わさび日本一の名産地は?有名スポットや生産量ランキングも紹介
お寿司やお刺身などに欠かせないわさびですが、日本一の名産地はどこなのでしょうか?わさびの生産量が日本一の地域や観光で行ってみたいわさびの有名スポットについてまとめてみました。美味しいわさびグルメも一緒にご紹介しているので、チェックしてみてください。
目次
日本一生産量を誇るわさびの名産地を紹介!
お寿司やお刺身などに欠かすことができない薬味「わさび」。爽やかな風味と辛味が特徴の植物で、和食を中心に様々な料理に使用されています。そんな馴染みの深いわさびですが、日本一の生産量を誇っているのはどの地域なのでしょうか?
そこで今回はそんなわさびの名産地について詳しく調べてみました。そもそも「わさび」とはどんな植物なのか、日本一の生産量を誇っているのは何県なのかなど、わさびについての情報をご紹介していきます。
まずは「わさび」について詳しく解説!
わさびの生産地をご紹介する前に、まずは「わさび」がどのような植物なのか詳しくみていきましょう。普段から食べ親しんでいるわさびですが、意外と整体や育て方を知らない人が多いのではないでしょうか?
よく知っていると思っていたものでも、意外な一面を持ち合わせているもの。せっかくの機会なので、わさびについて詳しく勉強してみましょう。
わさびの種類は大きく分けて2種類!
まずはわさびの種類についてみていきましょう。わさびは大きく分けて二種類に分けることができます。一つ目は日本でよく食べられている「本わさび」、もう一つはヨーロッパが原産の「西洋わさび」です。
本わさびは爽やかな辛味があるのが特徴で、食材の味を引き立たせるのに向いています。本わさびの中は「沢わさび(水わさび)」と「畑わさび(陸わさび)」に分類することができるのですが、水のきれいな場所でしか育たない沢わさびは高級品となっています。
一方の西洋わさびはツーンとした辛味が特徴。本わさびよりも1.5倍ほどの辛味があると言われており、ヨーロッパでは肉料理などにスパイスとして使われています。ホースラディッシュや山わさびと呼ばれているわさびは、この「西洋わさび」ですので間違えないよう注意しましょう。
わさびの生産に必要な条件
続いては、わさびの生産に必要な条件を見ていきましょう。わさびの栽培方法は品種によって異なりますので、ここでは日本で最もポピュラーな「本わさび」についてご紹介したいと思います。
本わさびは非常に繊細で、条件が揃わないとうまく育たない植物です。気温の変化が穏やかな場所で水温は13℃~15℃前後、川魚が住めるくらいの澄んだ水が豊富にある場所が適していると言われています。
わさびの効能と栄養素
そんなわさびは効能や栄養素がいっぱい。例えば食中毒などを防ぐ「抗菌作用」や、老化や免疫力の低下を防ぐ「抗酸化作用」が代表です。
また栄養素では、塩分を体外に排出する「カリウム」がたくさん含まれているので、むくみの解消にもよく立ちますし、カルシウムも豊富です。
メインの食材として使われることがないわさびですが、非常に体にいい食品であるということを覚えておきましょう。
国内のわさび生産量ランキングTOP3!
第3位 静岡県
国内のわさび生産量ランキング第3位は「静岡県」です。静岡県では国内の23.1%・510.6tのわさびを生産しています。
第2位 岩手県
国内のわさび生産量ランキング第2位は「岩手県」です。岩手県では、24.4%・540.6tのわさびを生産しています。
第1位 長野県
国内のわさび生産量ランキング日本一は「長野県」です。長野県では国内シェア36.5%・808.9tのわさびを生産しています。ご紹介したこの三県が日本のわさび生産量の8割を占めています。
わさびの生産量日本一は長野県!
