ロストバゲージとは?意味やロスバゲされないための対策・対処法を紹介
旅行の最中にロストバゲージにあってしまったら、せっかくの旅行も楽しみが半減になってしまいます。ロストバゲージに合わない対策と対処法を前もって知っておきましょう。言語が違う国で難しい状況にあってしまう前にできる準備をご紹介します。旅行前にチェックしてください。
目次
ロストバゲージ(ロスバゲ)とは?
よく耳にするロストバゲージ、短縮してロスバゲですが、どんな意味で使われているのでしょうか。わかっているようで実はわかっていないこともあるので、今一度正しい意味を調べてみましょう。よりよくロストバゲージの対処方法が分かってきます。
ロストバゲージの意味
ロストバゲージ、つまりロスバゲとは、 預けた荷物を紛失することを意味しています。ロスト(失う)、バゲージ(荷物)を指していて、 預けた荷物を紛失することを意味しています。
よく使われることとして、海外旅行など登場する際に、飛行場で登場時に預けた荷物が、到着後にターンテーブルから出てこないことがあります。その際に荷物は紛失扱いになり、荷物が手元に戻ってこないことを、ロストバゲージ呼びます。航海の場合にも、荷物が手元に戻ってこないことをロストバゲージといいます。
ロストバゲージ(ロスバゲ)が起きる4つの原因!
ロスバゲの意味が分かったところで、ロスバゲが起きる原因を探ってみましょう。どうして自分の荷物が手元に戻ってこないのか、原因から知ることで対処しやすくなります。主な原因を4つご紹介します。
【原因①】乗り継ぎ等の積み込みミス
飛行機を乗り継ぐ毎に、飛行機から飛行機に荷物が移動します。その際に積み込みミスが発生することがあります。飛行機の乗り継ぎ時間が短かったりすると、荷物の移動が間に合わずに、空港に取り残されてしまうこともあるからです。
その他には、飛行機を乗り継ぎした際に、別の飛行機に荷物を間違えてのせてしまうこともあります。乗り継ぎが多い人におこる確率が高いロスバゲです。
【原因②】タグの発行ミス
ロストバゲージになる原因の2つめは、スタッフの人為的ミスによるタグ発行のミスです。つまり、タグを間違った場所に指定して発行することで、荷物が別の場所に行ってしまうということになります。
確率が少ないミスではありますが、人間が作業を行っている間は、このミスが全くなくなることはありません。この場合のロスバゲも、航空会社で追跡をすることで、荷物を見つけることは可能です。ただし、荷物の発見には時間がかかることがあります。
【原因③】他人が間違えて持っていってしまう
誰かが間違えて自分の荷物だと思い込み、荷物を持ち去ってしまいロスバゲになることもあります。スーツケースが同じ形、同じ色だであったことから、故意でなくても間違えてしまうことがあるのです。
または故意の場合は、乗客でなくても空港で荷物を仕分けする作業員が持ち去ることでロスバゲになることもあります。その際は、スーツケースが戻ってきたとしても中身が抜かれていることがあります。確率は少ないですが、ロスバゲが発生する原因になります。
【原因④】ディレイドパゲージ(積み込み遅れ)
ロストバゲージの4つめの原因は、ディレイドパゲージです。ディレイドパゲージとは、空港での荷物の積み込みの遅延が原因で、荷物がロストバゲージしてしまうのです。 しかし、ロスバゲの際には荷物が送れて到着するので、手元に届く確率は高いといえます。
ロストバゲージ(ロスバゲ)の確率は?
ロストバゲージにあったとしても、慌てることはありません。荷物が遅れて到着する可能性があるので、荷物が手元に帰ってくる確率は80%から90%といわれています。
実際にロスバゲにあった人も、後々飛行機会社から連絡があって、荷物が戻ってきたという人がほとんどです。確率は低いので、ロスバゲのあったとしても慌てずに行動することが求められます。
ロストバゲージ(ロスバゲ)されないための対策5選!
