼きの実際のカロリーや糖質などはどれほどのものなのでしょうか。

この記事では、すき焼きのカロリーや糖質についてご紹介。さらに、ダイエット中の人に向けて太りづらい食べ方についてもお届けします。

さっそく、すき焼きのカロリーと糖質について見ていきましょう。

すき焼きの1人前の量は、およそ460ｇ。カロリーは約500キロカロリーです。

これには、スライスした霜降り牛肉（大）2～3枚としらたき、野菜、豆腐などを一緒に食べた時の平均的な数字で、割り下の分も含まれています。

すき焼きの肉は、1人前100g～200gが平均的な量ですが、和牛肩ロース 100gの場合約411キロカロリーになり、すき焼きのカロリーの大半は牛肉のものだといえるでしょう。

さて、すき焼きといえば、生卵にからめて食べることが定番ですが、たまご1個（50g）では76キロカロリー程度。

生卵も含めると、1人前のすき焼きは600キロカロリー近くなるということがわかります。

すき焼きの糖質は、1人前あたり約25g～30g。

すき焼きは、しゃぶしゃぶなどほかの鍋料理と比べて糖質の多い料理だといわれていますが、なぜかというと、割り下が甘いから。

すき焼きの割り下には、たっぷりの砂糖に加え、みりんや酒などの糖質が高い調味料が多く使われます。

また、すき焼きの締めにうどんなどの麺類を入れることも、糖質アップの原因です。

すき焼きのカロリーと糖質は、比較的「高め」だといわれますが、他の鍋料理と比べるとどれほどなのでしょうか。

すき焼きのカロリーや糖質をプルコギやすき焼きうどんなど、他の鍋料理と比較してみましょう。

すき焼きのカロリーや糖質は「高い」とよく言われますが、似たような鍋料理である「プルコギ」や「すき焼きうどん」などと比べると、わずかながら低いことがわかります。

比較した中で最もカロリーの高いプルコギは、すき焼きを同じ牛肉を使ったメニュー。しかも味付けも、甘辛いことが特徴です。

ただ、調理法には違いがあり、すき焼きが「煮る」ものであることに対し、プルコギは「焼く」ということが、高カロリーの原因だといえるでしょう。

「すき焼きうどん」もカロリーの高いメニュー。ヘルシーなうどんがメインであるため、一見すると低カロリーメニューに思えますが、すき焼き風味のだしがカロリーをアップさせています。

3つの鍋料理で比べるとすき焼きは最もカロリーの低い料理でしたが、これはすき焼き鍋が低カロリーメニューだということではありません。

たとえば、湯豆腐では1人前200キロカロリー程度、あっさりだしの海鮮寄せ鍋の場合300キロカロリー程度だといわれているので、だいぶカロリーが高いことがわかるでしょう。

すき焼きを食べたいけどカロリーを低く抑えたいのであれば、調理法や食べ方に注意する必要があります。次でご紹介しましょう。

高カロリーなすき焼きを低カロリーにするには、ある工夫が必要です。ここでは、すき焼きを低カロリーメニューとして食べるためのポイントをご紹介します。

すき焼き肉としてよく使われるのが、牛肩ロースやモモです。たっぷりの脂が入った霜降り肉を入れることが多く、すき焼きのメインは豪華な牛肉であるといってもいいでしょう。

ただ、霜降りの多い肉はその分カロリーが高いので、ダイエット中の人は要注意。カロリーを低くするためには、脂肪分が少なぃ赤身の多い肉を選ぶことがおすすめです。

すき焼きといえば、牛肉が定番ですよね。

これは、明治時代はじめ、文明開化で外国から牛肉文化が入ってきたころ、当時開港していた横浜にある和食料理店が「牛鍋」としてすき焼きの元祖を考案したことにあります。

しかし最近では、すき焼きの割り下の味付けで豚肉や鶏肉を使ったアレンジすき焼きを出すお店も多くなってます。

ヘルシーでリーズナブル、さらに美味しいと人気のアレンジすき焼きは、ダイエット中の女性にもピッタリ。たっぷりの野菜とビタミンたっぷりの豚肉やコラーゲン豊富な鶏肉で食べるすき焼きは、美容効果も期待できます。

スライスされた肉の端についた脂を取り除く方法は、最も簡単にカロリーカットができる方法です。

すき焼きならではの味をほとんど変えることなく、さりげなくカロリーオフすることができます。すき焼きには霜降り牛肉が欠かせない！　という人に最適です。

すき焼き鍋にたっぷりの野菜や豆腐を入れることで、ヘルシーな食材でお腹を満たすことができます。

牛肉と同じ鍋で煮込むことで野菜や豆腐にもしっかり味が染み、ローカロリーでありながら満足感の高い食事ができるでしょう。

肉の食べすぎも防ぐので、すき焼きの糖質やカロリーを抑えたいという人におすすめです。

すき焼きの糖質を高くしている原因の一つが、甘い味付けの割り下です。

すき焼きの割り下は、砂糖やみりん、酒などの糖質が高いものを多い、甘ったるいくらいの味付けに仕上げられます。

しかし、砂糖などの糖分の摂りすぎは、血糖値を急激に上昇させ、肥満を招く原因に。そのために効果的なのが、砂糖ではなく、甘味料を使うということです。

砂糖の代わりとなる甘味料として市販されているものには、「ラカント」や「エリスリトール」がありますが、血糖値の上昇を抑えたい人には「レアシュガースウィート」がおすすめ。

「レアシュガースウィート」は、血糖値の上昇を緩やかに抑える低GI食品として、肥満防止効果を期待できる甘味料。

食事をして血糖値が上がると、体内ではインスリンが分泌されて血糖値を下げようとします。しかし、あまりに血糖値が上がるとインスリンが対応しきれなくなり、余った糖が体に脂肪として蓄積されるようになります。

これが積み重なると、あっという間に肥満になってしまうのです。

割り下に使う糖を血糖値が上昇しやすい白砂糖ではなく、レアシュガースウィートなどの甘味料に替えることで、結果的にダイエットにつながるでしょう。

ダイエット中の人におすすめのすき焼きの食べ方についてご紹介します。

すき焼き後のシメとしてうどんや雑炊を食べる人は多くいますが、炭水化物は糖分が多いので、ダイエット中の人にはおすすめできません。

とはいえ、炭水化物を抜いてしまうことも体に良くないので、食べるのであれば少量にしましょう。

しらたきやマロニー、こんにゃく麺などに替えるのもおすすめです。

卵は、ひとつ約75キロカロリーあります。卵がなくなったからとさらに追加する人がいますが、すき焼きと合わせると結構なカロリー量になるので注意しましょう。

すき焼きは、誰もが大好きなメニュー。しかも、鍋をつついてみんなで食べるため、自分がどれだけ食べたかが分からなくなってしまいます。

すき焼きを食べる時は、腹8分目を心がけることがおすすめです。

すき焼きは、他の鍋と比べると高カロリー、高糖質な鍋ですが、調理法や食べ方を工夫すれば、低カロリーにすることができます。

すき焼きを低カロリーで美味しく食べたいという人は、ぜひ参考にしてください。