世界三大美術館とは？世界四大美術館･有名な世界三大絵画も紹介

世界三大美術館は、生きているうちに一度は足を運びたい貴重なスポットです。さっそく、ご紹介していきましょう。

実は、世界三大美術館の明確な定義というものは存在しないようです。とは言え、世界三大美術館というと、たいていの人が特定の美術館や博物館の名を挙げます。

ここでは、世界三大美術館について詳しくご紹介します。

世界三大美術館というと、ルーブル美術館（フランス・パリ）、メトロポリタン美術館（アメリカ・ニューヨーク）、エルミタージュ美術館（ロシア・サンクトペテルブルク）、プラド美術館（スペイン・マドリード）の4つの名前が挙がります。

「世界三大美術館」と言っているのに、4つの施設の名前が挙がるのです。ルーブル美術館とメトロポリタン美術館はほとんどの人がその名を挙げる、世界三大美術館リストの常連ですが、エルミタージュ美術館やプラド美術館は、挙がる時もあればそうでないときもあります。

このように、世界三大美術館は、明確に決まったものではないのです。

それぞれの美術館には、世界的にも貴重な美術品や絵画が展示されています。中には、あまりに貴重なために一般には展示をしておらず、収蔵のみというものも。

世界三大美術館は、教科書で出てくるような有名な作絵画や展示品を間近で見ることができる貴重な場所です。生でその魅力に触れられることで、今までは遠くの存在でしかなかった作品たちに対して、違う感情を持つことができるでしょう。

世界三大美術館は、誰にとっても感動体験となる、人気の観光スポットです。

ここでは、世界三大美術館に数えられる4つの美術館、博物館についてご紹介します。

世界一訪れる人が多い美術館であるルーブル美術館。「ミロのヴィーナス」や「モナ・リザ」など、世界的に貴重な作品が多く収蔵されている、見所の多いおすすめの人気スポットです。絵画や展示品なども豊富で見ごたえがあります。

任天堂のゲーム機「３DS」を持っているなら、ぜひ持っていくことがおすすめです。有料ソフト「ニンテンドー3DSでめぐる ルーヴル美術館」をダウンロードしておけば、作品や館内を案内してもらうことができます。

ルーブル美術館の公式ソフトとして認定されており、一つ一つの作品を鑑賞しながら、わかりやすい解説で理解を深めることができる人気のサービスです。

ゴッホ、モネ、ピカソ、ルノワール、ミケランジェロなど、たくさんの有名作品を見ることができるおすすめの博物館です。通称「メット（MET）」と呼ばれ、フランスのルーブル美術館に次ぐ、多くの入場者数を誇り、人気のあるスポットです。

宮殿広場にある国立美術館。実際に宮殿として使われていた建物で、素晴らしい外観や内装には、美術品を見る前から感動を覚えます。中は複雑で迷ってしまう人が多いので、ガイドブックやパンフレットを持参することがおすすめ。

世界的にも点数が少なく、貴重で人気の高いレオナルド・ダ・ヴィンチ の作品を見ることができます。

スペイン絵画やイタリア絵画などのヨーロッパの素晴らしい作品を中心に、さまざまな展示品が揃う人気のスポットが、プラド美術館です。 アルブレヒト・デューラー作「アダムとイヴ」もおすすめの見どころです。

スペイン王家の貴重なコレクションを見ることもできます。

世界三大美術館のほか、世界四大美術館というのも存在します。さっそくご紹介します。

中国の美術工芸品が多く収蔵されている博物館です。収蔵品はおよそ70万点近くと言われ、数か月おきに展示品が入れ替えられるので、何度訪れても新鮮な気持ちで作品を見ることができる人気の博物館です。

ギリシャ・パルテノン神殿の彫刻やロゼッタストーンなど、貴重な展示が見られる博物館です。最もうれしいのは、入場料が無料だということです。中にはカフェやレストランもあり、作品の鑑賞などと合わせて半日以上は優に楽しめるおすすめのスポットです。

16世紀頃、イタリアのフィレンツェを事実上支配していた「メディチ家」が建てた建物です。 レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなど、有名なアーティストが手掛けた貴重な作品を見ることができる、おすすめのスポットです。 

これからご紹介するのは、世間一般で世界三大絵画と呼ばれている3つの作品です。 

17世紀頃、スペイン王室に仕えたディエゴ・ベラスケスという宮廷画家が描いた作品です。見れば見るほど謎の多い作品としても知られ「主役が誰なのか」「絵の中の画家は何を描いているのか」「高い天井を描く必要があったのか」など、今でもそれらは解明されていません。

見れば見るほど奥の深い傑作。ぜひ自分もなぞ解きをしてみたいという人にはぜひ鑑賞してほしいおすすめの絵画です。

オランダの「アムステルダム国立美術館」に展示されているレンブラントの「夜警」。多くの人に肖像画を依頼されたレンブラントが、集団肖像画として描いたものだと言われ、この中にはレンブラント本人や妻の姿もあるとか。

「夜警」という作品名でありながら、ある昼のワンシーンを描いたものです。

下の部分には現世、上部に天の世界が描かれた、壮大なスケールの作品です。埋葬の場面を描いた作品で、慈悲に満ちた聖母マリアや天使などが登場していながら、怖さを感じる作品です。

ちなみに、絵の左下に描かれてた少年は、作者エル・グレコの息子だとされています。

世界三大美術館には、たくさんの貴重な作品が展示、収蔵されています。世界的に有名な美術館や博物館を訪れることは、これまで教科書でしか見たことがなかったような素晴らしい作品に間近で触れることができる貴重な機会となるでしょう。

ぜひ、世界各国を訪れた時は、有名な博物館や美術館巡りをすることをおすすめします。