アクリル絵の具はダイソーがおすすめ!色の種類や便利な使い方を紹介
色が綺麗で誰でも簡単に扱えるアクリル絵の具。100均のダイソーでも手るのをご存知ですか。画材屋のアクリル絵の具にも引けを取らないダイソーのアクリル絵の具は種類も豊富。アクリル絵の具と一緒に手に入れたい100均の便利グッズについてもご紹介します。
目次
ダイソー(100均)で買えるアクリル絵の具を紹介!
イラストやクラフトなど、いろいろな用途に使えるアクリル絵の具。取り扱いも簡単で、画材としては値段も安く、愛用している人も多いです。そんな人気のアクリル絵の具が、なんと100均のダイソーでも手に入ります。
ダイソーでは、どんなアクリル絵の具が手に入るのでしょうか。ダイソーで取り扱っているアクリル絵の具の種類や、おすすめの関連商品、使用例などをご紹介します。話題の画材、アクリルガッシュももちろんあります。
ダイソーのアクリル絵の具やアクリルガッシュを使って、自分らしい作品作りにチャレンジしてみませんか?
アクリル絵の具とは?
アクリル絵の具の説明をする前に、絵の具と聞いて、まず頭に思い浮かぶのは何でしょうか。多くの人が最初に思い浮かべるのが、水彩絵の具(水性絵の具)です。水彩絵の具は、顔料にバインダー(展色材)となるアラビアゴムを練り合わせて作る、水溶性のとても扱いやすい画材です。
次に有名な絵の具は、油絵具です。名画と呼ばれる絵画の多くが、油絵具によって描かれ、現代に残されています。油絵具は、顔料に油を使う、遅乾性の画材です。重ね塗りをしたり、削ったり凹凸をつけたりと独特の雰囲気を演出することができるます。
アクリル絵の具とは、水彩絵の具の扱いやすさと、油絵具の表現力を兼ね備えた、アメリカ生まれの新しい画材です。バインダーにアクリル樹脂を使うことで速乾性を高め、さらに耐水性、耐久性にも優れた人気の画材です。
水彩絵の具や油絵具は、紙やキャンバスに使用することが前提で、ほかの素材の塗装には向きませんが、定着性が強く、劣化しにくいアクリル絵の具は、紙以外の素材の塗装や、屋外での使用も可能です。
アクリル絵の具とアクリルガッシュの違い
1955年ごろ誕生したアクリル絵の具。わずかな艶感と透明性があり、高発色。さまざまな素材に塗ることができ、しかも扱いやすいと、一見完璧に思えるアクリル絵の具ですが、色によって発色にムラがあるのが難点です。
同じころ開発された不透明水彩絵の具のポスターカラーは、色むらもなくマットな質感が魅力的ですが、水溶性のバインダーを用いているため耐水性に難があり、プラスティックなどの塗装には不向きです。
アクリル絵の具とポスターカラー、この二つの画材の欠点を克服したのが、1982年に誕生したアクリルガッシュです。アクリルカラーのような艶のある鮮やかな発色性はなく、ポスターカラーのような不透明でマットな質感を表現。色ムラがなく、もちろんどんな素材にも塗ることができます。
艶があって綺麗なアクリル絵の具と、マットで深みがあるアクリッルガッシュ。好みによりますが、扱いやすさはどちらも同じ。何にでもペイントできる点、耐水性があり、劣化に強いことも同じです。
時間が経っても色の変化が少ないのはアクリル絵の具ですが、隠ぺい性が高いのはアクリルガッシュです。好みや目的に応じて使い分けてみてください。
ダイソーのアクリル絵の具
人気の画材アクリル絵の具。100均のダイソーで手に入れられるアクリル絵の具にはどんなものがあるのでしょうか。
定番カラーが勢ぞろい「アクリル絵の具」
ダイソーでは、アクリル絵の具の赤、黒、青、緑、黄、茶、白などの定番カラーが揃っています。100均なので、当然1つ100円(税抜き)。1色ずつのばら売りなので、欲しい色を欲しい分だけ購入することができてとても便利です。
ラミネートチューブ入りのアクリル絵の具は、25mlと、容量も多すぎず少なすぎずでとても扱いやすくおすすめです。
キラキラ可愛い「ラメ入りアクリル絵の具」
ダイソーには、アクセサリーや小物作りに活躍しそうな、キラキラのラメが入った可愛いアクリル絵の具もあります。ラメ入りアクリル絵の具も100均らしく、ちゃんと100円(税抜き)なのが嬉しいです。ピンクやイエロー、ブルーなど綺麗でかわいい色味が揃って25ml入り。
