バトニングのやり方!ナイフで薪割りする方法とおすすめのナイフを紹介
バトニングはナイフを使った薪割りのことを言います。この記事ではバトニングのやり方・ナイフで薪割りする方法やコツを紹介しました。バトニングするのにおすすめのナイフについても紹介したので、ナイフを選ぶ際に参考にしてください。
目次
バトニングについて紹介!
バトニングとは、ナイフによる薪割りを言います。この記事では、バトニングナイフによる薪割りのやり方や、おすすめのナイフを紹介していきます。
バトニングとは
まず、バトニングの詳しい説明をしていきます。バトニングとは、ブッシュクラフトでよく行われるナイフを使った薪割りのことです。
ブッシュクラフトとは北欧の文化で、森林等の自然環境の中における「生活の知恵」の総称とされています。
森林や自然の中で、自然の恵みを受けて生活を行うアウトドアスタイルのことを指し、生活に必要なものを木を裂いて削ることで作るというスタイルのことをブッシュクラフトと言います。
ブッシュクラフトとサバイバルの違いは?
ここからは、ブッシュクラフトとサバイバルの違いについて説明していきます。先ほどのブッシュクラフトの説明を見て「サバイバルと一緒なのでは」と思った方もいるかもしれません。
簡単に説明すると、サバイバルは「状態」のことで、ブッシュクラフトは「手段」のことをいいます。さらに、サバイバルは目的が「生還」となっていますが、ブッシュクラフトの目的は「自然を楽しむこと・自然と共生すること」となっています。
イメージ的にブッシュクラフトの方が自然を楽しんでいて、サバイバルの方が追い詰められているというところがあります。
バトニングのやり方とコツ
ここからは、バトニングのやり方とコツについて紹介していきます。バトニングに必要なものは、薪割りに使うナイフと割られる薪の他に、ナイフを叩く薪です。ナイフを叩く薪のことを、バトンと言います。
バトニングのやり方ですが、割る方の薪にナイフを差し込んで、そのナイフにバトンを振り下ろしてください。ナイフの歯が薪に全部入ったら、ナイフの刃先の方を上から叩くようにしてください。
手元のハンドルの方を叩いてしまうと、ナイフに負担がかかって破損の危険があるので絶対にやらないようにしましょう。ナイフの刃先の方を上から叩いていくと、ナイフがどんどん薪を割って進んでいきます。
木目がまっすぐに揃っているものは、簡単に薪割りすることができます。バトニングのコツですが、ナイフに垂直にバトンを振り下ろすことがポイントです。ぜひ、意識してやってみてください。
バトニングにおすすめなナイフの選び方
ここからは、バトニングにおすすめなナイフの選び方を説明していきます。
ナイフの種類はフルタングがおすすめ!
バトニング・薪割りをするのであれば、ナイフの種類はフルタングがおすすめです。フルタング構造のナイフは、金属板に刃をつけてハンドル部分を素材で挟み込んで、形を整えたものになっています。
タングとは、ハンドル材を取りつけるための、なかごの部分を言います。ハンドル材(柄の部分)が取り付けてある場所を指します。
フルタングのナイフは、握る部分と刃の部分が一体型になっていて硬くて頑丈な造りになっています。
バトニング・薪割りをするのであれば、硬くて頑丈な作りのナイフを使用する必要があります。なぜかというと、先ほども説明したようにバトニングではナイフを上からバトン(ナイフを叩く薪)で叩く必要があるからです。
薪で叩いた時の衝撃に、耐えられるナイフを使用する必要があるのです。ナイフをたたえた時の衝撃は、タングからグリップ全体で受け止めることになります。
そのため、フルタングのナイフの方が耐久性が高く、バトンで叩かれた時の衝撃もグリップ全体で受け止めるためフルタングナイフの方がおすすめなのです。
ただ、フルタングナイフだからといって、全部のフルタングナイフが強度が強いわけではありません。
フルタングナイフでも、ブレード付近・付け根が細くなっているデザインのものだとバトンで叩かれた時の衝撃に耐えられずに折れてしまうことがあるので気をつけましょう。
自分の手に馴染むもの
