ダイソー(100均)のスキレットが人気!鋳物やシーズニング不要のアイテムも
ダイソーのスキレットは、本格的な鋳物や、手軽に使えるプレート型までラインナップが豊富です。100均で買えるスキレットには、どんな種類や注意点があるのでしょうか。ダイソーのスキレットを選ぶ上で知っておきたいポイントや、スキレットのお手入れ方法を紹介します。
目次
100均ダイソーのスキレットについて紹介!
スキレットは料理を本格的な味に仕上げることができ、フォトジェニックな見た目も魅力的なアイテムです。そんなスキレットが、ダイソーでも手に入ることを知っていますか?
ダイソーでは、アウトドアメーカーにもあるような鋳物製のスキレットも販売されています。手軽に買えるダイソーのスキレットは、スキレットを試しに使ってみたい人や、いきなり高価なスキレットを買うのが不安な人にぴったりです。
100均で買えるスキレットの魅力や、ダイソーのスキレットを快適に使うためのお手入れ方法などを紹介します。
そもそもスキレットとは?
スキレットとは、熱伝導や蓄熱性に優れた「鋳鉄」でできたフライパンのこと。普通のフライパンに比べて厚みがあり、ずっしりと重いのが特徴です。
鋳物のスキレットは食材にじっくりと火が通り、素材の旨みを引き出せるのが魅力。シンプルな煮込み料理やステーキも、ワンランク上の味に仕上げることができます。
無骨な見た目ながら、食卓をおしゃれに演出できるアイテムとしても人気を集めるスキレット。2015年ごろにブームを迎え、今ではホームセンターや100均などでも、手頃な値段で購入することができるようになりました。
ダイソーのスキレットは200円から買える!
ダイソーのスキレットは、安いものだと200円から買うことができます。値段にちなんで「200スキ」「300スキ」といった愛称で呼ばれることもあるようです。
アウトドアメーカーだと数千円することも珍しくないスキレット。破格ともいえる値段でスキレットが手に入るのは、100均ならではの魅力といえるでしょう。
ダイソーのスキレットの種類
ダイソーで販売されているスキレットは5種類以上。オーソドックスなフライパン型をはじめ、角型、ステーキ皿など幅広く、用途に合わせて選ぶことができます。
鋳物シリーズもおすすめ!
ダイソーのスキレットは「イモノシリーズ」を中心に展開されています。
重いことがデメリットとされるスキレットですが、ダイソーのスキレットは大きくても20㎝前後とコンパクトな商品が豊富。片手で持て、食卓にもそのまま出しやすい点が魅力です。
イモノシリーズのスキレットは直火に加え、IH対応の商品もあり、アウトドアから普段の食卓まで様々なシーンで活躍します。
シーズニング不要のスキレットはある?
スキレットを使う前に必須ともいえるシーズニング。不慣れな人にとっては、ハードルの高い作業かもしれません。とにかく手軽にスキレットを使いたい!という人には、スキレット型の「グリルプレート」がおすすめです。
グリルプレートは陶器製で、シーズニングは不要。プレート(食器)なので直火にかけることはできませんが、オーブンや電子レンジは使用可能です。
鋳物のスキレットと違い、買ってすぐに使えるグリルプレート。火を使わない簡単な調理が得意な人や、手入れの手間をはぶきたい人にとって便利なアイテムといえるでしょう。
ダイソーのスキレットのシーニング方法
シーズニングとは、購入時にコーティングされているサビ止めを落とし、油をなじませる作業のことです。シーズニングをすることで食材が焦げつきにくくなり、鉄特有のにおいが料理に移るのも防ぐことができます。
鋳物のスキレットを使う前には必須の作業なので、手順をおさえておきましょう。
【3ステップ】スキレットの簡単なシーズニング
不慣れだと難しく感じるシーズニングですが、実はそれほど複雑な工程はありません。スキレットにしっかりと油をなじませて、快適に使える状態にしていきましょう。
簡単にできるスキレットのシーズニング方法を紹介します。
1.食器用洗剤で洗う
台所用の洗剤とスポンジを使い、購入時に付いているコーティングや汚れを洗い流します。鍋肌だけでなく、取っ手や火に当たる部分もしっかり洗いましょう。
