12月の旅行先おすすめ！冬や年末など楽しい国内･海外を紹介

12月には毎年多くの人が旅行に出かけます。特に海外が人気で、連日成田空港の様子が報道されているので、お馴染みの光景ではないでしょうか。海外旅行のイメージが強い12月は、実は国内にもたくさんのおすすめスポットがあります。

海外も、誰もが知る定番の旅行先だけでなく、絶景が見られる場所や、あまり知られていない穴場の場所など、ステキな旅行先がたくさんあります。

12月の1ヶ月にスポットを当て、おすすめの旅行先をまとめてみました。12月の旅行先を計画する際には、ぜひ、参考にしてください。

では、まず最初に国内旅行におすすめの場所を、5つご紹介します。12月に人気の場所ばかりなので、既に行ったことがある人も多いと思います。まだ行ったことが無い人は、訪れてみてはいかがでしょうか。

札幌の冬の風物詩ともいえる「さっぽろホワイトイルミネーション」は、大通公園や駅前通りなど5つの会場で開催されます。立木を電球で装飾したり、光のオブジェが作られたり、会場ごとに装飾方法やテーマカラーが異なるので、いろいろなイルミネーションが楽しめるのが魅力です。

特に12月のクリスマスの時期が盛り上がり、開催時間も延長されます。恋人や夫婦での旅行には、クリスマスがおすすめです。

雪が積もると、白い雪にイルミネーションが反射してキラキラと煌めき、幻想的な光景が広がります。ゆっくりと眺めたくなりますが、冬の北海道は寒さが厳しいです。イルミネーションを満喫するには、万全な防寒を忘れないでください。

「銀山温泉」は、山形随一の温泉街です。大正ロマンの風情があふれるレトロな景色が人気で、国内旅行のならではの良さを実感できる場所でもあります。日が暮れると、温泉街はガス灯が灯されノスタルジック。冬は一面の銀世界にガス灯が反射して、さらにロマンチックな雰囲気になります。

銀山温泉の魅力は温泉だけではありません。尾花沢牛や蕎麦など、グルメも充実しているのも魅力です。冬だと鍋もおすすめで、街を散策して冷えた体が温まります。

「なばなの里」は、ナガシマリゾートにある花のテーマパークです。冬のイルミネーションが有名で、国内最大級の光の世界を楽しみましょう。テーマは毎年変わるので、何度訪れても新鮮な気持ちでイルミネーションを見ることができます。

イルミネーションのほかにも、なばなの里には魅力がたっぷりです。四季折々の花が咲き誇る園内は、イルミネーションが点灯されるまでの時間も、たっぷりと楽しめます。足湯もあり、冬には散策で冷えた足を温めるのもおすすめです。

また、食のテーマパークともいわれるほど、和・洋・中のレストランや蕎麦、カフェなどが充実しています。ビール園もあるので、本場ドイツの美味しいビールを堪能してはいかがでしょうか。

「嵐山花灯路」は、平成15年に東山地区で始まった「灯り」をテーマにしたイベントです。平成17年からは嵐山地区にも広がり、竹林や渡月橋がライトアップされています。

京都の代表的な寺社や街並みが、情緒たっぷりにライトアップされる光景は圧巻です。路地には行灯が灯され、幽玄の世界に心が癒されることでしょう。

また、嵐山花灯路の開催期間中は、普段は見ることができない寺社などの特別拝観も行われるので、国内だけでなく、海外からも多くの人が訪れます。

「神戸ルミナリエ」は阪神淡路大震災が起きた平成7年の12月に、犠牲となった人々への鎮魂と、街の復興と再生の願いを込めて始まりました。神戸の希望を象徴するイルミネーションとして、今では神戸の冬の風物詩として知られる、人気のイベントとなっています。

JR元町駅東口から順路に従って進むと、神戸ルミナリエの入り口があります。元町から仲町通りまで、約270メートル続く光の回廊は圧巻。立ち止まって写真撮影をすることはできないので、通行中はしっかりと目に焼き付けましょう。

次にご紹介するのは、国内旅行でおすすめの穴場です。この記事で初めて知った、という場所もあると思います。メジャーな場所は混むから嫌、という人にもおすすめです。

「大内宿」は、旧会津西街道の両側に茅葺屋根の民家が建ち並び、江戸時代の宿場町がそのまま残っています。江戸時代に会津若松と日光を結ぶ街道で、大内宿は参勤交代で江戸へ向かう大名たちの宿場町として、重要な役割を担っていました。

街道を歩くと、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのように錯覚してしまいそうです。

12月には雪が積もり始め、雪景色の宿場町も風情があります。冬は休業しているお店もあるので、行きたい場所が決まっている人は、確認してから出掛けてください。

「浜名湖ガーデンパーク」は、浜名湖畔にある公園です。四季折々の花が咲き誇り、自然が満喫できるキレイな公園ですが、入園も駐車も無料なので気軽に訪れることができます。

春はチューリップやネモフィラ、夏はヒマワリ、秋にはコスモスが人気です。冬は訪れる人が少なく穴場といえるでしょう。でも、冬もスイセンやサザンカなど、たくさんの冬の花が咲いています。

展望塔からは園内や浜名湖を一望できます。1年で最も落ち着いた雰囲気の冬は、カップルの日帰り旅行におすすめです。

「野沢温泉スキー場」は、パウダースノーが人気のスキー場です。国内有数のコース数を誇るスキー場なので、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。スキーの経験が無い人も、体験してみてはいかがでしょうか。