バトニングに使用するナイフは、必ず自分の手に馴染むものを選びましょう。グリップ・ハンドルを握ったときに手の形に合わないナイフだと、とても使いづらくて危険です。
バトニングのナイフは、ハンドル(柄)を握って人差し指を伸ばした状態で指先にあたる部分を一番使用することになります。
そのため、ナイフのハンドル(柄)部分が長いと扱いにくいので、ハンドル部分が長いナイフはやめましょう。特に、バトニングナイフを初めて選ぶのであれば、刃が短いものを選ぶようにしてください。
刃の厚み
バトニングに使用するナイフを選ぶ時には、刃の厚みもチェックしてから購入してください。一般的に、刃の厚みが薄いナイフは、バトニングには不向きと考えられているのです。
刃の厚みがあるナイフの方が、ナイフが薪を裂いていく力が強くなります。そのため、ナイフの刃の厚みはしっかりとチェックしておきましょう。ほとんどのフルタングナイフには刃の厚みの表記があります。
バトニングにおすすめのナイフ
ここからは、バトニングにおすすめのナイフを紹介していきます。
人気のモーラ・ナイフ「Mora knife Bushcraft Survival Black」
バトニング・薪割りにおすすめのナイフの1つ目は、モーラ・ナイフ「Mora knife Bushcraft Survival Black」です。モーラ・ナイフ「Mora knife Bushcraft Survival Black」はとても人気で、問題なくバトニングすることができます。
モーラ・ナイフ「Mora knife Bushcraft Survival Black」は、Amazonでは8800円で販売されています。届いたナイフをそのまま使用しようとすると切れ味がそこまでないことがあるので、切れ味がなかった場合は自分で研ぎ直してみてください。
ハンドルとブレードが一体型「COLD STEEL アウトドアナイフ 95BUS ブッシュマン」
バトニング・薪割りにおすすめのナイフの2つ目は、ハンドルとブレードが一体型になっている「COLD STEEL アウトドアナイフ 95BUS ブッシュマン」です。
「COLD STEEL アウトドアナイフ 95BUS ブッシュマン」はとても頑丈なつくりになっています。本来は狩猟用ナイフなのですが、アウトドアでの枝払いやバトニング、穴掘りなどにも問題なく使えます。
また、「COLD STEEL アウトドアナイフ 95BUS ブッシュマン」のハンドル部分が空洞になっているので、棒を差し込んで利用することもできます。
キャンプにも便利「SR KNIVES フルタング・サバイバルナイフ」
バトニング・薪割りにおすすめのナイフの3つ目は、キャンプにも便利な「SR KNIVES フルタング・サバイバルナイフ」です。
「SR KNIVES フルタング・サバイバルナイフ」は、高い質感と造形美で人気の高いナイフです。アウトドアにとてもおすすめのナイフで、 山歩き・キャンプ・調理・DIYなどフィールドワークで大活躍するナイフとなっています。
薪割りはバトニング・斧どっちがいい?
ブッシュクラフトが好きな人の間では、薪割りはバトニングと斧のどっちがいいのかという論争が起きることもあります。わざわざナイフを使用してバトニングで薪割りする必要があるのか、斧で薪割りすればいいじゃないかという意見もあるのです。
ただ、斧などの薪割り道具がなくて、焚き火ができないということもあります。そうした場合に、バトニングに使用できるナイフを持っていたら、バトニングで薪割りをすることができます。
薪割りはバトニングか斧かという論争はよく起きますが、結局は状況によって使い分ければいいという結論に収まりがちです。
バトニングに適したナイフを選んで薪割りを楽しもう!
バトニングのやり方・ナイフで薪割りする方法と、おすすめのナイフについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。バトニングには適したナイフと適さないナイフがあるので、しっかりとナイフを選ぶようにしてください。
バトニングに適したナイフを選んで、薪割りを楽しみましょう。