ロストバゲージにあって貴重な荷物を失わないために、どのような対策をすればいいのでしょうか。自分にできることがあります。ロスバゲにされないための有効な対策を5選ご紹介します。
【対策①】なるべく直行便を利用する
ロストバゲージに遭いやすい人は、乗り継ぎをたくさん行う人です。乗り継ぎでロスバゲになる確率が増えるので、できるだけ乗り継ぎの回数を減らすか、あれば直行便を利用することをおすすめします。
直行便を利用するなら、万が一、ロストバゲージに遭ったとしても、荷物を検索して探しやすくなります。
【対策②】荷物を機内に持ち込む
仕事などで使う資料や、大事な荷物は、手荷物として機内に持ち込むことをおすすめします。そうするならば、すぐに使う荷物や資料がロストバゲージに遭うことなく、確実に自分の手元に残すことができるからです。
大量の荷物は飛行場で預けることになりますが、少量の荷物であれば、できるだけ機内に持ち込むようにしましょう。そうすることで、ロストバゲージを防ぐことができます。
【対策③】ネームタグをつける
ロストバゲージを防ぐための対象方法として有効なのは、ネームタグをつけることです。ネームタグには連絡先や名前を書いて荷物に着けておきましょう。そのひとつの手間だけでも、ロストバゲージをかなりの確率で防ぐことができるので、おすすめの対策方法になります。
また、ネームタグがオリジナルの目印になって、だれかが誤って持ち運んでしまうロスバゲも防げます。また誤って持ち去ったとしても、早めに荷物が回収できる確率が高くなるので、ネームタグはつけるようにしましょう。
【対策④】宿泊するホテルに荷物を送る
ロスバゲを防ぐ別の対策方法は、荷物を直接ホテルに送ってしまう方法です。飛行機の便とは別便で荷物を送ることになるので、料金的には割高になりますが、飛行機の乗り継ぎを気にせずに、旅行を楽しみながら高い確率で荷物を手にすることができます。
また、格安の航空会社などを利用して、荷物料金は別途支払う時などは、ホテルに荷物だけを送ってしまうのもおすすめです。飛行機に荷物を預けるのにも料金がかかるので、その分の料金だと思って、ホテルに荷物を送ってしまいましょう。そうすることで、ロストバゲージを心配する必要はなくなります。
【対策⑤】古いタグやシールは剥がす
スーツケースに、以前のタグやシールがいっぱい貼っているままにしている人もいますが、この古いタグやシールが原因で、別の場所に荷物が行ってしまい、ロストバゲージになることもあります。
タグやシールは、荷物の宛先を記しているものなので、最新の物だけが必要になります。古いタグは邪魔になるだけすし、シールもどんどん汚くなっていきます。ロストバゲージの確率を減らす対策として、事前に古いものははがしておくことをおすすめします。
ロストバゲージ(ロスバゲ)した時の対処法を紹介!
