治安が良い・悪い国ランキング!世界で日本より治安がいい国はどこ?
海外に行く際にまず気になるのは「治安」です。治安が悪いと言われている場所は避けたいものです。また、日本は世界でも治安が良いとされていますが、日本よりも治安が良いとされる国もあります。治安が良い国ベスト10と治安が悪い国ベスト5を紹介します。
目次
世界の治安が良い・悪い国を紹介!
2019年世界平和度指数を元に、ランク付けされたものです。イギリスのエコノミスト紙が世界163か国を対象に、どのくらい平和であるかを示したものです。
国内紛争や治安の悪い、軍事力などの要素が大きい国は指数が高く、小さい国は指数は低くなります。
治安が良い国ランキングTOP10
それでは、 2019年の世界平和度指数を元に、治安が良い国ランキング10を見て行きましょう。
ランキング10の国々は、外務省海外安全渡航ホームページでも、治安が悪く危険情報や感染情報が出ていない国々です。
どこの国が一番治安が良いと言われているのか、日本が何位に入っているのか気になりますね。
第10位.世界遺産がたくさん!「チェコ(ヨーロッパ)」
世界的にみても治安の良さは上位に入ります。しかし、治安が悪い犯罪や危険が0という訳ではありません。車上荒らしや窃盗、ドラッグなどの危険性は日本よりも高いのです。
ヨーロッパ内で比較しても治安の良いチェコ。荷物は体から離さない治安が悪い危険そうな場所には近寄らないなど基本的な事を注意していれば安全に旅行できます。
チェコの世界遺産
- プラハ歴史地区
- チェスキー・クルムロフ歴史地区
- テルチ歴史地区
- ゼレナー・ホラの聖ヤン・ネポムツキー巡礼教会
- クトナー・ホラの聖バルボラ教会のある歴史地区とセドレツの聖母マリア大聖堂
- レドニツェとヴァルティツェの文化的景観
- クロムニェジーシュの庭園と城
- ホラショヴィツェ歴史地区
- リトミシュル城
- オロモウツの聖三位一体柱
- ブルノのドゥーゲントハット邸
- トシュビーチのユダヤ人地区と聖プロコピウスのバシリカ
- エルツ山地鉱業地域(ドイツと共有)
- クラドルビ・ナト・ラベムの儀礼用馬車馬の繁殖と訓練の景観
第9位.独自の文化が外国人に人気!「日本(アジア)」
日本でも治安が悪い事件や犯罪はあります。でも、世界的に見るとやはり治安は良く、ランキング10に入っています。
世界から見ても、日本への渡航者に対して「安全な国」と紹介されているようです。治安の良さに加え、日本独自の文化やインフラ、清潔さは外国人から評価されていると言って良いでしょう。
外国人に人気が高い日本の観光地
- 伏見稲荷大社
- 広島平和記念資料館
- 東大寺
- 宮島
- 新宿御苑
- 高野山奥之院
- 三十三間堂
- 金閣寺
- 鎌倉長谷寺
- 日光東照宮
第8位.中世の街並みが綺麗「スロベニア(ヨーロッパ)」
旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国だったクロアチアは、イタリア、オーストリア、クロアチア、ハンガリーに四方を囲まれた国です。
周囲の国に比べると、日本では知名度の低い国ですが、ランキング10入りするくらい情勢が安定している国です。
面積は日本の四国ほどの小さな国ですが、温泉がたくさんあり、自然の美しさは有名です。
スロベニアの見どころ
- 美しい港町ピラン
- 湖畔の街ブレッド
- リュブリャナ城
- トリグラウ山
- ポストイナ鍾乳洞
- プレジャマ城
- タルティーニ広場
- 洞窟のプレジャマ城
- ブレッド湖
- 現代史博物館
第7位.近未来的な建物が並ぶ「シンガポール(アジア)」
東南アジアのシンガポールは、日本からも手軽に行ける距離です。ランキング10では日本より上位になりました。清潔で治安が良い国で、悪い犯罪件数は日本よりも少ないのです。
薬物の取り締まりがとても厳しいことや 夜間(22:30~翌7:00)までは公共の場でアルコールの飲酒が禁止されています。
他民族国家なため、チャイニーズのお祝い、ムスリムのお祝い、ヒンディのお祝いと、宗教によって祝日が異なります。これらの祝日は毎年変わるので、渡航前にチェックしておくと良いでしょう。
シンガポールの見どころ
- ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
- ユニバーサルスタジオシンガポール
- シンガポール・フライヤー
- サンズ・スカイパーク(マリーナ・ベイ・サンズ)
- アジア文明博物館
- ナイト・サファリ
- カトン地区
- インディア・ストリート
- アラブ・ストリート
第6位.大自然の絶景が見られる「カナダ(北米)」
ランキング10の6位は、自然の多い北アメリカに位置するカナダ。カナダの治安も安定していて良いと言われています。
