サンクゼールの丘は長野のおすすめスポット！ワイナリーやレストランを紹介

サンクゼールの丘はヨーロッパの田舎のような雰囲気の中でのんびり過ごせる、ワイナリーやデリカテッセンなどが揃ったおすすめスポットです。美しい長野の自然の中でゆったりとした時間を過ごしてみませんか？

この記事では、長野県飯綱町にあるサンクゼールの丘の魅力をたっぷりご紹介します。

サンクゼールの丘は長野県のおすすめスポット。ワイナリーを中心に、ジャムや輸入食材を販売するデリカテッセン、ここで製造されたワインと地元の食材が楽しめるレストランなどがあります。各種イベントも豊富で、一日中ゆったりと過ごせる場所として人気です。

日本アルプスに囲まれた小高い丘の上では、まるでフランスの田舎のような雰囲気。のんびりした時間を過ごせそうなスポットです。

サンクゼールの丘があるのは、長野県飯綱町の丘の上です。斑尾川の流れによって形成された丘の上にあるので、見晴らしも抜群。南東には長野盆地が広がり、北西には戸隠連山が峰を連ねています。

飯綱や戸隠と言えば昔から忍者の里として有名ですが、ここサンクゼールの丘はまるでヨーロッパのような雰囲気で、いままでの飯綱のイメージを覆す新たなスポットです。

丘の斜面にはブドウ畑や果物畑が広がっていて、まるでフランスの片田舎に来たような、のどかで美しい景色を楽しめます。

サンクゼールの丘のショップで売られている商品の中では、ワインやシードル、ジャム、パスタソースが人気です。特にワインは目玉商品で、長野のブドウ栽培に合った気候がおいしいワインを作り出しています。

また、長野県といえば果物も名産ですが、こちらのサンクゼールの丘でも白桃やラ・フランスなどのおいしい果物をそのまま使ったジャムが製造されています。

サンクゼールの丘にはレストランと、本店ショップ・久世福商店本店の2つのお店があります。

レストランでは自家醸造のワインと地元の野菜を楽しめるほか、ショップではワインを買うこともでき、そのほかジャムやパスタソース、ソーセージなどを購入することも可能です。

久世福商店は他のスポットとは違って和をコンセプトにしたセレクトショップです。長野県内だけではなく、日本全国から集めた「うまいもの」が集まっていて、サンクゼールの丘が生産者と開発したオリジナル商品もあります。

ここからは、サンクゼールの丘のおすすめスポットをご紹介します。

サンクゼールの丘のメインスポットは大きなワイナリーです。シャルドネの白ワイン「サンクゼールシャルドネ」を筆頭に、本店ショップ限定で手に入る赤ワイン「チャペルヴィンヤード」、伝統的な製法で作られた発泡ワイン「サンクゼールブリュット」などがあります。

また、長野の名産でもあるリンゴで醸造された発泡リンゴ酒シードルも飲みやすくて人気の商品です。

2001年、スロベニアで開催されたリュブリアナ国際ワインコンテストで金賞を受賞するなど、数々の国際コンクールでも評価されたサンクゼールの丘のワインは、ますます進化を続けています。

そんなサンクゼールの丘のワインをその場で楽しめるのがサンクゼールワイナリー•レストランです。レストランでは自家醸造のワインの他、自家製の野菜や地場野菜を中心にした、ワインに良く合うお料理に舌鼓を打つことができます。

もちろんお肉も充実。信州産牛肉、鶏肉、豚肉のほか、鹿肉も味わえるバリエーション豊かなメニューが人気です。自家製ベーコンや自家製ヴルスト（ドイツ風ソーセージ）もおすすめです。

2人から注文可能なシェフのお任せセットも人気のコースです。前菜、スープ、メイン、デザートの軽めのコースで、旬の野菜をふんだんに使った料理を楽しめます。

サンクゼールの創業者である久世良三氏のお父さんが東池袋で経営していた久世商店は、サンクゼールの原点です。昭和の先駆者としてソース、ケチャップなど、洋風調味料を扱っていた久世商店の理念を引き継ぎ、久世福商店では日本全国の「うまいもの」を取り扱っています。

糀を使用した発酵醸造食品を中心に、海外市場を視野に入れた和食文化を開発・販売しています。その展開は長野県にとどまらず、バイヤーが日本全国を足で歩いて買い付けた商品や、プロ仕様と一般消費者の買いやすさを両立したPB商品を発信しています。

特におすすめの商品は、かつお節、いわし煮干、宗田節、昆布などを独自の配合で調整した「毎日だし」。すべて国産原料を使用しており、無添加なので、小さなお子さんのいる家庭へのプレゼントとしても喜ばれそうです。「毎日」の名前のとおりお手頃価格なのも魅力。

サンクゼールの丘で醸造されているワインは、大きく分けて自家農場でぶどうから育てたワインと、長野や北海道のこだわり農場から仕入れたブドウで作ったワインの2種類です。

どちらも自家醸造で、それぞれ個性豊かな風味が人気です。

果樹の栽培とジャムの製造から始まったサンクゼール。それが軌道に乗り始めた頃、創業者夫妻が旅行で訪れたのが、フランスのノルマンディー、ボルドー、ブルゴーニュ地方などのワインの産地でした。

