寒緋桜(カンヒザクラ)の種類や見頃を紹介！お花見におすすめの名所も

寒緋桜（カンヒザクラ）は通常の桜よりも早く咲くため、いち早くお花見を楽しむことができます。

この記事では、寒緋桜（カンヒザクラ）の特徴や、人気の名所について詳しく説明していきます。

ここからは、寒緋桜(カンヒザクラ)の特徴について詳しく説明していきます。

寒緋桜(カンヒザクラ)は、沖縄では1月下旬から2月上旬ごろに咲く桜で、一般的な桜よりも早く開花する特徴があります。

桜というと薄くて淡いピンク色をイメージすると思いますが、寒緋桜(カンヒザクラ)の桜の色は濃いピンク色をしています。寒緋桜(カンヒザクラ)の花は、ベル型の形をしていて花を下向きに咲かせます。

寒緋桜(カンヒザクラ)の花びらの特徴は、花弁が5枚、小輪の一重咲きとなっています。寒緋桜(カンヒザクラ)の大きさは・高さは、10mほどです。

寒緋桜の花言葉は、「艶やかな美人」「善行」「高貴」「尊大」 「あなたに微笑む」「気まぐれ」などがあります。寒緋桜の英語名は、「Taiwan Cherry（台湾チェリー）」と言います。 

「台湾チェリー」という名の通り、台湾から中国南部、琉球列島に分布している桜です。

寒緋桜(カンヒザクラ)は、いろいろな別名があります。先ほども「台湾チェリー」という英語名を紹介したように、台湾桜(タイワンザクラ)という別名を持っています。

それ以外にも、緋桜(ヒザクラ)、緋寒桜(ヒカンザクラ)という別名を持っています。

ここからは、寒緋桜(カンヒザクラ)の種類や品種について詳しく説明していきます。

八重寒緋桜(ヤエカンヒザクラ)は、寒緋桜(カンヒザクラ)の八重咲きの品種です。八重寒緋桜(ヤエカンヒザクラ)の花は、とても鮮やかな濃紅色で、ワインレッドのような色をしています。

八重寒緋桜(ヤエカンヒザクラ)もやはり、八重咲きの花を下向きに咲かせる桜です。開花する時期は、毎年3〜4月で、花の色が濃く花付きも良い品種なのでとても見ごたえがある桜とされています。

琉球寒緋桜(リュウキュウカンヒザクラ)は、沖縄で咲いている桜です。沖縄で桜というと、ほぼ100%琉球寒緋桜(リュウキュウカンヒザクラ)を指しています。

本州では見慣れない桜ですが、沖縄を1月下旬ごろ〜2月上旬に旅行すると琉球寒緋桜(リュウキュウカンヒザクラ)が綺麗に咲いているところを見ることができます。

琉球寒緋桜(リュウキュウカンヒザクラ)の花もやはりベルのような形をしていて、下向きに咲きます。琉球寒緋桜は一重咲で、5弁花です。

琉球寒緋桜の花色は、寒緋桜よりも淡くなっていて、寒緋桜よりも花弁がやや平開しています。

琉球寒緋桜(リュウキュウカンヒザクラ)は日本で一番早く咲く桜として有名で、琉球寒緋桜が咲く頃になると、テレビのニュースなどで琉球寒緋桜が咲いている様子が取り上げられることもあります。

寒緋桜(カンヒザクラ)は、本種を片親にした園芸品種が多いです。台湾を中心に園芸品種はとても多く、日本で「～カンザクラ」と呼ばれている桜は、本種を片親にしているケースがほとんどとなっています。

ここからは、お花見におすすめの寒緋桜(カンヒザクラ)の人気の観光名所、沖縄・九州編を紹介していきます。

沖縄の「名護城(なんぐすく)」は、寒緋桜の街・名護市の名所として知られています。名護城跡一帯は、名護中央公園となっているのですが、1月中旬ごろから2月上旬ごろまで寒緋桜が咲き誇っています。

名護中央公園には約2万本もの寒緋桜があり、この季節に2万本もの桜が一斉に開花するのです。2キロある遊歩道を桜を鑑賞しながらゆっくりと歩く人も多いです。

名護城・名護中央公園は、「日本さくら名所100撰」の1つにも選ばれているほどの、人気でおすすめの場所です。

沖縄・那覇市の人気観光スポット「与儀公園」は、那覇市の中心部に隣接している公園です。

緋寒桜(ヒカンザクラ)の並木があるため、那覇市の桜の名所として知られている「与儀公園」は、毎年桜の開花時期に「なはさくらまつり」が行われています。

「なはさくらまつり」はとても人気なので、多くの観光客や市民たちが訪れて、とても盛り上がっています。 2020年は2月19日～2月23日に開催されました。毎年6万人ほどの人が訪れるお祭りで桜もとても綺麗なので、ぜひお祭りに参加してください。

