バックパッカーの持ち物リスト!荷物の準備や便利な必需品も紹介
バックパッカーとして旅に出ようとしてる皆さん、持ち物は決まりましたか。なんでもかんでも詰め込むのではなく、必要なものだけをコンパクトに詰めることができれば完璧。ここでは、バックパッカーのための持ち物必需品リストをまとめました。ぜひ参考にしてください。
目次
バックパッカーの持ち物を紹介!
バックパッカーとは、国内外を低予算で旅行して歩く人たちのことを指します。
バックパックひとつで旅をする時にどのような持ち物を準備すればいいのか、初めての人は特にわからないでしょう。
そこでこの記事では、バックパッカーの必需品やあると便利なグッズなど、荷物を準備する際に役立つリストをご紹介します。
バックパック旅行の荷物準備の前にぜひご一読ください!
バックパッカーの持ち物の準備の基礎知識
まずは、バックパッカーが準備したい持ち物について基本的なことからご紹介します。
荷物の重さの目安
持ち物をすべて詰めた状態のバックパックの重さは、男性で15キロ程度まで、女性で10~12キロ程度までが理想です。
もちろん、バックパッカーによって体力や筋力は違うので、その前後でもOK。
あまりにも重いと身動きがとりづらくなり、少し歩いただけでも疲れてしまうので、なるべく持ち物を軽くするようにして準備しましょう。
荷物の詰め方のコツ
バックパックに荷物を詰めて準備をする時は、「重いものは背中側に、大きくて軽いものは下に」というがポイントです。
バックパックは、容量が大きなものになると縦に長くなります。この時、中に入れている荷物はすべて背中で支えることになるので、背中側に重たいものを入れることで安定しやすくなります。
バックパックの下に軽いものを入れるのは、背中に重心を持ってくるため。
底に重いものを入れるとひっくり返ってしまうので、ダウンや上着などのかさばるものや靴など大きく場所を取るものを入れましょう。
すぐに取り出すものは上に!
レインコートやエコバッグ、カメラや医薬品などすぐに取り出したい必需品は上部に詰めましょう。
モバイルバッテリーやタブレット、パソコンなども、すぐに取り出せる位置にパッキングすると便利です。
バックパックに余裕を持たせておくこと
荷物をバックパックいっぱいに詰めて準備してしまうと、もし荷物が増えた時に余裕がなく、あふれた荷物は手持ちになってしまいます。
ですから、バックパックのファスナーが閉まらないほど満杯にするのではなく、上部の布部分が少し凹むくらいの余裕を持たせるように準備をしてください。
バックパッカーの持ち物リスト【バッグ編】
ではさっそく、バックパッカーの持ち物リストをご紹介しましょう。まずは、「バッグ編」です。
バックパック
バックパッカーというくらいですから、バックパックは必需品。
バックパッカーとして旅に出るなら、30L前後では日帰り旅行に、40L以上では2~3泊の旅行や海外旅行に、70L以上では4~6泊程度の旅行にと、宿泊日数に合わせて大きさを選ぶといいでしょう。
1週間以上の長期滞在を予定しているバックパッカーには、50L以上のものが必要です。
旅行に適した大きさのものを選ぶことで、荷物整理がしやすくなります。
バックパックの容量 | 適した用途・日数 |
---|---|
30L~35L前後 | 街歩きや1~2泊程度 |
40L以上 | 国内や海外への2~3泊程度の旅行に 登山にもOK |
50L以上 | 国内や海外への4~5泊程度の旅行に 登山にもOK ハーネス付きのものが多い |
60L以上 | 1週間程度、またはそれ以上の宿泊を伴う旅行 バックパッカーとして長期滞在する人にも◎ ハーネス付きのものが多い |
ウエストバッグなどのサブバッグ
貴重品やスマートフォン、チケットなどは、バックパックとは分けてサブバッグの中に入れて持ち歩く方が安全。
サブバッグもまた、バックパッカーの必需品です。
頻繁に使うものなので、バックパックの中からごそごそ出す手間と時間も省けて便利です。
ですから、バックパックのほかに、小型のリュック(前に抱きかかえるようにして持つ)やショルダーバッグ、ウエストポーチなどのサブバッグを持ち歩くようにしましょう。
折りたたみエコバックもいくつか持っておこう
レジ袋が有料であることは、今や当たり前のこと。世界的にエコバッグを持つことが常識となり、海外ではレジ袋を購入することすらできないところもあります。
お土産などで手荷物が増えた場合、便利なのがエコバッグ。また、上着や帽子など身の回りのものを一時的にまとめておくためにも役に立ちます。