人里離れた田舎で世界的なワインが製造される様子を目にした創業者夫婦は感銘を受け、日本の長野でも同じことを試みます。こうして発足したのが斑尾高原農場（現・サンクゼールの丘）でした。それ以来、サンクゼールの丘はワイン造りに真剣に取り組んでいます。

サンクゼールの自社ぶどう園は、全面積約10haの広さです。チャペルヴィンヤード、戸谷峰ヴィンヤード、ワイナリーヴィンヤードの3つの地区に分かれており、それぞれ特色のあるワインの原料が生産されています。

植えられているのは、白ワインの原料となるシャルドネを中心に、サン・ローラン、メルロー、カヴェルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、ピノ・ノワールなどフランス系のブドウの品種で、土地や日当たりを考慮して育てられています。

また、リースリングやミュラー・トゥルガウなどのドイツ系品種もあり、今後の発展が楽しみなワイナリーでもあります。

サンクゼールの丘に来たら、ぜひワイナリーツアーに参加することをおすすめします。1日3回通年で行われており、無料で参加でき、所要時間は約15分です。本店隣接のぶどう畑とワイン醸造所をワイナリースタッフの方が案内してくれます。

ヴィンテージワインを含む数種ワインを試飲できる「アカデミック ヴィンヤードツアー」は更に特別なワイナリーツアーです。要予約で有料ですが、ワインの造り手に栽培から醸造までしっかりとお話を聞ける、魅力たっぷりのツアーです。

サンクゼールの丘ではイベントも豊富に開催されています。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

サンクゼールの丘では結婚式もできます。美しい風景の中で一日一組、年間20組限定の贅沢なウェディングは、一生残る最高の思い出になりそうです。

サンクゼールの丘のチャペルは牧師さんや伝道師さんがいる本物の教会です。最大100名までの収容人数で、ハモンドオルガンとフルート、コーラスによる演奏も本格派。厳かな式にしたい方におすすめです。

また、ワイン畑でのガーデン挙式は、緑に囲まれて花嫁さんのドレスがひときわ映える素敵な式が実現できます。大自然の中で行われる式では、ゲストも自然と笑顔に。長野県内でも人気のウェディング会場です。

ギフトやお料理ももちろんサンクゼールの商品やメニューを使えます。おいしい料理に舌鼓を打ってもらい、おみやげには手づくりジャムやソースをプレゼント。みんなが笑顔になる式を、サンクゼールの丘が演出してくれます。

サンクゼールの丘では多彩なイベントも行われています。中でもおすすめなのが、秋に行われるブドウの収穫祭とワインフェスタです。ブドウの収穫祭では、ブドウの収穫体験ができるほか、ワイン畑での爽やかなランチも楽しめます。

ワインフェスタは年に一度のお楽しみ。なかなか飲む機会の少ない発酵途中のワインを試飲したり、特別なワイナリーツアーが開催されたり、ジャムやソースの試食があったり、いつもと違ったサンクゼールの丘を体験できます。

一方、もう一つの目玉商品であるりんごの発泡酒「シードル」は5月のGWにりんごの新酒を祝うイベント「シードルガーデン」でお披露目されます。リンゴ酒は自家農園で育てたリンゴで作られる爽やかな発泡酒なので、イベントで試飲してみるのもおすすめです。

その他、ガーデンヨガや野外ライブなどのイベントも数多く開催されているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

サンクゼールの丘のレストランではランチやディナー、カフェイベントが行われます。

ヴィニュロンと呼ばれるワインの造り手たちが主催するディナーイベントは、その中でも特に人気のイベントです。前菜2皿・メイン・デザート、それぞれの料理に合わせたワイン4種がサーブされ、ワインと料理のマリアージュを心ゆくまで楽しめます。

もう一つおすすめのイベントは、季節ごとの喫茶イベントです。レストランのテラスでのんびり景色を眺めながら、一人1,500円でジュースや各種カクテル、ワインなどが飲み放題。別料金でお料理もオーダーできるので、ゆったりとした時間を過ごせます。

ディナーイベントは送迎もあるので（要予約）、お酒を飲んでも安心です。ちょっと特別な日の小旅行デートにもおすすめです。

サンクゼールの丘は長野県飯綱町の丘の上にあります。最寄り駅はしなの鉄道北しなの線の牟礼駅ですが、そこからも徒歩45分とかなりの道のり。トレッキングも兼ねて行ってみたいという方を除けば、アクセスには車かタクシーが便利です。

近隣のターミナル駅であるJR長野駅からは、県道60号線を経由して車で約40分です。

しなの鉄道北しなの線の牟礼駅からは車またはタクシーで6分程度です。各種イベントの中には牟礼駅間の送迎を予約できるものもあるので、事前に公式サイトをチェックしてみることをおすすめします。

サンクゼールの丘はフランスの田舎町のような雰囲気の、ワイン畑とワイナリーを中心とした人気のスポットです。戸隠連山と長野盆地の中間に位置していて、ブドウ畑が広がる丘の上からは、長野の絶景が見渡せます。

ワイナリーでは数々の国際コンクールで受賞したワインを製造していて、レストランでお料理と一緒に味わったり、ショップで購入することも可能です。他に長野の名産でもあるリンゴのお酒「シードル」や、様々なジャム、自家製ハムやソーセージも製造しています。

長野の自然に囲まれた土地ならではの、おいしいものを一堂に集めたサンクゼールの丘で、のんびりゆったり素敵な一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。