鹿児島にある桜島を望む庭園「名勝 仙巌園」は、桜島をバックに開放的な庭園を眺めることができる人気の観光スポットです。

「名勝 仙巌園」は、1658年に島津家19代光久によって築かれた島津家の別邸で、カンヒザクラ・ガンタンザクラ・ヤマザクラ・サトザクラ・ソメイヨシノなどの5種類の桜が約150本咲き誇ります。

軽く見るつもりでもあまりに桜の美しさに3時間以上滞在してしまったという人もいるくらいの場所なので、ぜひ時間に余裕を持って桜・お花見を楽しんでください。

ここからは、お花見におすすめの寒緋桜(カンヒザクラ)の名所・東京編を紹介していきます。沖縄でよく見られる寒緋桜(カンヒザクラ)ですが、東京でも見られる場所があるので、ぜひチェックしてください。

北品川の歴史ある神社「荏原神社(エバラ神社)」には、寒緋桜が植えられていて、毎年1月中旬〜1月下旬が見頃となっています。荏原神社(エバラ神社)の鳥居を正面から見たときに、向かって左側に2本の寒緋桜(カンヒザクラ)があります。

荏原神社(エバラ神社)には、東海七福神の恵比須様がいらっしゃるのですが、ちょうど恵比寿様の頭上あたりに寒緋桜(カンヒザクラ)の花が咲きます。

ぜひ、この時期に荏原神社(エバラ神社)に訪れて、恵比寿様の頭上あたりに美しく咲いている寒緋桜(カンヒザクラ)を見てみてください。

東京の「ホテル椿山荘東京」には庭園があり、2月〜4月中旬まで様々な種類の桜が咲き誇ります。 

2月は寒緋桜・河津桜、3月上旬～中旬にかけて修善寺寒桜・陽光桜・おかめ桜・東海桜・横浜緋桜・雅桜が咲きます。

3月下旬～4月までソメイヨシノ・神代曙桜・山桜・山形おばこ、4月中旬には八重紅枝垂桜が咲いています。

東京の「ホテル椿山荘東京」では、フォトイベントも開催していて、「ホテル椿山荘東京」で撮影した桜景色をインスタに投稿すると、ホテル椿山荘東京のご宿泊券やディナーご招待券などがプレゼントされます。

ぜひ、フォトイベントに参加してみてください。

ここからは、お花見におすすめの寒緋桜(カンヒザクラ)の名所・本州編を紹介していきます。

長野にある「臥竜公園」は、池に映る桜が絶景の人気観光スポットです。「臥竜公園」の桜の見頃は4月中旬～4月下旬で、寒緋桜以外の桜もたくさん見ることができます。

臥竜公園の池の周りには、約160本もの桜があり、公園全体では約600本の桜が春咲き誇ります。池に舞い散る花吹雪や水面に映る夜桜も楽しむことができます。

ボートに乗って、池から桜を観賞することもできて、とてもおすすめです。「さくら名所100選」「日本の名松100選」に選ばれた名所なので、ぜひ訪れてみてください。

京都の「賀茂別雷神社」は、風情ある鳥居と桜の景色が魅力の人気スポットです。「賀茂別雷神社」は別名・上賀茂神社と言われている、京都でもっとも古い神社です。

「賀茂別雷神社」には、寒緋桜の他にもいろいろな種類の桜を見ることができます。上賀茂神社の風情ある鳥居と桜の景色をぜひ写真に収めてみてください。

京都の「京都府立植物園」も桜の名所として人気の場所です。「京都府立植物園」は寒緋桜(カンヒザクラ)が植えられていて、3月中旬に見頃を迎えます。

「京都府立植物園」では、3月下旬から4月上旬にかけて桜がライトアップされるので、夜桜もおすすめです。

寒緋桜（カンヒザクラ）や人気の観光名所について詳しく説明してきましたが、いかがだったでしょうか。

寒緋桜(カンヒザクラ)は、沖縄では1月下旬から2月上旬ごろに咲く桜で、一般的な桜よりも早く開花するという特徴があります。

寒緋桜（カンヒザクラ）は沖縄だけでなく、東京や京都でも見ることができます。ぜひ、それぞれの人気の観光名所の寒緋桜の見頃をチェックして見に行ってください。