ぷらっとこだまの値段や予約方法を徹底解説！キャンセル方法や注意点も！

「ぷらっとこだま」は、”こだま”にお得に乗れる「JR東海ツアーズの旅行商品」で、ぷらっとこだまのチケットと1ドリンク引換券がセットになっています。旅行商品といっても添乗員は同行せず、往復でも片道だけでも可能なので、きっぷ感覚で利用できます。

ただ、通常のきっぷとは異なるため新幹線専用改札口(有人改札)を通る必要があったり、当日購入ができなかったりと、いくつかの注意点がありますが、値段の割引率が高いので”こだま”の普通指定席やグリーン車に格安で乗れるのが最大のメリットです。

今回は、お得に東海道新幹線を利用できる「ぷらっとこだま」の値段や予約方法、利用方法、注意点などを徹底解説してまいりたいと思います。

ぷらっとこだまは、その名の通り”こだま号”にのみ乗車することが可能です。予約できるのは、指定席とグリーン車指定席で、自由席の利用は不可となっています。

各駅停車の”こだま”は、”のぞみ・ひかり”よりも時間はかかりますが、ぷらっとこだまを使えば通常運賃よりも安い値段で指定席やグリーン車に乗れるので、「時間はあるけど節約をしたい」「値段を抑えてゆっくり旅行を楽しみたい」という方におすすめです。

ただし、利用できる駅が 【東京・品川・静岡・浜松・名古屋・京都・新大阪】の8駅のみとなっており、予約区間内でも途中下車・途中乗車は不可となっていますので、予約する際には利用区間にご注意ください。 

ぷらっとこだまは、乗る時期「繁忙期・通常期」によって値段(大人料金のみ)が変わるのが特徴です。お盆休みや年末年始などが「繁忙期」となり、割引率が下がり、値段が高くなっています。

通常期に比べて、普通車指定席だと「1,000円～2,000円ほど」、グリーン車指定席だと「300円～1,600円ほど」の料金差があります。それでも、通常運賃よりは安く乗ることができるので、使うことが多い繁忙期に新幹線を利用する方にもおすすめです。

ただし、繁忙期は人気シーズンのため空席がなくなってしまう場合があります。特に往復での乗車をご検討の方は、早めの予約をしておくと安心です。

それでは、普通車指定席の値段をご紹介してまいりたいと思います。比較していただきやすい様に①普通車指定席(通常期)、②普通車指定席(繁忙期)、③通常運賃の3つの値段を記載いたします。

ただし、駅などで購入する時の料金である”通常運賃”も「通常期・閑散期・繁忙期」によって料金が異なるため、下記の表には、”通常期”の料金を記載しております。なお、閑散期は200円引き、繁忙期には200円増しとなります。

下記の表では一部区間を抜粋して記載していますので、記載されていない区間の値段についてはJR東海ツアーズのHPにてご確認ください。(※往復料金ではなく片道料金を記載しています)  

続いては、グリーン車の値段をご紹介いたします。普通指定席と同じく①グリーン車指定席(通常期)②グリーン車指定席(繁忙期)③通所運賃(通常期)の3つの料金を記載しています。

ぷらっとこだまのメリットのひとつですが、普通車指定席の値段に+1,000円～1,500円でグリーン車に乗ることができます。 通常運賃の普通指定席とほぼ同じ値段でグリーン車に乗ることが出来るので、ゆったりと旅を楽しみたい方は、ぜひ乗ってみてください。

ぷらっとこだまは”きっぷ”ではないため、駅の券売機やみどりの窓口で購入することはできません。また、「予約販売のみ」となっているため、当日購入も不可となっているのでご注意ください。

また、前述の通り予約可能区間が限られています。東京・品川・静岡・浜松・名古屋・京都・新大阪の8駅のみで、東京・品川-新横浜、静岡-浜松、京都-新大阪間の設定はありません。利用区間を必ず確認してからご予約ください。

