ダイソー(100均)のはんだごて!温度や使い方・活用方法を紹介
100均ショップダイソーには、日常雑貨やインテリア、また趣味などを扱ったたくさんの商品が陳列されています。またダイソーは、素人でもDIYが楽しめるようにDIY商品も販売しています。その中にはんだごてがあります。この記事でダイソーのはんだごてを紹介します。
目次
ダイソーのはんだごてを紹介!
欧米では、日曜大工の文化が息づいているため、週末などに大工工事などを趣味、また家の修繕のために行うのはごく普通のことです。しかし日本では、そうした習慣がないため、家の工事やリフォームは、大きいものも、小さいものも、業者にお金を払って行ってもらいます。
しかし最近では「DIY」という言葉をよく耳にするようになりました。DIYとは、「Do it yourself」の略で、木工作業やインテリア、またファッション用品などを自分の手作りで行うことを言います。DIYという言葉が広まった結果、男性だけでなく女性の間でも、物作りの趣味が普及するようになりました。
DIYの大手と言えばホームセンターですが、100均ショップダイソーでも、DIY関連の商品を数多く取り扱っています。今回紹介するのは、DIY商品の1つであるはんだごてです。
はんだごてとは?
そもそも、はんだごてとはどんな道具なのでしょうか。簡単に言うと、はんだごてとは、はんだと言う金属を溶かし、電子部品と線材などの接続をする道具です。はんだとは、スズと鉛を主成分にした金属のことで、融点が他の金属に比え低く、また電気を通すため、物理的にも電気的にも金属を接合できる優れものです。はんだごての使い方は多岐にわたります。
例えば、オーディオや電気関係の配線の調子が悪いときなどには、はんだごてを使い、電気回線をやり直すことがあります。その他にも、ベルトや他の革製品などに、はんだごてを使い名前を焼き付けることもあります。専門的な仕事から趣味に至るまで、はんだごてのニーズはいろいろあります。
【ダイソーのはんだごて】基本の使い方
DIY関連の商品として、様々のニーズがあるはんだごてですが、使い方を知っている人は少ないかもしれません。
中学校の技術の時間に、はんだごてを使ってはんだ付けをした経験がある男性の方ならともかく、技術の時間が学校のカリキュラムに含まれていない女性にとって、はんだごての使い方どころか、はんだごてという名前すら聞いたことがないかもしれません。
はんだごての使い方は複雑なのでしょうか。素人でも簡単に使用できるのでしょうか。これからステップ・バイ・ステップで、はんだごての使い方を解説していきます。
作業に必要な準備物
はんだごてを使って作業をする前に、準備しなければならない物が幾つかあります。もちろん、はんだ付けに欠かせないのは、はんだごてです。加えて、はんだごてを常に手に持っているわけではないので、高熱のはんだごてを一時的に置くためのこて台も必要です。
そして金属の接合に必要なはんだも必要です。はんだの太さは様々です。目安としては、基板の場合はΦ0.6~0.8、電子部品の場合はΦ0.8~1.0、電気配線の場合はΦ1.0~1.2、金属加工の場合はΦ1.2以上が必要です。
接合金属の汚れを除去し、はんだの表面張力を低下させるため、フラックスも必要です。そして余分なはんだの除去や修正の際に必要な、はんだ吸取線も準備しましょう。
はんだごての使い方のコツ
はんだごてを使ってはんだ付けをしたものの、上手くできなかった、という言葉をよく聞きます。実は、はんだごての使い方にはコツがあります。まず使い方の面で重要なことは、はんだを約250度で約3秒間溶融することです。
はんだごての温度調整と溶融時間が、はんだごての使い方のカギとなります。さらに、はんだごての使用後は、いつもコテ先を掃除してキレイにしておくことも大切です。
はんだごての使い方の点で重要な別の点は、はんだ付けをする際は、必ずコテを寝かせることです。その理由は、寝かせることにより、熱を一気に伝達させることができるからです。
はんだごての注意点
はんだごては、とても便利なDIYツールですが、使用する際に覚えておくべき注意点があります。はんだ付けをしている間のはんだごてのコテ先は、金属を溶かすほど高温になります。コテ先に指で触れるだけで大やけどをします。
取り扱いには十分注意しましょう。また作業中、溶けたはんだが飛び散ったり、はんだが溶ける際に煙が出たりするので、安全のため防護メガネの着用と、作業手袋の装着をしましょう。
ダイソーで買えるはんだごてとおすすめ関連商品7選!