折りたたんでコンパクトになるタイプのエコバッグを2~3個程度持っておくと安心でしょう。
リュック型のエコバッグもおすすめです。
バックパック用レインカバー
突然の大雨の際の必需品が、バックパック用レインカバーです。
バックパックにサッとかぶせるだけで簡単に装着できるので、バックパックの外側ポケットに入れていつでも取り出せるように準備しておきましょう。
バックパック用のレインカバーは、バックパックの大きさによっていろいろなサイズが販売されています。
「コロンビア」や「ザノースフェイス」、「モンベル」をはじめ、主にアウトドアブランドから出ているのでぜひチェックしてみましょう。
レインカバーはさまざまな用途で役立つ
- 雨や雪から守る
- 盗難防止
- 汚れ防止
- バッグの目印代わりに
レインカバーは、大切な持ち物を雨から守ってくれるだけでなく、普段からカバーをかけておくことで盗難防止にもなります。
また、旅行中にはバックパックが結構汚れるので、汚れ防止のためにも便利。
他のバックパッカーの荷物と見分けるための目印としてもレインカバーが役立つので、ぜひ準備しましょう。
バックパッカーの持ち物リスト【必需品・貴重品編】
続いては、バックパッカーが準備する持ち物リスト「必需品・貴重品編」です。
パスポート
海外旅行にパスポートは必需品です。
パスポートは、有効期限が5年、10年と2種類あるので、今後の旅行計画を考えてパスポートの種類を決めましょう。
申請してから手元に届くまでは1週間から10日程度かかるので、旅行を決めたら早めに申請すると安心です。
現金・クレジットカード
ショッピングの時に便利なのが、クレジットカードです。
小銭の必要がなくスマートに買い物でき、特に海外旅行では現地通貨に両替しなくても支払いを済ませることができます。
しかしだからといって、現金が不要なわけではありません。
欧米ではチップが必要になるので、ある程度小銭やお札を用意しておきましょう。
貴重品管理のポイント
バックパッカーの貴重品管理は「なるべく手元に!」というのが鉄則。
なぜかというと、バックパックの中に貴重品を入れておくと、すりの被害に遭う可能性があるからです。
特に外国は、日本より治安の悪いところがほとんど。街中の人混みや電車では、知らないうちにバックパックを開けられて貴重品を奪われるという被害が多発しています。
特に大切なパスポートやクレジットカードは、肌身離さず持ち歩くようにしましょう。
バックパッカーの持ち物リスト【衣類・靴編】
バックパッカーが準備する持ち物リスト、次にご紹介するのは「衣類・靴編」です。
必要な衣類一覧
まずは、旅行に必要な衣服から見ていきましょう。
基本は、下着や上着など含み、1日に着るものをまとめて1泊1セット準備します。
ですから、3泊なら3セット必要。5泊くらいまでは「宿泊日数×1セット」として揃えましょう。
1週間以上滞在する場合は、途中で洗濯をすればいいので、それほど多くのセットを揃える必要はありません。
☑ | 必需品リスト | 枚数目安 |
---|---|---|
□ | Tシャツor長袖カットソー | 日数×1~2枚 |
□ | ボトムス | 日数×0.5~1枚 |
□ | パンツ(ショーツ+ブラジャー) | 日数×1~2枚 |
□ | 靴下 | 日数×1 |
□ | レイングッズ | レインコートや折り畳み傘など |
□ | 靴 | ビーチサンダル×1(ルームシューズにもなる) スニーカー ×1(履いていくもの) |
□ | 上着 | 冷房除けや防寒に 最低1枚 |
衣類や靴の選び方のポイント
バックパッカーが準備する衣服選びのポイントは、「薄くて軽く、洗いやすいこと」。
薄い衣服は、バックパックの中にコンパクトに詰めることができます。また、軽いことで移動の時の負担を軽減することができるでしょう。
旅行中、何かをこぼしてしまったとか、擦れて汚れてしまったということはよくあります。
とっさに、近くの水道やウェットティッシュでつまみ洗いをした時、気兼ねなく洗える素材であれば安心。さらに速乾性があれば、汚れた服もすぐに元どおりになります。
現地調達もあり
移動が多くて干す時間がない等、洗濯をするのが難しい場合は、現地調達という手もあります。
たとえば、国内旅行なら100均が便利。海外でも、スーパーマーケットの衣料品売り場なら、衣服が安く手に入ります。
下着は使い捨てもあり
あらかじめ、旅行用として使い捨てにする下着を日数分用意していくというのもおすすめ。汚れ物を持ち歩かなくていいので、バックパックの中を清潔に保つことができます。
洗濯グッズもあると便利!