先ほどご紹介したように、わさびの生産量日本一を誇っているのは、長野県でした。しかし長野県はなぜ日本一と言われるほどわさびの生産が盛んなのでしょうか?その理由や名産地について詳しく調べてみました。
わさびの生育に適した環境の長野県
長野県が日本一のわさび生産量となったのは、その環境に関係があります。長野県は3000m級の山々が並ぶ自然豊かな都市。わさびの育成に重要な湧き水も豊富です。
湧き水は地下を通って出てくるので、季節を通じて13度ほどの温度に保たれておりわさびの育成にぴったり。そのおかげで収穫量日本一を維持しているのです。
県内で最も有名な産地は安曇野市
わさび栽培に適している長野県ですが、その中でも特に盛んなのが「安曇野市」です。安曇野氏は全国でも珍しい複合扇状地という地形をしています。複雑に重なった扇状地を下ってきた川の水はゆっくりと地下へと浸透し、安曇野の標高が低い部分で湧き出てきます。
その湧き出てきた地下水は外気温に影響されることが少なく、水温はいつでも13度前後とわさび栽培にぴったり。他の都市と比較しても安定した栽培ができるため、日本一のわさびの生産地として長く栄えています。
安曇野市ってどんなところ?
そんな安曇野氏はちょうど長野県の真ん中あたりにある都市。東京からは3時間半、名古屋からは2時間半ほどでアクセスできる場所にあります。先ほどもご紹介したように水が豊富にある都市なので農業が盛ん。
名産品であるわさびはもちろん、お米や玉ねぎ・りんごなども栽培されています。長野県の観光名所である松本城もお隣の松本市にあるので、観光の際のアクセスも抜群。長野県観光の際には訪れたいおすすめの場所です。
わさび日本一の長野県にある有名スポット「大王わさび農場」を紹介!
では続いては、わさび日本一の長野県にある有名スポット「大王わさび農場」を紹介していきましょう。わさびの名産地である長野県には、わさびを堪能できるわさびづくしの施設が存在しているんです。
わさび栽培の様子を見ることができる圧巻のわさび田や、わさびの生態・歴史を知ることができる記念館、わさびグルメが楽しめるレストランなどおすすめスポットをご紹介していますので、長野観光の際にはぜひ足を運んでみてください。
日本一広大なわさび田を見学しよう!
まず最初におすすめしたいのは「わさび田」です。大王わさび農場にあるわさび田は、日本一の面積を誇る広さが特徴。その風景は訪れた人々を圧倒させてしまうほどです。
特に周囲の木々が芽吹きはじめる5月や、葉が色づきだす10月頃には、美しい景色との調和が見られると大人気。人気の時期以外でもわさび田の景色は年中楽しむことができますので、安心して観光することができます。
大王わさび農場百年記念館でわさびをもっと知ろう!
続いておすすめするのは「大王わさび農場百年記念館」です。こちらは『オモシロクテ、タメニナル』を基本コンセプトとして構成されている史料館。わさびの生態や、わさび栽培の歴史についての資料を見ることができます。
特に展示されている標本やわさび栽培の作業道具は他では見られない貴重なもの。無料で利用することができますので、大王わさび農場を訪れた際には是非史料を見てみましょう。
贅沢なわさびグルメも堪能!
また大王わさび農場では、贅沢なわさびグルメも堪能することができます。施設の中にあるレストランではわさびスカッシュ(360円)や名物本わさび丼(1,000円)など、穫れたてのわさびを使ったオリジナル料理が楽しめます。
またレストラン以外にも、フードコートでは本わさびソフトクリーム(390円)やわさびコロッケ(220円)、わさびコロッケバーガー(390円)などの商品も。他では味わうことができない、貴重なわさびグルメばかりですので気になる商品を注文してみましょう。
住所 | 〒399-8303 長野県安曇野市穂高3640 |
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電話番号 | 0263-82-2118 |
営業時間・休業日 | 営業時間 【3月~10月】9:00~17:20 【11月~2月】9:00~16:30 休業日 なし |
アクセス | 長野自動車道 安曇野IC(旧豊科IC)出口より直進 … 約10分 JR大糸線穂高駅下車 … タクシー約10分 |
料金 | 無料 |
駐車場の有無 | あり |
公式URL |
生産量日本一の長野県で高級わさびを堪能しよう!
今回は日本食に馴染みの深い「わさび」についてご紹介しました。日本一の生産量を持つ都市や栽培条件など、知らなかった情報がたくさんあったと思います。
また日本一の生産量を誇る長野県にはわさびを堪能できる「大王わさび農場」があります。入場無料で観光にもぴったりの施設ですので、長野県へ行く際には是非足を運んでみてください。