雷滝は長野のパワースポット!紅葉の見頃やアクセス•冬期の通行止めも紹介
長野のパワースポット「雷滝」をご紹介します。雷滝は別名「裏見の滝」とも呼ばれ、滝の裏側が見られる貴重な観光スポットです。豪快に流れ落ちる滝周辺には大量のマイナスイオンが発生しています。そんな雷滝を見るために、紅葉シーズンにはたくさんの観光客で賑わいます。
目次
長野のパワースポット「雷滝」でマイナスイオンを感じよう!
雷滝に出かけませんか。長野県上高井郡高山村にある雷滝は、轟音と水しぶきの迫力がすごいダイナミックな滝です。豊かな自然に恵まれ、あたりには大量のマイナスイオンが降り注いでいます。
この記事では、そんな雷滝の魅力やアクセス方法などをご紹介していきます。ぜひ、あなたもこの記事を参考にしていただき、長野のパワースポットで知られる雷滝を訪れてみましょう。
雷滝とは?
雷滝は、長野市街地から車で約1時間ほど走った、豊富な自然に囲まれた高山村にあります。道沿いにある雷滝の看板が設置されている場所から遊歩道を下っていくと、ゴーッという地鳴りのような音を聴きながら5分ほど進むと、突然雷滝の迫力ある姿が現れます。
落差30mの巨大な滝
雷滝は、長野県を代表する川の一つである千曲川の支流の、高山村を流れる松川本流に懸かる滝です。
その松川が、火山の噴火により放出された火山灰や岩片などからできた凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)を、とてつもなく長い期間をかけて侵食することによりできました。
滝の落差は、10階建ての建物に相当する30mもの高さに及び、滝の幅は5mあります。滝から流れ落ちる水の量が豊富で、30mから流れ落ちる滝の姿は息をのむほどの迫力で迫ります。
雷鳴のような轟音を立てることから名付けられた
雷滝と呼ばれるようになったのには、いくつかの説があります。一つは、滝が勢いよく落ちる際に発生する風にさらされた水が、稲妻のような形に落ちてくという説です。
もう一つの説は、滝の水が勢いよく落ちていく時に起こるゴーゴーと響き渡る音が、雷を思わせるような激しい音だからという説です。
2つの節の内どちらが真実の説かは不明です。むしろ、雷滝には2つの説が両方当てはまるほどの激しい勢いが感じられます。
マイナスイオンたっぷりのパワースポット
滝は「自然の中の名医」という言葉を聞いたことがありますか。滝には心や体をリラックスさせる、医者のような役割を果たす効果があると言われています。
雷滝に近づくにつれて、たくさんの水しぶきが感じられます。そのため、迫力いっぱいの雷滝からは、大量のマイナスイオンが降り注いでいます。その水しぶきを体に浴びると、自然と力がみなぎるのが感じられるでしょう。
また、滝の落下により生じる波動や耳に聞こえる水面を激しく打つ波動などが、心や体の安定に良い作用を及ぼすと言われています。雷滝にはそれらの効果を得るのに十分な水が流れ落ちていることから、長野のパワースポットと言われています。
雪解けの5月頃は水量が増す
5月初旬になると、松川には大量の雪解け水が流れ込みます。そのため、雷滝からは大量の水が流れ落ち、あたりに響き渡る轟音は迫力満点です。
手の届きそうなほどの間近で見られることもあり、あまりの迫力のため少しばかり恐怖さえ感じられるかもしれません。
しかし、先ほどご紹介したように、滝には「自然の名医」と言われるほど、心や体に良い影響を及ぼす効果が期待できます。
もし今あなたやあなたの周りの人で、疲れていたりストレスを感じていたり、もしくは物事がうまくいかないなどという人がいれば、ぜひとも雷滝を訪れてみてください。
そして雄大な滝を眺めながら思いっきり深呼吸をしましょう。そうすれば、もやもやとした心はスッキリとして、疲れた体はとても軽くなるのが感じられるかもしれません。
滝から得られる恩恵を余すことなく体いっぱいに浴びて、心や体をリフレッシュするために、長野のパワースポット「雷滝」へと出かけましょう。
雷滝は滝の裏側へ行ける!