言語の違う国で、自分がロストバゲージに遭ってしまったらどうすればいいでしょうか。ロストバゲージに遭う前に、自分ができる対処方法を知っておきましょう。対処方法を知っておくと、安心して行動できます。おすすめの対処方法を5つご紹介します。
【事前準備】荷物の写真を撮っておく
ロストバゲージに遭った時に、スーツケースの色や形、そして特徴などを職員に伝えることになります。ただし、自分の預けたスーツケースに特徴がなかったり、多くの人が使っているのと同じ色だったりすると、探す方もなかなか探せない状態になってしまうこともあるようです。
それで、荷物を預ける前に、自分のスーツケースの写真を撮っておくことをおすすめします。特徴のある部分や、傷のある部分などを中心に写真を撮っておいて、ロスバゲに遭ってしまった際にそれを職員に見せることで、荷物を探してもらえやすくなります。
【対処法①】空港カウンターで紛失したことを伝える
万が一、自分がロストバゲージに遭ってしまったなら、利用した航空会社のカウンターに行きましょう。その際に必要なものは、空港券とクレームタグです。クレームタグは空港券の半券の形で渡されます。多くの人が気づいていない半券ですが、自分の名前や内容を記載できるようになっています。
この2つを提出することで、すぐに職員が荷物を見つけてくれるようになります。また荷物引き換えのシールなどが貼られているものがあれば、それもあわせて提出しましょう。
【対処法②】手荷物紛失証明書(PIR)をもらう
空港の職員が荷物を探しても見つからない場合には、手荷物紛失証明書(PIR :Property Irregularity Report)の書類をもらい、添えに必要な情報を記載するようになっています。
記載情報としては、滞在先や連絡先、そして紛失したスーツケースの色や形、そして傷などの特徴を記載するようになっています。これら手荷物紛失証明書は、保険会社との交渉に必要なものとなります。
【対処法③】航空会社に補償内容を確認する
ロストバゲージに遭ったなら、航空会社が最低限の日用品の料金を補償してくれることがあります。航空会社によって差があるので、利用した航空会社に、どのような補償内容がアルのか、確認をしておくことをおすすめします。万が一、確認をしないならば、補償内容外の買い物をしてしまうこともあるからです。
着替えや洗面用具など、最低限の買い物をしたならば、購入した際のレシートをとっておきましょう。後々に、航空会社に提出が求められることがあります。
【対処法④】海外保険会社の保証について確認・連絡する
航空会社は、ロストバゲージの最低限の購入代金を補償してくれますが、海外保険はそれ以上のカバーをしてくれます。海外保険によって保障内容は違ってきますが、平均的に10万円ほどのカバーはしてくれる保険会社が多々あります。
ロストバゲージに遭ったならば、海外保険の内容を確認して、必要な手続きを早めにとることをおすすめします。また、高級な宝石やカメラなど、10万円の保証金の中でカバーできないものは、できるだけ手荷物として運ぶようにしましょう。
【対処法⑤】レシートを取っておく
航空会社や保険会社に必要なものを購入した証として、レシートは必須になります。レシートがない場合は、保険会社から補償の適用外とされたりすることもあるので、レシートは必ずとっておきましょう。
また、海外ではレシート発行のないお店もあります。そのような場合にも、必ず購入したことを証明するものをもらって、保管するようにしましょう。万が一、レシートや購入した証明が発行されない時は、その場所での購入を検討することをおすすめします。
ロストパゲージ(ロスバゲ)になった時の補償について!
ロストバゲージになった時のために、海外保険をどのように活用すればいいでしょうか。加入しておいてよかったと思える保険にも、いろいろな内容や補償があります。多くの人がどのように対処しているのか、見てみましょう。
クレジットカードの付帯保険で補償されるかも?
クレジットカードにもロストバゲージの補償がついていることがあります。海外旅行でクレジットカードを一枚以上持ち歩いている人も大勢いるので、一度、自分のクレジットカードの補償内容を見直しておくことをおすすめします。
またロストバゲージの補償が付いているクレジットカードは、ゴールドカード以上とされているクレジット会社もあります。クレジットカードの種類やカードのカラーによって保障内容が異なるので、注意してください。
海外旅行保険では航空機寄託手荷物遅延特約を付けよう!
海外保険の中には、荷物が到着しないなどのロストバゲージに巻き込まれた際の補償が付いているものがあります。「航空機寄託手荷物遅延特約」とされているものが、ロストバゲージに関係する保険内容のもので、万が一、ロストバゲージに遭ってしまったなら、見舞金として10万円程度補償してくれることがあります。
これら航空機寄託手荷物遅延特約のある海外保険は、数百円程度ですぐに加入できるので、渡航前にあらゆるトラブルを考えて、保険に加入することもいい対処方法となります。
ロストバゲージ(ロスバゲ)対策をしっかりとして海外旅行を楽しもう!
万が一、ロストバゲージに遭ってしまったときの対処方法や、旅行前にできる対処方法をご紹介しました。低い確率でも起きてしまうことがある事故なので、事前に自分でできる対策は、すべて行うことをおすすめします。