マックポテトを復活させるには？しなしなポテトを温め直しする方法

一番人気のサイドメニュー、マックポテト。にこやかにほほ笑む店員さんに、「ご一緒にポテトはいかがですか？」と聞かれて、NOといえる人は少ないのではないでしょうか。

カリッと揚がった細長いポテトは、出来立てが一番のご馳走。湯気が出るほどのホクホクのマックポテトを頬張れば、大人も子どもも笑顔になります。

そんな人気商品のマックポテトですが、時間の経過と美味しさは反比例。マックポテトが冷める従って、マックポテトに手が伸びるスピードは落ちて行きます。マックポテトが完全に冷めきって、しなしなのグニュグニュになったときには、思わず廃棄処分にしたくなるくらい。

あんなに美味しかったマックポテトが、どうしてここまで不味くなるのか、さっさと食べきってしまわなかった自分を恨みたくなりますが、いつもいつも、マックポテトをアツアツのまま完食してしまえるとは限りません。

冷めてしまったマックポテトを前に、戸惑った記憶がある人は少なくないでしょう。諦めて捨ててしまう？美味しくないのを承知でそのまま食べる？どちらもハッピーではありません。そんなときは、マックポテトを復活させる、裏技をお試しください。

マックポテト復活の必殺技さえ覚えておけば、もう冷めたマックポテトを前にため息をつく必要はありません。温め直しが面倒な人には、冷めたままのマックポテトを活用した、復活レシピもご用意しました。これでもう、冷めたしなしなマックポテトを恨めしく思うことはなくなります。

冷めたしなしなマックポテトを復活させる一つ目の方法は、手軽で簡単、魔法のマイクロウェーブボックス、電子レンジで温め直しする方法です。一番手間がかからず、子どもでもできる復活業なので、覚えておくと便利です。

冷めたしなしなマックポテトを、電子レンジで温め直しするなら、まず必要なものは、当然電子レンジ。いくら簡単に温め直しがしたいからといって、電子レンジがないのにこの方法は使えません。ターンテーブル付きのタイプでも、フラットタイプでもどちらでもかまいません。

電子レンジのワット数は、500wでも600wでも800wでも1000wでも1500wでも大丈夫です。ワット数が大きくなればなるほど電子レンジにかける時間は短くてすみます。

あと必要なものは、電子レンジに入れられる平皿とキッチンペーパーだけです。平皿は、マックポテトを広げられる十分な大きさがあるものにしてください。キッチンペーパーは、しっかりと油を吸収できる厚手の物をご用意ください。

まず、平らなお皿の上に、厚手のキッチンペーパーを敷きます。次に、冷めたしなしなマックポテトを、重ならないようにキッチンペーパーの上に広げます。あとは、お皿ごと電子レンジに入れ、タイマーをセットしてスタートボタンを押すだけです。

電子レンジはそれぞれくせがあり、場所によって加熱むらができます。とくにターンテーブルが付いたタイプの電子レンジは、中央に熱が集まりやすいので、マックポテトを広げるときに、中央を空けて、ドーナツ状にしておくと均等に温め直しができます。

それでも温まり方に偏りがあるときは、途中でマックポテトを混ぜると上手に温め直しができます。

電子レンジでマックポテトを復活させる際の最大の注意点は、ラップや蓋をしないことです。ラップや蓋をしてしまうと、蒸気の逃げ場がなく、温め直したマックポテトは、アツアツにはなっても、しなしなのままで、美味しさはす。

冷めたしなしなマックポテトを復活させる二つ目の方法は、誰でもきっと持っている、調理器具の基本、フライパンで温め直しをする方法です。火のそばにつきっきりにはなりますが、特別な物は何も必要ない、お手軽な温め直しの方法です。

冷めたしなしなマックポテトを、フライパンで復活させるために必要なものは、ずばりフライパン。これだけです。もちろん熱源は必要ですが、それはガスコンロでも、IHでも、電磁気でも、卓上コンロでも家にあるものでOKです。

