小籠包の食べ方!マナーや最後までキレイに食べきれる方法を紹介
熱々で肉汁たっぷりの小籠包。今では、中華の中でも人気メニューのひとつです。でも、餃子やシュウマイなどと同じような食べ方だと、思わぬ失敗することになりかねません。そこでこの記事では、小籠包の正しい食べ方やマナー、人気のお店をご紹介していきます。
目次
熱々の小籠包をキレイに食べたい!正しい食べ方をチェック
「美味しいけれども熱々」しかし「熱々のうちに食べたい」。小籠包を食べようとする度に、そのようなジレンマや食べ方に悩まされる人は、多くいるのではないでしょうか。
それでも、そんなことを気にすることなく、スマートに小籠包を味わえる食べ方があるのです。
そこでこの記事では、小籠包を食べる時の失敗のポイントや、小籠包の正しい食べ方手順やマナーをご紹介します。合わせて、東京の美味しい小籠包が食べられるお店も見ていきましょう。
性別や年代を問わず小籠包が人気の理由!
小籠包は、中国で食べられている中華料理の点心の一種です。豚にひき肉を小麦粉でつくった皮で包み、蒸籠(セイロ)で蒸した包子(パオズ)のことです。今では、子供から大人まで、男女を問わず大人気となっています。まずは、その人気の秘密を探ってみましょう。
①1つのサイズが小さく食べやすい
小籠包を包む薄皮の中には、特徴あるたっぷりのスープが含まれています。そして、一口噛むと、その熱々で極上のスープがあふれ出してきます。
小籠包は見た目が肉まんに似ています。でも、大きさは2cmから3cmほどと、1つのサイズが小さくて食べやすいのが特徴です。
そのため、女性でも気軽に食べられるところが人気です。また、あまりの美味しさと気軽さで、ついつい食べ過ぎてしまうこともあるほどです。
②変わり種も続々登場
小籠包の起源は、もともとは上海だといわれています。現在では、上海をはじめとして、台湾や香港などの、さまざまな中華圏の国で食べられるようになりました。
特に、台湾の街を歩けば、たくさんの小籠包のお店に出会えます。その種類も豊富で、気軽に入れるカジュアルなお店から、落ち着いた雰囲気の高級店まで、こだわりの小籠包が食べられるお店が数多く並んでいます。
味わえる小籠包の種類もバラエティーに富んでいます。一般的な味の小籠包から、ズワイガニ入りやトリュフ入りなどの、高級食材を使ったものも取り揃えられています。
さらには、ヘチマ入りやタロイモ入りのほか、チョコレート入りなどのスイーツ系などの変わり種小籠包も登場してきています。
③熱々ジューシーなにスープが美味しい
熱々でジューシー、さらに旨みたっぷりな美味しいスープは、まさに小籠包ならではです。でも、食べ方を間違えれば、思う存分小籠包を味わえないこともあります。
次に、小籠包を食べる時の失敗ポイントをご紹介します。食べたことがある人は、すでにそれらのことを経験しているかもしれません。まだの人は、まずこれらのポイントを押さえておいてください。正しい食べ方にもつながります。
美味しいけど苦手!小籠包を食べる時の失敗ポイント
美味しい小籠包を上手に食べたいけれども、どうしてもうまくいかない。どういう食べ方が良いのだろう。食べた人が誰でも経験したことがある、小籠包を食べる時の失敗ポイントを2つご紹介します。
①一口目でスープがこぼれてしまう
肉まんやシューマイと異なり、小籠包の中には、極上スープがたくさん含まれています。そのため、肉まんやシューマイと同じだと勘違いして食べ方を間違えた場合、一口食べるとスープが一気にこぼれ出してきます。
でも、小皿などに載せて食べれば、小皿にこぼれたスープを一口食べた後に飲み干すことができます。もし、そうでない場合には、旨みたっぷりなスープが床などにこぼれ落ちてしまったり、服にこぼれて汚してしまうこともあります。
小籠包を上手にいただくには、まずこれらの食べ方などに気をつけましょう。そうしなければ、うまいスープが飲めない上に、身に付けている服を汚してしまうなど、とても後悔する事態におちいります。
②熱くて口に入れられない
小籠包をいただく誰もが経験する、もう一つの失敗ポイントは、熱くて口に入れられないということです。セイロで蒸したての小籠包の熱さは、中にスープの熱さも相まってハンパではありません。
おいそれと出来立て小籠包を口いっぱいに含めば、口の中を火傷することもしばしばです。はたまた、口に入れてはみたものの、あまりの熱さに噛むことができ無くなります。
また、熱いからといって、一口食べた小籠包を口から出すのもマナー違反に感じられ、どうしたら良いのかわからなくなることも考えられます。このように、小籠包初心者にとっては、克服しなければならない数々の食べ方などの難問が立ちはだかります。
小籠包を食べる時のマナー違反は?