ぷらっとこだまの予約方法ですが、①ネット(ぷらっとこだまの公式HP)、②JR東海ツアーズの店舗、③電話、④JTB各店・JTB総合提携店、の4つから選ぶことができます。

また、予約が完了すると、予約した日程・時刻・座席等が印刷された資料(以下、チケット)が届きます。チケットが届く方法と予約可能期間についても併せてお伝えしてまいります。

ネットで予約する場合は、「ぷらっとこだまのHP」で予約を行います。無料の会員登録が必要ですが、リアルタイムで空席状況がわかり、クレジットカードで決済を行うため、中々時間が取れない方やスマートに予約をしたい方におすすめです。

また、旅行予定日の空席を事前にネットで確認したり、値段の確認をすることもできるので、往復で予約できるか、値段がいくらくらいになるのか調べるのにネットを利用してみてください。

予約可能期間は、「1か月前(前月の同じ日)の11時～出発日の5日前」の「5:30～23:30」で、チケットは「郵送」での受け取りとなります。なお、予約完了とチケット発送のお知らせがメールで届くので、安心して利用することができます。 

ネットでの予約が不安な方や、旅行の相談をしたい方、現金での決済をしたい方は、「店舗」での申し込みがおすすめです。ほとんどの店舗が駅の中にあるため、アクセスしやすいのが嬉しいポイントです。

店舗での予約は、スタッフの方に空席や往復の値段なども調べてもらえるので、安心して利用できます。お近くにJR東海ツアーズの店舗あれば、ぜひ利用してみてください。

店舗での予約可能期間は「出発前日まで」で、「店舗」でチケットの受け取りができるので、急な旅行の予定が入ってしまっても予約することが可能です。ただ、空席が無い場合もありますので、早めに予約するのがおすすめです。 

インターネットでの予約は不安だけど、店舗に中々行くことができないという方は、「電話」での申し込みがおすすめです。利用区間のことや値段、空席照会など質問したい事項がある場合は、電話で相談しながら申込をすると安心です。

店舗と同じ様に相談しながら予約をすることができますが、決済方法はクレジットカードのみとなっていますので、現金で決済をしたい方は店舗での予約がおすすめです。

電話での予約期間は「1か月前(前日の同じ日)～出発日の2日前」の「10:00～18:00(年末年始を除く)」で、チケットは「郵送」か「店舗での受取」となります。なお、郵送でチケットを受け取る場合は、「出発日の6日前」までの申込となりますので、ご注意ください。 

ぷらっとこだまは、「JTB各店・JTB総合提携店」でも申し込みが可能です。よくJTBを利用している方や近くにJR東海ツアーズの窓口が無い方におすすめです。なお、一部取り扱っていない店舗もありますので、購入希望店舗に電話で問い合わせてから行くと安心です。

JTBでぷらっとこだまを購入する際には、空席確認をはじめ、予約申し込み、購入、チケット受け取りまですべて店頭での手続きが可能です。予約は「前日」まで可能ですが、予約開始期間はJTB店舗へ直接ご確認ください。

ぷらっとこだまを購入した後に、日程や時刻の予定が変わってしまった場合など、予約の変更をしたい時があると思います。しかしながら、ぷらっとこだまは予約後の変更が不可となっています。

予約内容を変更したい場合、どのような流れになるのか、ご紹介いたします。

ぷらっとこだまを購入後、「利用日・利用列車・利用区間・座席の変更」はすべて「不可」となっています。予約内容を変更したい場合は、申込済みの予約を一度キャンセル後、改めて空席確認の上、予約をし直す必要があります。

また、万が一乗り遅れてしまいそうな時や自由席を利用したい時でも 予約の変更ができない関係上、キャンセルを申し出なければなりません。

予約をキャンセルするには、予約方法(ネット・電話・店舗)により申し出をする場所が異なりますので、下記の表をご参考ください。

 予約をキャンセルした場合、取消日によっては手数料である「取消料」が発生し、払い戻し金額は取消料を差引いた金額となります。また、払い戻しが可能なのは、「予約した新幹線が発車する前まで」となっていますのでご注意ください。