規模や雪質だけでなく、眺望も日本トップクラスのスキー場といわれています。ゴンドラからの眺望を楽しむのもおすすめなので、スキーをしない人もぜひ訪れてみてください。

野沢温泉や、信州グルメなど、スキー以外の楽しみ方も盛りだくさんです。

日本三名瀑のひとつである「袋田の滝」は、約120メートルの高さがあり、岩の壁を4段に落下しています。遠くから眺めると、なんとも静かで穏やかな滝に見えるのですが、近づくと水が地面を叩きつける、荒々しい一面を目の当たりにします。

冬には滝全体が真っ白に凍結し、ほかの季節とはまた違った姿も魅力です。また、滝がライトアップされたり、橋がイルミネーションで彩られたり、幻想的な風景が楽しめるので、12月に訪れるおすすめの旅行先のひとつです。

「黒川温泉」は日本有数の人気の温泉地です。温泉街全体でひとつの温泉のように感じるのが特徴で、どこか懐かしい心落ち着く雰囲気が漂っています。

温泉宿は離れの造りが多く、ひとりで出かける「おこもり旅」にもピッタリです。宿泊している宿以外の温泉に入る温泉巡りが、黒川温泉ならではの楽しみ方。グルメも充実しているので、温泉街をたっぷりと満喫してください。

ここからは、海外についてご紹介します。12月におすすめの人気の旅行先を、3つまとめました。

海もショッピングも楽しみたいなら、冬の「ゴールドコースト」がおすすめです。南半球なので日本とは季節が逆。12月は夏を満喫できます。ゴールドコーストの海は、海岸線が美しいことで有名です。白く美しい砂浜は、砂の細かさに驚くかもしれません。

海岸から一歩街に足を踏み入れると、たくさんのレストランやショップがあり、ショッピングを楽しむのもおすすめです。

ゴールドコーストの旅行では、コアラの保護区へ訪れましょう。コアラを抱っこするだけでなく、ここにはカンガルーなどオーストラリアならではの動物に出会えます。

絶景で有名な「ウユニ塩湖」は、世界で一番平らな場所ともいわれています。雨期になると湖面に水が張られ、まるで大きな鏡のよう。辺りのすべてを映し出し、その光景は幻想的で、一度は見てみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

12月から3月が雨季となるため、冬の旅行におすすめです。ただし、天空の鏡を見るためにはいくつかの条件があります。雨が降って水が溜まっていなければなりませんが、訪れる日は晴れていて風がないということが重要です。雨や風があると、湖面が反射しなくなってしまいます。予備日を作っておくことがおすすめです。

南国リゾートの代表的な存在である「セブ島」は、日本から直行便も出ていて人気の旅行先です。ジンベイザメと泳いだり、滝壺で癒されたり、いろいろなアクティビティが体験できます。また、リラクゼーションや秘湯温泉など、癒しのスポットも人気です。

冬には温かい場所に行きたくなりませんか？12月の旅行には、セブ島で、夏を満喫してはいかがでしょうか。ショッピングやグルメも楽しめ、女子旅に人気です。

最後に、海外の穴場ともいえる、12月にピッタリの旅行先をご紹介しましょう。人と差をつける旅行をしたい、と考えている人にもおすすめです。

フィリピンには7,000を超える島があります。その中のひとつである「エルニド」は、フィリピン最後の秘境ともいわれ、ほかの島々とは一線を画す島です。世界屈指のリゾートアイランドは、海外旅行上級者にはもちろん、海外に慣れていない人にもおすすめです。

海洋保護区にも指定されているエルニドは、手付かずの自然にあふれ、透明なエメラルドグリーンの海は神々しさが感じられます。ビーチの木陰で読書をしたり、昼寝をしたり、何もしない贅沢な過ごし方をしてみませんか？

マレーシアのリゾート「ランカウイ島」は、エメラルドグリーンの海がステキな大人のためのリゾートです。水牛が放し飼いにされていて、山には緑があふれ、どこか昔懐かしい風景も見ることができます。

雨季と乾季があり、12月から5月が乾季なので、冬の旅行におすすめです。ファミリー向けや女子旅向け、カップル向けなどホテルのタイプもさまざまなので、シーンに合わせて選んでください。

最後にご紹介する穴場の旅行先は、大自然の美しい氷河がみられる「エル・カラファテ」です。世界自然遺産のロス・グラシアレス国立公園では、ボートに乗って湖の氷河に近づくことができます。運が良ければ、氷河が崩落する瞬間を見られるかもしれません。

氷河のほかにも、乗馬や自然の中の野生動物を見るツアーなどもあるので、チェックしてみてください。

旅行に人気の12月ですが、費用も気になることでしょう。では、12月は安いのでしょうか、高いのでしょうか。クリスマスや年末は場所にかかわらず、国内も海外も高めの設定となっています。

それ以外の12月は、曜日による違いはありますが、国内だとスキーや冬のイベントが開催されている場所以外は、比較的安いです。

海外だと、夏になるオーストラリアや、雨期がベストシーズンのウユニ塩湖や、乾季となるランカウイ島は他の時期と比べて高めの設定になっていますが、一般的に12月から1月は安い時期といわれています。

12月におすすめの、国内と海外の旅行先をご紹介しました。人気の旅行先に行きたい人や、人と違う旅行を楽しみたい人、今までに経験したことのない風景を見たい人は、ぜひ参考にしてください。