ラメ入りアクリル絵の具だけを使うのではなく、艶のあるアクリル絵の具をベースに、アクセントにラメ入りアクリル絵の具を使ったりするのもおすすめです。
幅広く使える「アクリルガッシュ」
そして今話題の画材アクリルガッシュ。おしゃれでポップな作品作りには、圧倒的な威力を発揮します。本格的な画材屋さんに行かなくても、100均でアクリルガッシュが買えるなんて驚きです。サイズはアクリル絵の具と同じ25ml入り。アクリルガッシュは色によってはアクリル絵の具の代用になります。
ブラウンなどシックな色味が中心で、アクリル絵の具の色揃えには劣りますが、レトロ調の作品作りにはぴったりです。艶々としたきれいなアクリル絵の具とキラキラ可愛いラメ入りアクリル絵の具、マットなアクリルガッシュを組み合わせれば、可能性は無限大です。
ただし、アクリルガッシュはひび割れやすいので、とくに乾燥には注意してください。
ダイソーのアクリル絵の具の使い方
100均とは思えないダイソーのアクリル絵の具の品揃えと品質。使い方にコツや注意点はあるのでしょうか。ダイソーのアクリル絵の具の使い方について解説します。
アクリル絵の具を使う際の準備物
アクリル絵の具を使って作品作りをする際には、必要不可欠なグッズと、あると便利なグッズがあります。まず、アクリル絵の具をのせたり、混ぜたりするためのパレットと、アクリル絵の具を塗るための筆、汚れた筆を洗うための筆洗いバケツは不可欠です。
パレットや筆、バケツは、100均でも売っていますし、なければクリアファイルをパレット代わりにしたり、要らないプラスティック容器をバケツにしたりしてもかまいません。筆だけは、作品の仕上がりに影響するので、100均でいいのでちょうどいいサイズの絵筆を購入することをおすすめします。
その他、絵筆の余分な水分を吸わせたり、パレットの汚れを拭き取るボロ布やペーパー、汚れ防止の新聞紙も用意しましょう。作品にニュアンスを与えるサンドペーパー、絵の具の乾きを早めるドライヤーなどは、必要に応じて準備してください。
アクリル絵の具を使う際の注意点
アクリル絵の具は大変乾きやすく、一番の敵が乾燥です。アクリル絵の具は、使うたびにきっちりと蓋を閉めましょう。
そのとき、チューブの口や、蓋にアクリル絵の具が付いていると、くっついて開かなくなてしまいます。アクリル絵の具のチューブの口や蓋は、綺麗に拭いてから閉めるようにしてください。
また、アクリル絵の具は水溶性ですが、乾燥すると耐水性を持ちます。定着力が強いので、使い終わったパレットや筆はすぐに洗って水けを拭き取っておきましょう。
作品以外のもの、例えば衣服やカーテンなどに付いて乾燥してしまうと落ちません。なので、作業をするときは、大切なものは片づけ、服は汚れてもいいものを着用するか、エプロンやスモッグを着けるのがおすすめです。
アクリル絵の具の保管方法
先にも述べた通り、アクリル絵の具の大敵は乾燥です。使いかけのアクリル絵の具を保管するときは、アクリル絵の具のチューブの口や蓋に着いたアクリル絵の具を綺麗に拭き取り、きっちりと蓋をしましょう。
100均とはいえダイソーのアクリル絵の具は、ラミネートチューブに入っているので、丈夫で保存にそれほど気を使う必要はありません。
もともとアクリル絵の具は耐久性に優れているので、ガンガン直射日光が当たる場所や、高温になる場所、極端に温度の低い場所などに置かなければ、手頃な箱や容器に入れておくだけで大丈夫です。
ダイソーのアクリル絵の具の活用法
アクリル絵の具のもっとも一般的な利用方法は、絵画やポスターなど、美術作品を作ることですが、なんにでも塗装できるアクリル絵の具は、それ以外にもいろいろな利用方法があります。
100均ダイソーのアクリル絵の具は、どのように利用できるのでしょうか。おすすめの使用例をご紹介します。
金属や木製品のDIY
水彩絵の具や油絵具と違い、アクリル絵の具は金属や木製品にも塗装することができるのが特徴です。金属や木製品の塗装にはペンキなどがよく使われますが、扱いやすさ、コストの面でアクリル絵の具に軍配が上がります。
アクリル絵の具は、耐水性、耐久性があるので屋外で使う椅子やテーブル、棚などのペイントにも使えます。
布製品のリメイク