なお取消日は、乗車日の前日からカウントして、「キャンセル手続きが受け付けられた日」となりますので、予約の変更やキャンセルが決定した場合は、早めの手続きがおすすめです。

また、上記の表にも記載しておりますが、クーポンをすでに受け取っている場合は、すべて返却する必要があります。クーポン返却しないと、返金ができなくなってしまうため、注意が必要です。郵送で返却する場合は、配送記録が残る方法で返送しましょう。 

続いては、ぷらっとこだまを予約・キャンセルする際に注意したいポイントをご紹介いたします。往復料金やネット・電話・店舗での予約可能期間、キャンセル方法、空席情報、その他の注意事項など、予約する前に知っておきたい事項をお伝えいたします。

 旅行の往路・復路ともに新幹線を使って往復する場合は、ぷらっとこだまよりも”往復新幹線(のぞみ)とホテルの同時予約”のセットプランの「新幹線ホテルパック」がおすすめです。

新幹線ホテルパックで予約したホテルと同額の宿泊料金+往復料金を計算し、片道料金を比較してみると、「ぷらっとこだまの片道料金」より、「新幹線ホテルパック(のぞみ)の片道料金」の方が安くなっています。

往復の新幹線を同時に予約できる上、実質の往復料金が割安になっている為、宿泊を伴う旅行の場合には、「新幹線ホテルパック」を利用してみてください。下記の表は、「東京-新大阪」間の「往復料金+1泊(￥6,500)」でそれぞれの料金を比較しています。 

さきほど予約可能期間についてもご紹介していますが、「ネット・電話・店舗・JTB」4つの申込方法と予約可能期間を下記の表にまとめています。予約可能期間内でも空席がなくなってしまう場合もありますので、あらかじめご注意ください。

なお、JTBで予約をご検討の方は、来店前にぷらっとこだまを取り扱っているか、いつから予約可能かなど、事前の問い合わせがおすすめです。

また、JR東海ツアーズが予約方法の案内をこちらのページで紹介していますので、「ネット・電話・店舗・JTB」のどれで申し込むか決定された方は、アクセスしてみてください。 

さきほどもお伝えしたとおり、ぷらっとこだまは「予約の変更が不可」となっているため、日程や時間などの変更をしたい場合は、一度キャンセルをする必要があります。

キャンセルが可能なのは、「予約後」から「予約した新幹線が出発する前まで」となり、予約した時刻を過ぎてしまうとキャンセルが出来なくなってしまうので、ご注意ください。こちらにもキャンセル料をまとめた表を記載いたします。

ぷらっとこだまの空席状況を確認するには、ネット(JR東海ツアーズ公式HP　空席情報ページ)でチェックするのがおすすめです。リアルタイムで空席状況が更新されているうえ、運行時間も確認できます。

申込みを電話や店舗でされる予定の方でも、一度ネットで空席情報をチェックしておくと安心です。また、予約の変更等でキャンセルをされている方も、キャンセル前に空席情報を確認するのがおすすめです。

所々に注意点について触れてまいりましたが、改めて下記の表にまとめたいと思います。また、上記でお伝え出来なかった注意点の詳細についても記載いたします。

利用するにあたって、細かい注意事項がありますので、予約する前によく確認し、支障がないと判断してから予約のがおすすめです。

ぷらっとこだまについてご紹介してまいりましたが、いかがでしたか？最後にご紹介したように、いくつかの利用制限(注意点)がありますが、これが差し支えなければ格安でこだまに乗れる、魅力的なチケットです。

旅行先までの新幹線の旅を楽しんだり、交通費を節約したりと用途は様々。ぜひぷらっとこだまを事前予約して、いろいろな場所へお出かけしてみてください。