雷滝は別名「裏見の滝」と呼ばれ、普段あまり見ることができない、珍しい滝の裏側を覗くことができます。また、それに劣らず正面から見る雷滝も格別です。そんな雷滝の魅力に触れてみましょう。
別名「裏見の滝」
雷滝は。別名「裏見の滝」とも呼ばれています。その名の通り滝に裏側が眺められる珍しい滝です。滝の裏側には遊歩道が整備され、そこから、まるで水のカーテンのように勢いよく流れる滝の様子を間近で見られます。
滝の裏へ続く道は遊歩道として整備されています。しかし、下は滝の水しぶきを浴びて多少ぬかるんでいるので、足を滑らせないように気をつけて進んでゆきましょう。しかも片側は崖になっているので、滑りにくい靴を履いていくことをおすすめします。
そして滝の裏を通る遊歩道は、崖がひさしのようにえぐれています。そして太陽があまり差し込まないためほんのり暗くて、まるで洞窟の中にいるかのようです。
頭の上からは水がポタポタと滴り落ち、足も濡れる場合があるので1枚のタオルを持参すると重宝します。
また、滝の裏にはお不動さんのような神様が祀られています。雷滝を訪れた際には、滝の裏へと足を運びお不動さんにお参りをしましょう。滝全体に降り注ぐマイナスイオンも相まって、思わぬ相乗効果が期待できるかもしれません。
轟音と水しぶきは圧巻
雷滝の裏側で絶え間なく水が流れ落ちる様子は、いつまでも眺めていられるほど飽きない光景です。そして、滝の間近まで近づくと会話ができないほどの轟音が鳴り響いています。まるでその音は雷のようで、雷滝と言われる所以をうかがい知ることができます。
裏側から滝が見られるスポットは、日本全国には20箇所ほどしかないと言われています。長野のパワースポット雷滝は、まさにその貴重な滝の中の一つなので、わざわざ出かける価値が十分にあります。
もちろん滝の見学料金は無料です。長野市街からのアクセスが抜群で、駐車場があるので、マイカーでも気軽に訪れることができます。雷滝を訪れた際には、ぜひとも滝の裏側に回って、貴重な体験をしてみてはいかがでしょうか。
正面から見る雷滝も美しい
裏見の滝を堪能したら滝の正面へと足を延ばしましょう。雷滝の裏を通り抜けてさらに階段を降りていくと、遊歩道の突き当たりには「滝見台」と呼ばれる、滝を間近で正面にみられる開けた展望スペースが設置されています。
滝壺にとても近いこの展望スペースでは、裏側では見ることができない滝全体の雄大な姿を、大量のミストを浴びながら間近で見ることができます。まさに、長野のパワースポットにたどり着いたという実感をヒシヒシと感じられる場所です。
水滴に光がキラキラと反射する様子はとても綺麗で、それにも増して水が勢いよく流れ落ちるパワーを体いっぱいに体感できます。雷滝の水の落差は30mほどですが、それ以上に感じられるほどの大迫力で迫ります。
雷滝から降り注ぐ大量の自然のミストには、マイナスイオンがたっぷりと含まれています。それらを肺の中へと思いっきり吸い込めば、心と体が芯から活性化されるようです。雷滝は、長野のパワースポットと呼ばれるにふさわしいおすすめの観光スポットです。
雷滝周辺は紅葉スポットとしても人気
雷滝は、上信越高原国立公園内にある松川渓谷に位置しています。そのため、年間を通してさまざまな自然美が楽しめます。特に紅葉シーズンになると、あたり一面を茜色に染める美しい紅葉を見ようと、県内外からの多くの観光客で賑わいます。
10月〜11月にかけて山が色付く
雷滝がある松川渓谷は、四季折々のさまざまな美しい景観が楽しめる人気スポットです。特に、10月から11月には、あたり一面が赤や黄色に色付く紅葉と、松川渓谷入り口にある真っ赤な高井橋の絶妙なコラボが堪能できます。
また、茜色に染まった木々に覆われた山が雷滝を彩る様子はあまりにも見事です。これらの美しい紅葉が見られる10月から11月頃のシーズンは、1年の中で最も観光客で賑わいます。
そのため、雷滝周辺には多くの観光バスがやって来て、あたり一帯は渋滞になることもしばしばです。もしも、スムーズに紅葉が楽しみたいなら早朝に出かけることをおすすめします。冷え込みも激しいので、寒さ対策を万全にして出かけてください。
冬期の雷滝について
高地で山深い場所にあり、冬には極寒になる雷滝ならではの美しい自然現象をご紹介いたします。