小籠包を食べる時には、最低限守っていただきたいマナーがあります。小籠包を食べる時の食べ方やマナー違反をご紹介します。
基本的にはレンゲを使うのが正しい食べ方
小籠包を食べる時は、基本的にはレンゲを使うのが正しい食べ方マナーです。ついつい箸のまま口に運びがちですが、その食べ方ではマナー違反になります。
食べ歩きをする時などは、楊枝などで突いて食べることもあるでしょう。でも、お店でいただく時には、レンゲを使ってマナー通り食べましょう。そうすれば、周りの見るあなたも目が、尊敬の眼差しに変わるかもしれません。
小籠包の正しい食べ方手順
それでは、先ほどご紹介した、小籠包を食べる時の失敗ポイントが克服でき、さらに、マナー違反にも当たらない、小籠包の正しい食べ方手順をご紹介します。これらの食べ方さえマスターすれば、あなたも小籠包の達人になれます。
①小籠包に薬味を乗せる
小籠包は酢醤油を付けて食べます。そのため、最初の食べ方手順として、あらかじめテーブルの上に用意された醤油と酢を混ぜて、自分好みのオリジナル酢醤油をつくりましょう。
海外で食べる時には、薬味やこれらの醤油や酢が別のカウンターに置いてあるお店があります。その際は自分でカウンターへと出向いて用意しましょう
また、小籠包を食べる時のマナーとして、タレのお皿のほかにもう1枚お皿を用意するのが、正しいマナーとされています。レンゲからスープやタレがこぼれた時のマナーとして憶えておきましょう。
そして、薬味である千切り生姜を小籠包の上にちょこんと乗せます。お店によっては、小籠包と別に運ばれてきたり、あらかじめ小籠包の上にトッピングされている場合もあります。
生姜と小籠包は一見ミスマッチに思える人もいるでしょう。でも、生姜は小籠包に対して欠かすことができないマストアイテムです。生姜を添えることで、濃厚なスープや肉の脂をさっぱり整える効果が期待できます。
②タレをつける
次の食べ方手順では、薬味である生姜を小籠包に乗せたら、次に、先ほど用意した酢醤油のタレにつけます。その際、箸でつかむ時に袋が破けるので気をつけましょう。小籠包が包んである頭の部分を箸で摘めば、皮の破れが予防できます。
③小籠包をレンゲに乗せる
餃子やシウマイのことを考えると、同じように小龍包も、箸でつまんでそのまま口に運んでしまいそうです。でも、これまでご紹介してきたように、小籠包や中のスープは熱々状態です。
そのため、箸でつまんだ小籠包は、一度レンゲに乗せましょう。そうすることで、一口噛んだ時にあふれ出る熱々のスープを、逃すことなく味わえます。
④穴を開けてスープを飲む
ようやく小籠包が味わえる瞬間が訪れました。まずは、レンゲの上に乗せた小籠包を箸で割るか、もしくは、表面をかじって小籠包の川に穴を開けましょう。すると、中から熱々のスープがレンゲへとあふれ出してきます。そのあふれ出たスープを味わいます。
そうすれば、熱々のスープを直接口に流し込むことがないので火傷の予防になり、なおかつ、肉汁とスープを丸ごと味わうことができます。
⑤小籠包を食べる
旨みたっぷりのスープを味わったら、小籠包を口の中へと運びましょう。熱々のスープはすでに味わっているので、火傷をする心配がありません。口いっぱいに広がるジューシな肉汁と、濃厚のスープを心ゆくまで楽しみましょう。
さあ、正しいマナーや食べ方を学んだら、さっそく小籠包が美味しいお店へと出かけてみましょう。
【番外編】東京の美味しい小籠包の店
東京で本格的な小籠包が味わえる、おすすめのお店を3つご紹介します。それぞれのお店が、店づくりから自慢の小籠包まで、さまざまな特徴を持っています。3つのお店の味を食べ比べれば、店の雰囲気や小籠包の美味しさの違いを楽しむことができるでしょう。
①焼き小籠包が人気「上海小籠包 厨房 阿杏」
「上海小籠包 厨房 阿杏(ああん)は、JR新宿駅から徒歩約3分のところにある、アクセスが良い小籠包の美味しいお店です。注文を受けてから皮を包むので、皮やアンの新鮮さが魅力です。
こちらでぜひ味わっていただきたいのが、ノーマルな小籠包も魅力ですが、お店で人気の焼き小籠包です。アンには国産豚国100%を使い、薄めでパリパリとした皮の食感と、ジューシーなアンの味わいが、絶妙なハーモニーを奏でます。