2.空焚きして水分を飛ばす
空のスキレットを火にかけます。水分が残っていると、油を塗るときに水分が跳ねて危険なので、十分に火を通しましょう。白っぽくなり、煙が出るまで火にかけるのがコツです。
購入時のコーティングが落ちているか不安なら、空焚きの前に水を入れて沸騰させます。こうすることで、洗剤で落ちなかったコーティングも浮かせて取ることができるでしょう。
スキレットを加熱し始めると、煙やにおいが出てきます。火を使い始めたら、換気を十分にして作業するようにしましょう。
3.くず野菜を炒めて油をなじませる
スキレットの水分がなくなったら油を入れ、くず野菜を炒めて油をスキレットになじませます。使う油はサラダ油やオリーブオイルなど、塩分が入っていないものならなんでも問題ありません。
くず野菜を炒める工程には、スキレットのにおいを取る目的もあります。鉄臭さが気になるなら、ネギやしょうが、玉ねぎなどの香りの強い野菜を使うのがおすすめです。
くず野菜を焦げるまで炒めたら取り出し、残った油をスキレット全体に塗り広げたら、シーズニングは完了です。キッチンペーパーや布切れを使って、取っ手や外側にもまんべんなく油をなじませましょう。
ダイソーのスキレットを使用する時の注意点
鋳物のスキレットは、テフロン加工のフライパンとはお手入れの方法が違います。洗い方や保管のしかたが悪いと、サビてしまったり、焦げ付きやすいスキレットになってしまうことも。
たとえ100均のスキレットでも、きちんとお手入れをすれば快適に使うことができます。ダイソーのスキレットをいつまでもきれいに使うために、洗い方と保管のコツをおさえておきましょう。
スキレットの正しい洗い方
スキレットを洗うときのポイントは2つ。「洗剤は使わない」「しっかり乾燥させる」ということです。
洗剤やクレンザーのような洗浄能力が高いものを使うと、シーズニングでできたコーティングが取れてしまいます。焦げ付きが気になるときは重曹を入れた水を沸騰させ、汚れを浮かしてから、スポンジや植物繊維のたわしなどで磨くようにしましょう。
洗ったあとは、火にかけて水分を飛ばします。残った水分はサビの原因になるので、乾燥はとても大切なひと手間です。乾燥後に油を塗ると、スキレットをより焦げ付きにくい状態に保つことができます。
スキレットの正しい保管方法
スキレットに湿気は大敵です。乾燥を怠ると、たった数日でサビてしまうことも珍しくありません。「使おうとしたらサビだらけだった」という事態を避けるために、スキレットは湿気の少ない場所にしまいましょう。
たまにしか使わないなら、新聞紙のような湿気を吸収してくれる紙に包んで保管するのがおすすめです。
ダイソーのスキレットの安全性は?IHでも使える?
ダイソーのスキレットは、「イモノシリーズ」であればIHでも使用できます。ただIHコンロの種類によっては、スキレットが小さくて火が通らない、安全装置が働いて高い温度で調理できない、という場合もあるようです。
IHコンロでスキレットを使いたい時は、使っているコンロの仕様もチェックして、サイズを選ぶとよいでしょう。
ずっしりと重たく、丈夫そうに見えるダイソーのスキレットですが、熱い状態で冷たい水を入れると、ひび割れを起こすこともあります。鋳物は急激な温度変化に弱いので、洗う時はお湯を使う、粗熱が取れてから洗うなどの気配りが必要です。
ダイソーのスキレットの賢い選び方
ダイソーのスキレットは同じ商品でも、わずかに厚みや削り具合に個体差があります。安全性に問題はないものの、やはり違いが気になるところ。
より強度のあるスキレットを選ぶポイントは「目立つ気泡がないこと」「厚みがしっかりとあること」の2点です。
同じ商品をいくつか見比べて、より表面が滑らかで厚みのあるものを選ぶとよいでしょう。
ダイソーのスキレットでワンランク上の食卓を
ダイソーのスキレットを紹介しました。100均で気軽に買えるスキレットなら、鋳物製品が初めてでも挑戦しやすいのではないでしょうか。リーズナブルなのに本格的なダイソーのスキレットで、料理とテーブルコーディネートの幅を広げてみましょう。