フライパンも、鉄でも、テフロンでも使い慣れたものをご利用ください。

冷めたしなしなマックポテトを、フライパンで温め直しするのは、本当に簡単です。火にかける前の、冷たいままのフライパンに、冷めたしなしなマックポテトを入れます。

フライパンを中火にかけ、ときどき混ぜながら、根気よく温め直します。菜箸やへらで混ぜてもいいですし、なければフライパンをゆすったり煽ったりして全体がむらなく温まるようにしてください。

マックポテトの表面に油がにじんで、ちょっと茶色くなるくらいまで炒め揚げにするようなつもりで温め直します。程よく温まったら、キッチンペーパーに取り、油を切ります。

冷めたしなしなマックポテトを、フライパンを使って温め直しするときは、とにかく火から目を離さないようにしましょう。油が高温になるので、火事の危険性もありますし、何より、ちょっと油断すると、すぐに真っ黒に焦げてしまいます。

冷めたしなしなマックポテトも美味しくありませんが、焦げ焦げマックポテトは、とても食べられたものではありません。時間をかけてゴミを製造することがないように、気をつけてください。火加減も中火を守ってください。

冷めたしなしなマックポテトを復活させる方法の三つめは、フラットタイプのオーブントースターで温め直す方法です。大量に温め直しをする場合は、数回に分ける必要がありますが、しなしなマックポテトを、カリッと美味しく復活させるなら最強、最適の方法です。

冷めたしなしなマックポテトを、オーブントースターを使って復活させるときに必要なものは、フラットタイプのオーブントースターです。残念ながら、パンが焼けたらポンと飛び出す、ポップアップタイプのトースターは使えません。

トレイが付いているオーブントースターもありますが、アルミホイルを使うと手軽です。

オーブントースターを予熱しておきます。アルミホイルを軽く丸め、くしゃくしゃにしてから広げます。神経質にピンと伸ばす必要はありません。デコボコが残っているくらい、ラフに広げてください。

冷めたしなしなマックポテトを広げたアルミホイルに、重ならないように並べ、熱くなったオーブントースターに入れます。タイマーを3分～5分にセットし、様子を見ながら温め直します。

マックポテトの表面に油がにじみ、うっすらと色づいたらアルミホイルごと取り出し、マックポテトをキッチンペーパーにあけ、油を切ります。

オーブントースターは熱源が近く、火力も思いのほか強いです。うっかりするとすぐに黒焦げになってしまうので、タイマーは短めにセットし、様子を見ながら加減してください。マックポテトをのせるのはアルミホイルです。オーブンシートは使えないので気をつけてください。

短時間でカリッと美味しく温め直しができるオーブントースターは、超おすすめですが、欠点は一度に温め直しができる量が、極端に少ないこと。マックポテトSでも二回に分けないと難しいです。

一度に大量に温め直しがしたいなら、オーブンが便利です。オーブントースターよりは余熱と加熱に時間がかかりますが、オーブントースターほど時間を気にしなくてもいいので、急ぎでないならこちらがおすすめです。

冷めたしなしなマックポテトは、復活させる以外にも美味しく食べる方法があります。冷めたしなしなマックポテトを使った、おすすめのアレンジレシピをご紹介します。

冷めたしなしなマックポテトを、加熱済みのポテトと考えれば、応用は自由自在です。冷めたままのマックポテトに市販のホワイトソースをかけ、お好みでチーズとパン粉を振ってオーブントースターやグリル、オーブンで焼けば、あっという間にポテトグラタンの完成です。

スパニッシュオムレツは、炒め揚げにしたポテトがたっぷり入った、スペインの人気家庭料理。ポテトが柔らかくなるまで炒め揚げにするのは結構面倒で、時間もかかるのですが、冷めたマックポテトを使えば簡単です。仕上げにトマトソースを添えるとおしゃれでさらに美味しくなります。

いかがでしたか？冷めたマックポテトを復活させるのは、意外と簡単だと驚いたのではないでしょうか。これでもう、冷めたしなしなマックポテトを我慢して食べる必要はありません。温め直したり、アレンジしたりして、最後まで美味しく食べましょう。