バックパックの中に、衣服を洗う洗剤を持ち歩いていると便利です。
汚れ物をコインランドリーやホテルの洗濯室を使って洗う時に役立ちます。特に、長期滞在予定の人は必須アイテム。
柔軟剤入りの粉洗剤は、それひとつで洗浄から仕上げまで済むのでおすすめです。
バックパッカーの持ち物リスト【電子機器・ガジェット編】
スマホや充電器、イヤホンなどのガジェットは、現代のバックパッカーに欠かすことのできない必需品です。
ここでは、バックパッカーの持ち物リスト「電子機器・ガジェット編」をご紹介します。
スマホ
スマホは、旅先での情報収集や連絡手段として欠かせないアイテム。
最近では、スマホの画面に映したQRコードやクーポンが大切なチケットになるということも多いので、必ず持っていきましょう。
ノートパソコン
地図や写真など、スマートフォンの小さな画面では見づらい時に便利なのが、ノートパソコンです。
バックパックの中に入れて旅行をするなら、薄くて軽いものがおすすめ。最近では、ノートパソコンにもタブレットにもなるタイプのものが発売されているので、そちらも便利です。
ノートパソコンやタブレットを持ち歩く時は、衝撃から守るために専用のケースに入れましょう。
パソコンやタブレット用のポケットがついたバックパックを選ぶというのもおすすめです。
充電器・予備バッテリー
スマホやタブレット、パソコンなどは旅の重要なお供です。
自宅にいる時のようにいつでもどこでも充電できるわけではないので、ぜひどこでも充電が可能な充電器を持ち歩くようにしましょう。
また、バッテリーが弱ってしまった時のために、予備バッテリーがあると安心です。
SIMフリーグッズ
バックパッカーによく使われているのが、SIMフリースマホやタブレット。
現地でSIMカードを購入することで、通話料や通信料を安く抑えることができます。
SIMフリースマホを手に入れる方法は2つ、ひとつ目はもともとSIMフリーのスマホと購入すること、もう一つが、手持ちのスマホやタブレットをSIMフリー設定にすることです。
手持ちのスマホやタブレットをSIMフリーにする場合、SIMフリー設定ができない機種もあるので、携帯電話会社のホームページなどで確認しましょう。
SIMカードの値段は?どこに売っているの?
SIMカードは、各国で1,000円程度から販売されており、有効期限や使用できるギガの上限によって値段が変わります。
コンビニや携帯電話ショップなどあらゆるところで購入できるので、海外でも日本と同じようにスマホを使いたい人にはぜひおすすめです。
カメラ
最近のスマホやタブレットには高性能のカメラが搭載されていますが、それでは物足りないという人は、一眼レフなどの本格的なカメラを準備しましょう。
ただし、本格的な高性能カメラになると、レンズやカメラ本体が大きくなるので、荷物が多くなることを覚悟してください。
大きなカメラを持ち歩きたくないという人は、コンパクトサイズの一眼レフカメラもあります。バックパックの中に無理なく入るものも多いので、ぜひ一度チェックしてみましょう。
バックパッカーの持ち物リスト【衛生・日用品編】
バックパッカーの持ち物リスト「衛生・日用品編」です。毎日の生活に欠かせない必需品をピックアップしました。
歯ブラシ
歯ブラシは、宿泊するホテルに用意されていることがほとんどですが、リーズナブルな宿にはないことがあります。
特に海外では、アメニティがなく、単に寝るだけの素泊まりということが多いので、必ず準備するようにしましょう。
歯ブラシは、コンビニやドラッグストアなどで現地調達ができますが、初めて訪れた場所ではお店を探すのも一苦労でしょう。バックパッカーなら、自分で用意しておくことが賢明です。
エチケット袋・ウェットティッシュ
エチケット袋やウェットティッシュは、多くのバックパッカーの必需品です。