滝が凍る「氷瀑」
雷滝は標高が高い長野県高山村の山奥にあります。そのため、都会では考えられないほどの底冷えに見舞われます。しかし、その厳しい寒さにより雷滝が凍りつく「氷瀑」という、自然がつくりだす美しい芸術作品を見ることができます。
激しく水が流れ落ちる雷滝が、青白く幻想的な氷のカーテンのような氷瀑となるのは、1年の中で最も寒い時期である1月から2月頃と言われています。この神秘的な光景を目の当たりにすると、多くの人が心揺さぶられ圧倒されます。
11月下旬〜4月下旬までは閉鎖
しかし残念なことに、11月下旬から4月下旬にかけての時期には雷滝は閉鎖されてしまいます。それもそのはず、歩道には想像を超える雪が降り積もったり、遊歩道が凍りついて足元が滑り、非常に危険な状況になるからです。
したがって、実際に雷滝に足を踏み入れられるのは4月下旬以降になります。氷瀑は厳しい寒さが長続きしなければそのようにはなりません。また、暖冬が続くと部分的にしか滝が凍りつかないこともあります。
閉鎖が解除される4月下旬以降に雷滝を訪れ、運が良ければ美しい氷瀑が鑑賞できるでしょう。たとえ氷瀑が見られなくても、美しい雷滝の光景を満喫することができます。
雷滝のある高山村は標高の高い場所に位置しているので、車道や歩道がアイスバーンになっていることが考えられます。訪れる際には事前に天気予報などの情報を収集して、気をつけて出かけることをおすすめします。
雷滝へのアクセス方法
雷滝に出かける前にあらかじめ知っておいていただきたい、雷滝へのアクセス方法や駐車場についてなどの基本情報をご説明いたします。
須坂長野東ICから車で約50分
雷滝に車で出かけるには上信越自動車道を利用します。須坂長野東ICから約19km、約50分で到着です。駐車場に到着したら、雷滝ごろごろ亭という売店の脇にある階段を降りていくと雷滝が見えてきます。割と急勾配な階段なので気をつけて降ってください。
公共交通機関を利用して雷滝にアクセスするなら、長野鉄道長野線に乗車し須坂駅で下車します。須坂駅からタクシーで約35分でたどり着くことができます。須坂駅に到着する列車は1時間に2本から4本程度です。
駐車場もあってアクセスしやすい
雷滝には無料で停められる駐車場があります。そのため、マイカーでも安心して出かけることができます。しかし、雷滝には10台ほどの車が停められる駐車スペースしか用意されていないので、週末やシーズンになるとあっという間に満車になっていまいます。
したがって、スムーズに車を停めたければ早めに出かけるか、もしくはタクシーを利用することをおすすめします。
紅葉の時期は観光バスも運行している
しかも、紅葉シーズンにはバスの臨時駐車場が設けられます。そのため多くの観光バスがやってきて、渋滞が引き起こされることが予想されます。そのような時期に雷滝にマイカーで出かけるなら、なおのこと朝早く出かけることをおすすめします。
住所 | 長野県上高井郡高山村奥山田 |
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電話番号 | 026-242-1122 |
営業時間・定休日 | 冬期閉鎖あり(11月下旬~4月下旬) |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | ・上信越自動車道「須坂長野東IC」車で約50分 |
公式URL | 雷滝 |
長野のパワースポット「雷滝」を堪能しましょう!
長野県上高井郡高山村にある雷滝をご紹介いたしました。雷滝は、上信越高原国立公園内にある松川渓谷に位置する、豊かな自然に恵まれた風光明媚な場所にあります。
年間を通して多くの観光客で賑わいますが、特に秋の紅葉シーズンには、あたりが赤や黄色に鮮やかに染まる木々と、豪快に流れ落ちる雷滝とのコラボを楽しむために、県内外からたくさんの人々が雷滝にやって来ます。
また、豪快に水が流れ落ちる雷滝では大量のミストが浴びられ、マイナスイオンを体いっぱいの感じることができます。そのため長野のパワースポットとして知られています。今回の記事を参考にしていただき、あなたも雷滝の迫力を間近で体感してください。