ではここからは、100均ショップダイソーが販売するはんだごてと、おすすめの関連商品を紹介します。DIY商品はホームセンターが一番、と多くの消費者が考えますが、ダイソーにも、ホームセンターに負けないほどの品数と品質のはんだごてや関連商品があります。ホームセンターに行って購入する前に、ぜひチェックしてください。
温度が低め「ハンダごて 20W」
最初に紹介する、100均ショップダイソーが販売する、はんだごてとその関連商品のおすすめは、「ハンダごて 20W」です。ダイソーは、20W、30W、40Wの3種類のはんだごてを販売しています。
20Wのはんだごては、柄が黄色なのですぐに分かります。値段は500円です。ワット数が20Wと言うことは、熱する温度が他の2商品に比べて低いということを意味します。ですから、低い温度でも可能な作業の際に、購入できます。
温度が高め「ハンダごて 30W」
2番目に紹介する、100均ショップダイソーが販売する、はんだごてとその関連商品のおすすめは、「ハンダごて 30W」です。 ハンダごて 30Wは、さきほどの20Wと比べ、ワット数が高いため、熱する温度が高く、電子工作に利用してもはんだ付けが十分に行えます。値段も500円と、20Wのはんだごてと同じ値段です。
30Wと20Wのどちらが初心者にお勧めか、と聞かれれば、30Wがお勧めです。その理由は、はんだ付けの際に、はんだが溶けやすく焦げにくいからです。
作業がしやすい「ヤニ入りハンダ」
3番目に紹介する、100均ショップダイソーが販売する、はんだごてとその関連商品のおすすめは、「ヤニ入りハンダ」です。ダイソーは、3種類のヤニ入りハンダを販売しています。ここで紹介するのはオーディオ用です。はんだの太さは1.2mmで、長さは215cmです。融点は179~183度です。
オーディオ用のヤニ入りハンダなので、主に、オーディオプラグやスピーカーの結線箇所の補強、マイクのコネクタの補強などの目的で使用できます。
細かい箇所に最適「精密作業用ヤニ入りハンダ」
4目に紹介する、100均ショップダイソーが販売する、はんだごてとその関連商品のおすすめは、「精密作業用ヤニ入りハンダ 」です。はんだの太さは0.08mmで、長さは460cmです。このはんだの用途は、精密作業です。
例えば、小型モーターと小型スライドスイッチの接続といった、太いはんだでは接続が難しい作業に適しています。
幅広く使える「電子工作用ヤニ入りハンダ」
5目に紹介する、100均ショップダイソーが販売する、はんだごてとその関連商品のおすすめは、「電子工作用ヤニ入りハンダ」です。はんだの太さは1.0mmで長さは275cmです。このはんだの用途は、電子工作です。
プラモデルの電子制御部やプリント基板などの補修、家庭用コントローラーの結線補修、またIC、LSIと言った集積回路の取り付けなどに使用します。
修正に便利「ハンダ用吸取りポンプ」
6目に紹介する、100均ショップダイソーが販売する、はんだごてとその関連商品のおすすめは、「ハンダ用吸取りポンプ」です。
ハンダ用吸取りポンプは、はんだ付けされている電子部品を抜き取る際に大変重宝な道具です。ドライバーでネジを外すように、電子機器にはんだ付けされている電子部品を、はんだごてで溶かし、溶けたはんだをハンダ用吸取りポンプで吸い上げて取り除きます。
また、六角レンチを使えば、この製品を分解できるので、中に溜まったはんだを取り除くことも可能です。
専用の置き場に「ハンダこて台」
7目に紹介する、100均ショップダイソーが販売する、はんだごてとその関連商品のおすすめは、「ハンダこて台」です。 はんだごてを使って作業をする際には、必ず必要となる商品なので、はんだごてとセットで購入することをおすすめします。
はんだごての使用中は、コテ先が高温になり、机の上に直接置くと、机が焦げてしまいます。
ハンダこて台は、コイル状の筒の中に、高温のはんだごてを置けるように設計されています。筒には丁度いい角度が付けられているので、取り出すのも簡単です。
ダイソーのはんだごての評価は?