エチケット袋は、気分が悪くなった時に使えるだけでなく、汚れものや濡れたものを入れるのにも便利。
また、ウェットティッシュは、手や口、服が汚れた時にすぐにきれいにすることができます。
ウェットティッシュは、除菌のものもおすすめです。手を拭くことはもちろん、飲食店の座席やテーブルに座る前に拭くためにも使えます。
レジャーシート
レジャーシートは、自然を散策している途中、少し休憩したい時に便利。
自由気ままに観光地をお散歩したいバックパッカーにピッタリです。
また、テイクアウトしたグルメで、お店近くの公園でピクニックランチする時にも使えます。
どこでも自由に座ることができるので、ぜひコンパクトなレジャーシートを1枚準備しておきましょう。ひとり用の折りたたみクッションもおすすめです。
UVケア・虫よけグッズ
紫外線対策グッズは、どこに旅行をするにしても準備しておきたい必須の持ち物。
帽子やサングラス、日焼け止めクリーム(スプレー)を持ち歩くようにしましょう。
強い紫外線を避けるために、ラッシュガードを羽織るというのもおすすめ。コンパクトにたたむことができ、シワになりづらいので重宝します。
虫よけグッズは、登山や自然散策をするバックパッカーはぜひ持っていきましょう。
不要な肌トラブルを避けることができ、快適な旅行を楽しめます。
医薬品
常備薬は、旅行先で体調を崩してしまった時に大変役に立ちます。
解熱鎮痛剤、胃腸薬、下痢止めがあれば安心。他に、目薬や皮膚トラブル用クリームも準備するといいでしょう。
旅先で病院にかかると、旅行のための時間を削らなくては行けず、もったいないこととなります。また海外の場合、言葉が通じないとか、処方薬が体に合うのかなど、不安なことが多いでしょう。
常備薬は必ず持ち歩き、少しでも体調に不安を感じたら早めに飲むようにしましょう。
バックパッカーの持ち物リスト【女性の必需品】
女性は、男性に比べて必要なものが多くあります。そこでここでは、バックパッカーの持ち物リスト「女性の必需品」をご紹介します。
スキンケアグッズ
化粧水や乳液、クリームなどのスキンケアグッズは、旅行先でも健やかな肌を保つための必需品です。
ただ、大きなボトルごと持っていくと荷物になるので、小さな瓶やボトルに詰め替えて、旅行に必要な分だけ持っていくのがおすすめです。
クレンジングは、シートが便利。なるべくアイテム数を減らして持っていくようにしましょう。
コスメ類
バックパック旅行では、ナチュラルメイク程度で済ませるのがおすすめです。
なぜなら、下地にファンデーション、アイシャドウやマスカラなどたくさんのコスメを持っていくと、コスメポーチだけでバックパックの大部分を占有してしまうから。
アイテム数を絞れば、荷物は軽くなります。
バックパック旅行では、UVカット効果のある「BBクリーム」、「フェイスパウダー」、「アイブロウ」、「色付きリップクリーム」程度で十分。
石鹸で落ちるものを使えば、クレンジング剤をもっていかなくても済み、さらに身軽になれるでしょう。
生理用品
「もうすぐ生理がきそう」という人だけでなく、どんな人も生理用品を持っていくと安心。
旅行では、いつもと生活パターンが違うようになるため、生理のリズムが乱れてしまうことがあります。
生理用品を用意しておくことで、不意に生理が来た時にも下着を汚すことなく安心です。
数枚のナプキンを用意しておき、もし足りなくなった場合は現地調達するといいでしょう。
持ち物をチェックしてバックパッカーの旅へ出かけよう!
バックパッカーのための持ち物リストをご紹介してきましたが、いかがでしたか。
バックパック旅行を成功させるためには、いかに荷物をコンパクトにしてまとめられるかが重要なポイントです。
軽くて薄い、折り畳みができるなど、できるだけ「小さくまとまるもの」にポイントを置いて持ち物選びをするといいでしょう。
ご紹介した内容を参考に持ち物を準備して、ぜひ旅行を楽しんでください。