駅から近いにもかかわらず、店内には落ち着いた雰囲気が漂っています。そのため、ゆっくりと食事が楽しめます。新宿で美味しい小籠包を味わいたくなったら、ぜひ足を運んでみてください。
住所 | 東京都新宿区新宿3-28-2 ルナージュビル5F |
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電話番号 | 050-5869-5667 |
営業時間・定休日 | 月~木 ・元旦 |
平均予算 | ランチ 〜1000円 ディナー 3000円〜4000円 |
駐車場の有無 | 無し |
アクセス | JR「新宿駅」中央東口より徒歩約3分 |
公式URL | 上海小籠包 厨房 阿杏 |
②台湾に本店を持つ名店「鼎泰豊(ディンタイフォン) 銀座店」
「鼎泰豊 銀座店」は、地下鉄有楽町線銀座一丁目駅から徒歩約2分のところにあり、美味しい小籠包が食べられる点心料理店です。台湾に本店があり、世界各国にお店を構える銀座にあるお店です。日本でも、東京を中心に20店鋪以上のお店を展開しています。
鼎泰豊銀座店では、台湾本店と変わらない味の小籠包が楽しめます。種類が豊富に用意され、ノーマルな小籠包をはじめ、ズワイガニ入りやトリュフ入りなどの高級食材を使った小籠包も味わえます。
若者から年配者まで、男女を問わず幅広い人気を集める鼎泰豐の味を、ぜひあなたも体験してみてください。あなたもその味を一口味わえば、その味のとりこになること間違いなしでしょう。
住所 | 東京都中央区銀座1-8-19 キラリトギンザ 8F |
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電話番号 | 03-5159-4141 |
営業時間・定休日 | 11:00~23:00 ・不定休(キラリトギンザに準ずる) |
平均予算 | ランチ 1000円〜2000円 ディナー 2000円〜3000円 |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 東京地下鉄有楽町線「銀座一丁目駅」 から徒歩約2分 |
公式URL | 鼎泰豊 銀座店 |
③台湾人からも評価が高い「京鼎樓」
「京鼎樓」は、こちらも台湾にそう本店を構える、小籠包を看板メニューとする台湾料理レストランです。日本では、恵比寿本店をはじめ、関東を中心に15店鋪以上のお店を展開しています。
小籠包カフェ&レストランをコンセプトとして、誰でも気軽に入れる雰囲気が漂う空間で、絶品の小籠包を堪能できます。女性一人でもリラックスできる、おしゃれな装いの店内が人気です。
こちらの小籠包の特徴は皮の薄さにあります。また、ノーマル・烏龍茶・カニ肉・フカヒレなど種類も豊富に取り揃えられています。
さまざまな味を一度に味わいたいなら、小籠包三種盛りがおすすめです。ノーマルな小籠包・烏龍・蟹肉の3つがセットになって、6個1080円(+税)で楽しめます。台湾に本店を持つ、台湾人からも評価が高い、本場の小籠包の味を確かめてみてください。
住所 | 東京都渋谷区恵比寿4-3-1 クイズ恵比寿 2F |
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電話番号 | 050-3160-2219 |
営業時間・定休日 | 11:00~22:00(L.O.21:30) ・年中無休 |
平均予算 | ランチ 1000円〜2000円 ディナー 3000円〜4000円 |
駐車場の有無 | 無し |
アクセス | JR山手線・埼京線」恵比寿駅」 東口より徒歩約1分 |
公式URL | 京鼎樓 |
絶品の小籠包をマナーや食べ方を守って味わいましょう!
小籠包の正しいマナーや食べ方の手順をご紹介しました。これらのマナーや手順を、ご紹介してきたように実行すれば、楽しく小籠包が味わえます。また、ご紹介した東京のお店に出かけても、戸惑うことなく小籠包を堪能できるでしょう。