ピンクイルカはどこで会える？幸運を呼ぶピンクイルカを見に行こう

ピンクイルカは、幸運のシンボルとされていて、ピンクイルカと出会うと幸運になると言われています。この記事では、幸運を呼ぶピンクイルカについて詳しく紹介していきます。

幸運を呼ぶと言われているピンクイルカとは、その名の通りピンク色のイルカのことです。日本の水族館で見られるイルカは、ピンク色ではなく黒色か灰色、または白色です。

ピンク色のイルカは、すべてがメスです。オスのイルカは、ピンクではなく白色に変わっていきます。そのため、ピンク色のイルカにオスはおらず、メスだけとなっています。

日本の水族館や日本近海の海に住んでいる野生のイルカの中に、ピンクイルカはいません。日本から近い場所だと、香港の海にピンクイルカは生息しています。一番ピンクイルカが生息していると言われている場所は、アマゾンです。

ピンクイルカには、アマゾンカワイルカとシナウスイロイルカの2種類います。先にアマゾンカワイルカについて説明していきます。

アマゾンカワイルカは、南米のアマゾン川などを生息地としているピンクイルカで、体長は1.5〜2.4メートルほどです。体重は95〜98.5キロくらいです。

アマゾンカワイルカには、アマゾンの現地で言い伝えられている伝説があります。伝説によると、アマゾンカワイルカは夜になると魅力的な男性に変身して女性に近づいて、朝になるとまたイルカの姿に戻っているようです。

日本ではピンクイルカは幸運のシンボルとなっていて、遭遇すると幸運を呼ぶと言われていますが、アマゾンカワイルカは見た目が珍しいため現地では遭遇すると悪夢を見るとも言われていました。

現在、アマゾンカワイルカは絶滅危惧種となっています。

もう1種類のピンクイルカが、シナウスイロイルカです。シナウスイロイルカは別名・中国シロイルカとも呼ばれています。

シナウスイロイルカの生息地は、香港周辺の浅い海域で、体長は2〜3.5メートルほどです。体重は150〜230キロほどで、アマゾンカワイルカよりも大きいです。

シナウスイロイルカは生まれた時には黒っぽい色になっていますが、成長するにつれて体の色がピンク色になっていきます。

生まれた時は体の色が黒っぽいのに成長するにつれてピンク色になっていく理由は、体温を調整するために血管や色素などが働くにつれて、体の色が変化していくとされています。

ピンクイルカは、「幸運を呼ぶ生き物」「遭遇すると幸運になる」という伝説が残されています。そのため、ピンクイルカを写真にとって、スマートフォンの待ち受けにすると願いが叶ったり幸せになると言われています。

ぜひ、ピンクイルカの写真をスマートフォンの待ち受けにしてみてください。

ここからは、ピンクイルカに会える場所について紹介していきます。

ブラジルで最大の面積を持つアマゾナス州の州都・マナウスのアマゾン川には、ピンクイルカが生息しています。

マナウスではピンクイルカツアーもやっていて、ピンクイルカと一緒に泳ぐこともできるのでとてもおすすめです。ツアーは1日がかりで、ピンクイルカを見たり一緒に泳ぐだけでなく、野生の猿を見たりピラルクを見たり、先住民族の村へ行くこともできます。

香港のランタオ島にもピンクイルカが生息しています。ランタオ島からクルーザーに乗って、ドルフィンウォッチングをすることができるので、とてもおすすめです。

ボートに乗って見ることもできるツアーもあり、こちらは30香港ドルと安いので予算を抑えたい方におすすめです。

タイのサムイ島でもピンクイルカを見ることができます。ピンクイルカを見るツアーは日曜、月曜、水曜、金曜にやっていて、1月1日とタイ旧正月4月13日はやっていません。

シュノーケリングも楽しむことができるので、とてもおすすめです。料金には、昼食・飲み物・ソフトドリンク（船上）・保険・送迎・ガイド（英語）シュノーケルセットが含まれています。

タイの「パタヤ ドルフィンワールド&リゾート」は、イルカのショーを見ることができる場所です。イルカのショーだけでなく、一緒にイルカと泳ぐこともできて、とてもおすすめです。

タイの水族館「オアシス・シーワールド」は、チャンタブリ市内から南西に約25キロ離れた場所にあります。

とても広いマリンパークで、1日5回イルカのショーがあります。ピンクイルカと一緒に泳ぐこともできて、おすすめです。

シンガポールのセントーサ島の水族館「アンダー・ウォーター・ワールド」は、とてもお大きな水族館です。巨大水槽の中を通る83mものアクリルトンネルのコースがとても人気です。

アクリルトンネルは歩く歩道に乗りながら見ることができます。可愛いピンクイルカのショーも見ることができるので、とてもおすすめです。

ピンクイルカは残念ながら、現在は絶滅危惧種となっています。ピンクイルカの頭数が減った理由は、イルカが生息する場所を人間が埋め立ててしまったことや、水質汚染が原因です。

また、過去にはピンクイルカが珍しい生き物として、捕虜されていたこともありました。

そのほかにも、船とピンクイルカが衝突してしまって死んでしまうこともあるようです。ピンクイルカが生息していた香港では、イルカが生息していた場所で大規模な埋め立て工事が行われ、水質が汚染されてしまいました。

実際に水質汚染によってピンクイルカが死んでいることがわかっていて、ピンクイルカの死骸からは排水に含まれる水銀やスズ、合成保存料などが体内から発見されました。

今後も、人間が水質を汚染してしまったり埋め立て工事をやめない限り、ピンクイルカの頭数はどんどん減少していくと見られています。

ピンクイルカについて詳しく説明してきましたが、いかがだったでしょうか。

ピンクイルカは、残念ながら日本で見ることはできません。香港や中国、タイなどでピンクイルカを見ることができるので、ぜひピンクイルカを見に行ってみてください。