ここまで、はんだごての基本情報やその使い方、また100均ショップダイソーが販売している、はんだごてや関連商品のおすすめをまとめて紹介してきました。ここで気になるのは、ダイソーが取り扱うはんだごての評判です。100均ショップで売られているとは言え、ダイソーがはんだごてに付けている値段は500円です。
はんだごての売り上げランキング上位に挙げられているはんだごての中には、743円という商品もあります。果たして、ダイソーのはんだごてに、消費者はどのような評価をしているのでしょうか。
ダイソーのはんだごての使用感
100均ショップダイソーが販売する、はんだごての使用感について、多くのユーザーはどのような口コミをしているでしょうか。多くのユーザーからの口コミを見てみると、使いやすい、満足である、と言う意見が多いことに気づかされます。
他社のはんだごてで、値段が高い物に比べれば、使用感や質は劣るものの、500円という値段でこれだけの使い心地があるなら十分である、というコメントが大半を占めています。
ダイソーのはんだごての注意点
100均ショップダイソーのはんだごてを購入したユーザーは、はんだごてのコストパフォーマンスの高さと使いやすさに満足しているだけで、何の不満も持っていないのでしょうか。
口コミを調査してみると、以前の同社の製品と比べ、現在のはんだごてのコテ先が若干太いので、基板のはんだ付けをする際には注意が必要であることが分かりました。
またコメントの中には、ダイソーのはんだごてとコテ台が合わない、いう意見もありました。
ダイソーのはんだごての活用方法
100均ショップダイソーが販売するはんだごては、金属の接合と言った、一般的な目的以外でも活用できます。これから3つの活用方法を紹介します。はんだごての可能性を膨らませる活用方法にぜひ注目してください。
電子基板の修理
最初に紹介する、ダイソーが販売する、はんだごてのおすすめの活用方法は、電子基板の修理です。はんだごての一般的な使い方と言えます。電子基板の導線の修理には、はんだごては欠かせないツールです。
ダイソーのはんだごての強みは、20W、30W、40Wという3つのワット数の違うはんだごてがあるので、基板のサイズに応じて、最適なはんだごてを利用できることです。電子基板が小さい場合、おすすめは20Wのはんだごてを使うことです。それ以外は30Wを使用します。
模型やアクセサリーの制作
2番目に紹介する、ダイソーが販売する、はんだごてのおすすめの活用方法は、模型やアクセサリーの制作です。はんだを接着剤だと考えて模型作りに活用することができます。特にエッチングパーツには、はんだごては欠かせません。また女性であれば、はんだごてを使いアクセサリーを製作することをおすすめします。
オリジナリティーに富んだ作品ができるはずです。注意点があります。扱う素材によっては、コテ先が高温になるため、溶けてしまう可能性があります。素材に応じてはんだごてを選びましょう。
木材やコルクでウッドバーニング(焼き付け)
3番目に紹介する、ダイソーが販売する、はんだごてのおすすめの活用方法は、木材やコルクのウッドバーニング(焼き付け)です。はんだごては、木製の生活用品や、ベルトやお財布などの革製品にもバーニングでイラストやメッセージなどを書き込むことができます。ダイソーには、たくさんの木製の日用雑貨も販売されています。
そうした木製品にはんだごてでイラストを描き込み、子供達の食器として使うことができます。またオリジナル作品を部屋やリビングに飾り、インテリアとしても活用できます。
手軽に使えるダイソーのはんだごてを活用しよう!
100均ショップダイソーには、低価格で質も高いはんだごてや、関連商品が数多く売られています。はんだごての使い方は様々で、仕事や趣味などに活用できます。ダイソーのはんだごてを活用し、自分の隠れた才能を再発見できるかもしれません。ぜひダイソーのはんだごてを試してみましょう。