しかし、同じ都市でも治安が良い地域と治安が悪い地域があります。スリや強盗などの他にも、麻薬に関連する事件や性犯罪も起こっています。
夜間の一人歩きはしない、治安が悪そうな地域には近づかないなどの注意は必要になります。
カナダの大自然おすすめ
- バンフ国立公園
- マリーン湖
- コロンビア大氷原
- ナイアガラの滝
- グロス・モーン国立公園
- イエロー・ナイフ
- ペイトー湖
- メープル街道
- ウィスラー・ブラッコム
- クリフウォーク(渓谷つり橋)
第5位.おとぎの国で有名な「デンマーク(ヨーロッパ)」
昔からあるカラフルな建物が並ぶデンマークは、まるでおとぎの国に迷い込んだような気分になります。
ランキング10で上位5位のデンマークは、治安が良く安心して旅行できる国と言って良いでしょう。
ただし、他の治安の良い国と同様に注意は必要になります。また、薬物中毒が増えていることや、移民問題などの治安の悪さにも注意を払う必要がありそうです。
最新の治安情報を常にチェックするようにしましょう。
デンマークの見どころ
- レゴランド・ビルン
- チボリ公園
- フレデリクスボー城
- オーデンセ
- ストロイエ
- ローゼンボー離宮
- アマリエンボー宮殿
- アンデルセン像
- 人魚姫の像
- 救世主教会
第4位.アルプスの壮大な自然がある「オーストリア(ヨーロッパ)」
犯罪率は日本より低く、一部の地域を除いては日本以上に治安が良い国と言えるでしょう。ランキング10でも日本より上位です。
しかし、治安の良い悪いとは別に、トラブルや犯罪に巻き込まれないための注意は常に必要です。
スリや置き引き、性犯罪などに合わないよう、貴重品の管理や夜の一人歩きを避けた方が良いでしょう。
また、 オーストリアではクレジットカードやデビットカードの支払いが主流です。犯罪やトラブルに巻き込まれないように、多額の現金は持ち歩かない方が良いです。
オーストリアの大自然見どころ
- ホーエ・タウエルン国立公園
- ゲソイエ国立公園
- シーダーヴァイアー湖
- アルムタール渓谷
- ハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観(世界遺産)
- ファイブ・フィンガーズ展望台
- グロース・グロックナー(山岳道路)
- クリムルの滝
- グリーンレイク
- ワッハウ渓谷(世界遺産)
第3位.大航海時代の名残がある「ポルトガル(ヨーロッパ)」
ランキング10の第3位は、ポルトガルです。西ヨーロッパの中では治安の良い国です。昔のままの姿の歴史ある街並みが残る国で、「鉄砲伝来」など日本との関係がとても深い国です。
しかし、スリが多い地域や、薬物の売買がある地域もあります。ポルトガルもクレジットカードでの支払いが主で、多額の現金を持ち歩くのはあまりおすすめしません。
犯罪に巻き込まれない注意は必要です。
歴史的建造物や地域のおすすめ
- アルファマ地区
- ジェロニモス修道院
- ベレンの塔
- ロカ岬
- レガレイラ宮殿
- ペーナ宮殿
- リベイラ(世界遺産)
- アルマス聖堂
- ディアナ神殿
- レロ書店
第2位.自然豊かな「ニュージーランド(オセアニア)」
人の数より羊の数が多いと言われるニュージーランドは、ランキング10の第2位です。治安が良い国と言って良いでしょう。
壮大な自然をもつ島国で国立公園の数はなんと14個。北島に4つ、南島に9つ、そしてスチュアート島に1つあります。
世界的に治安の良いニュージーランドは銃などの凶悪犯罪は少ないものの、空き巣、車上荒らし、置き引き犯罪は起こっています。
治安の悪い地域や人通りが少ない地域に近寄らない、夜間の繁華街は避けるようにした方が良いでしょう。
また、 ニュージーランドでもデビットカード(エフトポス)での支払いがメインで、多額の現金を持ち歩く人は少ないようです。
ニュージーランドの国立公園
- フィヨルロランド国立公園
- マウントクロック国立公園
- トンガリロ国立公園
- アーザースパス国立公園
- マウントアスパイアリング国立公園
- パパロア国立公園
- ラキウラ国立公園
- タイ・ポウティニ国立公園
- アベルタスマン国立公園
- テ・ウレウェラ国立公園
- エグモント国立公園
- ワンガヌイ国立公園
- ネルソン・レイクス国立公園
- エイベル・タスマン国立公園
第1位.火と氷の国「アイスランド(ヨーロッパ)」
ランキング10第1位はアイスランドです。アイスランドでは、人が起こす犯罪よりも天候に注意した方が良いと言われています。
ランキング10のトップである理由の1つに、人口数が関係しているとも言われますが、安心して旅行ができる国と言って良いでしょう。