アクリル絵の具の利点の一つは、布にもペイントできることです。水が多すぎるとにじんでしまう、水が少なすぎると崩れてしまうなど、上手く描くにはコツが必要ですが、なれれば簡単です。
流行遅れの古い布や、地味な模様もアクリル絵の具のペイントで素敵に生まれ変わります。
鉢やプラスチックにペイント
何にでも描けるアクリル絵の具。植木鉢にペイントしてオリジナルの作品を作るのもおすすめです。アクリル絵の具を使えば、空き瓶や空き容器のリメイクも簡単にできます。
ネイルアート
爪に絵を描くネイルアートは、若い女性を中心に人気を集めていますが、粘度の高いマニキュアを使って上手に絵を描くのは至難の業。綺麗に出来なくて残念な思いをしたことがある人も多いのではないでしょうか。
アクリル絵の具を使えば、難しいネイルアートも思いのまま。乾燥前なら簡単に落とせるので、何度でもやり直しが可能です。しかも、マニキュアより断然乾きが早いので、完成までの時間も短くてすみます。
ダイソーのアクリル絵の具の作品例
クラフト好きの人たちは、100均ダイソーのアクリル絵の具をどんな風に使いこなしているのでしょうか。100均ダイソーのアクリル絵の具で作った、素敵な作品の数々をご紹介します。
インテリア小物をDIY
何にでも描けるのがアクリル絵の具のいいところ。自作のインテリア小物のほか、古くなった小物のリテイクにもおすすめです。
②ファッションアイテムにペイント
布にもペイントできるアクリル絵の具は、ファッションのアクセントにも最適。世界で一つだけの衣装を作ることができます。アクセサリー作りにも活躍します。
③プラモデルの着色
プラモの着色もアクリル絵の具なら手軽にきれいにできます。アクリルガッシュのマットな質感が枯れた雰囲気にぴったり。臭いもきつくないので、プラモの着色に熱中し過ぎて気分が悪くなることも少ないです。
合わせて買いたい!ダイソーのアクリル絵の具関連アイテム
いかがですか?アクリル絵の具は、思いのほか使い道が多く、トライしてみたい使用例も見つかったのではありませんか?ダイソーに行けば、アクリル絵の具はすぐに手に入ります。
せっかくなら、アクリル絵の具を使う際に、あったほうがいいおすすめのグッズも、100均で手に入れましょう。
種類やサイズが豊富「筆」
ダイソーの魅力は、その品揃えの豊富さ。絵筆も種類やサイズがいろいろ揃っています。DIY用には平筆や太筆、アクセサリーやネイル用には短めの細筆と、ペイントするものに合わせていろいろ取り揃えると作業がはかどり便利です。
毛の質も、ナイロン、豚、馬といろいろ。しかも1本100円ではなく、何本カセットになって100円(税抜き)というのがダイソーのすごいところ。さすがは100均界の最大手です。
すぐに使える「キャンバス」
画材屋さんでしか見ることがないと思っていた本格的なキャンバスも、ダイソーで手に入れることができます。木枠に貼られたものと、薄手のボードに貼られたものがあり、ボードタイプは3枚入り。
油絵は素人にはハードルが高いですが、アクリル絵の具を使えば、味がある作品も簡単に作ることができます。できた作品は、ダイソーに売っているイーゼルにせるのがおすすめ。
後片付けが簡単「簡易パレット」
絵の具を使うときには欠かせないパレット。ダイソーのパレットは大小いろいろ。おすすめは、片づけ要らずの使い捨てタイプです。
アクリル絵の具クラフトにハマってしまったら繰り返し使えるパレットを買うのをおすすめしますが、初めてアクリル絵の具にトライする人には、面倒がない簡易タイプがおすすめです。
とりあえず何か作ってみたいけど、何度もやるかはわからないという人には、牛乳の空き箱をきれいに洗って開いて使うのもおすすめです。コストゼロ、使い終わったら、そのまま捨ててしまえるので手間要らずです。
ダイソーのアクリル絵の具で楽しく作品を作ろう!
画材は高いというイメージがありますが、100均なら気兼ねなく手に取ることができます。DIY好き、手作り好きには見逃せません。扱いやすいアクリル絵の具はアイディア次第で要とも無限大。
ダイソーには、定番カラーのアクリル絵の具やラメ入り、アクリルガッシュのほかにも、メタリックカラーのアクリル絵の具や、ワンタッチキャップの小容量のタイプのアクリル絵の具など、まだまだいろいろな種類が揃っています。
想像力の翼を広げて、自分らしい作品作りにいかしてみませんか?