ただし、貴重品などの管理を怠らないようにする必要はあります。また、変わりやすい天候に備えた準備をするようにしましょう。
アイスランドの見どころ
- ブルーラグーン
- セリャラントスフォス
- スコウガフォス
- ヴァトナヨークトル氷河
- シングヴェトリル国立公園 (世界遺産)
- グトルフォス (世界遺産)
- ゴーザフォス
- スカフタフェットル国立公園
- エイヤフィヤトラヨークトル火山
- ストロックル間欠泉
治安が悪い国ランキングTOP5
治安が良い国がある一方で、治安が悪いと言われている国々を紹介します。 2019年の世界平和度指数を元に 、治安が悪い国ランキング5を見てみましょう。
治安が悪いワーストランキング5の国々は、外務省海外安全情報ではレベル4の避難勧告が出されてる治安が悪い地域です。
第5位.テロや戦争の危険性がある「イラク(中東)」
治安が悪いイラン全域にわたり、避難勧告が出されて、現在もアメリカの空爆などの危険があります。
とても美しい街で見どころはたくさんありますが、治安が悪いのが改善されるまで渡航は避けた方が良いでしょう。
また、イランはイスラム国家です。イスラム教徒は私たち日本人と大きく異なる習慣を持っています。
将来、渡航できるようになっても、治安が悪い国境近くには近寄らない、イスラム教徒のことを事前に調べて行く必要があります。
第4位.テロ攻撃が頻発に起こる「イエメン(中東)」
治安が悪いイエメンでは、政府と反勢力の間で戦闘が続いています。また、イスラム過激派組織によるテロ事件や誘拐事件が現在も起きています。
外務省危険渡航情報でも、イランと同じくレベル4の避難勧告が出されています。日本大使館も2015年にイエメン国内を閉鎖して、サウジアラビア日本大使館内に移動しています。
治安が悪いイエメンへの渡航は絶対に避けるべきです。
第3位.2011年に独立した「南スーダン(アフリカ)」
2011年にスーダンから独立した南スーダンは、現在世界で一番若い国です。しかし、独立後わずか2年で内戦が起こりました。
情勢は現在も悪化していて、南スーダンの難民問題は世界的問題となっています。元々は民族間の争いでしたが、国家が崩壊してもおかしくない状況です。
また、長引く内戦の結果、食糧難も問題となっています。
第2位.内戦により崩壊した「シリア(中東)」
治安が悪い国シリア難民のニュースは日本でも報道されます。情勢が不安定な中東ですが、治安が悪いシリアは国民が国外に出るほど危険な地域と言って良いでしょう。
外務省危険渡航情報でも、シリア全土にわたってレベル4の避難勧告が出ています。治安が悪いのは陸地だけでなく、民間航空機もシリア上空を避ける状況です。
日本人も犠牲になっており、反政府勢力のテロの可能性は依然高いのが現状です。
第1位.内戦状態が続く「アフガニスタン(中東)」
西のヨーロッパ、東のアジアの交流地点、シルクロードの中間地点のアフガニスタンは、文化も人種も混ざり合った魅力的な国です。
しかし、アフガニスタンを支配していたソ連が撤退した1989年頃から内戦が始まり、現在もアフガニスタン政府とタリバーンの内戦状態です。
また、アフガニスタンに日本人が入国するにはビザの取得が必要ですが、治安が悪いため日本人のビザの取得は制限されています。
そのため、ビザの取得も難しいのが現状です。治安が良くなるまで入国は不可だと思っていて良いでしょう。
日本からの観光旅行でおすすめの国は?
大手旅行会社が公表している海外旅行人気国は、 根強い人気のハワイや親日国の台湾が上位に入っています。スペインやイタリアなどのヨーロッパ、サイパンなどのビーチリゾートも人気が高いです。
お手頃価格でいくなら東南アジアもおすすめです。タイやベトナム、マレーシアは人気が高い国です。
また、ビザが不要になったり、直行便が就航を始めた国もおすすめです。ロシア、ネパール、イスラエルなど、今まで行きにくかった国にも手軽に行けるようになりました。
オリンピックを機に直行便が出来たり増便されることもあるので、チェックしておくのがおすすめです。
渡航前は治安状況をしっかり確認してください。
人気観光地のランキングTOP10
日本人に人気が高い観光地、その治安はどうなのでしょうか。人気が高い国の中でも治安の良いと言われる国、ランキング10を紹介します。
- 台湾
- マカオ
- タイ
- マレーシア
- フィリピン
- バリ
- ハワイ
- グアム
- オーストラリア
- スペイン
安全情報をしっかり確認しましょう
治安の基準はそれぞれですが、世界の国々には治安の良い国、治安の悪い国があります。旅行の際はできるだけ多くの情報を集めることが大切です。
治安情報を必ず確認して、安全に旅行することを心がけましょう。